NJKF 6.20 宇都宮オリオンスクエア:メインでミネルヴァ王座決定戦、浅井春香「男子に負けない攻撃で倒します」、KAEDE「高校卒業後キックに専念できるようにしたい」
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2年ぶりとなるNJKF栃木大会「DUEL 21」(6月20日(日) 栃木・宇都宮オリオンスクエア)ではメインイベントでミネルヴァスーパーバンタム級1位の浅井春香(Kick Box)と同級2位のKAEDE(LEGEND GYM)によるミネルヴァスーパーバンタム級王座決定戦が行われる。
J-GIRLSフェザー級王座に続くベルトを狙う浅井と、華やかなアマチュア時代を経てプロでの戴冠を目指すKAEDE。「倒します」とKO宣言の出た浅井に対し、KAEDEも「圧倒的に、インパクトを残せる試合をしてベルトを獲りたい」と、どちらも強気を見せた。(記事提供:NJKF)
浅井春香
――タイトルマッチが迫り、調子はいかがですか?
浅井 絶好調で気合い入ってます。
――ベルトの懸かる一戦へ、どんな思いでしょうか。
浅井 ☆SAHO☆選手に2回負けていて、その☆SAHO☆選手が持っていたベルトなので、しっかり余裕で勝たないといけないなと思っています。☆SAHO☆選手はパンチも強いし、勢いがあって速くて強かったです。
――ですが、そこから学んだことも多くあったのではないですか?
浅井 全体的に負けが多くて、華やかな感じの戦績じゃないですけど、負けていろいろ勉強しています。
――浅井選手は仕事と両立して練習をされているそうですが、大変な中でも選手として活動を続ける原動力は何なのでしょう?
浅井 納得いくようになったことがないし、できないことばっかりだから全然終わらないですね。試合でも練習でも“あぁ、OKだな”っていう感じが1回もないんです(苦笑)。練習でもイメージと違っちゃっていて、できないからまたやらなきゃいけないし、そういう感じで今まで来ました。
――そんな不器用な感じでやってきた浅井選手と、アマチュアから華々しく活躍してきたKAEDE選手は好対照に映ります。
浅井 戦績も見ましたけど、アマチュアで60戦ぐらいやってほとんど勝ってるみたいですね。でも緊張しちゃうんで、あんまり調べないようにしています。
――そんなKAEDE選手の試合はご覧になっていかがですか?
浅井 そんなに食らいつくようには見ていないのですが、オーソドックスで手足の長い選手だなっていうイメージです。他にも天才・星野姉妹とか6冠王とか、いろいろ事前に聞いたので、強いのは十分に感じました(苦笑)。
――そういった相手にどう戦いますか?
浅井 見た感じ、身体の作りではこっちの勝ちだと思うし、強い攻撃・倒せる攻撃を持っているのもこっちだと思うので、そういうのをしっかり出せるよう練習しています。あんまり自分は“こういう相手だから合わせてこうしよう”っていうタイプではないので、試合対策というよりいつもやっていることをやっている感じです。
――では、フィジカルであったり、自分がまさっている部分をぶつけて勝つと。
浅井 自分もフィジカルが強かった訳じゃないですけど、怪我とかいろいろしてフィジカルもしっかり取り入れて、体も作り直したりしてきたので、見た感じ自分の方がまさってるんじゃないかと思います。
――そういったフィジカル面でしたり、これまで培ってきたもので勝負するのですね。
浅井 すみません、そんなことしかなくて(笑)。でも、女子の試合でタイトルマッチで、メインイベントで組んでもらっているので、男子の選手に負けないよう強い攻撃で、みんなにビックリしてもらえるような攻撃が出せればと思うので、期待していてほしいです。倒します。
KAEDE
――プロでは初のタイトルマッチが近づき、調子はいかがですか?
KAEDE 調子はいつもよりよくて、最高の感じに仕上がってきています。ベルトを獲りたい気持ちが強くて、練習に気持ちが入って、細かいとこまで教えてもらえているので、それをしっかり学んで練習しています。
――やはりタイトルマッチで気合いが入っているのですね。
KAEDE はい、めっちゃ入ってます。ちょっと不安もありますし、いつものワンマッチより緊張するのも早いです。やる気がいつもより何倍も違う感じです。
――逆に言えば、普段はそんなに緊張しないのでしょうか。
KAEDE もう試合が始まる3分前ぐらいとかにしか緊張しないんですけど、タイトルマッチってなるともう結構前から緊張しています(苦笑)。
――勝敗の心配や相手への不安、緊張の原因は何なのでしょうか?
KAEDE お客さんに対して試合内容、いい試合ができるかとか、教えてもらったことができるか、しっかりベルトが獲れるのかとか、そういうことをいっぱい考えてしまって緊張してしまいます。
――でも、一方で自信はあるんじゃないですか?
KAEDE 自信は結構あります。
――去年S1トーナメントは残念な結果になってしまいましたが、あの敗戦でどんなことを学びましたか?
KAEDE S1の後の試合で、周りの人たちから「気持ちが強くなった」とか「前進する気持ちが出てきたから、その調子で行って」って褒められるようになりました。もう負けたくないです。
――苦い経験をプラスにできたのですね。今回の対戦相手である浅井選手についてお願いします。
KAEDE 気持ちが強い選手だと思うのと、パンチが上手いって聞いたので、パンチをどう対処するかだと思います。
――でも、KAEDE選手も気持ちの面では負けないのではないですか。
KAEDE 負けたくないですね(笑)。パンチで来られたら「パンチでも蹴りでも自分ができることをやって対処しろ」って会長に言われているので、試合の時にパンチか蹴りか、対処を決めたいと思います。どちらでも対処できるよう練習しています。
――どんな試合をしてチャンピオンになりたいですか?
KAEDE 気持ちで技術でも全部負けない試合をして、圧倒的に、インパクトを残せる試合をしてベルトを獲りたいです。
――KAEDE選手は現在高校3年生、やはり在学中にベルトを獲りたい気持ちがあるんじゃないですか。
KAEDE めっちゃあります。卒業後はどんどんベルトを増やして、1つのベルトの価値を上げれるよう、キックボクシングに専念できるようにしていきたいと思ってます。
――では、最後に改めての意気込みや観戦する方たちへのメッセージをお願いします。
KAEDE 今回タイトルマッチを初めてするにあたって、すごく緊張や不安の気持ちがあるんですけど、浅井選手には何も負けないっていう自信があるので、必ずベルトをLEGENDジムに持ち帰りたいと思ってます。応援よろしくお願いします。
対戦カード
第6試合 メインイベント ミネルヴァ・スーパーバンタム級王座決定戦 3分3R
浅井春香(Kick Box/1位、J-GIRLSフェザー級王者)
KAEDE(LEGEND/2位)
第5試合 セミファイナルII ライト級 3分3R
手塚拓也(VERTEX)
ソムプラユン・ヒロキ(DANGER)
第4試合 セミファイナルI 52.5kg契約 3分3R
吏亜夢(ZERO)
山口隆弥(AFC)
第3試合 70kg契約 3分3R
鈴木清照(ドージョー☆シャカリキ)
渡邊知久(Bombo Freely)
第2試合 60kg契約 3分3R
市村コウキ(VERTEX)
高田龍旺(Bombo Freely)
第1試合 アマチュア 62kg契約 1分30秒2R
仁平達也(ZERO)
古市洋介(K-CRONY)
概要
大会名 DUEL.21
日時 2021年6月20日(日) 開場・16:45 開始・17:00
会場 栃木・宇都宮オリオンスクエア(栃木県宇都宮市江野町8番3号/東武鉄道宇都宮線「東武宇都宮」徒歩3分)
チケット料金 VIP席:30,000円(1テーブル4名) 指定席7,000円(当日8,000円) 立見3,000円(当日4,000円)
チケット販売 出場選手・所属ジム
お問い合わせ VERTEX 0285-83-7009 ZERO 028-689-8836 https://www.njkf.info/