XSTREAM 1 2.18 大森ゴールドジム(レポ):「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」に所英男・笠原友希も挑戦。TSKjapanの山下明涼真が大会MVP
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【XSTREAM 1からのプレスリリース】
◆熱狂するアマチュア格闘技の祭典!
立ち技総合格闘技 第4回「XSTREAM 1」大会レポート
「RIZIN」所英男参戦。ド根性のミドルキックに会場は白熱!
6連勝中の「SHOOT BOXING」スーパーエース・笠原友希は華麗な足技で魅了!
2024年(令和6年)2月18日(日)ゴールドジムサウス東京アネックスにて第4回XSTREAM 1アマチュア大会を開催しました。今年初の大会は前年の盛り上がりに続き、全127試合、総勢240︎名の参加者があり、終始熱気に満ちた大会となりました。オリジナル競技「1分間高速ミドルキックチャレンジ」にはプロ選手である所英男選手、笠原友希選手、そしてテコンドー全日本王者・三留空也選手が参戦。プロのパフォーマンスを間近で見られるチャンスに会場からの熱視線が集まりました。旗揚げから1年。競技の枠にとらわれない「XSTREAM 1」の試みは着実に進化を遂げています。
◆こんな所英男選手を、見たことがない!?
笠原友希選手が歴代最高記録に迫った「1分間高速ミドルキック連打」
▲左から「RIZIN」所英男、テコンドー全日本王者・三留空也、「SHOOT BOXING」スーパーフェザー級王者・笠原友希、前田憲作プロデューサー
▲ 力強いキックでスタートを切る所英男選手
毎回プロのゲスト参戦が話題のXSTREAM 1完全オリジナル競技「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」。
今回も豪華な顔ぶれとなりました。
人気総合格闘家 所英男選手の登場に会場は騒然。「ミドルキックは試合でも出したことがない」というくらい苦手ですが、多くの方に「チャレンジする姿」を見せるため参戦を決めたそうです。黄色い歓声の中、緊張の面持ちでスタート。開始20秒ですでに苦悶の表情を見せながらも歯を食いしばり果敢にミットに蹴り込んでいきました。途中キックが止まってしまうシーンもありましたが、会場の拍手に背中を押され1分間を全うしました。結果は70回でした。
▲ 蹴り技を得意とする笠原友希選手のバランスのとれたフォーム
そしてもう一人のスペシャルゲスト・「SHOOT BOXING」スーパーフェザー級王者・笠原友希選手選手。一週間前の試合でハイキックで逆転KO勝利を収めたばかりでした。チャレンジ前から笠原友希選手が「歴代最高記録保持者・ RISE大﨑孔稀選手の記録を塗りかえる」とSNSで宣言すれば大﨑選手も応戦。参戦前から舌戦で盛り上がりました。
自信をのぞかせる笠原選手のミドルキックは、正確な蹴り位置とリズムをキープと好調な滑り出し。難局である後半戦になるとさすがの笠原選手も苦笑いを隠せませんでしたが、プロの意地を最後まで見せつけました。結果は最高記録114回に肉薄する110回。残念そうな笠原選手でしたが一週間前に試合を終えたばかりとあり「またぜひチャレンジしたい!」と力強い言葉を残してくれました。
三留選手も記録を狙うと宣言。練習で最高記録130回を叩き出したそうですが、本番は練習通り行かず本人も「緊張した」と僅差の111回にとどまりました。悔しそうな表情で「次は必ず最高記録を出します」とリベンジに燃えています。
【1分間チャレンジを終えた各選手のコメント】
●所英男選手
練習のときは1分間もたなかったんですけど、途中止まってしまったものの1分間やれてびっくりしています。練習では50回も蹴れてなかったので1分間蹴り続けられてめっちゃ嬉しいです。みなさんから応援してもらえて頑張ることができました。キックは苦手なのですが「チャレンジしたいな、チャレンジしなきゃな」って。自分みたいにキックができなくてもチャレンジすることが大事なんだと今日思うことができました。
●笠原友希選手
めちゃめちゃしんどいというか、後半足が動かなくなるので。自分的には感覚で120回は蹴れていたけれど最後の方は足が上がらなくて「こんなんなるんだ」って初めて思いました。昨日練習したときは104回だったのでそれを上回って嬉しい気持ちと、もうちょい完璧に仕上げれば(大﨑選手の記録超えが)いけたなって。
言い訳みたいになっちゃうんですが、試合一週間後だったのでリベンジできるなら仕上げてチャレンジしたいなって思っています。
●三留空也選手
めっちゃ疲れるんですけど、やっぱりいけるなって思っています。次は絶対に超えられるなって思っています。またやりたいです。正直なことをいうと練習では130回いけたんです。でも緊張しちゃっていかなかったです。次は必ず超えます、絶対!
一般部門ではキッズからグラマラス・ウーマン、ジェントルマン・クラスの大人まで17名が参加。25kg部門(幼年・キッズ・ジュニアクラス)に出場した6歳の斎藤瑛菜選手(チームドラゴン)は、121回という部門最高記録、大会新記録を叩き出しました。記録を出すために週3回ジムで、自宅でも練習をコツコツを積み重ねてきた成果だそうです。オリジナル企画の「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」は続々と新記録が打ち出され、誰でもチャレンジできる格闘技競技として進化し続けています。
◆前田代表も驚くハイレベルな試合が続出! 今度の展開から目が話せない!!
「 XSTREAM 1 」は年内にランキング上位4名による初代王座トーナメントを実施予定です。その先に見据えるプロ化に向け、実力者たちが鎬を削り合う場として今大会もキッズから37歳以上が出場するジェントルマンファイトまで白熱した試合の連続でした。
今回大会MVPに輝いたのは若きホープ・山下明涼真選手(TSKJAPAN)。ランキングの査定試合でもあるAクラスに出場し、前田代表も「とにかく試合運びがうまかった」と大絶賛。間合いの取り方、切れ味ある攻撃力は今後の伸び代に注目する選手でした。
▼各団体の結果はこちらから見ることができます(XSTREAM 1のHPより)
◆マーシャルアーツルールで新星登場!剣道ベースの異色のキックボクサー
▲中国武術・拳道(ジークンドー)対 剣道ベースのキックボクシング
団体の枠を越え、さまざまな格闘技、武道が拳を交えるマーシャルアーツルールにも新展開が。一強を築くテコンドー勢を脅かす存在が登場しました。剣道4段キックボクシング歴わずか9か月の新谷竜輔選手(龍拳會青葉台支部)が中国武術・截拳道(ジークンドー)の選手相手に圧勝。
剣道らしく間合いを詰めて独特の縦拳を叩きこみ、瞬時にポイントを獲得していきました。気力を掛け声として現す剣道ならではの掛け声が会場中に響き渡り、格闘技ファンも初めて見る光景に目を奪われました。
マーシャルアーツルールにおいてスピードは勝敗を左右する重要なポイント。次回は蹴りのスピードが華やかなテコンドー対、拳の剣道という想像もつかない異種格闘技戦が実現しそうです。
一方、今大会もテコンドー勢の優勢は相変わらずでした。しかし、中には敗北する選手がいたり、前回圧倒的だったXSTREAM1マーシャルアーツの顔・三留空也選手が手こずるシーンも。三留選手は勝利をおさめましたが「相手が強かった。もっと練習をして強くなります」と対戦相手からも研究されている危機を感じたようでした。
プロレス対キックボクシングの試合は、ラグビーとプロレスという異色の経歴を持つ市川大河(龍拳會青葉台支部)が魅せ、プロレスならではのロープワーク、ドロップキックで終始攻勢に。しかしキックボクサーの杉浦よしひろ選手(チームドラゴンジム)も意地を見せドロー判定。盛り上がりをみせる異種格闘技戦に、前田プロデューサーも新たな展開を計画中です。
▲ プロレス仕込みのジャンピングパンチが相手の顔面に豪快にヒット
◆65歳のレジェンド、リベンジならず。夜の部・ジェントルマンファイト
夜の部は、毎回大人気のジェントルマンファイト。入場曲&リングコール、そしてラウンドガールが華を添えるプロさながらの演出で試合を行いました。35歳以上を対象とし、65歳キックボクシング界のレジェンド元MAキックボクシング王者・飛鳥信也選手もリベンジをかけて再登場。還暦をきっかけにリングで戦いはじめ、勝利のため日々練習を積みチャレンジしましたが、残念ながらのTKO負け。それでも悔しそうにリングを後にする姿に挑戦することの大切さを観客の心に刻みました。ミドル世代の闘う勇姿に白熱した歓声が飛び交い、熱い大会の幕がおりました。
▲リベンジをかけたキックボクシング界のレジェンド元MAキックボクシング王者・飛鳥信也選手の闘い
▲左サイドX1-VENUSひらつかことさん、参加者、右サイドX1-VENUS加藤瑠香さんと前田憲作プロデューサー
● 「XSTREAM 1」総合プロデューサー前田憲作代表より大会総評
朝のキッズクラスの試合から、夜のジェントルマンファイトまでかなりの盛り上がりを見せた1日でした。キックボクシング、ムエタイ、空手ルールもそれぞれ選手層の厚みが増し、レベルが上がってきたことを実感しています。次回からキックボクシングとムエタイのキャッチに関するルール改定も行おうと考えています。
マーシャルアーツも剣道経験者の選手がキックボクサーとして出場したり、かなり面白くなってきました。近々ポイント制のオープントーナメントも検討中です。ポイント制なので無差別級で開催できるため、相撲、剣道、プロレス、テコンドー、ムエタイ、截拳道(ジークンドー)など、各競技の実力者同士の試合が開催できるのでこちらもワクワクする展開になるでしょう。コスチュームもそれぞれの競技のユニフォームを着用し、誰が見てもわかりやすい異種格闘技戦になるのではないでしょうか。
そしてマーシャルアーツは、Aクラスのみフルコンタクトルール(ローキックのないキックボクシングルール)でラウンド制を次回から導入していこうと協議中です。より面白く、わかりやすく、それぞれの特性を活かしあえるように進化させます。
次回大会は6月16日(日)ゴールドジムサウス東京アネックスです。
2024年は「XSTREAM 1」ならではの格闘技のルール、団体の垣根を越えた「格闘技の可能性」をさらに掘り下げていく一年として進化を止めることはありません。今年も「XSTREAM 1」の展開にご注目ください。
大会結果および大会の詳細はXSTREAM 1ウェブサイト、最新情報はTwitter、Instagramをご確認ください。
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