Krush 11.25 後楽園ホール:バンタム級異色対決 壬生狼一輝「K-1 GROUPに色物は2人いらん」×心直「K-1から来ました。Krushは2軍」。4連勝3連続KO勝ちの松山勇汰、Sフェザー級新旧王者に連敗の西元也史と対戦
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Krush.155(11月25日(土)後楽園ホール)の追加対戦カード発表記者会見が10月13日(金)、都内にて行なわれた。(記事提供:K-1 GROUP 写真:(C)K-1)
まず発表されたのがKrushスーパー・フェザー級のワンマッチ、西元也史vs松山勇汰の一戦だ。西元は昨年12.11「Krush.144」で、当時中島千博が保持していたKrushスーパー・フェザー級王座に挑戦したが敗戦。今年の7.22「Krush.151」でも、その中島を破って新王者になった髙橋直輝に敗れている。しかし、4月に行なわれた中国遠征での「武林風」での試合には勝利しており、Krushスーパー・フェザー級戦線のトップファイターの力は健在。目標のKrushのベルトを目指して、再びリングに上がる。
会見に出席した西元は昨年2月のK-1の芦澤竜誠戦で逆転負けを喫して以来、「ちょっと少し考えすぎて上手く戦おうとか、自分に向いてないことを考えすぎることも多かった」という状態に陥っていたという。そこで原点回帰という結論に至り、今回の試合は「原点に返るという意味で思いっきり殴って、蹴って壊しに行きます」と、若い松山を踏み台にしてベルト戦線への返り咲きを狙う。
対する松山は2020年のK-1甲子園-60kgの王者で、現在19歳のK-1 GROUP期待の若手だ。昨年からKrushのリングでは4連勝中だが、ここ3戦はSOUL、岡嶋形徒、チャン・ウヒョクを連続KOで葬るなど絶好調だ。「いよいよベルトへの挑戦が見えるトップ戦線に自分が上がってきたんだなっていう想いもあるんで、今まで以上に気合いが入っています」と、タイトル挑戦経験もある西元との対戦にモチベーションが上がっている様子の松山。しかし、「KOにこだわっていることはなくて、しっかり練習でやって来たことを出して、こういういい結果に繋がっているので、今回も同じようにやるべきことをやればいい結果がついてくると思っています」と、気負うことなく西元と対峙するつもりのようだ。
西元はキャリア15勝のうち12KO、松山もキャリア6勝のうち5KOとお互い高いKO率を誇る。KO必至の一戦を制して、ベルト戦線へ名乗りを上げるのはどちらだ?
続いて発表されたのは壬生狼一輝vs心直のKrushバンタム級のワンマッチだ。壬生狼は昨年池田幸司に敗れてKrushバンタム級王座から陥落したものの、今年6.3K-1横浜武道館大会ではKNOCK OUT王者だった白幡裕星に勝利。8.27「Krush.152」で行なわれた韓国との3対3の対抗戦でも大将戦に出場し、パク・ヒョンウをKOして復活の狼煙を上げている。
対する心直はKNOCK OUTを主戦場にしているが、今年の9.10K-1横浜アリーナ大会でK-1 GROUP初参戦を果たした。試合では現Krushバンタム級王者の池田幸司に敗戦を喫したものの、KNOCK OUTプロデューサーを務めていた時から因縁を抱えている宮田充Krushプロデューサーの、KNOCK OUTの山口元気代表への「もういっちょういかがでしょうか?」というオファーにより、Krushへの初参戦が決まった。壬生狼と心直、共にキャラクターが濃い者同士が、Krushのリングでの激突だ。
その両者は会見でもその濃いキャラクターを存分に発揮した。まず、アイドルっぽく二重まぶたで登場した心直。「K-1から来ました心直です。K-1が世界最高峰という舞台で戦ってきた中で、Krushは2軍の舞台なんで、ちゃちゃっと終わらせて12月の大阪大会に出ます。無理か、時期的に…」と、なぜかK-1ファイター気取りの挨拶だ。
対する壬生狼は、本人曰く、ハロウィンがコンセプトというオバQペイント&マジシャンのような衣装で登場。オバQの歌を唄ってから、「オイ! ぶち殺すぞ、コラ! 今回、相手がワルツで来ればワルツ、ジルバを踊ればジルバ、トラッシュで来ればトラッシュ、臨機応変にやっていく。ワシはワシの仕事をするだけじゃ。120%で仕事するよ」と、いつも通りテンション高く挨拶をした。
しかし、心直は壬生狼のパフォーマンスを見ても、「K-1 GROUPで城戸康裕と壬生狼一輝だけは笑ったことがない」とバッサリ。「K-1ファイターなんで殴り合って、池田チャンピオンが見せたヒザ蹴りでもいいし、所詮KrushなんでKOで終わらせます」と、KO宣言してみせた。
言われた壬生狼は「K-1 GROUPに色物は二人いらん! ワシとやるのは5万年早い! 顔面で失神させてやろうかなと思う」と意気込んでみたものの、心直からは「手が震えている。病院に行け」と、冷静に言われる始末だ。
さらに心直の舌鋒は収まることなく、「本当は悪口を言うのは嫌いなんですよ。本当は街のゴミも拾いたいぐらいキレイな心を持った、BTSになりたい22歳の少年なんですけど」と言いつつも、壬生狼に「飽きられてるぞ? ウチの親とかも言ってるよ、飽きたって」と辛辣な言葉を投下。その壬生狼は、心直の母親が見てくれていると知って、「カズミ(※心直の母親の名前)、見てくれてありがとう!」と絶叫だ。お互いのキャラクターが衝突し合ったカオスな状態で会見は終了したが、果たしてこの一戦はどのような結末を迎えるのか?
その他、本日は[Krushスーパー・フェザー級ワンマッチ]友尊vs目黒翔大、[Krushスーパー・バンタム級ワンマッチ]豊田優輝vs“狂拳”迅、[プレリミナリーファイト/Krushバンタム級]紀空vs今村流星の3カードも追加で決定している。
対戦カード
Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ(65kg) 3分3R(延長1R)
稲垣 柊[しゅう](K-1ジム大宮チームレオン/王者)※初防衛戦
小嶋瑠久[るーく](ARROWS GYM/挑戦者)
第4代Krush女子アトム級王座決定戦(45kg) 3分3R(延長1R)
山田真子(KINGS/元J-GIRLSアトム級王者、元ボクシングWBO女子世界ミニフライ級王者)
松谷 綺[きら](ALONZA ABLAZE)
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
壬生狼一輝(力道場静岡/元Krush&大和バンタム級王者)
心直(REON Fighting sports GYM/元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/K-1甲子園2020 -60kg優勝)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
寺島 輝[ひかる](TANG TANG FIGHT CLUB)
FUMIYA(E x F)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
龍華(ザウルスプロモーション/K-1甲子園2019&2020 -65kg優勝)
岩﨑悠斗(ARROWS GYM/元J-NETWORKスーパーライト級王者、元S-BATTLE KICKライト級王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
友尊(TEAM K/BLUE DOG GYM/元NJKFスーパーフェザー級王者)
目黒翔大(優弥道場)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
豊田優輝(BELLWOOD FIGHT TEAM/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
“狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム)
プレリミナリーファイト バンタム級(53kg) 3分3R
紀空[きら](K-1ジム五反田チームキングス)
今村流星(KINGS)
概要
大会名 Krush.155
日時 2023年11月25日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生放送)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.CLUB グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/