ムエタイオープン 11.9 東京 ひがしんアリーナ(レポ):馬木樹里、初のタイ人との試合は判定負け。弘・センチャイジム、浅川大立の反撃しのぎ判定勝ち。蒔・センチャイジム、タイ人選手に右肘でKO勝ち
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センチャイムエタイジム主催「MuayThaiOpen 49」
2024年11月9日(土)東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)
レポート&写真:井原芳徳
馬木樹里、初のタイ人との試合は判定負け
第14試合 メインイベント 70kg契約 3分3R
×馬木樹里(岡山ジム/元INNOVATIONスーパーウェルター級王者)
○ファーワンマイ[Fahwanmai](タイ/センチャイムエタイジム)
判定1-2 (ピリカ28-29/大沢30-29/リカ28-29)
センチャイムエタイジム主催のムエタイオープンはコロナ禍期間中に休止していたが、8月に約5年ぶりに開催され、復活第2回の大会が開催された。
メインイベントにはセンチャイジムと長年交流している岡山ジムから元INNOVATIONスーパーウェルター級王者の馬木樹里が参戦し、センチャイジム錦糸町のトレーナーのファーワンマイと対戦した。馬木は12戦7勝(1KO)5敗で今回初めてタイ人と戦う。
1R、序盤は馬木がサウスポーからの左ミドルを当てていたが、中盤からファーワンマイが右ミドルのヒットを増やす。馬木は次第に蹴りが減ってしまう。大差はないがファーワンマイの蹴り数がやや上回る展開に。記者採点はイーブン。
2R、ファーワンマイが序盤から右ミドルを強打すると、首相撲で捕まえ膝をまとめ先手を取る。その後もファーワンマイが随所で右ミドル、組んでの膝を叩き込み、主導権を維持する。馬木はほとんど攻撃が返せなくなる。記者採点はファーワンマイ。
3R、ファーワンマイは序盤に右ミドル、膝を当てると、以降は回って距離を取り、前蹴りで突き放し、クリンチも絡め時間稼ぎの試合運びを続けるて終了する。記者採点はイーブン。合計29-30でファーワンマイ。ジャッジは割れたが、2者はファーワンマイを支持し、ファーワンマイの判定勝ちとなった。
弘・センチャイジム、浅川大立の反撃しのぎ判定勝ち
第13試合 セミファイナル 62kg契約 3分3R
×浅川大立(マイウェイスピリッツ/INNOVATIONスーパーフェザー級1位・元フェザー級王者)
○弘[こうた]・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
判定0-3 (川原28-30/ピリカ28-29/谷本29-30)
23歳の弘は8月大会でコムキョウに判定負け。今回は43歳のベテラン・浅川を迎え撃った。
1R、弘がプレッシャーをかける時間がやや長く、左右のミドルを当てつつパンチも絡める。浅川も下がりつつパンチ主体で攻め、左ミドルや右ローも返して渡り合う。記者採点はイーブン。
2Rも近い構図が続いていたが、中盤、弘が左右のミドルを連続で当てて効かせると、右ストレートも当て、浅川をのけぞらせ印象を作る。その後も弘がミドル、パンチの手数で上回り、やや優位の状態を維持する。記者採点は弘。
3R、序盤に弘が右肘打ちで浅川の左まぶたを切り裂き、ドクターチェックが入る。再開後も浅川はまぶたを気にする様子を見せていたが、終盤は前に出てパンチを当て続け、弘を追い詰めて終える。記者採点は浅川。合計29-29でイーブン。浅川の肘で切られた後の挽回を評価したが、ジャッジからは十分支持されず、ジャッジは3者とも合計点で弘を支持し、弘の判定勝ちとなった。
第12試合 65kg契約 3分3R
○ピラポン・ノーナクシン[Peerapong Nornaksin](タイ/ノーナクシンジム)
×ホンダ・イゴール(ブラジル/HIDE GYM)
判定3-0 (リカ29-28/谷本30-28/神谷29-28)
1R、ピラポンはサウスポーをベースにしつつもスイッチを繰り返し、前蹴りのフェイントを絡めつつ、左ミドルを的確に当てて主導権を握る。
2R、中盤までピラポンが同様の攻めでやや優位だったが、次第にホンダも首相撲からの膝のヒットを増やして挽回し、右ストレートも効かせる。しかし終盤、ピラポンも左ハイを当て、完全には主導権を譲らない。
3R、首相撲の膝蹴りをお互い当て、激しさを増す中で、ピラポンが左肘打ちでホンダの額を切り裂き、血だるまにする。ドクターチェック後、再開してからも、ピラポンが膝、肘主体で主導権を維持し
蒔・センチャイジム、タイ人選手に右肘でKO勝ち
第11試合 55kg契約 3分3R
×ポンチャイ・モーコーチョーチャンマイ[Pongchai Morkorchochangmai](タイ)
○蒔[まくと]・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
2R KO (右肘打ち)
1R、前に出る蒔に対し、ポンチャイは回って距離を取りつつ、随所で右ミドルを脇腹に的確に当て続け、主導権を握る。
だ2R、蒔は首相撲勝負に持ち込むと、タイ人のポンチャイ相手に上回り、膝を当て続けてポンチャイを削ると、最後はコーナーに詰めて膝を当て続けてからの右肘打ち一撃で見事KOした。
第10試合 肘無し 53kg契約 3分3R
○矢島直弥(TSK japan/元WPMF日本&蹴拳ムエタイ・フライ級王者)
×馬上[もうえ]一樹(G-1 TEAM TAKAGI)
判定3-0 (ピリカ30-27/川原29-27/大沢29-27)
1R、矢島も右ローを当てるが、長身の馬上が離れた距離から伸びのある左ミドルを随所で当て、やや優位に進める。
2R、矢島は圧力を強め、馬上の蹴りの距離を潰すと、右ストレートを効かせ、右ストレートでダウンを奪う。その後も矢島がパンチラッシュで攻め続ける。
3R、馬上も膝や前蹴りを当てて抵抗するが、矢島が変わらず左右のフックを当てて苦しめ、点差を広げて判定勝ちした。
マイクを持った矢島は「15年前にムエタイオープンでアマチュアの経験を積ませてもらいました。35歳になるまでに来年、ONEに出場したくて、ムエタイオープンに出場しました。センチャイ会長、来年3月にタイトルマッチお願いします。そこでベルトを取らせてもらってONEに挑戦したいです」とアピールした。
第9試合 60kg契約 3分3R
○津田宗弥[かずや](クロスポイント吉祥寺)
×光[みつき]・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
判定2-0 (大沢29-28/谷本29-29/ピリカ30-28)
第8試合 肘無し 女子43kg契約 3分3R
×Uver∞miyU(T-KIX GYM)
○ロウ・イツブン(中国/NEXT LEVEL渋谷)
判定0-2 (28-29/29-29/29-30)
第7試合 肘無し バンタム級 3分3R
×土屋天聖(菅原道場)
○杉山海瑠(HEAT)
判定0-3 (27-30/28-30/28-30)
第6試合 肘無し 女子48kg契約 2分3R
○戸田 史(バンゲリングベイ)
×リース知沙(FIGHTBASE alpha)
判定3-0 (30-28/30-28/29-28)
第5試合 アマチュア フェザー級 2分3R
×菅野真央(TSK japan)
○笹山靖史(クラミツムエタイジム)
判定1-2 (29-30/30-29/29-30)
第4試合 ジュニア 31kg契約 2分3R
○阿部 凌(橋本道場)
×武内太陽(D-BLAZE)
判定3-0 (29-28/29-28/30-28)
第3試合 ジュニア 47kg契約 2分3R
×洸冴(拳伸ジム)
○鈴木秀馬(エムトーンジム)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
第2試合 ジュニア 44kg契約 2分3R
×大久保海成(橋本道場)
○孫田歩我(ZERO)
判定0-2 (28-29/29-29/29-30)
第1試合 ジュニア 42.5kg契約 2分3R
△浜田優雅(LEGEND GYM)
△ハルク・チャロンチャイ(TEAM KUNTAP)
判定1-1 (30-29/29-29/28-29)