ONE Championship 9.3 シンガポール:MMA女子アトム級GP直前インタビュー 平田樹「柔道にこだわらず何でも対応できる練習はしてきた」×アリース・アンダーソン「コロナ病棟勤務が私をタフにした」。V.V Mei「延期の時間を有効活用できた」
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ONE Championship「ONE: EMPOWER」(9月3日(金) シンガポール・インドアスタジアム/ABEMA格闘チャンネルで20:30より生中継)で開幕するMMA女子アトム級(52.2kg)のワールドGPの一回戦で対戦する平田樹とアリース・アンダーソン、交替試合(=リザーブマッチ)に出場するV.V Mei(山口芽生)の、8月31日のオンライン記者会見でのコメントがONEから届いた。(写真:(C) ONE Championship)
第4試合 ONE MMA 女子アトム級(52.2kg)ワールドGP 一回戦 Bブロック 5分3R
平田 樹(日本/フリー)
アリース・アンダーソン(米国)
第1試合 ONE MMA 女子アトム級(52.2kg)ワールドGP 交替試合 5分3R
V.V Mei[山口芽生](日本/フリー)
ジュリー・メザバルバ[Julie Mezabarba](ブラジル)
平田樹&アリース・アンダーソン
― 平田選手はONEでは無敗、アリース選手もインビクタで良い戦績を残してきました。今回の試合は、平田選手のキャリアにとって一番タフな試合になると思いますか。
平田:「そうですね。やっぱり経験のことを言われると自分は全然経験していないですが、その分特に怖いものがないのでこの試合でまた良い経験が積めるなと思います。」
― 延期された約3カ月の間に誰とスパーリングを行ってきましたか。またシンガポールまでの移動はどうでしたか。
アンダーソン:「私のヘッドコーチは柔道の黒帯でイツキのスタイルと一致しているので良かったです。私のリーチを有効活用して試合に臨むようにトレーニングしてきました。
シンガポールまでの移動は非常に長かったですが、幸運なことに夜遅くに到着したのですぐにシンガポールの時間には慣れました。」
― リングネームを人造人間18号(Android 18)に変更した理由はなんですか。
平田:「やっぱり似ていると言われることが多かったので。私は強い女の人というイメージがあって、今回から変えました。」
― ONEはアリース選手の参戦を心待ちにしていたと思いますが、それは自信を得るものでしたか。
アンダーソン:「自信を得ましたね。私のスキルはこのトーナメントを戦う上で最高のレベルにあると理解しています。ONEはアメリカからの出場選手に私を選出してくれたので、世界中のトップコンテンダーの中からベストな選手の中のひとりとして見てくれていると思います。私はとにかく自分のスキルを発揮して、この女の子の中で自分を証明するだけです。」
― 3カ月試合が延期されたことで、何かポジティブなことはありましたか。
平田:「何回も延期になったので、その分いい練習の時間になりました。」
アンダーソン:「私もイツキと同じ意見です。前向きに捉えることしかありませんでした。 ONEと契約してから5月の試合まで準備期間は8週間しかなかったからです。フルタイムでの格闘家になったばかりだったので都合が良かったです。これまでは病院で働いてきたので。この3ヶ月間はトレーニングに集中することができて、私にとってこの期間は大いに役立ちました。」
― 今回のトーナメントで最難関だなと思う選手は誰ですか。
アンダーソン:「私は初戦に集中しています。トーナメントは、1試合に集中しないといけないですし他の対戦相手を考えることはありません。今回のグランプリに選出された全選手がふさわしい実力を備えています。試合では何でも起こりますし、私にとっては全選手が脅威に感じます。全選手がここまで辿り着いた訳ですし、相応しくない選手はいません。レベルが高い女性同士のトーナメントなので何でも起こり得ると思います。」
平田:「私もアリース選手に同意です。自分は経験も少ないし、年下って言われることも多いので。その分、みんなが強くて自分は下から這い上がるだけだと思う。誰が強いとかではなくてみんなが強いので。それだけのワールドグランプリだと思います。」
― アンダーソン選手が格闘技をしながら病院で勤務していたことについて、知らないファンの方もいると思うので、少しお聞かせください。
アンダーソン:「このパンデミックの影響で長い間、戦うことが出来なかったという選手も多いと思います。でも私は、パンデミックの期間にコロナ感染者の病棟で働いていていました。その経験は、精神的に私を非常にタフにしてくれました。12時間のシフトは本当に辛かったですが、困難に立ち向かってきました。精神面で強くなることが出来たと感じています。病院での仕事を退職して、格闘家に専念する機会を得たことでよりハングリーに、より集中して臨めるようになりました。どんなチャンスでも得られることは素晴らしいです。」
― アンダーソン選手にとってアジアで戦うことは初めてになりますが、米国での試合よりも脅威になりますか。
アンダーソン:「私にとって脅威になるとは思わないですが、全く違った試合になると思います。特に新型コロナウイルス感染拡大の影響で非常に厳しい対策がとられているので。ですが、私にとっては同じケージ内で戦う格闘技の試合です。どこにケージがあろうと、何が起きようと関係なく、私は同じパフォーマンスを出すことが出来ます。」
― とても若くしてONEのトップファイターとなり、今回の歴史的な大会に参戦することはどんな意味がありますか。ご自身が活躍することで次世代の女性アスリートにどんな影響を与えられると思いますか。
平田:「若いから出させてもらうと言うよりかは、まだ3戦しかしていないのに出させてもらえるのは、きっとONEからも試されていると思います。これだけ若いだけあって出来ることもたくさんあると思います。まだまだ、これからたくさん経験を積んでいけると思うと楽しみでしかないですね。これから下の子達が来ると思うと、その子達がなりたい選手、憧れる選手になりたいとすごく思います。」
アンダーソン:「女子だけの大会で戦うことで、私は若い世代の女の子たちに影響を与えたいです。男性陣が独占してきたスポーツの中で、女性が成功できることを証明したいなと思います。 女子だけの大会に参戦できることは本当に光栄なことですね。私は、インビクタで女子だけの大会を経験してきました。私たちのような若い女子でも、男性に注目が集まるこのスポーツで成功できると強く言いたいです。女子にとってもワクワクする場所です。」
― アンダーソン選手は今回がONEデビュー戦になりますね。自身のことをアンダードッグだと感じますか。
アンダーソン:「私はこのトーナメントで最大のアンダードックだと感じています。その理由は、ONEで対戦したことがないからです。でも逆に、誰も私が善戦することを期待していないのでプレッシャーを感じる必要がないです。私の力を証明して女子アトム級世界グランプリに選出されたことを証明するだけです。私がアンダードックと呼ばれていることは理解していますが、特に気にならないですね。」
― この大会は5月に開催される予定でしたが延期になり、他の選手のように自分をプロモーションする時間を作れたと感じますか。
アンダーソン:「そうかもしれませんが、私はまだONEで対戦したことがないので自分を宣伝することは難しかったです。他の選手は試合の映像があるので割と簡単に宣伝できますよね。ですが、もうそれほど気にしていないです。私はとにかく試合で実力を出して、他の女の子と同様に宣伝するに値した選手であることを証明するだけだと思います。」
― 今回の試合を通して、アンダーソン選手はどんなアプローチで来ると思いますか。
平田:「柔道の対策はしてくるんじゃないかなと思うんですけど、自分は柔道に拘らずなんでも対応できる練習はしてきたので大丈夫だと思います。」
― アンダーソン選手は、ONEと契約してすぐにこのグランプリに参戦することになりましたね。この激戦区のアトム級でトーナメントのコンテンダーに選ばれたことは捉えていますか。
アンダーソン:「この大会がONEと契約する決め手でした。この女子だけのグランプリに参戦できることが非常に光栄でしたね。フルタイムで格闘家になることが夢だったので、大きなチャンスだと感じました。格闘家に専念できれば、私は次のレベルに行けると思っています。アメリカを代表してONEに選出されたのは嬉しいですし誇りに思っています。ONEが私を選出したのは正しかったと証明したいです。」
― 平田選手、身体がフィットしているように見えますが、この大会に向けてどのような練習に取り組んできましたか?
平田:「今まで取り入れていなかった、ウエイトトレーニングを取り入れました。海外の選手は皆んなフィジカルが強いので、ただ減量するのだけではなく、筋肉をつけて絞っていこうと思いました。一番大きいのはウエイトトレーニングだと思います。」
― アジアの女子格闘技のレベルは高いと思いますが、アンダーソン選手が戦っていた米国でも、そのくらいのレベルの高さにあると思いますか。
平田:「アメリカは女子格の人口も多いし、練習相手もたくさんいると思います。経験で言われたら自分よりも何十倍もすごいと思います。ただONEで試合をしているのは自分の方が多いですし、このグランプリに懸けている思いは誰よりも強いので、そこでは負けたくないです。」
― 平田選手は、若くして成功を収めていますが、キャリアで何を成し遂げたら成功だと言えますか。
平田:「まだ引退とかは考えていないですけど、必ずチャンピオンになるということは目標としてあります。チャンピオンになってからも続けていきたいので、まずはチャンピオンになりたいです。」
― アンダーソン選手はONEデビューとなり、アンダードッグだと言われているようですが、平田選手はどう感じますか。また、試合はどういう運びになると思いますか。
平田:「インビクタの試合に出場して世界で戦ってきた選手なので、その点では自分が経験してきたことのないような試合になると思っています。デビュー戦だとしても、今まで試合数を多くこなしてきたので、自分よりもはるかに経験がるし、この試合は面白い試合になると思います。」
― 平田選手は無敗でここまで辿り着きました。この戦績についてはどう感じますか。
アンダーソン:「試合だけに集中したいです。私にとってケージに入れば、戦績は関係ないです。イツキが言うように試合中は何でも起きますからね。彼女が若くして成功していることはリスペクトしています。ですが、私にとってはただの1試合に過ぎないです。紙の上で何を書かれようと関係ないです。最終的には金曜の夜に何が起きるのか分かりますからね。」
― 平田選手は、ノックアウトのパワーもあり相手の攻撃を止めるスキルもあります。アンダーソン選手はどんな対策を持ってこの試合に臨みますか。
アンダーソン:「彼女は力強いパンチがありテイクダウンを奪うことができます。皆さんご存知の通り、私は自分の身長やリーチを生かして距離をうまく使います。長いリーチを生かして試合を進めていきたいです。」
― 平田選手はこれまでアンダードックと言われたこともありましたが、過小評価されていると思いますか。
平田:「期待されていないかもしれないけど、自分の中では楽しみな試合なので、そこだけは大事にしたいです。周りが何と言おうが、絶対に試合は観ると思うので、もし勝った時に強い言葉で強い心を発信したいです。」
― 平田樹選手は今回、日本を代表してトーナメントに参戦しますが、彼女についてはどう思いますか。
アンダーソン:「彼女は才能豊かで積極的で打撃でも寝技でも強みを持っています。彼女は素晴らしい格闘家ですが、それは対戦相手にもよると思っています。なので、今回は彼女の真のレベルを見せる良い機会だと思います。」
― アンダーソン選手は、2017年に敗戦してから現在は2連勝中ですね。より良い格闘家になるために意識してきたことは何ですか。
アンダーソン:「インビクタで唯一負けたのは、病院で勤務している時で、休みを取れなかった時期でした。フルタイムで働きながらトレーニングをして、対戦相手のことを過小評価してしまいました。 私はアマを含めたキャリア通算11勝で敗戦はその試合でした。誰と対戦しようと相手を過小評価してはいけないことを私はその敗戦で学びましたね。試合の時は相手が誰であろうと常に世界最高の選手と対戦しているように考えるようにしています。」
― 平田選手が過去のインタビューでアンダーソン選手のパンチにはそこまでパワーがないと話していましたが、何か返答はありますか。
アンダーソン:長身の選手は力があまりないように思われているのは理解しています。シンガポールに来てから、平田選手をはっきりと見ることはまだ出来ていませんが、トーナメントに出場する他の選手を見ると私のサイズは皆さんが思っている以上に大きいです。金曜の夜に結果をお見せできると思います。」
― 平田選手、日本のファンの方々へメッセージはありますか。
平田:「お待たせしましたの気持ちと、必ず勝って日本に帰りたいですと伝えたいです。」
V.V Mei
― 久しぶりにONEのサークルに戻ります、素直なお気持ちをお聞かせください。
Mei「ONEのサークルケージに早く戻ることを願っていたので、試合が待ち遠しいですし、嬉しい気持ちでいっぱいです。」
― 少し前まではアトム級ランキングに名前がありました。再びトップ5に入ることは可能だと思いますか。
Mei「今週金曜、9月3日の試合で全力を発揮しないといけないです。またランクインできればいいなと思います。」
― 残念ながらONE女子アトム級ワールドグランプリのコンテンダーには入りませんでした。ご自身の中でどんなことが理由だと感じましたか。
Mei「このグランプリには多くの素晴らしい選手が出場しますよね。若くて新しいアスリートにチャンスを与えることは重要だなと感じます。」
― ONE史上初のオール女子カードの大会となります。山口選手にとって、この大会で戦うことにどんな意味がありますか。
Mei「ONEチャンピオンシップにとって、こういう大会、女子だけのカードの大会を開催することは大きなことだと思います。私はエキサイティングな試合をしないといけないですね。」
― およそ1年半前のデニス・ザンボアンガ戦についてですが、あの試合で学んだことはどんなことでしょうか。
Mei「ボクシングの練習をたくさんしてきました。どんな状況にも対応できるように磨いてきましたので、その成果を見せることができたらと思います。」
― ONE女子アトム級ワールドグランプリの優勝候補は誰だと思いますか。
Mei「ハム・ソヒ選手のことは長く知っていて、彼女とは対戦したこともあるので応援しています。でもトーナメントに出場する全選手が“スペシャル”な選手だと思うので、誰でも優勝できるチャンスはあると思います。」
― ONEで長年戦ってきた山口選手ですが、38歳になってアトム級の世界王座に挑戦できるのはこのトーナメントが最後のチャンスだと思いますか。
Mei「年齢はただの数字なので、あまり気にしていません。年齢は関係なしに私のスキルを見せられるチャンスはたくさんあると思います。グランプリには多くの素晴らしい選手が出場して、彼女たちにはチャンスがあると思います。ただ、これはトーナメントなので何が起きるのか分かりませんよね。誰かが怪我をしたりした時などは、私はその空いた枠で戦う準備ができていますよ。」
― 直近3試合の内2試合でアームバーで勝利しています。その技術を磨いてきましたか。今回も同じ技で勝利を狙っていますか。
Mei「アームバーは常に狙っていますが、打撃など他の技術も試合で見せることができたら良いなと思います。」
― 山口選手は格闘技のキャリアで色々なことを成し遂げてきました。アンジェラ・リーとの再戦はイメージしていますか。
Mei「アンジェラ・リーとの対戦は常にワクワクするものです。彼女との3戦目は非常に興奮しますね。機会があればぜひ、もう一度対戦したいです。ただ、私はそれだけを求めているわけではないです。他の選手と対戦する機会があればぜひしたいです。その時に必要なことをやるだけだと思っています。」
― ジャッキー・チェンのファンだと聞きましたが、もし現役を引退してアクション映画のオファーがあれば受けますか。
Mei「子供の頃から彼の大ファンで常に彼の真似をしようとしていました。ジャッキー・チェンの映画を見ることは今でも大好きですし、もしチャンスがあれば、いつかアクション映画に出演してみたいですね。」
― ご自身のキャリアの中で、グランプリやトーナメントで成功を収めてきたと思います。今回の大会はどのように捉えていますか。
Mei「最速でタイトル奪取ができるので、チャンスがあればいつでも、このトーナメントに参戦したいです。新しい選手と対戦するのは常にワクワクします。勝てれば2回戦で他の選手と対戦することになり、誰が勝ち上がってくるのかというのは、選手とファンにとっても注目する、興味深いことだと思います。非常に楽しみな大会になりますね。今回私はワンマッチですが、トーナメントで戦うチャンスがあれば、常に準備はできています。」
― これまでメン・ボー選手と戦うチャンスがありましたが、何度もキャンセルになってきました。彼女との対戦は興味がありますか、それとも別に興味のある選手はいますか。
Mei「私は誰とでも戦いますが、メン・ボー選手との対戦には非常に興味がありますね。彼女には素晴らしい打撃があるので、ぜひ挑戦してみたいです。」
― 今回のジュリー・メザバルバ選手との対戦では、何か対策はありますか。
Mei「彼女はフィジカルが強く、積極的に打ってくる選手だと思います。私もボクシングの技術を見せることができたら良いですが、絞め技で勝利することができればベストだと思います。」
― アンジェラ・リー選手とハム・ソヒ選手、どちらが優れたファイターだと思いますか。
Mei「とても難しい質問ですね。二人とも特別なスキルを持っていて素晴らしい選手だと思うので、どちらかを選ぶのは難しいです。でも、アンジェラは常に王座防衛を果たしているので、特別な存在ですよね。ハム・ソヒは多くの場所で戦っていいますね。彼女がタイトルを獲得するのも非常に興味があります。」
― 交替試合に出場することについて、いつから知っていましたか。また延期などの影響は何かありましたか。
Mei「こういう大会は、最後の最後まで何が起きるのか分かりませんので、常に準備はしてきました。当初試合は5月に予定されていましたが、延期になりましたね。ですが、私はこの機会を前向きに受け止めていましたし、新しい技術の習得に時間を費やしてきました。私が学ぶ必要のある技術を振り返ってきました。この時間を有効活用できたなと思います。」
― 過去のトーナメントでは、交替試合の選手が活躍してきましたね。
Mei「多くの交替選手がトーナメントを制してきたのを見てきたので、私もチャンスがくるのを楽しみにしています。」
― 先ほどハム・ソヒ選手についてお話しされていましたが、ファンの中ではデニス・ザンボアンガ対ハム・ソヒの試合に最も注目が集まっています。山口選手も同じ気持ちですか、それとも別に注目している試合がありますか。
Mei「どの試合も注目ポイントは沢山あると思いますが、確かにこのマッチアップは、準々決勝の中では一番面白そうな試合ですよね。デニス選手のここまでの活躍には感銘を受けていますし、驚きでもあります。彼女の強い心は、真に戦士ですね。彼女がハム・ソヒに対してどのように戦うのか、またハムがどのように迎え撃つのか興味があります。」
― これまでONEの歴史的な場面に多く立ち会ってきたと思います。今回のオール女子大会に出場することについてのお気持ちは。
Mei「特別な気分です。これまでたくさんの女子の試合をみてきて、確実に女子のMMAのレベルは上がっています。その中で今回ONEがこの特別なイベントを開催して、その一員になれたことは非常に嬉しいです。」
― 山口選手は、2007年から戦ってきています。現在では多くの若手選手がMMAの試合に参戦するようになってきましたね。当時と今では競技レベルはどう変化していると感じますか。
Mei「全ての若いアスリートが素晴らしい技術を持っていますね。MMAも伸びているので彼女たちは学ぶのが早いですね。一方で、大切なのは新しいことを学ぶことの継続性だったり、向上し続けることだと思います。全ての若手が継続して学び挑戦し続けて歴史を作って欲しいです。」
― デニス・ザンボアンガ対ハム・ソヒ戦の勝者と対戦したいですか。
Mei「もちろん挑戦したいですね。」
― 平田 樹選手は今回、日本を代表してトーナメントに参戦しますが、彼女についてはどう思いますか。
Mei「彼女は才能豊かで積極的で打撃でも寝技でも強みを持っています。彼女は素晴らしい格闘家ですが、それは対戦相手にもよると思っています。なので、今回は彼女の真のレベルを見せる良い機会だと思います。」
― リトゥ・フォガットがトーナメントに復帰したことについて、何かありますか。
Mei「彼女のトーナメント復帰は非常に喜ばしいことですね。私にも似たようなことが起きれば良いなと思います。」
― キャリアの中で様々なベルトを見てきたと思います。中でもこのグランプリのベルトは豪華そうですが、どのベルトが一番カッコいいと思いますか。
Mei「はい、このグランプリのベルトの写真を見ましたよ。12キロ?とかだった気がします。すごい豪華そうですよね、多分今まで見てきた中で一番豪華だと思います。」
― これからも女性だけのトーナメントをやった方が良いと思いますか。
Mei「このようなイベントが継続して行われることは素晴らしいと思いますが、これまで通り女子の試合が男子の試合の中に組み込まれるのも必要だと思います。両立して行っていければ良いと思います。」
対戦カード
【メインカード】日本時間21時30分スタート
第8試合 メインイベント ONE MMA 女子ストロー級(56.7kg)タイトルマッチ 5分5R
ション・ジンナン(中国/王者)
ミッシェル・ニコリニ(ブラジル/2位)
第7試合 ONE MMA 女子アトム級(52.2kg)ワールドGP 一回戦 Aブロック 5分3R
デニス・ザンボアンガ(フィリピン/ONE MMA女子アトム級1位)
ハム・ソヒ(韓国/ONE MMA女子アトム級5位、元RIZIN女子スーパーアトム級(49kg)王者)
第6試合 ONE MMA 女子アトム級(52.2kg)ワールドGP 一回戦 Aブロック 5分3R
アリヨナ・ラソヒナ(ウクライナ/ONE MMA女子アトム級3位)
スタンプ・フェアテックス(タイ/ONE MMA女子アトム級4位)
第5試合 ONE MMA 女子アトム級(52.2kg)ワールドGP 一回戦 Bブロック 5分3R
メン・ボー(中国/ONE MMA女子アトム級2位)
リトゥ・フォガット(インド)
第4試合 ONE MMA 女子アトム級(52.2kg)ワールドGP 一回戦 Bブロック 5分3R
平田 樹(日本/フリー)
アリース・アンダーソン(米国)
第3試合 キックボクシング 女子アトム級 3分3R
アニッサ・メクセン(フランス)
クリスティーナ・モラレス(スペイン)
【リードカード】日本時間20時30分スタート
第2試合 ムエタイ ストロー級
ジャッキー・ブンタン(米国)
ダニエラ・ロペス(アルゼンチン)
第1試合 ONE MMA 女子アトム級(52.2kg)ワールドGP 交替試合 5分3R
V.V Mei[山口芽生](日本/フリー)
ジュリー・メザバルバ[Julie Mezabarba](ブラジル)