Krush 6.25 後楽園ホール:計量クリアのフェザー級王者・新美貴士「どんな手を使ってでも勝ちに行く」vs挑戦者・岡嶋形徒「明日から僕がチャンピオンです」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム錦糸町
最強のムエタイで最高の“美Body”を目指す!初心者の方、女性の方、大歓迎。見学無料!
Krush.126(6月25日(金)後楽園ホール)の公式計量が24日午後1時より東京で行われ、全選手がクリアした。直後の記者会見のレポートが主催のK-1 JAPAN GROUPから届いている。(写真:(C)K-1)
フェザー級王者・新美貴士「どんな手を使ってでも勝ちに行く」vs挑戦者・岡嶋形徒「明日から僕がチャンピオンです」
メインイベントでKrushフェザー級タイトルマッチを戦う王者・新美貴士と挑戦者・岡嶋形徒は揃って公開計量をパスして会見に出席。決戦直前の意気込みを述べた。
新美と岡嶋は昨年7月の「Krush.114」で対戦し岡嶋が勝利。しかし、その後行なわれた第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントでは新美が勝ち抜いてチャンピオンとなり、岡嶋は準決勝で森坂陸に敗戦と、明暗が別れた。新美にとっては過去のリベンジも兼ねた防衛戦となるが、会見に同席したKrush EVANGELISTの石川直生さんも、「ファイターとして別人のようなプレッシャーを身につけてくれた新美選手、そして持ち前の気の強さを爆発させてベルト獲りに懸ける岡嶋選手。今、選手層が厚くなってきたフェザー級戦線のタイトルマッチに相応しい試合を期待しています」と語る注目の一戦だ。
その石川さんから「昨年の岡嶋戦以降、それがきっかけとなって自分のファイトスタイルを徹底的に磨き上げて、素晴らしいチャンピオンになってくれました」と紹介された新美は、その言葉通り、やはり過去に敗れていた斗麗を今年2月の「Krush.122」で下して初防衛を飾り、日増しにチャンピオンとしての貫禄も増してきた。
会見では「明日は最初からKOを狙いに行って、最後までしっかり倒しに行きますので応援よろしくお願いします」と自信たっぷりに意気込んだ新美。「岡嶋選手がどのように来たとしてもこういうふうにやるっていうのは自分の中でわかっているので、それをしっかりできればKOできると思うんで、進化をお見せできたらいいなと思っています」と、さらに磨き上げたファイトスタイルで岡嶋を迎え撃つ。「前回も前々回ももちろん狙っていたんですけど、なかなか倒せなかったというのがあったので、そこはしっかり狙っていきたいですね」とKOへのこだわりも強い。「明日はしっかり倒しに行って、どんな手を使ってでも勝ちに行くんで応援よろしくお願いします」とKOによる防衛を誓った。
対する岡嶋は昨年のフェザー級王座決定トーナメントで森坂にプロ初黒星を喫して以来、約7カ月ぶりの復帰戦がタイトルマッチ。石川さんからも「モチベーションも高く全てを挽回してベルトを獲りに行ってくれると思います」と期待を寄せられている。本人も「凄いベルトに懸ける想いがあります。めちゃくちゃ想いがあります」とベルト奪取に対する気持ちが強く、「明日から僕がチャンピオンです」と力強く宣言。一度勝利している新美については、「めっちゃ前に出てくるんで凄い強えなと思います」とそのファイトスタイルを評しつつも、「でも、僕だったら勝てます。気持ちは絶対折れないんで勝ちます」と自信を見せていた。
また岡嶋は、石川さんがこの会見の前に行なわれた山際和希vs寧仁太・アリの会見で、「メインが霞むような試合を期待しています」と発言したことに触れ、「メインは霞ませません」とキッパリ。試合内容でもメインとタイトルマッチに相応しい試合をすることをファンに約束していた。
◆新美貴士
「明日は最初からKOを狙いに行って、最後までしっかり倒しに行きますので応援よろしくお願いします。(タイトルマッチ直前の心境は?)練習の時からもっと攻撃的に行かないととダメだなって思ってずっとやってきたんで、それを明日はしっかりお見せできると思っているので、明日が楽しみです。(どんな勝ち方を見せたい?)僕も倒すことしか考えてないです。(前の試合よりもスタイルは進化している?)どうですかね? あんま自信はないんですけど(笑)。どんな感じで相手が来てもいいように、あのスタイルだけではなくて、こう来たらこうするっていうのを毎日徹底的にやっているんで、岡嶋選手がどのように来たとしてもこういう風にやるっていうのは自分の中でわかっているので、それをしっかりできればKOできると思うんで、進化をお見せできたらいいなと思っています。
(今回はKOにこだわる?)この試合だけにこだわってるわけではないんですけど、前回も前々回ももちろん狙っていたんですけど、なかなか倒せなかったというのがあったので、そこはしっかり狙っていきたいですね。(試合までの24時間はどう過ごす?)しっかり昼寝したり、ご飯食べたりして、万全な状態に持っていけるようにしっかり休んで、力を溜め込みます。(石川さんの「(セミファイナルで)メインが霞むような試合を期待しています」発言については?)みんなそういう気持ちでやってもらったらいいんじゃないですかね。Krushの試合も面白くなりますし。でも、僕は倒しに行くような感じで行くんで、それ以上面白くできるならやってくださいっていう感じなんで。(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日はしっかり倒しに行って、どんな手を使ってでも勝ちに行くんで応援よろしくお願いします」
◆岡嶋形徒
「明日は新美選手の良さを潰して、僕がチャンピオンになります。(タイトルマッチ直前の心境は?)凄いベルトに懸ける想いがあります。めちゃくちゃ想いがあります。(どんな勝ち方を見せたい?)どのような勝ち方かはわからないんですけど、しっかり倒すというのはもう前提です。(新美選手の独特なスタイルを攻略できるぐらいの手数やスタミナは完璧?)新美選手のスタイルはめっちゃ前に出てくるんで凄い強えなと思います。でも、僕だったら勝てます。公約とか別にしてないんですけど、自分だったら勝てるんで。気持ちは絶対折れないんで勝ちます。(目の前にあるベルトを見てどう思う?)デカいですね。めちゃくちゃデカいです。絶対獲ります。
(試合までの24時間はどう過ごす?)それはちょっと言えないです。秘密です。あと、先程石川さんがセミの試合がメインが霞むようなって言ってたんですけど、メインは霞ませません。絶対チャンピオンになります。(ファンの皆さんへのメッセージは?)緊急事態宣言が解けましたけど、気をつけて会場まで来てください。明日から僕がチャンピオンです。応援よろしくお願いします」
山際和希「心を折るようなKOをしたい」vs寧仁太・アリ「気持ちでも絶対に負けたくない」
セミファイナルでは山際和希と寧仁太・アリがKrushウェルター級スーパーファイトで激突。この試合がキャリア51戦の元Krushウェルター級王者・山際と、キャリア4戦ながら4勝4KOというパーフェクトレコードの持ち主である寧仁太の試合は、両選手にキャリアの差がありながらもKrush EVANGELISTの石川直生さんが、「結果は蓋を開けてみないとわかないワクワクを感じさせてくれる、これぞKrushという一戦です。両選手ともパンチだけじゃなく、蹴りでも会場を魅了できるファイターなので、明日の試合はなかなか見られないような展開になるんじゃないかと。メインが霞むような華々しい蹴り合い、試合を期待しています」と語ったように、予測不能な一戦だ。
昨年の王座決定トーナメントを制し、Krushウェルター級王者となった山際だが、今年1月の「Krush.121」で加藤虎於奈に敗れて王座陥落。今回の試合はそれ以来の再起戦となるが、「ベルトを失ったことでさらに自分のファイトスタイルを見直すことで新しい発見を手に入れて、明日の試合に臨んでくれると思います」と石川さんからも巻き返しを期待されている。
山際は、「ずっと練習してきたパンチにも自信がついて、あとは得意のキックとだいぶ組み合わせられるようになってきたので、自分がどれだけ強くなったのか凄く楽しみです」と、王座陥落のショックを引きずることなく、鍛錬し続けてきた成果を見せることを宣言。「テクニック、経験と蹴りの威力は僕のほうがあると思っています。あとはパンチもかなり自信があるので、全局面で上回れるかなとは思っています」と、寧仁太攻略には自信たっぷりだ。
キャリアを重ねて、年下の人間との対戦が多くなり、追われる立場にもなった。「伸び代で言ったら彼らのほうが絶対あると思っているので、負けたら次はないという気持ちでいます」と穏やかな口調とは裏腹に、その覚悟には悲壮感がある。だが、「一発当ててスコンというのではなくて、しっかりダメージを蓄積した上で心を折るようなKOをしたいと思っています」と、ベテランの怖さを若い寧仁太に見せつけるつもりだ。
一方の寧仁太は会見冒頭で「明日は試合決まってからずっと楽しみにしていたんで、全力で全て出しきって勝とうと思います」と爽やかな挨拶。計量での山際の印象を「50戦以上やってるベテランの余裕みたいなのを感じました」と語ったものの、「身体能力とか身長、リーチはあると思うんですけど、それ以外の技術的な部分も今回は練習してきたので試合でしっかり出せるようにしたいと思っています」と、臆することなく試合に臨む。
山際の「心を折る」という発言を聞いても、「格闘技は技術とかもそうですけど、一番はメンタルだと思うので、アスリート同士が戦うというよりは人間が戦うのでメンタルが折れたほうが負けだと思っているので、僕も気持ちでは絶対に負けたくないなと思っています」と、気持ちの上でも一歩も引くつもりはない。Krushウェルター級のベルト奪取という目標もある。
石川さんが「元Krush王者と戦うことで今の自分の立ち位置を明確にできる希望に満ちたチャンスだと思います」と語ったように、寧仁太にとってはタイトルマッチに挑戦への試金石となる試合だ。本人もその気持ちは強く、「KOはもちろんで、ウェルターのタイトルマッチに繋がるような勝ち方をしたいと思っています」と、タイトル戦線への浮上を目論み、明日のリングに立つ。
鷹大「今回はより楽しみながら、なおかつ勝つ」vs國枝悠太「メインのフェザー級タイトルマッチより面白い試合をする」
第6試合でKrushフェザー級ワンマッチを戦う鷹大と國枝悠太は両者とも無事に計量をパス。揃って記者会見に臨んだ。今大会ではメインイベントで新美貴士vs岡嶋形徒のKrushフェザー級タイトルマッチが行なわれるが、Krush EVANGELISTの石川直生さんは、この一戦を「フェザー級タイトルを意識した実力者同士の一戦です」と紹介。「両選手ともパンチが強いんですけども、攻撃に入るタイミングが異なるので、そこの一瞬の駆け引きで試合が動いていくんじゃないかと思っています」と語ったように、ハードパンチャー同士がタイトル戦線浮上を狙って激突する一戦になりそうだ。
鷹大は今年3月の「K’FESTA.4 Day.2」に出場選手の負傷欠場を受け緊急出場。玖村修平と対戦したものの敗戦を喫したが、石川さんが「これまでムエタイ系のベルトを3本獲得しているので、相手の動きをしっかり見るということに長けている。そこから自分の的確なパンチに繋げていくのが魅力です」と評価される実力者だ。会見では、「やれることはやってきたんで、それを明日リングの上でお見せします」と挨拶した鷹大。相手の國枝が前回の林京平戦でパンチでのKO勝利を上げていることから、「いかにパンチをもらわずに自分の攻撃を当てていくかっていうイメージで練習してきました」と対策も練ってきた。
もちろんフェザー級のベルトも視野に入れているが、「先のことを考えても足元すくわれちゃうんで、まずはこの一戦ですね。この國枝の選手との戦いに全力を注いで、それから先はこれからです」と目前に迫った國枝戦に集中。「前回久々に楽しめた試合だったんで、今回はより楽しみながら、なおかつ勝つというのをテーマにしています」と意気込んだ。
対する國枝はKrushに参戦して今回が3戦目のニューカマー。しかし、前回の林戦でのKO勝利が印象深く、石川さんからも「いい意味で調子に乗れるファイターだと思うし、Krushでの戦い方を見つけたと思うので、明日も序盤から楽しみにしています」と期待を寄せられている。
「明日の試合はメインがフェザー級のタイトルマッチということで、その選手に僕のことを意識させる試合をしようと思っています」と、タイトル戦線への参入にも意欲的な國枝。「今回で3戦でKrushのフェザー級の中では一番下のほうにいてると思うんで、とりあえず上にいる奴一人ずつ倒して降ろしていって、勝手に僕が上がっていくと思っています」と下剋上を虎視眈々と狙っている。
対戦相手の鷹大に関しては、「打たれ強いかなと思っています」とタフさを警戒するポイントとして上げたが、「修平が倒せなかったんで僕が倒そうと思っています」と、得意のパンチでKOを狙うことを宣言。「メインのフェザーのタイトルマッチより面白い試合をするんで、応援よろしくお願いします」と鼻息荒く語っていた。
対戦カード
第8試合 メインイベント Krushフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
新美貴士(名古屋JKファクトリー/王者)※2度目の防衛戦
岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者)
第7試合 セミファイナル ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
山際和希(谷山ジム/元Krush&Bigbangウェルター級王者)
寧仁太・アリ(ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス)
第6試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
鷹大(ウィラサクレック・フェアテックス西川口/元WPMF日本フェザー級王者、元WMC世界&WPMF日本スーパーバンタム級王者)
國枝悠太(二刃会)
第5試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
絢太[けんた](CUC)
第4試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1カレッジ2018 -60kg優勝)
安川侑己(志村道場)
第3試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン)
塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
第2試合 女子ミニマム級(48kg) 3分3R(延長1R)
真美(Team ImmortaL)
ケイト・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
目黒翔大(優弥道場)
プレリミナリーファイト第2試合 71kg契約 3分3R
夜叉猿[やしゃざる](力道場静岡)
森田奈男樹(エイワスポーツジム/JFKO(全日本フルコンタクト空手道連盟)全日本選手権2017軽重量級(85kg)優勝)
プレリミナリーファイト第1試合 フライ級(51kg) 3分3R
大夢(WIZARDキックボクシングジム)
麗斗(K-1ジム総本部チームペガサス)
概要
大会名 Krush.126
日時 2021年6月25日(金) 開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA 格闘チャンネル(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円(完売) ※当日券500円アップ。16時より販売 ※小学生からチケットが必要です
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/