修斗 3.23 新宿フェイス(レポ):上原平、青井太一に判定勝ちし環太平洋フェザー級王座初防衛。ジェイク・ムラタ、新井拓巳に1R一本勝ちしダイキライトイヤーの環太平洋バンタム級王座挑戦熱望
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SHOOTO GIG TOKYO Vol.38
2025年3月23日(日)新宿フェイス
レポート:井原芳徳 写真提供:サステイン 中継:ツイキャス
第10試合 メインイベント 修斗環太平洋フェザー級チャンピオンシップ 5分3R
○上原 平(リバーサルジム横浜グランドスラム/環太平洋王者、世界3位)
×青井太一(心技舘/環太平洋3位、世界5位)
判定2-1
(渡辺27-30/岡田29-28/鍋久保29-28)
※上原が初防衛
1R、青井がプレッシャーをかけ、右アッパー、ストレート等、パンチを積極的に出して主導権を握る。右のバックハンドブローを当てる場面も。上原が組んでもすぐに青井は突き放す。終盤、上原が左右のパンチを振って強引に詰めて組む展開を繰り返すが、グラウンドには持ち込めず終わる。記者採点は青井。ジャッジ3者とも青井を支持する。
2R、青井に打たれる前に、上原がパンチを振って詰めて組む展開を繰り返す。中盤には上原が左の三日月蹴りも当てるように。上原はテイクダウンを奪うが、すぐにスタンドに戻る。青井も時折左右のパンチを返すが、手数が落ち、後手に回っている。終盤、上原はタックルを切られてからも、離れ際に右肘を当て、攻め手のパターンでも差を印象付ける。記者採点は上原。ジャッジは割れ、岡田剛史氏と鍋久保雄太氏は上原、渡辺明伸氏が青井を支持する。途中、上原のファウルカップのひもがずれたため、3R開始直後、約30秒ほど結び直す時間が設けられる。
3Rも上原がステップで距離を取りつつ、積極的にパンチを出して当て、左三日月蹴り、ミドルも当て、タックルも織り交ぜて優位に進める。終盤、上原がパンチを振って前に出て、青井が半分背中を向けるように下がると、上原のタックルのフェイントのような動きがバッティングとなり、一時中断する。中盤にもオープンブローで注意を受ける場面があったため、片岡レフェリーは上原に注意の累積で警告を出す。再開後も上原が積極的に攻める構図は変わらず、タックルを仕掛けて押し込み、離れ際に左膝を放つ。残り30秒、青井はようやくパンチを当てるようになるが、最後は上原が左三日月蹴り、右ストレートを当て、優位をキープして終える。記者採点は上原。ジャッジは2Rと同じ割れ方をする。記者採点合計29-28で上原。ジャッジは割れたが、2者が上原を支持し、上原が判定勝ちで環太平洋王座の初防衛を果たした。
ベルトを巻きマイクを持った上原は、涙を流しながら「ありがとうございました」と第一声を放ち「もっとカッコいいこと言うつもりだったんですけど、殴られて全部忘れました。僕一人で生きていけないんで、みんなに支えられて生きています。これからも頑張るんで、一緒に頑張りましょう」と話すと、応援団から暖かい拍手が起こった。
第9試合 セミファイナル バンタム級 5分3R
○ジェイク・ムラタ(ZEEKジム/世界10位、環太平洋1位)
×新井拓巳(ストライプル新百合ヶ丘)
1R 3’49” アームロック
1R、新井がサウスポーで構えて、プレッシャーをかけ、左ミドルを放つが、ムラタは蹴り足をつかんでタックルを仕掛けてテイクダウンを奪う。新井は腕を巻いて返して、上から肘を落としたが、その隙にムラタは下から新井の足を抱えて上を取り返す。ムラタは押さえ続け、トップ、ハーフ、サイドと着実に優位なポジションに移行すると、キムラロックを極める。ロープの外にムラタの体が出ると、内田龍介レフェリーは一旦止めて中に戻す。元のポジションに戻すのに時間がかかり、戻している最中も新井は苦痛の表情を浮かべている。再開後すぐ、ムラタがさらにガッチリと極めたところで、新井が足をバタつかせて悲鳴をあげ、レフェリーがストップした。
マイクを持ったムラタは「ダイキライトイヤー、環太平洋タイトルマッチ、やらせてくれよ。準備できてるぞ。1位、ムラタだ、以上」とムービーカメラを見ながらアピールした
第8試合 バンタム級 5分2R
○榎本 明(リバーサルジム東京スタンドアウト)
×関根 累(ROOTS)
判定2-0
(片岡20-18/岡田20-18/鍋久保19-19)
第7試合 バンタム級 5分2R
○藤田ムネノリ(SUBMIT MMA)
×塚本竜馬(ROOTS)
2R 1’52” 裸絞め
第6試合 フライ級 5分2R
×大竹 陽(HAGANE GYM/世界9位)
○杉本静弥(THE BLACKBELT JAPAN)
1R 0’12” KO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)
両者は23年10月、杉本のプロ修斗初戦で対戦し引き分けていた。だが今回は開始早々、杉本が左ジャブの連打で下がらせてから、右ストレートを当ててダウンを奪うと、パウンドを連打し、わずか12秒でフィニッシュした。杉本はこれで2連続KO勝ちで、ランクインが確実となった。
第5試合 フライ級 5分2R
○岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)
×蓮池勇太(飛翔塾)
判定3-0 (片岡20-17/岡田20-17/内田20-17)
第4試合 ストロー級 5分2R
○梅木勇徳(THE BLACKBELT JAPAN)
×加藤皓己(ROOTS)
1R 2’21” 裸絞め
第3試合 フェザー級 5分2R
×谷井翔太(ロデオスタイル/大道塾)
○歩生[あいる](パラエストラTB)
2R 4’43” 三角絞め
第2試合 2025年度新人王決定トーナメント一回戦 バンタム級 5分2R
×勝呂 駿(パラエストラTB)
○山本敦章(THE BLACKBELT JAPAN)
2R 2’17” フロントチョーク
第1試合 2025年度新人王決定トーナメント一回戦 フェザー級 5分2R
○齋藤 優(フリー)
×山田稜真(Concilio)
判定3-0 (渡辺20-18/内田20-17/鍋久保20-18)
オープニングファイト 2025年度新人王決定トーナメント一回戦 フェザー級 5分2R
○辻 純也(ISHITSUNA MMA)
×今野龍季(THE BLACKBELT JAPAN)
1R 2’37” 肩固め