KNOCK OUT 10.26 常葉アリーナ(レポ):佐々木昊生、渡部惺との16歳対決で2ダウン奪い判定勝ちし4連勝、山口元気代表も絶賛。龍希、2連続1R KO勝ちし渡部蕾を再挑発

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KNOCK OUT REBELS SERIES.7
2025年10月26日(日)福島・KNOCK OUT常葉アリーナ
レポート:井原芳徳
※KNOCK OUTのBLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールは肘有りキックルール(今大会ではボクシンググローブ着用)
第5試合 メインイベント BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
○宇山京介(KNOCK OUT クロスポイント渋谷)
×滝澤直樹(Club TOSHI/GLION GYM)
判定2-0 (松田29-28/大沢28-28/センチャイ29-28)
※宇山が0.2kgオーバーし減点1。グローブハンデあり
地方勢・若手の登竜門、負けた選手の再起の場となるREBELS SERIESで今回は5試合が行われた。今回もKNOCK OUTの公式Youtubeチャンネルで生中継された。福島の常葉大会は今後、来週の11月1日のUNLIMITED 60kgトーナメント開幕戦、8日のクンクメールとの対抗戦を控えている。
宇山は3月の常葉大会でプロデビューし、3試合常葉で試合をし、9月に初めて後楽園大会に上がりアックス斧田を1R KOし4戦3勝(2KO)1分。6月の常葉で引き分けた瀧澤との再戦が組まれた。長野から来た滝澤も3戦2勝(2KO)1分で負けなしだ。
1R、宇山が右ローを的確に当てつつ、右ストレートにつなげ、手数では上回るが、まだ瀧澤をひるませるほどにはならない。記者採点はイーブンだが宇山につく可能性もある
2R、中盤から瀧澤が前に出るようになり、右ミドル、ストレートの当たる頻度が上がる。宇山も左ジャブからの右ストレートを返して持ち直す。記者採点はイーブンだが瀧澤につく可能性もある。
3R、宇山の執拗な右ローで、瀧澤は足が流れがちに。パンチももらって口から出血する。終盤、滝澤が出て来るが、宇山が的確に右ストレートを当て、やや優位で終える。記者採点は宇山。宇山の減点1を合わせ、合計29-29でイーブン。ジャッジは1者がイーブンだったが、2者が宇山を支持し、宇山が判定勝ちした。
第4試合 BLACK バンタム級(53.5kg) 3分3R
×比嘉龍一(TEAM PREPARED/DREAM GATEフライ級王者)
○龍希(フリー)
1R 1’04” KO (右上段後ろ廻し蹴り)
26歳の比嘉に対し、18歳の龍希が1R開始すぐから前に出て、パンチの連打、右カーフをヒットし先手を取る。すると右カーフを連打してから、足の止まった比嘉をロープ際に詰め、左のテンカオを立て続けに当ててダウンを奪う。龍希の勢いは止まらず、パンチと膝のラッシュでロープ際に詰めてから、右の上段後ろ廻し蹴りを当てて、再びダウンを奪ったところで、神谷レフェリーがストップした。
龍希はデビューから2連敗したが、9月の常葉大会の馬上一樹戦に続き2連続1R KO勝ち。マイクを持った龍希は、12月30日の代々木第二大会への出場を希望しつつ、9月大会に続き渡部蕾(らいな)の名前を出し、カメラ目線で「いつでもやってやっからよ、首洗って待っとけ」と挑発した。
第3試合 BLACK スーパーフライ級(52kg) 3分3R
×渡部 惺[せいな](KNOCK OUT クロスポイント大泉)
○佐々木昊生[こうせい](B.F.A-SEED)
判定0-3 (秋谷25-30/松田26-30/神谷25-30)
第1~3試合は高校生世代対決で、第3試合は両者とも16歳。1R、三重から来た佐々木が序盤から右ストレートでダウンを奪い先手を取る。佐々木の日本拳法独特のステップが活きる。2Rも佐々木が随所で右ストレートを当てつつ、左ミドル、組んでの膝も当て、優位をキープする。3Rも佐々木がステップで距離を取りつつ、的確に攻撃を当て続けると、終盤、左ミドルと右ストレートの連打でダウンを奪う。KOはできなかったが、佐々木が大差をつけ判定勝ちし、デビュー以来の連勝を4に伸ばした。
山口元気プロデューサーは大会後の総括で、佐々木について「今日のMVP。地方にこんな強い選手がいたんだとびっくりしました。すぐに次の試合を組んであげたいぐらいです」と絶賛した。
第2試合 RED フライ級(50.5kg) 3分3R
○HARU(MSJ KICK BOXING GYM)
×川口遵汰(HOSOKAWAジム)
1R 0’58” KO (右肘打ち)
17歳のHARUが開始すぐから膝の連打で16歳の川口からダウンを奪うと、ダメージの大きい川口をロープ際に詰め、右肘打ちで再びダウンを奪ったところでレフェリーがストップした。
第1試合 RED 54kg契約 3分3R
○高山 敦(ストライキングジムAres)
×鳥居大珠(ワイルドシーサー前橋)
2R 2’20” KO (左フック)
17歳の高山と16歳の鳥居の一戦。1R、均衡状態が続き、2R、中盤から鳥居の右カーフキックが当たり出すが、高山が前に出てくると、鳥居の組み際に高山の左フックがクリーンヒットし鳥居はダウンする。鳥居は立ち上がったがダメージが大きく松田レフェリーがストップ。高山がデビュー戦をKO勝ちで飾った。


