K-1 4.3 ルーマニア(レポ):元GLORY王者のセルゲイ・アダムチャック、WORLD MAX -70kg ルーマニア予選で優勝。現地観戦のレミー・ボンヤスキー「次はオランダや他の国で」

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K-1 WORLD MAX 2026 in Bucharest
2026年4月3日(金/現地時間)ルーマニア・ブカレスト
記事提供:K-1 GROUP
「K-1 WORLD MAX 2026~-70kg世界最強決定トーナメント・ルーマニア予選~」が行われ、元GLORY王者のセルゲイ・アダムチャック(ウクライナ)が2つのKO勝利で優勝を飾った。同予選は8名によるワンデイトーナメントで、優勝者が9月12日(土)に東京・国立競場第二体育館で開催の「K-1 WORLD MAX 2026」のFINAL16出場権を獲得する。
準々決勝
準々決勝(1)/3分3R・延長1R
×カリン・ペトリショル(ルーマニア/Respect Gym Gaesti / Steaua Bucharest)
判定0-3 ※27-30×3
○ヴィタリー・マテイ(モルドバ/THAI BOXING CLUB)
ルーマニア予選準々決勝第1試合は、ISKA世界王者のカリン・ペトリショル(ルーマニア)とモルドバのヴィタリー・マテイの顔合わせ。ペトリショルは、24年2月にカルペル・ムシンスキと対戦経験もあり、前回は昨年12月に今回の予選トーナメント出場のヴィタリー・マテイから勝利を収めている優勝候補の一角だ。
1R、ペトリショルは中央にポジションを構えてローキック。マテイは動きながらローキックを返していくスタート。マテイは左のパンチから右ローキック。ペトリショルはロープ際まで追い込むも、マテイのジャブとローキックに手を焼いている印象だ。ペトリショルがワンツーでバランスを崩すシーンもあったが、マテイはパンチからのローキックを出し続けた。ラウンド終盤では打ち合いとなった。
2R、マテイはここでも手数が多く、右クロスを合わせにいく。ペトリショルは前へ出るものの被弾する場面が増えていった。マテイは右の強打、ローキックと休まず攻撃し、下がりながらも右を当てるシーンが目立つ。
3R、ペトリショルの左が当たり始め、右ハイキックで逆襲。だがマテイは落ち着いて右フックを放ち、ローキックで崩しにかかった。ペトリショルはときおり猛攻を仕掛けるも、マテイのローキック、ボディ打ちの印象が強い。ペトリショルは勝負に出るも空振りが目立ち、判定は3-0でマテイが勝利を収めた。
準々決勝(2)/3分3R・延長1R
×ステファン・ヴランチェアーヌ(ルーマニア/DORU TEAM BRAILA)
判定1-2 ※28-29×2、29-28
○マレク・ペルシス(ラトビア/The Combat Academy)
予選トーナメント準々決勝第2試合は、18歳のステファン・ヴランチェアーヌが登場。17勝(8KO) 5敗のラトビアのマレク・ペルシスと激突した。
1R、ペルシスはインとアウトのカーフキックで攻撃し、右のオーバーハンド。ヴランチェアーヌはこれに反応し、右ローキック、右フックを返す。ペルシスは前蹴り、カーフキック、左フックとスピードのある攻撃で試合を組み立てていった。ともにアグレッシな攻防を見せた。ペルシスは183cmと高身長だが、スピードとパワーがありそうだ。
2R、ヴランチェアーヌは右ハイキック、後ろ廻し蹴りで攻撃も不発。ペルシスは右のパンチを打ち込み、ヒザ蹴り、インカーフと怒涛の攻め。距離を詰めたいヴランチェアーヌだが、ペルシスの前蹴り、バックブローに阻まれる。ペルシスは後ろ廻し蹴りを顔と脚に蹴り分ける器用なところも見せた。
3R、ややペルシスがポイントを奪っている印象で最終ラウンドへ。ヴランチェアーヌは
積極的にパンチを打っていくと、ペルシスも打ち合う場面も。地元の声援を受けたヴランチェアーヌは次々に蹴りからパンチのコンビネーションで攻めていくも、ペルシスが粘る。最後はヴランチェアーヌの回転蹴りでペルシスがダウンしたように見えたが、ノーダウンとなった。勝負は、2-1のスプリット判定でペルシスが勝ち上がった。
準々決勝(3)/3分3R・延長1R
×アンドレイ・ヴァルガ(ルーマニア/GRAND MMA SATU-MARE)
1R 2分30秒TKO
○セルゲイ・アダムチャック(ウクライナ/Mike’s Gym)
準々決勝第3試合は、ルーマニアのアンドレイ・ヴァルガと、元GLORY王者のセルゲイ・アダムチャック(ウクライナ)がマッチアップ。アダムチャックは15年にK-1へ初参戦。その後はGLORYを主戦場に19年にはアブラハム・ヴィダレスからTKO勝ち。22年12月には原口健飛と対戦し、11年ぶりのK-1参戦で優勝候補として注目を集めていた。
1R、ともにサウスポー構え。ヴァルガがローキックで攻めると、アダムチャックはワンツーでボディを狙う。ヴァルガが前へ出てパンチを打ち込むと、アダムチャックはハイキックのカウンターを放つ。アダムチャックの左ボディストレートと左ローキックがヒット。さらにアダムチャックは、左ボディでヴァルガからスタンディングダウンを奪った。
ファイティングポーズをとったヴァルガは、オーソドックスに構えて右で反撃。アダムチャックは奥足へのローキックを狙い、パンチを畳みかける。そしてアダムチャックは奥足へのローキック、左ヒザ蹴りをボディへ。そして、再び左ヒザ蹴りをボディへ入れたアダムチャックは2度目のダウンを奪う。これがTKO勝ちとなり、アダムチャックが準決勝へ進んだ。
準々決勝(4)/3分3R・延長1R
○アルベルト・エナケ(ルーマニア/SCORPIONS IASI)
2R 1分06秒TKO
×ユルドゥルム・オグズ(トルコ/BURHAN CELIK SPORTS CLUB)
18歳の“ルーマニアの星”アルベルト・エナケと、トルコのユルドゥルム・オグズが激突。エナケは1勝1KOと経験が浅く、オグズは18戦16勝(10KO) 2敗の好成績を残している。
1R、エナケはパンチからローキックとコンビネーションを見せる。鋭いジャブ連打から右のパンチ、ローキックは有効だ。オグズはガードを固めながら強烈なローキックを連発。エナケは左のダブルから右ローキックと鋭いコンビネーションで攻撃を組み立てた。
2R、オグズは左右のフックを打ち込んでいく。エナケは打って来いとアピールして右を返す。そして左フックでアゴに跳ね上げたエナケは、ボディを連打。さらに右ローキックを連発して、一気に勝負へ。これでダウンを奪ったエナケ。そのままTKO決着に。地元ルーマニアのエナケが、準決勝へ進み会場を盛り上げた。
準決勝
準決勝(1)/3分3R・延長1R
○ヴィタリー・マテイ(モルドバ/THAI BOXING CLUB)
1R 1分50秒TKO
×マレク・ペルシス(ラトビア/The Combat Academy)
準決勝第1試合は、準々決勝でカリン・ペトリショルを判定で下したモルドバのヴィタリー・マテイと、地元ルーマニアのステファン・ヴランチェアーヌを破ったラトビアのマレク・ペルシスが対戦した。
1R、マテイは動きながらローキック。ペルシスは左右パンチで前へ出る。当たれば危険なパンチだ。するとマテイの右がアゴに命中。倒れるペルシス。立ち上がったペルシスは左右のフックで反撃。そしてマテイは、右ボディストレートで二度目のダウンを奪う。そのままマテイのTKO勝ちとなった。
準決勝(2)/3分3R・延長1R
○セルゲイ・アダムチャック(ウクライナ/Mike’s Gym)
2R 2分20秒TKO
×アルベルト・エナケ(ルーマニア/SCORPIONS IASI)
準決勝第2試合は、準々決勝でトルコのユルドゥルム・オグズを破った地元“ルーマニアの星”アルベルト・エナケ。優勝候補のセルゲイ・アダムチャックとファイナル進出をかけて争った。
1R、エナケはプレスをかけてインカーフ、三日月蹴りで攻撃を組み立てる。アダムチャックは左へ回りながら後ろ廻し蹴り、奥足へのローキックでダメージを与えていく。前へ出て右のパンチとハイキックを見せるエナケ。さらにヒザ蹴り、インカーフとここまでいい攻撃をエナケは見せていた。
2R、エナケはここでもインカーフを蹴りながら圧力をかける。だが、アダムチャックが奥足へのローキック、右アッパーで反撃。さらに奥足へのローキックを蹴ると、エナケが少し嫌がる印象。互いにカーフキックを蹴り合う。アダムチャックはボディ連打から奥足へのローキック。動きが止まったエナケに、アダムチャックはパンチをまとめて最後は奥足へのローキックでフィニッシュ。エナケは立つことができずにTKO負けとなった。
決勝
決勝/3分3R・延長1R
×ヴィタリー・マテイ(モルドバ/THAI BOXING CLUB)
判定0-3 ※27-30、28-29×2
○セルゲイ・アダムチャック(ウクライナ/Mike’s Gym)
決勝は、準決勝でマレク・ペルシスをTKOで下したモルドバのヴィタリー・マテイと、
アルベルト・エナケをローキックで沈めたセルゲイ・アダムチャックの顔合わせとなった。
1R、アダムチャックは構えをスイッチしながらステップを使い前後に出入り。マテイは前へ出て右ローキックもクリーンヒットしない。アダムチャックは蹴りにバックブローを合わせる。マテイが追いかけて、アダムチャックが動き回る展開に。
2R、ここもアダムチャックがフットワークで前後左右に動き、マテイが追いかけるシーンが続く。マテイはハイキックもディフェンスされる。アダムチャックは下がると見せかけての左のパンチ、インカーフでダメージを与えた。
3R、マテイはハイキック、パンチの連打でラッシュをかける。アダムチャックはバックブローで応戦。さらにアダムチャックは左右ロ―キックを叩き込むも、マテイは効いていないと首を横に振りながら前へ出る。アダムチャックは相手の動きを潰し、ヒザ蹴り、バックブローを見せる老獪なテクニックでポイントを稼ぎ、判定勝ち。9月12日に開催の『K-1 WORLD MAX 2026』のFINAL16出場権を獲得した。
レミー・ボンヤスキー、4.3K-1ルーマニア予選で大興奮!「K-1の世界戦略は素晴らしい!次はオランダや他の国で」
K-1 WORLD MAX 2026 in Bucharestを観戦していたK-1レジェンドのレミー・ボンヤスキーが「K-1の世界戦略は素晴らしい!次はオランダや他の国で」と大興奮していた。
以下、ボンヤスキーと優勝したアダムチャック、大会を主催したカタリン・モロサヌ(ルーマニア大会プロデューサー)のコメント。
■レミー・ボンヤスキー(K-1WORLD GP 3度優勝)
「今回のトーナメントは、とても素晴らしかったです。若いファイターも経験豊富なファイターもいて、彼らはスポーツの普及、自分自身のプロモーション、もちろんDFS(Dynamite Fighting Show=ルーマニア大会主催団体)やK-1のプロモーションも上手くやっていました。次回がとても楽しみです。
とくに気になった選手は、18歳のアルベルト・エナケですね。若くてフレッシュで、パンチとキックのコンビネーションが良かったので、私は彼のファンになりました。
今回、K-1が再び世界展開すると聞きました。大きなブランドですし、リブランドしてさらに拡大することを楽しみにしています。次はオランダや他の国で開催することをみんなが楽しみにしています。さあ、K-1、一緒に世界へ行きましょう!
最後に、日本の私のファン、特別なファンの皆さんへ、昔から応援してくれて本当にありがとうございます。ぜひ、近いうちに日本でお会いできることを願っています。私は日本が大好きです。ルーマニアは私の第二の故郷ですが、日本は私の第一の故郷です。ありがとうございます。それでは、また日本で会いましょう!」
■セルゲイ・アダムチャック(K-1MAXルーマニア2026予選優勝)
「私は日本へのチケットを取りました。再び日本で、K-1で試合をするのが目標で、今回やっとその願いが叶うことになりました。
トーナメントは、みんな強かったですが、良いパフォーマンスができました。最初の試合は1ラウンド目にTKO勝ち、2試合目は2ラウンド目に勝負を決め、最後の試合は3ラウンドで勝ちました。自分のスタイルで優勝できたことは、非常に満足しています。
私は東京に2回行ったことがあります。2015年に初めてK-1へ参戦して日本人と試合をしました。2回目はRISEです。今は、本当に日本のK-1で戦うことにワクワクしています。9月に日本で会いましょう!」
■カタリン・モロサヌ(K-1ルーマニア大会プロデューサー)
「非常に良いトーナメントだったと思います。とくに準々決勝の4試合が最高で、準決勝も大いに盛り上がりました。決勝戦はもう少し盛り上がってほしかったですが、3,000人の観客が今大会を楽しんでくれたことでしょう。
アダムチャックが優勝しましたが、準決勝でルーマニア人が1人しかいなかったのが、とても悔しかったです。その中でも準決勝へ進出した18歳のアルベルト・エナケが最高でした。優勝することはできませんでしたが、彼の未来は明るいと思いました。
K-1にはとても感謝しています。なぜなら、K-1はルーマニアで非常に良いイメージを持たれているからです。私も元K-1ファイターでした。来年は、もっといい大会にしたいと思いますし、これからもK-1と良い関係を築けることを願っています」






