Krush 1.21 後楽園ホール:ライト級王座初防衛戦の大沢文也「センスは里見選手が上だけどテクニックは僕が上」×挑戦者・里見柚己「Krushは人の心を動かす熱い場所」
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Krush.145(1月21日(土)後楽園ホール)のメインイベント、Krushライト級タイトルマッチで対戦する大沢文也(ザウルスプロモーション/王者)と里見柚己(team NOVA/挑戦者)が公開練習を行った。そのレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(公開練習・記者会見写真:(C)K-1)
王者・大沢文也、挑戦者・里見柚己の「昔のように盛り上げたい」発言に怒り!?「今のKrushも昔に負けないぐらい熱い。勘違いすんなよと思います」
都内・ONE LINKキックボクシング&フィットネスにて、1月21日(土)東京・後楽園ホール「Krush.145」の[Krushライト級タイトルマッチ]で挑戦者・里見柚己と対戦する王者・大沢文也が公開練習を行なった。
昨年4月に大沢は瓦田脩二からハイキックでダウンを奪い、判定勝利で第7代Krushライト級王座を戴冠。8月のK-1福岡大会でデンサヤーム・アユタヤファイトジムに判定勝利し、今大会でタイトル初防衛戦を迎えた。
今回から所属がザウルスプロモーションとなり、練習メニュー・内容に合わせて複数のジムで練習する形をとっている大沢。この日はONE LINKキックボクシング&フィットネスでの公開練習となり「去年の5月後半くらいから練習環境がガラリと変わったんですけど、毎日毎日めっちゃきついですよ、このジムの会長にもやりたくないことをやらされて(笑)。僕は昔から格闘技にはお金をかけているんですけど、今が一番かけていると思います。(仕上がりもいい?)僕は試合前だから、次の試合がタイトルマッチだから追い込むということはしない。試合があってもなくてもめちゃくちゃ練習しています」と充実した日々を過ごしている。
減点絡みでの判定勝利となったデンサヤーム戦について、大沢は「あの試合のことは考えたくもない」と苦笑い。「デンサヤーム戦を払拭する試合をしたいか?」という質問には「僕は試合内容にはこだわってない。内容はどうでもよくて勝つことがすべて。結果についてくるのが内容だと思っています」と持論を展開。「前回は結果として勝ちましたけど減点で勝ったようなもんなんで、こないだの試合は勝ったと思っていません。今回は明確に勝ったと分かる試合をしたいです」と完全勝利を目指す。
大沢は挑戦者・里見のことを「めちゃくちゃ上手い。みなさんの評価は高くないかもしれませんが、僕の評価は高い。初めて試合を見た時から『才能があるなぁ』や『センスがあるなぁ』と思って見ていました。まだ試合で実力を出しきれてない、俺が(里見の)トレーナーだったら、もっと強くなると思います」と高評価。
その一方「客観的に見たら、格闘技センスは里見選手の方が上だけど、テクニックは僕の方が上。僕の方がキャリアもあるし、ずるがしこさもあるし、色んな面で僕のテクニックの方が上です」と断言し「今の里見選手は幸せでしょ。連勝もして、結婚もして、お腹いっぱいだと思うんですよ。逆に僕はお腹がすいてるんですよ。お腹いっぱいの格闘家は戦えないと思うんで。そういうことです」とハングリーさにも差があるとした。
里見は常にKO決着にこだわり、今回の事前インタビューでも「勝つならKOで勝ちたいですし、負けるなら派手に負けたい」とコメントしていた。
これに対して大沢は「いつも言うんですけど、100人選手がいたら、100人全員KOする選手なんですか?と。つまらない試合で勝つ選手がいるから、KOする試合をする選手が目立つ。アウトボクサーがいるからファイターが目立つ。ファイターがいるからアウトボクサーが目立つわけですよ。僕は色んな選手がいていいと思う」と反論する。
また里見が煽り映像内で「会場を昔のKrushのように盛り上げたい」と発言していたことにも言及し「今のKrushもすごいから」と言い放った。
「里見選手が『昔のKrushのように盛り上げたい』と言ってましたけど、いやいやいや、ちょっと待てと。じゃあ今のKrushは昔のKrushより下なの?って。申し訳ないけど、どのスポーツも昔より今の方がレベルは上がるんですよ。で、レベルが高いもの同士がやれば拮抗した試合になるし、全部が全部KOになるわけじゃない。もちろん昔のKrushは盛り上がっていたし、僕も見ていて心躍る試合はいっぱいありました。でも今のKrushも昔に負けないぐらい熱いし、心躍る試合はある。だから勘違いすんなよと思いますね。今のKrushもすごいから」
大沢にとって今回はプロキャリア初の防衛戦になる。「里見選手のベルトにかける想いは強いだろうけど、間違いなく僕の方が強い。雑草魂じゃないけど、僕は上り坂も下り坂も経験して、色々あった格闘技人生で、本当に苦労してきたんで簡単にベルトは渡さないですよ」とベルトへの想いを熱く語りつつ「ベルトがかかった試合は大事ですが、じゃあベルトがかかっていない試合は大事じゃないの?となる。僕のことを応援してくれる人たちはベルトがかかっていようがかかってなかろうが心の底から応援してくれている。だったら僕もその応援に応えるだけで、すべての試合を全力で戦います」と普段と変わらず全力で取り組むと話した。
最後に大沢は「僕は見ている人の心を動かす試合ができるチャンピオンじゃないけど、勝ちには貪欲なんで、何が何でも勝ちに行きます。僕と里見選手の技術対決を楽しみにしていてください。ただパワー以外すべての局面で圧倒します」とファンにメッセージ。王者・大沢は勝利へのこだわりと共にベルトを死守できるか?
挑戦者・里見柚己、Krushを体現してベルトを巻く!「Krushは人の心を動かす熱い場所。倒すことにしっかりこだわってベルトを獲る」
神奈川・LARF Kickboxing Fitnessにて、1月21日(土)東京・後楽園ホール「Krush.145」の[Krushライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・大沢文也と対戦する挑戦者・里見柚己が公開練習を行なった。
2021年に行われた第6代ライト級王座決定トーナメントでは決勝で瓦田脩二に敗れてベルトに手が届かなかった里見。しかし2022年はK-1のリングで2月に龍華、8月に西京佑馬を下し、今大会で大沢の持つ王座に挑戦するチャンスを手に入れた。
試合まで一週間というタイミングでの公開練習で「ちょうど2カ月間の追い込みが終わって、今はとにかく疲労がたまっていて全身が筋肉痛だらけです」という里見だが「この疲れがとれば、良い仕上がりになると思います」とタイトルマッチに相応しい練習ができたと語る。
里見はKrush参戦当初から一発で試合を決める左ストレートに定評があったが、昨年の試合ではさらにその精度に磨きがかかっている。
西京からダウンを奪った左フックについては「西京戦でダウンを奪った左は練習で毎日何回も繰り返してるパンチで、それがやっと試合で出ました。あれだけ練習でやっていたら当たるだろうという感じです」と里見。
「あの時は一種類だけでしたけど、もっと種類はあるし、練習ではバンバン当たっているので、次の試合でそれを出したいです。(相手によって打ち方を変えている?)それよりも自分の技の精度ですね。対戦相手の癖や弱点は(指導してくれる)周りの人に見てもらっていますが、僕は自分が強くなることに集中して練習しています」と必殺の左に更なる磨きをかけている。
王者・大沢とは2019年6月のK-1両国大会で対戦しており、この時は判定負けを喫している。大沢は技巧派としても知られており、里見も「どんな巧い選手でもポイントアウトできるし、それでKrushチャンピオンになった選手なのでトータル的に上手いと思います」と警戒する。大沢のテクニックに対抗する武器は、やはり左の一発だ。
「(大沢が『里見選手は巧い選手』とコメントしているが?)そう見てもらえていることは素直にうれしいですけど、自分では巧いと思ったことがないし、まだ駆けあがっている最中です。ただ日々努力しているだけです。
(左のパンチに自信は?)昔から左の当て勘はあるし、倒せるときは大体分かっていて、それまでにタイミングを掴めてるんですよ。で、練習の動きが勝手に出て倒れていることが多いです。逆に(左を)出そうと思って出すときは倒せない。今回もこれだけ練習してきたんで、あとは試合でどうなるか、ですね」
「勝つならKOで勝ちたいですし、負けるなら派手に負けたい」と“KO至上主義”の里見とは対照的に、大沢は「何が何でも勝つ」「つまらなくてもいいから勝つ」と“勝利至上主義”を貫く。
里見は「それはその人の考え方があると思うし、判定で勝てる選手は強い」とする一方「でも一般的にはどちらかが倒れていて、どちらかが立っている構図が分かりやすい。だからKrushはクラッシュ(破壊)という名前だと思っています。今回の試合も自分が倒せたら勝つし、倒せなかったら負ける。いい勝負論があると思います。僕は判定で勝ってもうれしくないし、負けだと思っているので、倒すことにしっかりこだわって戦います」とKOへのこだわりを語る。
また里見はK-1公式YouTubeチャンネルで公開された煽り映像のなかで「会場を昔のKrushのように盛り上げたいと思っています」と語った。里見は「僕が幼い時に見てきた格闘技は倒すか・倒されるか。そういう試合に惹きつけられました。判定決着の試合でそこまで惹きつけられるのかなと思います。僕は子供や見ている人たちにも格闘技の面白さを伝えたいし、Krushは僕が夢をもらった場所なんで、それを自分が体現してKrush・格闘技の熱を取り戻したい。チャンピオンは倒さないといけないし、Krushのチャンピオンはなおさら。Krushは人の心を動かす熱い場所だと思います」と自身のKrush論を展開した。
最後に「1年前にあと一歩のところで勝ちを取りこぼして、たくさんの人を悲しませたし、自分で自分を攻めました。あれから1年ちょっとかかっちゃったけど、またベルトまであと一歩のところまで来たんで、ベルトを取って周りの人に少しでも恩返ししたいです。メインイベントでしっかり会場を盛り上げて、熱い試合をしてベルトを巻いて終わります」とベルトへの想いを語った里見。その拳で悲願のKrush王座奪取を成し遂げるか?
対戦カード
第10試合 メインイベント Krushライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
大沢文也(ザウルスプロモーション/王者)※TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKERから所属変更 ※初防衛戦
里見柚己(team NOVA/挑戦者)
第9試合 第9代Krushスーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
寺島 輝[ひかる](TANG TANG FIGHT CLUB)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
第8試合 第9代Krushスーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
東本央貴[ひさき](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
稲垣 柊[しゅう](K-1ジム大宮チームレオン)
第7試合 第9代Krushスーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
小嶋瑠久[るーく](ARROWS GYM)
松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)
第6試合 第9代Krushスーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)
塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
第5試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
ANIMAL☆KOJI(TEAM ANIMAL)
中平卓見(北眞舘)
第4試合 女子ミニマム級(48kg) 3分3R(延長1R)
真美[まさみ](Team ImmortaL/ミネルヴァ・ライトフライ級王者)
Yuka☆(SHINE沖縄)
第3試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
松本 陸(TAD)
齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ)
第2試合 62kg契約 3分3R(延長1R)
三宅祐弥(Hacker GYM)
下村泰平(K-1ジム総本部チームペガサス)※TOP STAR GYMから所属変更
第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
友尊(TEAM K/BLUE DOG GYM/元NJKFスーパーフェザー級王者)
南雲大輝(スタースポーツクラブ)
プレリミナリーファイト第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
久保一馬(FIGHT CLUB 428)
小松貴哉(K-1ジム五反田チームキングス)
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
坂本優輝(ARROWS GYM)※PURGE TOKYOから所属変更
協[かのう](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
概要
大会名 Krush.145
日時 2023年1月21日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:30 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円(完売) A席:7,000円(完売) ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/