Krush 1.28 後楽園ホール:引退2選手が生涯ベストバウトを語る。山内佑太郎は08年の望月竜介戦「一番試合前に恐怖を感じた」。牧平圭太は15年の渡部太基「今はパパ友になりました」
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Krush.133(1月28日(金)後楽園ホール)で引退セレモニーを行う山内佑太郎(HALEO TOP TEAM/元全日本ウェルター級&スーパーウェルター級王者、元WBCムエタイ日本スーパーウェルター級王者)、野杁正明を相手に引退エキシビションマッチを行う牧平圭太(HALEO TOP TEAM/Krushウェルター級王者)の2選手が、生涯ベストバウトのトップ3を発表した。そのコメントがK-1 JAPAN GROUPから届いている。
山内佑太郎が選ぶ生涯ベストバウト・トップ3を発表!第1位は2008年10月の望月竜介戦
第1位:vs望月竜介(2008年10月17日)
「今までで一番試合前に恐怖心を感じたのがこの試合ですね。望月選手と対戦するのは2回目だったのですが、記者会見の時から望月選手の殺気がすごかったんです。望月選手からは『ここで負けたら辞める』という角度が伝わってきて。その覚悟を僕もくみ取っていたし、僕自身も口にはしていませんでしたが、望月選手に負けたら辞めるしかないなと思って試合に臨みました。だから試合に勝った瞬間はめちゃくちゃうれしかったし、それ以上に『生き残った…』と思ってホッとしました。この試合がなかったら、その後の僕の格闘技人生はなかったと思いますし、忘れられない試合です」
第2位:vs山本優弥(2004年1月4日)
「僕はデビューして1年目・6試合目で全日本キックのウェルター級王者に”なってしまって”、この試合が初防衛戦でした。当時の優弥は10代の神童と言われる存在で、誰がどうみても優弥が勝つと思われていた試合でした。きっと僕の周りもそうだったと思うし(苦笑)、僕以外はみんな僕が負けると思っていたと思います。僕自身、才能がある選手じゃないのは分かっていたけど、そういう状況にムカついていて、絶対に勝ってやると思って戦いました。僕が勝ってみんなびっくりしたと思います」
第3位:vs城戸康裕(2021年9月20日)
「城戸選手とはアマチュア時代がかぶっていて、城戸選手は当時から目立っていた選手だったんですよ。だから城戸選手のことは当時から意識していて。アマチュアで対戦した時は何とか勝つことが出来たんですけど、プロデビューしてからもずっと気になる存在でした。城戸選手がK-1 MAXで活躍していた姿も見ていたし、嫉妬とリスペクトの両方があって複雑な気持ちでしたね。それで僕がずっと欲しかったKrushのタイトルマッチで満を持して城戸選手と対戦したけど負けてしまって。最後にその城戸選手と試合できたのは理想の形だったかな、と。もちろん勝ちたかったし、自分の23年間を出せたかどうかは分かりませんが、自分のすべてを詰め込んだ試合で、あの試合で悔いなく格闘技人生を終えることができました」
牧平圭太が選ぶ生涯ベストバウト・トップ3を発表!第1位は2015年3月の渡部太基戦
第1位:vs渡部太基(2015年3月14日)
「渡部選手とは2度、タイトルマッチでド突き合いました。意地とプライド、全て懸けて挑んだ試合でしたね。2戦とも死闘になって、蹴り壊し、殴り壊しというKrushの名前通りの戦いになったのが忘れられません。1戦目は僕がチャンピオンでドロー防衛という形で、2戦目は渡部選手が挑戦権を掴んで上がってきて。『蹴って逃げてるだけじゃ、チャンピオンとしてよくないよな』というようなことを渡部選手から言われて火がついて、パンチでも蹴りでも勝ってやろうと思っていたら、押し返されて負けてしまいました。でも全て真っ向から勝負できて、悔いもなかったしすがすがしかったですね。
渡部選手とは戦う舞台が変わりましたが、その後は格闘技界で一番の戦友でパパ友になりました。子供たちと一緒にクワガタを捕りに行ったりしてますよ(笑)。本当に男臭い2人が殴り合った上でしか成立しない友情が、今の2人にはあります。お互いに『次はぶっ飛ばしてやろう』と毎日思っていたし、そのためにすごく懸けて練習していたからこそですね。これが格闘技の魅力だと思います」
第2位:vs塚越仁志(2018年2月12日)
「2016年に渡部選手にタイトルを獲られて、塚越選手がチャンピオンになって、今度は僕が挑戦権を掴んで、ベルトを取り返しに行った一戦です。最初はちょっと押していて、ベルトに王手かというところまで行ったんですが、僕もダメージが溜まっていて3回倒されて負けちゃいました。渡部選手、塚越選手、僕の3人で『Krushウェルター級ここにあり』という感じで情熱を懸けて争ってた時代ですよね。ホントに男臭かった(笑)。青春でした」
第3位:vsディラン・サルバドール(2015年7月4日)
「試合の1ヵ月前に、僕らのボスの三崎和雄さんから『鹿児島に合宿に行くぞ! 3日間空けろ!』と言われて、山内さんと僕で行かせてもらったんですね。それで空手の世界で活躍されていた新保智さんの道場に行って、蹴りの技術はもちろん、山の中を走って滝に打たれて、自然の食材を食べて……という形で、体を極限まで追い込んで野生のパワーを溜め込んで挑んだトーナメントでした。僕は田舎育ちだったので、昔の環境に戻ったように思えて、自然から学ぶというところにすごくマッチしたんですね。合宿が終わる時には大号泣したし、本当に目に見えない力をもらって、トーナメントのために9Rフルで戦える3つのエンジンを手に入れることができました。それがあって、1回戦のサルバドール戦で蹴りまくって勝つことができ、世界3位になれたのは大きな自信になりましたね。合宿と合わせて、忘れられない思い出です」
特別編:vs山本優弥(2014年4月15日)
「僕がチャンピオンになれた一戦ですね。僕は広島で格闘技を始める前に優弥さんをTVで見て、その後、優弥さんが夏にちょっと帰省された時に練習を見てもらったりしたことがあって、すごくうれしかったんです。さらに弟の山本直樹は小学校の後輩だったりするし、親同士もつながりがあったりして。そんなご縁もある憧れの先輩に挑んでタイトルが獲れたのは本当にいい思い出です」
対戦カード
第9試合 メインイベント 第10代Krushスーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
第8試合 セミファイナル 66.5kg契約 3分3R(延長1R)
近藤魁成(大成会館/キックボクシングジム3K/K-1甲子園2017・2018 -65kg王者)
アラン・ソアレス(ブラジル/ブラジリアンタイ/FIGHT DRAGON 67kg王者、GOLD RUSH 67㎏王者)
山内佑太郎(HALEO TOP TEAM/元全日本ウェルター級&スーパーウェルター級王者、元WBCムエタイ日本スーパーウェルター級王者)引退セレモニー
牧平圭太引退エキシビションマッチ 2分2R
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPウェルター級王者・元同スーパー・ライト級王者、元Krushウェルター級王者)
牧平圭太(HALEO TOP TEAM/Krushウェルター級王者)
第7試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
龍斗(team NOVA)
兼田将暉(RKS顕修塾/ACCELフェザー級王者、元HEATライト級王者、元RKSスーパーフェザー級王者、K-1甲子園2017 -60kg優勝)
第6試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
桝本翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
國枝悠太(二刃会)
第5試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
橋本裕也(K-1ジム五反田チームキングス)
中澤誠弥(PITBULL)
第4試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)
Kiho(TeamK.O.Garage)
第3試合 第10代Krushスーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
山本直樹(優弥道場)
横山朋哉(リーブルロア)
第2試合 第10代Krushスーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
中島千博(POWER OF DREAM)
友尊(TEAM K/BLUE DOG GYM/元NJKFスーパーフェザー級王者)
第1試合 第10代Krushスーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
野田哲司(PURGE TOKYO)※TETSU 改め。月心会チーム侍から所属変更
斎藤祐斗(JK TRIBE)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・バンタム級 3分3R
冨澤大智(K-1ジム総本部チームペガサス)
内田竜斗(チーム・タイガーホーク/K-1カレッジ2021 -55kg優勝)
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
水上陽生(ポゴナ・クラブジム)
坂本優輝(PURGE TOKYO)
概要
大会名 Krush.133
日時 2022年1月28日(金)開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:30 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円(完売) RS席 15,000円(完売) S席 10,000円 A席:7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/