韓国の新興大会「BLACK COMBAT」との対抗戦にDEEPから大原樹理、大島沙緒里、中村大介、赤沢幸典、山本聖悟が参戦
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
格闘技医学会
現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!
韓国の新興MMAイベント「BLACK COMBAT(ブラックコンバット)」の2月上旬の大会に、DEEPから5選手が参戦し、BLACK COMBAT勢と対抗戦を行うことになった。1月8日にはDEEP側からの5選手が発表された。韓国側の対戦相手は未発表だ。
BLACK COMBATはコロナ禍において、Youtube主体のプロモーション活動が韓国で話題を呼び、チャンネル登録者数は現在38.8万人を数え、ここ数週間でも50万近い再生回数の映像を連発している。Youtube上での選手同士の言い合いで盛り上げつつ、スタジオマッチで収録した試合をYoutubeで初出しする興行スタイルで、昨年大晦日に第4回大会を開催したばかり。最近の大会には韓国の老舗団体・Road FCのタイトル挑戦経験者や、チームMAD等の韓国の有名ジムの選手も参戦するようになり、選手層もじわじわと厚くなっている。下の動画は大晦日大会のメインイベントのフェザー級王座決定戦。公開1日足らずで30万再生を突破している。
DEEPの佐伯繁代表は昨年秋から、BLACK COMBATのブラック代表とYoutubeを通じて舌戦を繰り広げ、12月11日のニューピアホール大会終了後の囲み取材では、2月の敵地での対抗戦にDEEPの主力級を送り込むことを表明していた。そして年が明けた1月8日、その陣容が明らかになった。下の5選手の紹介映像で佐伯氏は「おい、ブラック、よく聞け。潰してやるから」とブラック氏を挑発しているが、佐伯氏の本気が偽りないものだと伝わる顔ぶれとなる。
大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ/DEEPライト級王者)
大島沙緒里(AACC/DEEP JEWELSアトム級王者、DEEP女子ミクロ級王者)
中村大介(夕月堂本舗/元DEEPライト級王者)※フェザー級
赤沢幸典(Tristar Gym日本館/チームクラウド)※無差別級
山本聖悟(チームクラウド)※バンタム級
大原は9月のRIZINでルイス・グスタボにKO負けしたが、それまで対日本人で8連勝しており、打撃主体のファイトスタイルは韓国の初見のファンにも印象を残すだろう。
大島は伊澤星花・中井りんに並ぶDEEP JEWELSの主力勢の一人で、RIZINでは浅倉カンナ、山本美憂といった人気選手に勝利している。韓国の強豪・パク・シウとも1勝1敗という戦績は、韓国のファンへのアピール材料となる。
中村は5選手中最年長の42歳ながら、昨年は5試合をこなし、12月18日のDEEP大阪大会では岩本達彦を2Rヒールフックで下したばかり。トリッキーな寝技はBLACK COMBATのファンにとっても新鮮に映るだろう。
赤沢と山本は、韓国のスター・秋山成勲の練習仲間。赤沢は11月の酒井リョウとのDEEPメガトン級(体重無差別)暫定王者決定戦で秒殺KO負けを喫しており、今回の試合で名誉挽回を目指す。
山本はルーツが韓国で、ROAD FCにも上がっていたため、出場メンバーの中で一番韓国での戦いには慣れている選手だ。21年から5連敗中で、最近では昨年8月の石司晃一(現バンタム級暫定王者)戦ではTKO負けしたが、先にダウンを2度奪ってストップ寸前まで追い詰めて印象を残した。