ONE 8.5 ルンピニー:アラゾフ、グレゴリアン戦勝利直後インタビュー「今日が最後の試合かもしれないが、まだわからない」「ペトロシアンが戦う準備ができたら戦うかもしれない」
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ONE Fight Night 13(8月5日(土)タイ・バンコク・ルンピニースタジアム)のONEキックボクシング・フェザー級チャンピオンシップで挑戦者のマラット・グレゴリアンに判定勝ちした王者のチンギス・アラゾフの試合後のインタビューがONEから届いた。(写真:(C)ONE Championship)
チンギス・アラゾフ「今回の試合が最後かもしれない。ドリームマッチはジョルジオ・ペトロシアンとの試合」
―― グレゴリアンとの3度目の対戦で勝利したこと意味とは
アラゾフ「本当に厳しい戦いだった。自分のキャリアの中で最高の瞬間の一つだった。10年前に敗北したこともあって、今回の対戦はもちろん、ベルトも大切だが、それ以上にグレゴリアンに勝利するということが、自分の格闘技人生において重要だった。そして、今回の勝利は他界した祖父に捧げるものだ。勝利に感謝したい」
―― 判定になった時、自分が勝利していたと確信していたか
アラゾフ「私の階級の世界トップのキックボクサーで、私の強敵は3人いた。シッティチャイ、スーパーボン、グレゴリアンだ。彼らは全員、世界トップの実力を持ち、危険な存在だった。今回の試合の1週間前、私は精神的に参っていた。家族やコーチ陣と少なからずの問題があった。精神状態が良くなかった。試合の3日前、心の準備が良くなかったが、『これは神様がくれたチャンス、戦うんだ』と、自分自身の心に訴えた。そして勝利を手にしたんだ」
―― KOフィニッシュできなかったことは残念だったか
アラゾフ「初回ラウンドで、グレゴリアンがミスを犯している事に気づいた。しかし、私にはそこを突くほどのパワーがなかった。私は本来持っている力の35%ほどしか出せなかった。100%でも、50%すらも出せなかった。その理由は自分でもわからない。もしかしたら、その前の週の精神的なダウンが原因かもしれない。とにかく良くない状況だったことは確かだ。しかし、神が私を勝たせてくれたと思っている。私にとって大切なことは勝利すること。だから、KOでなくてもそれは気にしていない。試合前に立てた戦術は最高のものだったし、コーチも世界トップ。彼は多くのチャンピオンを育てている名伯楽だ。ONEライトヘビー級キックボクシング世界王者のローマン・クリークリャも彼が育てた」
―― 4R、5Rは体力は消耗していたか
アラゾフ「第1ラウンドが終わると、力が抜けて、戦いに集中できない状態だった。戦いに集中できない心理状態だった。試合と関係ないことが頭をよぎっていた。試合の2日前、リングには立てないとまで考えていたくらいだ。今回の試合で、自分のメンタルが一番の問題だった。過去のスーパーボンやシッティチャイ戦では、自分は全力で戦えた。とにかく、4つのラウンドはすべて自分が獲ったが、最終5Rでコーチから『この試合はお前が勝っている。だから最後まで集中してくれ』と言われた。しかし…まぁ、最後に勝ったからいいんだ。今日は、私と私のチームの日だったんだ」
―― この地球上であなたに並ぶ選手はいるか
アラゾフ「私の体重クラスでは4人のファイターがトップだ。私がトップ、スーパーボンが2番目、シッティチャイが3番目、グレゴリアンが4番目だ。そして、私はその3人全員に勝っている。私はこの階級で世界最強のストライカーの一人だ。そして、今、自分にとってのドリームカードはペトロシアン戦。もし彼の戦う準備ができたら、私達は戦うかもしれない。そして、今度も神が私の勝利を手助けしてくれる。先ほど出した彼ら全員をリスペクトしているが、私が今ナンバーワンだ。私の時代がやってきたんだ。今日が私のラストファイトになるかもしれないが、まだわからない。帰国して心を休めて、私のマネージャーや父親に相談したい。もし父親から引退を告げられたら、従うかもしれない」
―― タワンチャイとの試合には興味があるか
アラゾフ「これまで、タワンチャイ戦、ムエタイマッチ、MMA参戦など将来の方向性についての質問を受けてきたが、その度に『グレゴリアン戦に集中している』と答えてきた。そして、今は、自分は自分人生の将来を見ている。タワンチャイについては、世界最強のストライカーの一人だと認めている。とてもナイスガイだし、才能ある選手だ。彼と戦うかはなんとも言えない」