Krush 7.22 後楽園 一夜明け:勝利&プロポーズ成功の卜部弘嵩「彼女はしっかり理解してサポートしてくれる」、左右田泰臣「KOするなら左ボディと決めていた」
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Krush.90 ~日本vs中国・7対7全面対抗戦~(7月22日(日)後楽園ホール)の一夜明け会見が23日に東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで行われた。
会見には両国の出場選手と、K-1の宮田充プロデューサー、中国・武林風のユー・レイ・プロデューサー、対抗戦をコーディネートしたCFPの岩熊宏幸代表が出席した。
昨年7月のKrush.77の日中対抗戦は、武林風の友好団体「Glory of Heroes」との間で行われ、中国勢が4勝2敗だったが、今年は日本勢の6勝1敗に終わった。
武林風のユー代表は「我々のメンバーは若い世代が主体で経験不足でした。欠点を克服し、近いうちに日本のトップ選手を打ち負かす実力をつけて戻って来ると思います」「Krushのイベント制作、ブッキング等も勉強になりました。これからも日本のトップ選手を武林風に送り込んでください」と話し、宮田氏も「今後も武林風さんとの戦いは継続的にやりたいです。来年夏もKrushで対抗戦をやりたいです」とコメント。会見最後には宮田氏からユー氏にKrushの金色の記念グローブが記念品等して贈呈された。
会見に出席した日本勢のコメントは以下の通り。KO負けした高木健太は、蹴りをもらった際に腕の骨にヒビが入った恐れがあり、病院に向かったため欠席している。
大将戦で勝利した卜部弘嵩は、昨日の試合と同時刻に放送された日本テレビ系「行列の出来る法律相談所」の企画で、モデルの高橋ユウさんへの公開プロポーズに成功。ユウさんは姉のメアリージェーンさんと共に弘嵩の後楽園ホールでの試合を観戦していた。試合から一夜明け、弘嵩はユウさんとの交際について初めて具体的にコメントした。
第9試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦 -58.5kg契約 3分3R(延長1R)
○卜部弘嵩[うらべ ひろたか](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GP&Krushスーパー・フェザー級(-60kg)王者/58.5kg)
×シュエ・シェンジェン [Xue Shenzheng](中国/一龍奥宇ジム/CFP/58.2kg)※20歳/161cm/オーソドックス/21戦12勝(1KO)9敗
判定3-0 (岡田30-29/西村30-29/山根30-28)
◆弘嵩
相手はタフでいいファイターでした。最低限の仕事ができて、今はホッとしています。
(これまでの-60kgから体重を落として戦った手応えは?)スピードもスタミナも落ちることなかったですけど、まだ出し切ってない感じもありました。改善点も色々見ましたね。
(昨日は“2勝”おめでとうございます。昨日の番組の反響は?)試合後に携帯に結構連絡が来ていて、ずっと朝まで連絡を取っていましたね。今も連絡が来たところです。地上波を通じて、K-1とKrushが多くの人に知ってもらえる機会になったと思います。
(芸能記者みたいな質問ですが、ユウさんとの出会いのきっかけは?)K-1のタイトルの初防衛戦(昨年2月の大雅戦)に初めて会いました。僕も彼女も(フィリピン人との)ハーフという共通点があり、食事会を開いて、解散する時に彼女のお姉ちゃんのメアリージェーンちゃんが連絡先を交換してくれて、そこからですね。
(一緒に住んでいるそうですが、どんなサポートをしてくれますか?)今回も階級を落とすために、食事面で神経質になるところや、朝起きてからのルーティンがあったりしますけど、彼女はしっかり理解してくれてサポートしてくれますね。
(今後に向けての心境は?)昨日は負けられない試合で、勝ちへの執念が相手より上回ったと思います。今後はもちろんK-1フェザー級タイトルだけ見て、そこだけ考えます。
(将来的にお子さんが出来たら格闘技をさせてみたい?)格闘技はキツいので、やらせたいとは思わないですけど、色んな人に感動を与えられる仕事なので、誇りを持ってやっています。(下写真は武林風のユー代表から結婚を祝福するコメントが出て、拍手が起こり、弘嵩が照れ臭そうにしている時の様子)
第8試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦 -64kg契約 3分3R(延長1R)
○佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushライト級(-62.5kg)王者/64.0kg)
×ワン・ジーウェイ [Wang Zhiwei](中国/星武創新ジム/CFP/63.9kg)23歳(試合時)/175cm/オーソドックス/36戦28勝(7KO)8敗
判定3-0 (西村30-28/岡田30-29/山根30-28)
◆佐々木
勝負事なので勝敗はつきますが、交わることの無い中国の選手と戦えて、僕にとっても日本と中国にとってプラスになると思います。楽しかったので、また来年の対抗戦に呼ばれるように頑張ります。
第7試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦 スーパー・ライト級(-65kg) 3分3R(延長1R)
○左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元RISEスーパーライト級(-65kg)王者/64.7kg)※K-1ジム・シルバーウルフから所属先名変更
×モン・グォドン [Meng Guodong] (中国/陝西問心ジム/CFP/64.5kg) ※24歳/174cm/サウスポー/33戦27勝(5KO)6敗
2R 2’55” KO (左ボディフック)
◆左右田
前日の会見の件があって(※敗戦チーム代表者髪切りマッチの提案が宮田プロデューサーに拒否されて)、モチベーションを上げるのが大変でしたが、勝ててホッとしています。
大宮司(進)さんと作戦を立てて、KOするなら左ボディと決めていて、ああいう形になりました、2Rが始まる時にゴーサインが出たんですけど、動きが固くなってしまったのが課題ですね。
(グォドンの左ミドルの影響は?)左ミドルはもらっても倒れることが無いと思っているんで。
(自身のマイクアピールの後、セコンドの塚越仁志にマイクを託して退場したが、彼のコメントを聞いた感想は?)あのまま控室に戻ってあの場では聞いていなくて、後で映像を見ました。去年12月のKrushのリング上では「棒読み事件」があって、今回もそういう感じで終わると思ったら、「左右田さんは髪を守ったので、僕はベルトを守ります」と話して、何巧く言ってるんだ、って。ベルトが彼を成長させたんだと思います。(※「棒読み事件」とは、塚越の王座への挑戦者決定戦で勝った牧平圭太に対し、塚越が「このベルト、簡単に取れると思うなよ」と牧平を挑発したが、言い方がたどたどしく、観客からは失笑が起こった出来事のこと)
(武林風のユー・レイ・プロデューサーが、左右田のファイトやキャラクターを気に入り、中国の大会への出場のオファーを出したいと語ったのを聞いて)お断りします。メキシコ(=マスクマンの本場)だったら考えます。むしろ僕に負けたモン・グォドン選手をシルバーウルフに預けて、僕が立派なマスクマンに育てるのもいいかもしれないですね。
第5試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦 スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
○レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/英雄伝説アジア-60kg級トーナメント’16優勝/60.0kg)
×ジャオ・チョンヤン [Zhao Chongyang](中国/一龍奥宇ジム/CFP/59.8kg) ※21歳(試合時)/172cm/オーソドックス/28戦20勝(10KO)8敗
2R 2’49” KO (パンチ連打)
◆レオナ
中国から試合に来てくれてありがとうございます。勝てたんですけど、左目とかが腫れたりして、ジャオ・チョンヤン選手は強いなと思いました。試合中に初めて、負けるかもしれないと思ったんですけど、世界のトップクラスの選手に勝てて、いい経験になれたと思います。僕の防御力は一番レベルが高いと思っていますけど、相手の攻撃力が強くて驚きました。でも倒しに来ているということは、相手に隙ができるから、そこを突けるチャンスと思っていて、気持ちの勝負で、前に出続けて、いいのをぶつければ勝てると思っていて、KOにつなった感じです
(昨日、負けた相手にやり返したいという内容のアピールをしていたが?)チャンピオンの島野浩太朗選手にも負けていますし、直近では安保璃紅選手に負けていますけど、誰が相手でも誰とやってもいいですね。目に見えるもの(=チャンピオンベルト)があったほうがいいけど、実力的にいつでも取れる自信があります。
第4試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦 -64kg契約 3分3R(延長1R)
○鈴木勇人(/K-1ジム五反田チームキングス/63.9kg)
×ジン・イン [Jin Ying](中国/鄭州順遠ジム/CFP/63.7kg)※20歳/175cm/オーソドックス/32戦20勝(3KO)12敗
判定3-0 (豊永30-27/西村30-28/岡田30-27)
◆鈴木
ジン・イン選手は熱い選手で、昨日は試合をしていて楽しかったです。
第3試合 日本vs中国・7対7全面対抗戦 スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
○山本直樹(優弥道場/60.0kg)
×ワン・ジュンユー [Wang Junyu](中国/星武創新ジム/CFP/59.7kg) ※29歳/170cm/サウスポー/12戦8勝4敗
4R 判定3-0 (岡田10-9/梅木10-9/西村10-9)
3R 判定0-1 (岡田29-30/梅木29-29/西村29-29)
◆山本
昨日はたくさんの応援ありがとうございました。途中失速してしまって、見苦しい姿で申し訳なかったです。気持ちの強いワン・ジュンユー選手に延長で勝てたことは、いい経験になりましたが、まだまだ足りんところがあるんで、(兄の)優弥と話し合って、しっかり次は戦えるようにします。