GLADIATOR 7.12 東京(レポ):配信特化大会第2弾。松嶋こよみ、モンゴルの選手を2R左テンカオ一撃KO。
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GLADIATOR CHALLENGER SERIES 02 – Matsushima vs. Sodnomdorj
2024年7月12日(金)東京都内・非公開の会場から配信
レポート:井原芳徳
第4試合 GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝 5分3R
○松嶋こよみ(imaginary)※パンクラスイズム横浜から所属変更
×ソドノムドルジ・プレブドルジ[Sodnomrdorj Purevdorj](モンゴル/マザーライ・ファイトセンター&シレンベーリ・ファイトセンター)
2R 2’47” TKO (レフェリーストップ:ボディへの左膝蹴り)
普段は大阪で開催されているMMA大会「GLADIATOR(グラジエーター)」だが、2月に東京で配信特化型の新大会を初開催した。第2弾の今回は、パンクラス・ONEで活躍した松嶋こよみが初参戦した。
松嶋は32歳。15年に修斗でプロデビューし、パンクラスでは牛久絢太郎、カイル・アグオンに勝利。18年~20年はONEに参戦し5戦3勝2敗で、19年8月にはマーティン・ニューイェンのONEフェザー級王座に挑戦し2R TKO負け。22年はROAD TO UFCフェザー級トーナメントに参戦し、初戦は突破したが、準決勝ではイー・ジャーに判定1-2で惜敗した。昨年7月にはDEEPに参戦して5年ぶり日本で試合をし、劉獅(りゅうじ)に1R TKO勝ち。今年1月のTOP BRIGHTS群馬大会ではカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)にTKO負け。GLADIATORが米国のMMA大会「LFA」と提携し、LFA経由でUFCを目指すためGLADIATORに参戦した。
ソドノムドルジは前GLADIATORバンタム級王者テムーレン・アルギルマーの同門で5勝2敗。柔道をベースとする。
GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメントは8選手が参加し、7月7日の大阪大会と今大会で準決勝2試合ずつが行われ、大阪大会ではダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)とチハヤフル・ヅッキーニョス(MIBURO)が勝利し準決勝に進んでいる。優勝者はROAD TO UFC参戦中の王者・河名マストへの挑戦権を獲得する。
松嶋はパンクラスイズム横浜を離れての初戦で、セコンドには住村竜市朗と良太郎がつく。1R、松嶋はスイッチを繰り返しつつ、右カーフ、左ミドルをヒットする。プレブドルジは左右のフックを振り回し、空振りは多いが時折当てる。中盤、松嶋がプレブドルジを金網際に詰め、左ミドルを当てるが、プレブドルジは蹴り足をつかんでテイクダウンを奪う。だがトップキープできず、すぐスタンドに戻る。終盤、松嶋が押し込むが、テイクダウンは奪えない。お互い右カーフを当てるが、目立つヒットは無く終わる。記者採点は僅差だがプレブドルジ。打撃は顔面にパンチを当てていたプレブドルジが上で、テイクダウンも奪ったことを評価したが、松嶋についても不思議ではない。
2R、松嶋は右カーフ、左ミドルを当てるが、プレブドルジも右フックを返す。中盤になってもお互い慎重な攻防が続くが、勝負は一気に動く。松嶋がサウスポーに固定してプレッシャーをかけ続け、プレブドルジを金網際に詰め、左ミドルを効かせると、左ハイもヒットする。さらに松嶋が左ストレート、右ジャブを振ってから、左テンカオをボディにクリーンヒットする。プレブドルジは腹を抱えて倒れ、梅田レフェリーがすぐさまストップした。
勝利者インタビューで松嶋は「相手が強いパンチ打ってきてビビったんですけど勝てて良かったです。予想通り頑丈な選手だと思っていたんですけど、時間を使えば行けるだろうと思いました」と試合を振り返った。最後はファンに向けてのメッセージを求められ「また一から作り直して頑張るんでまた見てください」と話した。
第3試合 GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝 5分3R
○パン・ジェヒョク[Bang JaeHyuk](韓国/コリアントップチーム/元王者)
×石田拓穂(reliable)
1R 3’47” TKO (レフェリーストップ:右フック)
1R、ジェヒョクが左ジャブを駆使して時折当て主導権を握り、中盤には左右のワンツーストレートでダウンを奪う。石田は立ち、タックルを仕掛けるが、ジェヒョクは突き放す。終盤、ジェヒョクが右カーフキックを的確に当て続けて、じわじわと石田を追い詰める。すると石田は左右のパンチを振り回して突っ込んできたが、ジェヒョクは回ってかわしてから、右フックをクリーンヒット。ダウンした石田にパウンドをまとめたところで、高本レフェリーがストップした。
第2試合 PROGRESSフェザー級選手権試合 5分3R
×竹内 稔(カルペディエム/王者)
○上久保周哉(TRI.H studio/頂柔術/挑戦者)
ポイント1-6
※上久保が王者に
第1試合 バンタム級 5分3R
×テムーレン・アルギルマー[Temuulen Algirmaa](モンゴル/マザーライ・ファイトセンター&シレンベーリ・ファイトセンター/元王者)
○南友之輔(BRAVE)
2R 0’56” TKO (レフェリーストップ:右ストレート)