Krush 6.17 後楽園ホール:THE MATCH 2日前のタイトルマッチ。スーパー・ライト級王者・佐々木大蔵「刺激を受けている部分もあるし刺激を与えたい」×挑戦者・寺島輝「他の大会は気にしない。俺が俺らしく戦えば盛り上がる」
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Krush.138(6月17日(金)後楽園ホール)の公式計量、記者会見が16日に東京で行われた。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)K-1)
自分らしさを追究する二人が激突!王者・佐々木大蔵「佐々木大蔵自身の戦う姿が凄く楽しみ」vs挑戦者・寺島輝「他の大会は気にしない。俺らしくやるだけです」
メインイベントはKrushスーパー・ライト級タイトルマッチ。3度目の防衛戦に臨む王者・佐々木大蔵に、9戦目で挑戦者の権利をつかんだ寺島輝が挑む。
50戦目という節目の一戦に3度目の防衛戦を迎える佐々木。計量を終えた寺島を前に「明日リングで向き合えるのが楽しみ」と笑顔を見る。大会の2日後には「THE MATCH 2022」が控えており、佐々木と同門の武尊、野杁正明、山崎秀晃が出場する。
佐々木は「自分も刺激を受けている部分もあるし、刺激を与えていきたい」と、ジムメイトとして3選手にバトンを渡す構え。その一方で「バトンで左右される3選手ではない」と、あくまでそれぞれが独立した選手としての戦いに挑むといい「佐々木大蔵は佐々木大蔵自身の戦う姿に凄く楽しみな思いがある」と、自らがリングで描く作品に期待を寄せた。
対する寺島もまた「『THE MATCH 2022』や(6月の)K-1の大会は気にしてないですね。俺が俺らしく戦えば盛り上がる」と、周囲のイベントには興味なしの模様。あくまで自身と佐々木の一戦に集中しているといい「佐々木選手は素晴らしいチャンピオン。いつもよりも冷静に戦わないといけない相手。そういう駆け引きを楽しみたい。俺らしくやるだけです」と、寺島らしさを存分に披露する一戦に臨むと語った。
果たして佐々木が節目の一戦で3度目の防衛を果たすか、寺島が9戦目でKrush王座を戴冠するか。
◆佐々木大蔵
「いよいよ明日に迫りました。後楽園ホールという地で1年ぶりの試合で、後楽園ホール全席入れての興行。自分としては後楽園ホールだからこそ楽しめる部分があるので、そういった思いのある地で寺島選手とリングで向き合える明日は楽しみです。(計量を終えて相手を見た感想)フェイス・トゥ・フェイスで寺島選手を見たときに何も変わるものはなかったですけど、明日またリングで向き合えることがより一層楽しみになったなと思います。
(50戦目の節目。キャリアを振り返ってみての想い)一戦一戦重ねるにあたって、当たり前ですけど格闘技と向き合う時間は増えていく中で、日に日に格闘技への愛が深まるというか、どんどん追求していきたいな、いつ自分は満足いく日がくるんだろうか、と。このまま格闘技と共に終われたらいいなと思いはありますし、格闘技に限らずですけど、やっぱり一人では生きていけない部分もすごく感じています。
僕は本当に皆さんに生かされているという思いを、格闘技を通じて感じているので、こうしてイベントができるのも自分一人の力ではないし、たくさんの方がいるからできるので、本当に感謝の思いが募るとともに、成長していく姿をどんどん見せていきたいなと日々思いが募っていきます。
(週末に『THE MATCH』があるが、Krushのタイトルマッチとしてどんな戦いを見せたい?)僕自身、この試合がすごく楽しみです。『THE MATCH』に仲間が出場するということで、自分自身も刺激を受けている部分もあるし、だからこそ自分も刺激を与えていきたいという思いがあります。Krushだから、タイトルマッチだからではなく、佐々木大蔵は佐々木大蔵自身の戦う姿に凄く楽しみな思いがありますし、そういったものを一人でも多くの方に届けられたらと思うので、比較をするような気持ちはないですね。
(出場各選手がメインを食うといった発言をしていたが感じるものはある?)それぞれ思いがある中でメインを務められることを光栄に思いますし、明日の『Krush.138』をみんなで盛り上げて、その中で最後にどんな熱がこみ上げてくるのか、そういった部分も楽しんでリングに上がりたいと思います。
(『THE MATCH』の出場選手に刺激を与えたいという思いについて)いいバトンを渡したいなとは思いますけれど、そのバトンがどう作用するかで左右される3選手ではないです。(同じKRESTとして)見られ方が変わってくる部分もあるし、そういった士気は出そうと思って出せるものではないので、いい波を作りたいなという思いはあります。
(『THE MATCH』に出場する3選手の勝利は信じている?)もちろん。3戦3勝ですよ。そういった部分も期待していますし、お互いにそういった中で日々取り組んでいるので、勝利を望んでいます。(ファンへメッセージ)明日は寺島選手とリングで向かい合うのが楽しみですし、出場選手が意気込んでいると聞いていますので、全選手で『Krush.138』を盛り上げて、一人でも多くの方に力を届けられるような姿をリングで披露したいと思います」
◆寺島輝
「明日はチャンピオンになる準備をしてきました。明日はしっかり100%の状態で試合を迎えてしっかり勝ちたいと思います。(計量を終えて相手を見た感想)いつも通りです。計量クリアをすることが仕事ではないので、明日に向けて作ってますし、フェイス・トゥ・フェイスで何も感じないタイプなので、あまり感じることはないですね。
(4月にジム代表の大沢文也選手がKrushライト級のベルトを奪取。自身が取れば2本のベルトが揃うことに思いはある?)もちろん2本揃えたい気持ちはありますが、佐々木選手の話を聞いていても、戦いを見ていても佐々木選手は素晴らしいチャンピオンです。だから他の試合がどうとか、ベルトが揃うとか、この大会の近くにK-1の大会や『THE MATCH』があるからとかいうことではなく、俺は俺らしくやればいいと思っています。いつもよりも冷静に戦わないといけない相手だと思いますし、そういう駆け引きを楽しめたら、俺は格闘技をやっていて楽しいので、意気込みと言われたらあまり固いことはないですね。俺は俺らしくやるだけです。
(週末に『THE MATCH』があるが、Krushのタイトルマッチとしてどんな戦いを見せたい?)Krushとして、タイトルマッチとして、メインイベントとしてレベルの高い試合を見せます。『THE MATCH』やK-1の大会は気にしてないですね。俺が俺らしくやれば盛り上がるし、盛り上げるので。なので佐々木選手との試合を一番に楽しみたいと思います。
(出場各選手がメインを食うといった発言をしていたが感じるものはある?)みんながメインを食ってやろうというのは興行も盛り上がりますので、すごくいいと思います。試合順で一番最後を迎えるわけなので、終わってみてからじゃないですかね。メインとしての仕事をしようとしているだけで、他の選手への対抗心はありません。
(ファンへメッセージ)去年の11月ぶり、超満員の後楽園ホールが久々なので、メインイベントを飾れるのは凄く楽しみです。楽しんでいきますし、皆さんも楽しませます。俺らしく戦います。ぜひみなさんで盛り上がっていきましょう」
横山朋哉「一発のキレと技術面で圧倒する」vs石田勝希「切磋琢磨して、この階級を盛り上げたい」、野田哲司「いっぱい見せたいけれどすぐ終わるかもしれない」vs松本涼雅「この階級に”松本おるんやで”と示す」
第9試合・第8試合のスーパー・フェザー級戦では横山朋哉と石田勝希、野田哲司と松本涼雅が激突する。第6試合の目黒翔大vs松山勇汰を加え、本大会では3つのスーパー・フェザー級戦が行われる。
横山は今年1月に第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント・決勝戦で中島千博に敗れて以来の再起戦。当時を振り返り「僕にないものを中島選手が持っていた。あの試合は中島選手が強かった」と勝敗に異論は無い模様。しかし「前回負けたことで雑なところを修正した」と転んでもタダでは起きていないといい「一発のキレと技術面で圧倒する」と勝利を宣言した。
対する石田は今回約4年振りのKrush参戦。「僕と横山選手の試合をメインを食うような一番華のある試合にしたいと思っています」と激戦を予告した。同日にはジムの後輩である兼田将暉が出場。同時勝利を果たした上で「勝ってスーパー・フェザー級のランキングを変えたい」と、一気にタイトル戦線へ躍り出る意気込みを見せた。
野田は今年1月の前戦からPURGE TOKYOへの移籍とリングネームをTETSUから本名に改め再スタート。しかし斎藤祐斗に1RKOで敗れた。「気負わずに楽しみたい」と前回の反省を踏まえた野田は「野田哲司になってKOできるところを見せたい」と攻撃力アップに自信アリ。「前回ちょっとしか見せられなかったので、いっぱい見せたいんですけど、すぐ終わるかもしれない」と短期決戦を予告した。
一方の松本は昨年11月の横山戦で敗北して以来、約8カ月振りの再起戦。「前回横山選手に負けたのでスーパー・フェザー級での立ち位置はそんなに高くない」と分析しつつも「野田選手に勝つことで上に上がれるスーパー・フェザーに”松本おるんやで”と示せたら」とインパクトのある勝利で存在感を強める覚悟を見せた。
兼田将暉「バッチリかまします」vs林勇汰「最短でベルトを目指す」
第7試合のフェザー級戦では兼田将暉と林勇汰が激突。Krush参戦2戦目となる兼田は「今回は力を抜いて楽しもうかな」と、Krushでの戦い方に順応した様子。8月のK-1福岡大会で開催されるフェザー級世界最強決定トーナメントを引き合いに出し「こういうところに入れる選手になりたいので、ここはバッチリかまします」と勝利宣言した。
一方の林は昨年10月に約2年の怪我によるブランクから復帰し、今回で3戦目。復帰後は1勝1敗のレコードを残すも、本人は「あまり進めずにいる」と不満そうだ。今年5月に王者が交代したKrushフェザー級王座に興味を示すと「これからの試合はインパクトのある勝ち方で勝ち進み、最短でベルトを目指します」と王座挑戦へのロードマップを描いた。
目黒翔大「“目黒翔大”というインパクトを与える」vs松山勇汰「どのくらい進化しているのか楽しみ」
第6試合は目黒翔大vs松山勇汰のスーパー・フェザー級戦。山本直樹の移籍により優弥道場を引っ張る存在となった目黒。この一戦に向け「(山本)優弥さんやジムの仲間と会話して試行錯誤を続けてきた」といい「”目黒翔大”というインパクトを与えられる、自分にしかできない戦い方を見せていきたい」と強く存在感をアピールする勝利を目指す。
対する松山は今年3月に高校を卒業し、格闘技に専念。練習量も倍増し「どれくらい進化をしているか楽しみにして欲しい」とレベルアップに大きな自信を見せ、スーパー・フェザー級転向初戦を「まずは目黒選手にしっかり勝ちたい」と勝利で飾る意欲を見せた。
明戸仁志「期待に応える試合をする」vs弘輝「第1試合から“事故”を見せる」
大会の火付け役となる第1試合を任されたのは明戸仁志vs弘輝のライト級戦。会見に同席したKrush EVANGELISTの石川直生さんは「第1試合はこの二人が戦うので、大会の盛り上がりは約束されていると確信しています」とこのマッチメイクに期待を寄せた。
今回から自身のジム「WORLD TREE GYM」所得選手となった弘輝は「僕がやってきたことが間違いではなかったと証明するだけ」と自らの成長に自信アリ。「Krushの第1試合という責任の重さは誰よりもわかっている。明日は第1試合から事故を見せる」と、第1試合から大会に火をつけると豪語した。
対する明戸は2021年5月以来、約1年振りの試合。24戦の中で「第1試合は初めて」というが「盛り上げてくれということだとはわかっている」と自らにかかる期待は理解しているという。この一年の間で所属するALONZA ABLAZEに選手が増えたといい「みんな自分の試合を見たことがないので、かっこいい先輩の姿を見せられるようにしっかり勝ちたい」と、ジムの先輩としての威厳をこの一戦で見せつけると宣言した。
対戦カード
第10試合 メインイベント Krushスーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)※3度目の防衛戦
寺島 輝[ひかる](TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER/挑戦者)
第9試合 セミファイナル スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
横山朋哉(リーブルロア)
石田勝希(RKS顕修塾/MA日本&RKSスーパーライト級王者、ACCELライト級王者)
第8試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
野田哲司(PURGE TOKYO)
松本涼雅(team ALL-WIN)
第7試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
兼田将暉(RKS顕修塾/ACCELフェザー級王者、元RKSスーパーフェザー級王者、元HEATライト級王者、K-1甲子園2017 -60kg優勝)
林 勇汰(FLYSKY GYM)
第6試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
目黒翔大(優弥道場)
松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/K-1甲子園2020 -60kg優勝)
第5試合 75kg契約 3分3R(延長1R)
ブハリ亜輝留[アキル](ウィラサクレック・フェアテックス幕張)
EITO(ALONZA ABLAZE)※Respect All Fear Noneから所属変更
第4試合 75kg契約 3分3R(延長1R)
パク・ヨハン(韓国/ZEEK GYM/KROSS×OVERクルーザー級王者)※優弥道場から所属変更
鈴木健太郎(E.S.G)
第3試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
齋藤紘也(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
※齋藤が計量1.9kgオーバーし1R減点2、ファイトマネー30%減額。塚本は2オンスのグローブハンデを希望せず双方8オンスグローブを着用
第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)
南雲大輝(スタースポーツクラブ)※八光流柔術総本部から所属変更
第1試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
明戸仁志(ALONZA ABLAZE)※K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから所属変更
弘輝(WORLD TREE GYM)※WORLD TREE GYM/team ALL-WINから所属変更
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
坂本優輝(PURGE TOKYO)
龍(team ALL-WIN)
プレリミナリーファイト第1試合 フライ級(51kg) 3分3R
YASSY(K-1 GYM HIKARIMACHI TEAM BEAST)
石郷慶人(K-1ジム福岡チームbeginning/KPKB(九州プロキックボクシング)フライ級王者)
概要
大会名 Krush.138
日時 2022年6月17日(金) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:30 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席:7,000円 ※当日券500円アップ。PM4:00より販売 ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/