KNOCK OUT 8.22 新宿フェイス:緊急出場の西村介佑「タイでは膝・肘中心で戦ってきました」×リカルド・ブラボ「コロナが収束したらラジャダムナンで試合したい」
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KNOCK OUT-EX 2021 vol.3(8月22日(日)新宿フェイス)の昼の部「RED FIGHT」で肘有りのREDルール・73kg契約で対戦する西村介佑(クロスポイント吉祥寺)とリカルド・ブラボ(伊原道場アルゼンチン支部/新日本ウェルター級王者)のインタビューが主催者から届いた。
吉田英司の欠場により急きょ出場が決まった西村だが、これまであまり名前が聞かれなかった選手。それもそのはず、長年タイで試合を重ねており、日本での試合は10年以上ぶり。だが本人はリカルド相手に自信満々だという。その根拠とは?
ブラボは急きょ対戦相手が変更。「吉田に勝ってタイトルマッチへ」と意気込んでいたが、この試合にどう臨もうとしているのか?
西村介佑「試合のチャンスを待ってました。長年タイで培った技術でKOします」
西村介佑(クロスポイント吉祥寺) Nishimura Keisuke
79.2.16生/神奈川県横須賀市出身/42歳/180cm/オーソドックス/32戦16勝(5KO)16敗
――試合1週間前を切った段階で、他団体のチャンピオンであるリカルド・ブラボ選手との対戦。大変失礼ですが、率直に言って、よく対戦を引き受けましたね。
西村 いえ、逆にチャンスをいただいてありがとうございますという気持ちです。そんなに強敵ではないと思ってますし。
――というのは?
西村 私もタイでやってきてますから。相手はとても若い選手ですが、いい試合になるんじゃないかなと思ってます。自信はあります。
――所属はクロスポイント吉祥寺ですが、今は伊豆にいらっしゃるという話を伺いました。
西村 はい。今はしばらく伊豆白浜に滞在していて、この夏の間、海の家で働いてるんです。仕事もあるので前日の夜から移動して、試合が終わったらまたすぐ戻る予定なんです。
――そうなんですね。そもそもお聞きしたいことがいろいろあるんです(笑)。クロスポイント吉祥寺に所属されたのはいつからなんですか?
西村 昨年の11月ぐらいからだと思います。それまではタイにいたり、趣味でサーフィンをやっているのでバリ島にいたりといった感じでした。でも、コロナ禍で長く海外に滞在するのは危険だと感じて、日本に戻ってきたんです。その中で練習環境が一番いいところを探して、入会しました。
――では、試合をするつもりはなかった?
西村 いえ、山口会長には試合をしていきたいというお話はしていました。今年前半に一度、試合のお話をもらっていたことはあったんですが、その時はスケジュール的に実現に至らなくて。今回はタイにいた時以来、2年ぶりの試合になります。
――日本でも試合をされていた時期があったんですよね?
西村 それは20代の頃ですね。23歳の頃にタイでデビューしたものの、現地の壁が厚くて、一度戻ってきてたんです。ワイルドシーサー沖縄で、トレーナーをしながら試合にも出ていたという感じでした。
――1試合だけ、当時の試合がYouTubeに残っていますね。プロデビューからは20年近くで32戦というのは、少ないように感じますが。
西村 試合間隔がすごく空いた時期もあるんですよ。全く試合しないでサーフィンしていた時期とかもあるので。その間も、体を鍛えるのは好きなので、ジムに通ってトレーニングはしてたんですけど。
――今回の試合はいつ以来なんでしょうか。
西村 2019年以来ですね。タイでやった試合が、今のところ最後です。2年近く試合間隔が空いていますが、そういうこともこれまでよくあったので、問題ないです。
――西村選手についての情報が少ないので、ファンの方々からすると「知らなかった選手が急きょ代打で出場するらしい」という認識になっていると思います。でもご自身は、勝つ自信があってオファーを受けたということなんですね。
西村 そうですね。タイではヒザ蹴りとヒジを中心に戦ってきた経験があるので、自信はあります。ここで勝って、タイトルも狙っていければと思っています。
――では、リカルド選手を相手にどういう試合をして、どう勝ちたいですか?
西村 やはりKNOCK OUTなので、ノックアウト狙いで思い切りいかせていただきます。
――逆に警戒すべき点は?
西村 パンチですね。手が長いので。そのパンチにヒジを合わせていきたいですね。
――当日、一番注目してほしいポイントは?
西村 長年やっている技術を見てほしいと思います。その技術で勝って、皆さんをビックリさせたいと思います。よろしくお願いします。
リカルド・ブラボ「相手のことは全然分からないけど問題ない。いつものようにKOを狙います」
リカルド・ブラボ(伊原道場アルゼンチン支部) Ricardo Bravo
00.1.23生/アルゼンチン出身/21歳/180cm/オーソドックス/19戦16勝(11KO)2敗1分
日本ウェルター級王者
――試合直前になって、対戦相手が変更になりました。
リカルド コロナだからしょうがないですね。試合できるかどうか心配してましたが、相手が決まってよかったです。吉田選手とはできないけど、仕方ないですね。
――相手の西村選手の情報はどれぐらいありますか?
リカルド 名前ぐらいしか分からなくて、YouTubeでも試合映像は全然出てきませんでした。1試合だけ、すごく古い試合があっただけで、全然分かりません。年齢も42歳と聞きました。まあでも、自分の練習をしっかりやってきましたから、誰が相手でも関係なく、いつもと同じようにやります。
――西村選手はタイで20戦以上やっていて、ヒジも得意だそうです。
リカルド そうなんですか。でも僕もヒジは得意だし、全然大丈夫です。10月の新日本キックの大会でも強いタイ人と試合する予定だし、僕もラジャダムナン・スタジアムで試合がしたいから、いい練習になります。
――2月に『REBELS ~The FINAL~』に出場しましたが、KNOCK OUTには今回が初参戦になります。
リカルド その試合も含めて今年は3戦3勝、そのうち2試合でKO勝ちしています。モチベーションは高かったので、いい練習はできてますよ。
――では、いい動きが見られそうですね。
リカルド 最近はパンチを強くしてるんですけど、パンチだけではダメなので、いろんなコンビネーションを出したいです。いろんな技を使いたいです。もともと吉田戦に向けて、伊原会長といろいろ作戦を練っていました。それも出せるところは出したいです。
――伊原会長の存在はやはり大きいですよね。
リカルド そうですね。会長はもう70歳ですけど、今でも戦いの気持ちを持ってるから、すごいですね。全然そんな年に見えないし、ジムで一番元気ですから(笑)。でも、あと何年一緒に練習できるか分からないから、今は会長としっかり練習しています。最後まで一緒に練習したいです。
――このところ好調の理由は何だと思っていますか?
リカルド 2年前、67kgでの試合で負けました。減量がキツかったし、いろいろあったから負けました。その後、故郷のアルゼンチンに2~3ヵ月帰って、伊原道場アルゼンチン支部の支部長といろんな練習をしました。そこでいろいろ考え方が変わりました。それからコロナの影響で試合が中止になったりもしましたが、韓国人選手に勝って、その次に津崎善郎選手とドローになりました。そこで心配になったんです。強くなったつもりでいたけどドローだったから。うまく説明はできないですけど、そこでも気持ちが変わりました。そのあとは全試合勝ったから、何かが変わったことは分かります。
――それが好調の要因なんですね。
リカルド あと1試合負けたら全部終わり。アルゼンチンに帰らないといけなくなります。だから、そのイメージで練習しています。
――その敗戦の後はずっと70kgでの試合ですが、70kgでの体作りも問題ないですか。
リカルド そうですね。あの頃と比べると、僕の体はすごく変わりました。パワーとスピードもついたことが、自分でも分かります。今回は急に決まったから-73.0kg契約ですけど、これからもずっと70kgの選手と試合していきたいです。日本人の70kgで上にいると思う選手はもう少ないので、みんなと戦いたいです。
――以前、BLACKルールでも問題ないというお話もされていましたよね。
リカルド いいチャンスがあれば、ですね。コロナが収束したらラジャダムナンで試合したいと思っているので、基本的にはREDルールがいいです。でももしいいチャンスが来たら、伊原会長と相談して決めたいと思います。ヒジなしの試合も何回かやったから、大丈夫ですけどね。
――昼の「Vol.3」はREDルールだけの大会です。「REDルールの面白さを見せたい」と言う選手も多いですが、リカルド選手にとってREDルール、ヒジありルールの面白さとは?
リカルド みんなそう言うんですけど、僕はよく分からない(笑)。今まで2回ぐらいヒジでのTKOで勝ちましたけど、ヒジをもらったことはまだないんですよ。もらったらヤバいかなとは思ってます。ヒジには気をつけますよ。
――個人的には、どういう勝ち方が一番好きですか?
リカルド パンチですね。お互いに下がらないで、戦いの試合をするのが好きです。ボコボコにしたいです(笑)。相手にもガンガン出てきてほしいけど、西村選手がそれができるかは分からないですね。
――対戦相手が変更になったとはいえ、昼の部のメインであることには変わらないわけですが、改めてどういう試合をしたいですか?
リカルド 相手が誰だろうが、いつもと一緒です。KOしたい。判定まで行きたくないですね。次の試合もしっかり勝って、また吉田選手と、できれば今年中に試合をしたいです。その時は吉田選手にベルトを懸けてほしいです。
――それだけKNOCK OUTのベルトがほしいということですか。
リカルド とりあえず吉田選手とは今回やれなかったから、やれるならやりたいです。彼には記者会見の時に「負けたらベルトを返上してください」と言いましたけど、次、もしノンタイトルでやって僕が勝ったら、その次は誰かと王座決定戦をしたいと思っていました。それか、4人でトーナメントをやって決めるか。でも試合自体が延びたので、ベルトを懸けてもらえたら早いですよね。でもまずは次の試合、メインイベントだし、いい試合をして勝ちたいです。
夜の部・BLACK FIGHT 対戦カード
メインイベント BLACK フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
龍聖(TRY HARD GYM)
井上竜太(Hardworker)
BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
佐藤拓也(クロスポイント吉祥寺)
渋谷昂治(東京町田金子ジム)
BLACK ライト級(62.5kg) 3分3R
カミシロ(PHOENIX)
Apollo中山(GOD SIDE GYM/KNOCK OUTアマチュア・アダルト65kgトーナメント2021優勝)
BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
斧田雅寛(KIBAマーシャルアーツクラブ)
我如古優貴[がねこゆうき](BEST GYM)
BLACK フェザー級(57.5kg) 3分3R
上野仁弘(スクランブル渋谷/KNOCK OUTアマチュア・アダルト60kgトーナメント2021優勝)
中島凛太郎(NEXT LEVEL渋谷)
昼の部・RED FIGHT 対戦カード
RED 73kg契約 3分3R(延長1R)
西村介佑[けいすけ](クロスポイント吉祥寺)
リカルド・ブラボ(アルゼンチン/伊原道場アルゼンチン支部/新日本ウェルター級王者)
RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/元ルンピニージャパン・バンタム級王者)
森岡悠樹(北流会君津ジム)
RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
横野 洋(キックボクシングジム3K/元DEEP☆KICK 57.5kg王者)
古村 光(FURUMURA-GYM)
BLACK 女子ライトフライ級(49kg) 3分3R(延長1R)
喜多村美紀(テツジム/ミネルヴァ・ライトフライ級1位)
ERIKO(ファイティングラボ高田馬場/ミネルヴァ・ライトフライ級4位、RISE QUEENミニフライ級(49kg)5位)
BLACK 女子アトム級(46kg) 2分3R
斎藤千種(白山道場)
須藤可純(笹羅ジム)
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無しキックルール
概要
大会名 SACRED FORCE presents KNOCK OUT-EX vol.3 ~RED FIGHT~ ~BLACK FIGHT~
日時 2021年8月22日(日)RED FIGHT 開場・12:00 開始・12:30/BLACK FIGHT 開場・17:30 開始・18:00
会場 新宿フェイス
チケット料金 カウンター席:12,000円 SRS席(最前列):12,000円 S席:8,000円 A席:6,000円 ※昼夜別チケット ※入場時にドリンク代500円が別途必要 ※6歳未満は入場無料。座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUT OFFICIAL SHOP チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 https://knockoutkb.com/