ONE 3.21 ルンピニー(レポ):柿﨑瑠、フランスのクラリスを最後追い詰めるもスプリット判定負けし11戦目で初黒星
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ONE Friday Fights 101
2025年3月21日(金)タイ・バンコク・ルンピニースタジアム
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)ONE Championship
第5試合 キックボクシング 122ポンド(55.34kg)契約 3分3R
○エンゾ・クラリス[Enzo Clarisse](フランス/チーム・メディ・ザトゥ)
×柿﨑 瑠(クロスポイント大泉)
判定2-1
柿﨑は10戦10勝(5KO)の19歳。22年にデビューし、KNOCK OUTを主戦場とし、昨年は2月・6月・8月の大会で勝利。10月のONEフライデーファイツ初戦では中国のルー・イーフーに判定勝ち。12月のシュートボクシングTDCホール大会ではSB日本バンタム級王者の佐藤執斗に3R TKO勝ち。今回ONE 2戦目に臨む。なお、この試合の次には、4月29日のKrushに参戦し林佑哉と戦うことが発表済だ。今回の相手・クラリスはフライデーファイツ1戦1敗の21歳。
1R、柿﨑が右カーフキックを序盤からコツコツと当てていると、中盤にはクラリスがスイッチを織り交ぜ、圧力を強め、右ストレートを時折当てるように。終盤、クラリスにコーナーに詰められる場面もあったが、柿﨑は変わらず距離を取り、右フックをクリーンヒットし、しっかり印象を作る。記者採点は僅差で柿﨑だが、柿﨑も右ストレートをもらって頭がのけぞる場面があったため、割れる可能性はある。
2R、柿﨑は距離を取るものの、1Rより距離が近いためか、右カーフではなく奥足狙いの右インローが増え、左ミドル、右フックも当てる。だが1R同様、クラリスの右ストレートや左ジャブで柿﨑の頭がのけぞる場面も随所で見られ、やや印象が悪い。記者採点はクラリスだが、割れても不思議ではない。
3R、柿﨑の右カーフが効き目を発揮しており、クラリスはスイッチの頻度が増えるものの、フラつくことはなく、変わらず随所で顔面へのパンチを当てる、柿﨑も相手に呼応してスイッチする場面が見られるが、ややかく乱されてしまっている感もある。それでも終盤、柿﨑は右フックを随所で当てて場内を沸かせるが、クラリスは手を広げて効いてないとばかりアピールしつつ離れ、最後は柿﨑がバックスピンキックも当てて、好印象で終える。記者採点は柿﨑。合計28-29で柿﨑。1R・2Rが僅差だったため、ジャッジはやはり割れ、2者がクラリスを支持し、クラリスが判定勝ちした。柿﨑はプロ11戦目で初黒星を喫した。
第2試合 MMA フェザー級 5分3R
○カルロス・アルバレス[Carlos Alvarez](フィリピン/チーム・ラカイ)
×松田征也[せいや](池袋BLUE DOG GYM)
1R 0’17” アナコンダチョーク
松田は昨年3月にONEフライデーファイツに初参戦しミハイル・グリツァネンコ(ロシア)に判定勝ちし、11月にルシ・ハジエフ(ブルガリア)に判定勝ちし2連勝中で、今回が3戦目となる。対するアルバレスはONEフライデーファイツ5戦4勝(2KO/2一本)1敗の25歳。
試合はあっけない決着に。1R、松田は左ジャブを振ってから、胴タックルを仕掛けるが、アルバレスは切りつつ、首と脇を抱えてアナコンダチョークを極めて絞め落とした。チェン・レフェリーが松田の腕を触った数秒前の時点で既に松田は落ちていたが、少し待ってからストップしており、判断の遅さが気になるレフェリングだった。アルバレスは35万バーツのボーナスを獲得している。
Asleep in 17 SECONDS Carlos Alvarez scores a lightning-fast anaconda choke submission!#ONEFridayFights101 | LIVE NOW
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