RISE 2.23(夜)後楽園ホール:フライ級トーナメント 那須川龍心「天心からは『一回戦が大事』と」×塚本望夢「1回戦龍心はラッキー」、松本天志「下馬評を覆す」×空龍「僕にしかできない戦い方を」|加藤有吾×京谷祐希、麻原将平談話も
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RISE 166 -RISE 20th Memorial event-(2月23日(木/祝)後楽園ホール)の「RISE NEW WARRIORS フライ級トーナメント」に出場する那須川龍心、塚本望夢、空龍、松本天志、バンタム級で対戦する加藤有吾と京谷祐希、そしてライト級で瑠夏と対戦する麻原将平の7選手のインタビューが、RISEから届いた。
第11試合 メインイベント RISE NEW WARRIORS フライ級(51.5kg)トーナメント決勝 3分3R(最大延長2R)
第4試合 RISE NEW WARRIORS フライ級(51.5kg)トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
空龍[くうりゅう](空修会館/RISEフライ級2位)
松本天志(HAWK GYM)
第3試合 RISE NEW WARRIORS フライ級(51.5kg)トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
塚本望夢[もうむ](team Bonds/元DEEP☆KICK -51kg王者)
那須川龍心[りゅうじん](TEAM TEPPEN)
第8試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
加藤有吾(RIKIX/RISE 6位、WMC日本スーパーバンタム級王者)
京谷祐希(TEAM TEPPEN/RISE 9位)※山口道場から所属変更
第9試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
麻原将平(パウンドフォーパウンド/RISE 7位、元HOOST CUPスーパーライト級王者)
瑠夏(L-REX/2017年RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級優勝)
那須川龍心『ここで優勝すればRISEを引っ張る顔にもなれる』
―― 公開練習お疲れ様でした。いよいよ目前にRISE NEW WARRIORSトーナメントが迫ってきましたけど出来はどうですか?
那須川 いつもよりすごい何て言うか不思議な感覚っていうか、自分の中で今までやってきて掴みつつあるものがすごい感覚で分かってきてるなってきたので試合が楽しみですね。
―― その掴みつつあるものが試合当日に具現化しますか?
那須川 そこで形になってくれば全然勝てると思いますし、だからそこのイメージを本当固めてる段階です。
―― 一回戦の塚本望夢戦はどうですか?
那須川 最初決まった時は自分の中でむかし負けたこともあってちょっと不安な部分もあったんですけど、対策の練習とかやっていくうちにそういう不安はもうなくなりました。もう自分の中で覚悟が決まったっていうかそういう不安はないですね。
―― 現状で明かせる範囲内で構わないのですがどんな試合になると思いますか?
那須川 いや、これはノーコメントでお願いします。
―― 分かりました。もう一方のブロックからはどちらが勝ち上がってくると予想しますか?
那須川 順当に行けば空龍選手なのかなとは思いますけど、最近松本天志選手もすごい勢いあると思うのでわかんないですよね。けど順当に行けば空龍選手だとは思います。
―― 今回のトーナメントはRISEの20周年記念の特別興行の中で組まれましたけどその部分は意識しますか?
那須川 言われれば意識しますけど、別に言われなかったらいつも通りの試合って感じなんで。けどここで優勝すればRISE引っ張る顔にもなるのかなって思いますし、だからここは絶対に優勝します。
―― 優勝するためには一日2試合を勝ち抜かなければいけませんけどその辺はどうですか?
那須川 空手の時から一日7試合とか6試合とか、アマチュアのときから1DAYもやってきたんですけど、そういう1DAYでの感覚には慣れてるのかなと思いますね。プロではまだやったことないので何とも言えないですけど、そういう感覚的なものは全然問題ないです。
―― このトーナメント出場するにあたってお兄さんの天心選手からは何か言われてますか?
那須川 とにかく一回戦が大事だぞとはすごい言われますね。一回戦の勝ち方次第で気持ちも変わってきますし、とにかく一回戦っていうことは言われました。
―― お父さんでもある那須川代表からはどんなアドバイスが出てますか?
那須川 会長からはもう絶対に一回戦は勝てよって言われましたね。リベンジマッチでもあるんだから絶対負けるなっていうのはすごい念を押して言われます。
―― ファミリーからの檄っていうのはエネルギーになりますか? プレッシャーになりますか?
那須川 プレッシャーっていうのはないですけどやっぱり自分でもそういう意識を再認識できますね。
―― 最後にファンの皆様にメッセージの方をお願いいたします。
那須川 2月23日このトーナメント優勝すれば次も見えてくると思いますし、ここまで作り上げてきたものだったり自分の覚悟を見てもらえれば嬉しいですし、自分を見せていこうと思うんで皆さんマジ応援をお願いします。
塚本望夢『1回戦龍心って言われた時はラッキーと思った』
―― 新春早々、いきなり大勝負のトーナメントになりましたが話が来たときは?
塚本 率直に嬉しかったですね。
―― 他のメンバーを聞いた時はどうでした
塚本 別にメンバーがどうとかはなかったですけど、1回戦龍心って言われた時は「あ、ラッキー」って思いましたね。
―― ラッキーと思ったその理由は?
塚本 空龍選手と松本天志選手とかと1回戦でやるより楽な相手かなって思ってたんで。龍心やったらまだ楽に戦えるなって思いました。
―― じゃあ対龍心を想定したら割と楽に勝てるかなという風に感じたんですか?
塚本 対龍心作戦とかあまりないんですけど、自分のいつもやってる動きがあれば楽に行けるかなって思ってます。
―― 見てる方はこの最初の一回戦はどんなところに注目したらいいと思いますか?
塚本 まずは衣装も変わってるので最初から楽しみにしてもらって、5か月ぐらい試合してないんですけどパンチをめちゃくちゃ練習してきたんで、僕のパンチの技術に注目してほしいです。
―― かなり上達してる、かなり破壊力が増していますか?
塚本 そうですね。特にジャブをずっと練習してきたんで左手だけでも行けるんちゃうかなと思ってます。
―― あえてブランクを作ってパンチ力の強化、実力がアップすることを計ってた?
塚本 試合期間が空いてた時に、しっかり準備してきたぞっていうのは、見たらびっくりすると思います!
―― 最初は怒涛の7連勝して「すごいやつが現れてきた」って。でも残念ながら去年の後半は2敗しましたが自分でどういう風にとらえていますか?
塚本 負けて、RISEで勝って、タイ人に負けちゃって。でも僕はそのタイ人に負けたことは意味のある負けやったなと思ってるんで、世界のレベルを知らされたというか。そういう意味がある負けになったと思います。
―― その負けをどういう風に糧にしようと思ってますか?
塚本 そうですね、たぶん日本ではあれぐらいの選手いないと思うんで、その経験を活かして、相手選手から盗めたこともありますし。それを練習でやったりとかして上手くはまってるんで試合で出せればやばいなと思いました。
―― もう一方のブロックからはどちらが勝ち上がって来ると予想しますか?
塚本 僕、空龍選手が上がってくると思ってるんですけど、上手いこといけば松本選手が上がってくるんじゃないかなっていうのも思ってます。別にどっちが上がってきても良いですね。
―― 1日2試合はどんな感じですか?
塚本 別にそこはないですね。ジュニアの時にグローブ空手でずっとトーナメントでやってたんで、プロになっても1回1DAYでやったことあるんでそこに関しては別に大丈夫です。
―― RISEの20周年の記念大会で大きなトーナメントに出るってことに関してはどうですか?
塚本 最初、20周年大会でって言われた時はもうめっちゃ嬉しかって、そういう大会に出れて多分決勝がメインやと思うんでめちゃめちゃ嬉しいですね!
―― RISEが旗揚げした時ってまだ塚本選手生まれてないですよね?
塚本 生まれてないです。
―― 初めてこのRISEを意識したってのはいつ頃ですか?
塚本 僕RISEの100回記念大会を見に行ってて、その時に那須川天心選手がデビューしたのを見て、「かっこいいな」と思って。僕が中学生に上がるぐらいにRISEっていがめちゃめちゃ大きくなってきて、そこで将来出るならRISEを目指したいなって思いました。
―― その夢を今実現させてる訳ですね。
塚本 そうですね。
―― 2023年はこのトーナメントで優勝してどんな風に上りつめたいと思います?
塚本 優勝するのは当たり前で、僕は勝ったやつにしか言う権利はないと思ってるんで、負けた敗者に口なしやと思ってるんで、勝ってリングの上で言いたいこと言ったろかなと思ってます。
―― もう言うことも決めてるんですね。
塚本 はい。
―― 今も髪型がいい感じですが当日はもっとド派手に行きますか?
塚本 どうですかね~。髪色はプロになってまだやったことない色やろうと思ってるんで楽しみにしてください。
―― 最後に塚本選手のファン、そしてRISEファンにこのトーナメントに向ける意気込みをお願いいたします。
塚本 いつも応援してくれてる皆さんありがとうございます。
当日は70人ぐらいの応援の皆さんが来てくれるんですけど遠いところから応援してくれてる人もいるんで、僕が結果を出して僕が輝く大会やと思ってるんで、しっかりパワーを見せつけて優勝するので応援よろしくお願いします。
松本天志『下馬評を覆して僕が必ず優勝したい』
―― 松本選手は空手出身という事ですがどちらの流派出身ですか?
松本 極真空手です。士衛塾石川という所で空手を始めました。
―― 極真空手を経てキックボクシングの世界に入るわけですか?
松本 極真の後に新空手に出場して、新空手はベルトが貰えるじゃないですか?笑 ベルトが欲しくて新空手の大会に出場しました。
―― 新空手からJAPAN CUPで準優勝して、RISEでデビュー(現在6戦5勝(2KO)1敗)して今回RISE20周年大会でトーナメントに参戦するわけですが今の心境はいかがですか?
松本 1月の後楽園でも言ったのですが、僕が優勝すると思っている人は少ないと思うので下馬評を覆して僕が必ず優勝したいと思います。
―― 今回トーナメント優勝すれば今年~来年でベルトへの挑戦もぐっと近くに見えて来ると思いますが?
松本 そうですね。その為にも今目の前のトーナメントで優勝してしっかり結果を残したいですね。
―― 対戦する空龍選手の印象はいかがですか?
松本 早くて上手いという印象です。でもスピードでは僕はこのトーナメントの誰にも負けていないと思うので、スピードを活かして戦いたいと思います。
―― 所属しているHAWK GYMの選手の皆さんは絶好調ですが、その要因は何だと思いますか?
松本 意識が高いからだと思います。練習もみんなジム以外の場所でも絶対やってますし、キックボクシングに対する意識が全員高いと思います。
―― 特に尊敬している先輩、影響を受けた先輩はいますか?
松本 同じジムの先輩の澤谷大樹選手とはずっと一緒に練習をしていて、大樹の影響が大きいと思います。
―― ジムの先輩でもある澤谷大樹選手とは何歳違いですか?
松本 5歳とか?ちょっと細かくはわからないです。笑
―― 先輩の澤谷選手も以前は別の団体のトーナメントに参加していて、その辺りの経験が豊富だと思いますが、何かアドバイスは有りましたか?
松本 そうですね、1回戦の空龍戦がすごく大事で、良い形で勝てれば決勝は勢いでいけると。僕も同じ考えで1回戦の空龍選手にしっかり勝って、一気に決勝に進みたいと思います。
―― 最後にRISEファン、松本天志ファンに向けてメッセージをお願いします。
松本 いつも応援やサポートをしてくれて有難うございます。
応援してくれている方達に優勝した姿を見せれる様に頑張ります。
空龍『僕にしかできない戦い方で盛り上げて優勝する』
―― 今回 このトーナメントに参戦するっていう話を聞いた時どんな気持ちでしたか?
空龍 このような記念の大会で出させてもらえることは凄く光栄です。
―― やっぱりモチベーション上がりましたか?
空龍 モチベーションも上がりましたしここは落とせないなと。
―― 1回戦が松本選手になった事はいかがですか
空龍 やっぱり優勝しか見てないので対戦相手が誰でもどうとは特にないです
―― もう一方のブロックはどちらが気になりますか。
空龍 僕はどちらでも自分の戦いをして勝つだけだと思っているので、どちらが勝つかも全然やってみないと分からないなと思います。
―― 2022年の空龍選手のキャリアを若干振り返っていただきたいんですけども、一度体調不良になったりしてブランクも有りましたけど去年はいかがでしたか?
空龍 いろいろと思うようにできなかった時もあったんですけどその分今年は頑張りたいと思います。
―― 今回のこのトーナメントが2023年の一発目になりますけど2023年はどんな青写真を描きますか?
空龍 トーナメントをしっかり優勝してこの先はベルトに挑戦させていただいて王者になりたいです。
―― 田丸選手がフライ級のチャンピオンになりましたけど、田丸選手を意識して再戦を狙いますか?
空龍 途中で終わってしまったんで、再戦はさせてもらいたいですけど、田丸選手に限らず誰とでもどんどん強い選手とやりたいなと思ってます。
―― この日は以前対戦してる塚本選手や数島選手が出てますが、そういった部分は意識しますか?
空龍 今はそんなに特に意識はしてないです。
―― 空龍選手は今高校3年生で春に卒業ですか?
空龍 僕が通ってる高校が午前の定時制の高校なので4年間で卒業になります。
―― ちょっと気の早い話ですけど、卒業したらどうします?
空龍 卒業したらキック中心に生活しながらキックに懸けてやります。
―― ではこのトーナメントを優勝して2023年はどこまで行きたい突っ走りたいと考えてますか?
空龍 上がれるところまで上がりたいと思います。
―― このトーナメントに向けた熱いメッセージをお願いいたします
空龍 当日は僕にしかできない戦い方でしっかり盛り上げて優勝するので応援よろしくお願いします。
加藤有吾『日本一になるにはRISEかなと』
―― RISE20周年記念興行に出場することになりましたけど、記念興行に出場する気持ちはどうですか?
加藤 そういう記念すべき試合に出れるっていうのはすごい嬉しいです、単純に。
―― ちなみに20年前何歳はでした?
加藤 2003年だと3歳とかですね(笑)。
―― 「RISE」というキックボクシングイベントを意識し始めたのは何歳ぐらいからですか?
加藤 RIKIXに入ったのが2014年で、その時から選手とか先輩とかの試合を見出して、田中秀弥さんが最初の方のRISEに結構出てたんで、それはなんとなくYouTubeとかで見た覚えがあります。
―― 加藤選手も去年からRISEに参戦して2戦2勝と非常に良い滑り出しですけど、そもそも今まで肘、膝有りのキックボクシングでやってて何故ワンキャッチワンアタックの世界に飛び込んできたのですか?
加藤 肘有りでずっとこだわってやってきて本当にちょっと相手がいなくなってきて、その時に「どこに向いてったらいいのかな」って時にRISEに日本人のトップの人達が集まってたんで、ルールは変わって最初はちょっとどうしようかなと思ったんですけど、日本一になるにはRISEかなって。自分のタイプ的には別にすごいムエタイスタイルではなくパンチ主体の選手だったので、なんとかRISEルールにも対応できるかなと思ってそれで選択しました。
―― 実際に2試合やってみて感触はいかがですか?
加藤 最初出た時は本当にダメで、近い距離でいつもだったら首相撲を使うか肘を出してた距離でのパンチっていうのがあんまり練習してこなかったので、近くなった時に戸惑いがあって、そのままズルズルいって全然パッとしない試合になっちゃって…でもそこからRISEだけに特化した練習をするようにしてそれで12月は結構自信あったんですよね。まだ改善できると思うんですけど大森選手強かったんで、とりあえずそこで結果が出せて良かったなって思ってます。対応出来てきてるなって思います。
―― 加藤選手はRISEのバンタム級で6位にランクインしてますが、バンタム級って選手層がすごく厚くて16位まで人がいます。しかも加藤選手の上にも王者を含めて6人も人がいますがやはり一人一人倒していく?
加藤 上位の人達見ても自分より上の人も勝ってる人もいるし下の人でも強い選手もいるしあんまりランキングは気にしてなくて。でも去年負けた大﨑選手とかそういうところは意識してますね。チャンピオンに行く前にそういう人達は倒さないと、チャンピオン戦をアピールできないなって思ってますね。
―― 今回の対戦相手はランキング戦として9位の京谷祐希選手との一戦が決まりましたが、曲者中の曲者だと思いますけどどうですか?
加藤 前回自分が勝った大森選手が勝ってるからって簡単に勝てるなんて全然思ってなくて、むしろ相性的にはやりづらいなっていうか苦手なタイプだったんですごい対策して、でも結構良いイメージになってきてるんで楽しみです。すごいやりづらいとは思います。
―― 試合開始のゴングが鳴ったら京谷選手は多分加藤選手が嫌なところばかり突いてくることが予想されますが、その辺は全てクリアする自信がありますか?
加藤 それはそう来ると思ってるんで。なんとなく向こうは待ちの選手で僕は自分で行くんで噛み合うかなと思って、苦手なタイプですけどでも自信はありますね。
―― 明かせる範囲内で構わないんですけど現時点でどんなフィニッシュがイメージ出来てますか?
加藤 どっちもパンチがあって噛み合うと思うんですよ、京谷選手の待ちのスタイルと僕は思いっきり行くんで。だけど最近はただガンガン行くだけじゃなくて結構頭も使いながら、ガンガン行くけど冷静に考えるっていう風に出来てきてるんで、それがぴったりハマれば行けるかなって思ってます。
―― ところで加藤選手昨年末タイに行ってましたよね? これは練習で行ってたんですか?
加藤 練習は1回ぐらいしかしてなくてほとんど一週間くらい遊びに行ってました(笑)。
―― それは去年大きく勝ち越した自分へのご褒美として行ってたんですか?
加藤 去年5試合して結構忙しかったっていうのと、いつも1月に試合が多くて年末年始とかクリスマスが減量とか試合前で練習しなきゃいけないってのが続いて、本当に3年か4年ぶりくらいにしっかり年末年始がオフだったんで、ちょっと遊びに行こうかなと思って。
―― この間の年末年始は人並みにクリスマスケーキ食べたりお雑煮食べたりすることもできたんですか?
加藤 そうですね、もう普通に人並みに出来ました。でもそういうの大事だと思ってるんですごい良い1週間くらいだったなって思います。
―― でもタクシーか何かでお金騙されたんですか?
加藤 僕タイにはもう5回ぐらい練習で行ってて、何となくこの距離だったらいくらかなって分かるんですけどなんかすごい高く言われて。でも物価上がってるのかなと思って普通に払いました。でもタイの人に聞いたら騙されてたっぽいですね。
―― 2月11日に「NO KICK NO LIFE」で大先輩の緑川創選手が引退されましたけどこれは色々感じるものがあったんではないでしょうか?
加藤 僕がRIKIX入った時から、その時はジムは違ったんですけど目黒藤本ジムの選手たちとはスパーとか練習やらせてもらっててその頃からずっとお世話になってて、移籍してきてからももっとお世話になった先輩だったんで。でもいまだにまだそんなに実感はないんですけど、「緑川さん辞めちゃったんだな」っていうのと自分が頑張んないとなっていうのはありますね。
―― では緑川選手からかなり精神的にとか気持ち的にとか色々受け継いでるものもあるわけですね。
加藤 緑川さん本当に強いだけじゃなくてかっこいい選手だなって。他のジムの選手とかも緑川さんのこと好きだったりリスペクトしてる人結構多くて、そういう強くてかっこいいっていうのが一番いいなって思うんで、僕もそういう選手になれたらなって思ってます。
―― 緑川さんの引退試合の後は本人には会いました?
加藤 会いましたね。
―― どうでした? 血みどろになって額もギザギザに2箇所切られてましたけど。
加藤 すごい顔してました(笑)。おでこが2箇所切れてて顔も腫れてて怖かったです。
―― 最後に今回の試合に向けて意気込みをお願いします。
加藤 RISE20周年っていう記念の大会で相当気合も入って練習もすごい気合が入っていて前回よりもより強くなった僕を見せられると思うんで、熱い試合をご期待ください。頑張ります!
京谷祐希『格闘技の選手生活の中で初めて早く試合したい』
―― 京谷選手がTEAM TEPPENで公開練習しているのがものすごく新鮮です。
京谷 僕もびっくりしてます。まさかここで公開練習させていただけるとは。
―― しかもTEPPENで初の公開練習で西原朱花選手に散々やり込められるという場面が見られるとは思っていませんでした。
京谷 これは公開練習だけじゃなくて普段から朱花さんには鍛えられてまして、生活の面でも練習の面でも厳しさを教えていただいております。
―― 京谷選手のキャラはそんなに変わってないかもしれませんけど西原選手のキャラは相当変わってしまったんではないかという気がしますが。
京谷 元からああいったキツめの女性の方なんで…あ、ごめんなさいすみません。今の内緒でお願いします(笑)。
―― 実際いつからTEPPENで練習されてますか?
京谷 今年入って1月の初詣の日に合流させていただきました。
―― 大阪とは環境が全然違うと思いますがその辺の練習環境はどうですか?
京谷 もちろん大阪よりはというか言い方は悪くなっちゃうんですけど、自分の中では次の試合が本当に楽しみというか早く来て欲しいです。格闘技の選手生活の中で初めて早く試合したいです。
―― 実際リングに上がって試合をするのは半年ぶりになりますが、対戦相手の加藤有吾選手は若くてイキのいい選手ですけどいかがですか?
加藤 前に何回かそういう話もあって向こうの怪我とか日程が合わないとかでなくなってたんで、別にそんな知らない選手でもなかったんで、いずれかは交わる時もあるんかなとはずっと思ってた選手なんで。
―― ちょっと意地悪な質問になってしまいますが京谷選手に勝ってる大森選手に勝ってる…
京谷 ノーコメントでお願いします! 嘘です、ごめんなさい(笑)。比べられるのはもちろんのことなんで、僕は僕なりにしっかり次の試合をクリアするのが…クリアというかもうしっかりと倒します。
―― 戦い方として今までと違う部分が出る可能性はあるのでしょうか?
京谷 会長と話してる中で作り上げてきたものが、今までのものを残しつつ新しくTEPPENの良さを入れる、僕の良さを残しつつTEPPENの色を入れるみたいな感じで作って頂いてますのでびっくりすると思います。
―― でも今年35歳になると…
京谷 ノーコメントでお願いします! 嘘です、ごめんなさい(笑)。
―― 30代半ばにして環境を変えてラストスパートをかけようと思った最大の理由って何だったんですか?
京谷 もう本当に去年8月負けた時に、その前からちょっと色々自分の中で山口道場に同門で鈴木がいてたんでこのままずっとダラダラしてても自分にはベルトのチャンスが巡って来ないなと。その中でモチベーションがないと言うか見つからない中ダラダラ続けるのは違うなと思って、自分がちょっと別の道に進もうとも考えたんですね。それはまたこれから出てくるTEPPENのYouTubeとかで話すと思うんで言えないんですけど(笑)。その時に会長にそういう話を相談したら一緒にやっていただけるみたいな話の中で僕もよろしくお願いしますということで。本当に会長が一緒にやろうぜって言ってくれたのだけですね。
―― でしたら今回の試合が間違いなく新しい京谷祐希が見れますか?
京谷 本当に期待して欲しいです。僕初めてじゃないすかね期待して欲しいの、今まで喋ってて。今まで冗談で言ってたんですけどね。
―― どの辺りに期待すればよろしいですか?
京谷 入場ですね。嘘嘘、ごめんなさい(笑)。変わった点ですよね、TEPPEN GYMの京谷になってから本当に全ての面でグレードアップしたと思うんですけど、それを23日後楽園で皆さん当に楽しみしてて下さい。Coming soon!
―― 最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
京谷 23日はRISEの20周年記念大会なのでそこでしっかりと僕たちも命懸けて戦いますので、当日は会場で応援よろしくお願いします。
麻原将平『RISEに成長させてもらった』
―― 久々の試合ですね。
麻原 大体、1年くらいですかね。RISEで山畑選手とやったのが最後ですね。
―― ちょうど1年前のムサフェスで試合が決まってたけど流れましたよね?
麻原 そうなんですよ。相手の選手がコロナになって流れて前口太尊選手と急遽エキシになってそこからやってないですね。
―― じゃあ本当に一年以上ぶりの試合になりますね。
麻原 でもこの1年の間に自分でジム出したりめっちゃ色々あったんで。
―― 今日はそのジムのこともお聞きしたいんですけど大阪のどこに出したんですか?
麻原 大阪の森ノ宮っていう駅のすぐ前なんですよ。
―― ジムの名前は何と言うのですか?
麻原 ジムの名前は「JADE KICKBOXING & FITNESS」です。
―― 名前の由来は何でしょうか?
麻原 話したらめっちゃ長くなるんですけど、五徳っていう「仁・義・礼・智・信」って人を感謝するとか初心を忘れないっていうそういうのを大事にしていこうっていうので、フランスとかでつける名前に多いみたいなんですよ。で、「JADE」っていうのが翡翠っていう石があって言葉的にもちょうどいいなと思って。この前タイに練習に行ったんですけどたまたま行ったところで翡翠の像が祀られててそれをみんな拝んでいたんで、「翡翠ってええんやな」って思いながらジムの名前何にしようかなってパッと閃いてこれになったんですよ。
―― ジムのオープンはいつになるんですか?
麻原 去年の11月1日なんですよ。
―― じゃあまだまだオープンして間もないんですね。
麻原 そうなんですよ、滅茶苦茶大変ですね。
―― でも1日のスケジュールとか練習環境とかって一変しましたよね。
麻原 全然違いますねほんとに。指導メインですね。レッスンすることメインで合間見て練習するって感じですね。
―― そうした中RISE20周年記念興行で久々の試合が決まりましたけど、麻原選手といえばデビュー戦もRISEですよね。
麻原 デビューRISEでやってずっとRISEで戦わせてもらってましたからね。
―― それが2008年4月ですか。
麻原 そうですね…デビュー戦で仲江川選手とやったのが2008年ですね。
―― それから15年の歳月が流れましたけど。
麻原 すごいですよね本当に。僕もまさかこんな長くまで現役やると思ってなかったんで。
―― でしたらRISEっていうリングには人一倍思い入れがあるんじゃないですか?
麻原 めっちゃありますね。やっぱりRISEに成長させてもらったと思ってるんで、今の自分があるのもRISEのおかげやと思ってるんで。
―― デビュー当初の麻原選手って割とロン毛でしたよね?
麻原 そうですね、もうあんな長くすることはないですね。しかも茶髪とか結構金髪っぽいのもやってたんですよ。もういい歳なんで黒でいきます(笑)。
―― 今回対戦相手が新潟在住の瑠夏選手に決まりましたけど選手としての印象はどうですか?
麻原 全然僕相手の映像とかあんま見てないんですけど、2回ぐらい見た感じでは結構パンチとか振り回してくるパンチャーの選手やなって印象やったんですけど、僕もパンチは得意なんで噛み合うんじゃないかなとは思いますね。
―― 今の所どんな試合になるイメージを頭に描いていますか?
麻原 一緒に練習してる仲間もいるんでちょっと作戦立ててパンチでは倒せると思うんですけど。
―― 試合間隔とかスタミナの部分では不安はないですか?
麻原 やってみないとわからんすね。でも過去に結構試合回数もやってきて経験あるんで、その辺は大丈夫じゃないかなと思ってます。
―― でも今回の試合って麻原選手だけじゃなく昔から麻原選手を応援してくれてる人たちにとっても感慨深い一戦になりますよね。
麻原 僕とT-98選手がRISEで一番の古株なんで、久しぶりに来てくれる人とかもいるんでそういう人に来てもらえて嬉しいなって気持ちと、しっかり勝って良いところ見せなあかんなっていう感じはありますね。
―― 20周年を迎えるRISEに対してはこのリングでどんな花を添えたいと思いますか?
麻原 RISEでやってきた戦い方、スピード感があってしっかり打ち合おうみたいな、そういう試合を見せたいですね。
―― 今年2023年はこの試合を足がかりにもっと試合をしたいですか?
麻原 でも毎回最後のつもりでリング上がってるんで、いつ最後になっても悔いがないようにっていうのは思ってやってるんで。今回もその思いは結構強いですよね。今回が本当に最後になっても仕方ないと思うぐらいのつもりでもう先を見ず、今は目の前の試合だけを見てとにかく勝つことだけを意識してやってます。
―― もしかしたら完全燃焼を果たすリングになるかもしれないってことですね。
麻原 やってみないとわからんすけどね本当に。でも良い試合して勝ちますよ。
―― 所属のパウンドフォーパウンドの代表の武蔵さんたちは今回の試合にどのように言ってますか?
麻原 武蔵先輩も知行代表もしっかり色々良いアドバイス頂いて、そのアドバイス通りいけば絶対倒せるからっていうのは言ってくれてて、それをしっかり自分で落とし込んで練習してるって感じです。
―― 最後に昔からRISEを見続けてるファンの方々、そして麻原選手のファンの方々にこの一戦に懸けるメッセージをお願いします。
麻原 最近見始めたRISEのファンの人ももうずっと昔からRISEを見てるファンの人にも僕の試合で何か感じてもらえるような熱い試合をします。今までRISEで戦ってきた自分を見てもらえるような良い試合をして勝つんで楽しみにしていてください。
RISE 2.23 後楽園ホール:OFGマッチ経験の小林愛理奈「もらわずに打ち合って当てる技術も見てほしい」×RISE連続参戦のSB王者・MISAKI「女子だけど女子じゃないようなヤバい試合になる」
対戦カード
第11試合 メインイベント RISE NEW WARRIORS フライ級(51.5kg)トーナメント決勝 3分3R(最大延長2R)
第10試合 セミファイナル 女子46.5kg契約 3分3R(延長1R)
小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE QUEENアトム級(46kg)1位、RISE QUEENミニフライ級(49kg)2位)
MISAKI(TEAM FOREST/シュートボクシング日本女子アトム級(46kg)王者、元J-GIRLSミニフライ級王者)
第9試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
麻原将平(パウンドフォーパウンド/RISE 7位、元HOOST CUPスーパーライト級王者)
瑠夏(L-REX/2017年RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級優勝)
第8試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
加藤有吾(RIKIX/RISE 6位、WMC日本スーパーバンタム級王者)
京谷祐希(TEAM TEPPEN/RISE 9位)※山口道場から所属変更
第7試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
リカルド・ブラボ(アルゼンチン/ウィラサクレック・フェアテックス/RISE 3位、M-1世界スーパーウェルター級王者、元新日本ウェルター級王者)
サーシャ・タダヨニ[Sasha Tadayoni](イラン/TEAM OTA)
第6試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
青木洋輔(大和ジム/NJKFウェルター級王者、WBC日本統一同級1位)※洋輔YAMATO 改め
稲井良弥(TARGET/RISE 3位、DEEP☆KICK -70kg王者)
第5試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
龍翔[たつと](BLACK☆Jr/RISE 12位)
松下竜之助(Team +1/RISE 17位)
第4試合 RISE NEW WARRIORS フライ級(51.5kg)トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
空龍[くうりゅう](空修会館/RISEフライ級2位)
松本天志(HAWK GYM)
第3試合 RISE NEW WARRIORS フライ級(51.5kg)トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
塚本望夢[もうむ](team Bonds/元DEEP☆KICK -51kg王者)
那須川龍心[りゅうじん](TEAM TEPPEN)
第2試合 女子アトム級(46kg) 3分3R
小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷)
坂尻桃音(Crazy Gorilla Gym)
第1試合 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R
登島優音[ゆん](NEXT LEVEL渋谷/2022年Amateur RISE Nova全日本女子トーナメント-52kg級優勝)
RINA(Crazy Gorilla Gym)
概要
大会名 RISE 166 -RISE 20th Memorial event-(ライズ ハンドレッドシックスティシックス)
日時 2023年2月23日(木/祝)開場・17:00 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円 S席 6,000円 小中高生シート 2,000円(当日販売のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com