ONE Championship 7.30 シンガポール:試合直前の澤田龍人「しっかり見極めて2~3R目フィニッシュできたら」
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ONE Championship「ONE : BATTLEGROUND」(7月30日(金) シンガポール・インドア・スタジアム)に出場する澤田龍人の直前インタビューがONEから届いた。大会は21:30よりABEMA格闘チャンネルで生放送される。澤田の試合は第4試合で22:30頃から放送される模様だ。(写真:(C) ONE Championship)
ONE Championshipは5月28日、MMA女子アトム級GP一回戦を中心とした女子戦オンリーの大会を予定していたが、開催地シンガポールが新型コロナウイルス感染拡大によりロックダウンされ延期に。その後、シンガポールでのワクチン接種が国民の半数を超え、コロナ関連の規制も緩和され、7月29日の大会から再始動する。
全6試合のメインイベントにはストロー級のムエタイ&キックボクシングの2ルールでONEの頂点に立つサムエー・ガイヤーンハーダオが登場。同じタイ人でONE初参戦の元ルンピニー&ラジャダムナン王者・プラジャンチャイ・PKセンチャイムエタイジムを相手に、ムエタイ王座の防衛戦を行う。コーメインイベントは、元MMA 2階級制覇王者のアウンラ・ンサンが、ミドル級でレアンドロ・アタイデスと対戦する。
ONEは今回も1日に大量の試合を収録し、8月13日と27日にも今回と同じ「BATTLEGROUND」シリーズとして試合を放送する。7月29日の生放送では、シッティチャイ・シッソンピーノン vs. タイフン・オズカンのキックボクシング戦が予定されていたが、オズカンの怪我により中止。これによりストロー級の澤田龍人 vs.グスタボ・バラートが、7月29日の生放送分に加わった。
澤田はシンガポールのONE直轄ジム・イヴォルブMMAに所属。前回4月のONE ON TNTでは、昨年10月に一度判定勝ちしているミアオ・リータオとの再戦が組まれ判定負けした。急なオファー、急な再戦決定で本調子では無い様子だったが、今回は何としても2連敗は阻止したいところ。対戦相手のバラートはキューバ出身でレスリングがベースの34歳。19年にONEで3試合し和田竜光ら相手に全敗している。それからONEに2年ぶりの登場で、進化度合いによっては澤田にとっても脅威となりうるだろう。
澤田龍人
――調子はどうでしょうか。また、シンガポールでの生活はいかがですか。
「追い込み練習がきちんとできて、あとは試合に向けて調整するだけと言う感じで。調子は良いです。シンガポールでの生活については、こっちに住んで、もう2年半くらいになるのでシンガポールの雰囲気にはもう慣れて、食事も自分で作ったりテイクアウトしたりしています。なかなか日本には帰れず、家族や友達とかにも会えないので、試合に勝って自分の周りの方達に元気な姿を見せられたらなって思います。
――澤田選手がいるストロー級は激戦区ですね。ランク入りをするためにはどんなことが必要だと思いますか。
「日本人も多いですし、すごいハイレベル。トップレベルの選手が集まっているので、そこに自分も食い込んで、挑戦していけるように頑張りたいです。トップ5には日本人選手が何人もいるので、自分は一つ一つ勝っていってランクインできればと思っています。」
――前回の試合は残念ながら判定負けを喫してしまいました。敗戦後、修正したこと、トレーニングに活かしてきたことはどんなことでしょうか。
「しっかり試合映像を観て、どこがダメだったのかをコーチと一緒に研究をしました。気持ちを切り替えてこの試合に臨んでいます。今回は、相手のペースにならないよう、最初から自分のペースで。しっかり相手の動きを見極めて、攻める時は攻める、守る時は守る。というのを徹底していきたいです。」
――日々のトレーニングを積んでいく中で、成長していると感じるのはどんなことでしょうか。
「言葉の面でもそうですし、メンタル面でも、日本にいるときよりかは強くなっているなって思います。フィジカルや技術面でも、こっちにきてから新たな技術を学ぶことの方が多いので成長できているなと感じますね。」
――今回の、グスタボ・バラート戦のオファーがあった時、どう言う心境でしたか。
「“やります”と、コーチに即回答しました。」
――この試合では、相手との体格差が有利に働くと思いますか。
「相手のこれまでの試合をみていると、体格差に関係なく戦うスタイルだと思うので、自分が気をつけるべきことに集中して戦いたいです。」
――相手の強み、弱みはどんな部分だと思いますか。
「打撃の一発が強いって言うのと、レスリングのスキルは元オリンピック選手でもあるので、そこは強みだと思います。弱みについては、1ラウンド目はガツガツ来るんですけど、2、3ラウンド目でスタミナが落ちてくる部分じゃないかなと思っています。打撃に関しては、彼は動きが大きく、そこに隙ができると思うので、その隙を攻めていって自分の有利な試合展開にしたいですね。今回は、トータルして勝ちに行けたらと思います。チャンスがあれば、一本とかKOを狙っていきますが、今回はしっかり勝ちに行きたいです。」
――澤田選手は順調なペースで試合に出場している一方で、バラート選手は1年半以上実戦から離れての今回の試合です。この差はどのように捉えていますか?
「継続的に試合ができているので、試合感覚を掴めていると思います。相手は、このコロナ禍で多少は練習も制限されていたと思うし、試合の期間も長くなってしまっていると思うので、そこの部分は有利だと思います。」
――相手のバラート選手は、直近3戦で3連敗しています。そう言う意味では、澤田選手は今回の試合には、落ち着いて臨めると思いますか。
「いえ、そんなことはないと思います。自分も前回の試合に負けていますし。グスタボ選手も、強い選手とばっかり試合して負けていると思うので、そこに関しては余裕を持ってというよりかは、集中して挑もうと思っています。」
――Evolve MMAでのトレーニングについてお伺いします。普段のトレーニングは誰とやっていますか?
「ストロー級、階級が近い選手がEvolveに多いので、アレックス・シウバやデェダムロン、ション・ジンナンだったりとか。みんなでこの試合に向けて頑張ってきました。サムエーとかも打撃を丁寧に教えてくれるので、影響は受けていますね。」
――今回の試合は、長期戦になると思いますか。それとも、早い段階でフィニッシュとなるでしょうか。
「もちろん、フィニッシュは1ラウンド目から狙っていくんですけど、2、3ラウンド目でしっかりフィニッシュする。相手もアグレッシブな選手なので、しっかり見極めて2、3ラウンド目フィニッシュできたらと思います。」
――最後に日本のファンに向けて一言お願いします。
「今回の試合でしっかり勝って、次に繋げられるような試合をしたいと思います。応援宜しくお願いします!」
対戦カード
第6試合 ONEムエタイ・ストロー級タイトルマッチ 3分5R
サムエー・ガイヤーンハーダオ (タイ/王者、同級キック王者)
プラジャンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(挑戦者)
第5試合 MMA ミドル級 5分3R
アウンラ・ンサン(元MMAミドル級&ライトヘビー級王者)
レアンドロ・アタイデス
第4試合 MMA ストロー級 5分3R
澤田龍人(イヴォルブMMA)
グスタボ・バラート
第3試合 MMA 女子アトム級 5分3R
リトゥ・フォガット
リン・ホーチン
第2試合 MMA バンタム級 5分3R
チェン・ルイ
ジェレミー・パカティウ
第1試合 MMA 女子アトム級 5分3R
ビクトリア・リー
ワン・ルーピン