シュートボクシング 11.28 後楽園ホール:全選手計量クリア。喜多村誠「70kgの壁を見せ付けて勝ちたい」×海人「70kgの壁だろうと突き破って僕が勝つ」
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11月28日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『SHOOT BOXING 2020 act.2』の前日計量が27日(金)17:00~都内にて行われた。出場選手が次々と計量をクリアーしていく中、メインイベントの70.0kg契約(ヒジあり、3分3R延長無制限R)で対戦するS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)は69.7kg、元新日本ミドル級王者・喜多村誠(ホライズン・キックボクシングジム)は69.45kgで計量をクリアーし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。(記事提供:シュートボクシング協会)
海人は「明日は久しぶりのSBのリングでモチベーションは上がっています。今年最後のSBのリングなのできっちり倒して次につなげたい」と意気込みを語る。
一方、SB初参戦となる喜多村は「SB初参戦でビッグネームの海人選手とやらせていただけるということで嬉しく思います。2月が最後の試合で、9月大会で組んでいただきましたが大会は中止になり、またこうやって同じく組んでいただき嬉しく思います。対戦相手が海人選手ということでモチベーションが上がってります。明日はしっかり最後を締めくくって、空気を読まずに海人選手を倒して勝って新潟に帰りたいと思います」とSBエース狩りに自信を見せる。
計量時の海人の印象を聞かれると喜多村は「自身の適正体重だと国内相手がおらず、コロナのせいで海外選手を呼べないことで70kgに階級を上げていると思うので、まだ70kgの身体ではありません。前回70kgで強い緑川(創)選手に勝っているので強いのは間違いないのですが、明日は70kgの壁を見せ付けて勝ちたい」と海人は70kgでの試合はまだ早いと言い切る。
これを受けて海人は「70kgでやっていこうと自分はもう決めていて、身体はしっかり作り上げていて対策もしているので世界の強豪をも渡り合っていけると思います。(喜多村よりも)スピード、パワー、テクニックは自分の方が上回っているので、70kgの壁だろうと突き破って僕が勝ちます」と階級変更は問題ないと言い切る。
今後の展望を聞かれると喜多村は「この時期になるとみんなが口にすると思いますが、海人選手に勝てば年末のRIZINも見えてくるので大晦日の参戦をアピールしたい」といえば、海人は「ちゃんと考えてないので今回の試合をしっかり勝つことだけを考えてます」と目の前の試合に集中したいとした。
セミファイナルのSB日本フェザー級(57.5kg)王座決定戦で対戦する同級1位・笠原友希(シーザージム)は57.5kg、同級4位・手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸)は57.4kgで計量をパス。
笠原は「今回、練習、体重も絶好調できました。明日はしっかり倒してベルトを巻こうと思います」と気合い十分のコメント。18年11月に植山征紀とタイトルを争って以来のタイトル戦となり、「ここで落としたら先はないと思っています。何が何でも獲りにいきます」とベルト奪取を誓う。
対する手塚も「人生初のタイトルマッチで減量も練習もうまく行き、調子は絶好調なので明日はベルトを獲りにいきます」と自信を見せた。
また、第4試合、SB日本女子ライト級(62.5kg)初代王者決定戦で対戦するSB日本女子ライト級1位・未奈(秀晃道場)は62.45kg、HOOST CUP女子スーパーライト級王者・溝口孝湖(WATANABE GYM)は62.35kgで計量をクリアー。
2つ目のタイトル奪取を狙う溝口は「ベルトを獲りに来ました。未奈選手はガンガン前に出て打ち合ってくれる選手なので打ち合いを楽しみにています。ガンガン打ち合いたい。両肩にベルトを下げるとかっこいいので、ベルトを持って帰ります」と打ち合った上で勝つと宣言。
すると未奈は「普通に勝ちます」と一言。相手が打ち合いを要求したことについては「ここはSBのリング。投げ技、立ち関節が認められていて、ジャンケンでグー、チョキ、パーがあるのにグーだけを出せというのはおかしい。蹴り、パンチ、投げ技、絞め技の全部を使って勝ちます」と全ての技を駆使して倒すとした。
手塚翔太「他団体の選手にも負けないような強い選手になる」
セミファイナル、SB日本フェザー級(57.5kg)王座決定戦でSB日本フェザー級1位・笠原友希(シーザージム)と対戦するSB日本フェザー級4位・手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸)。両者は昨年4月に対戦し、手塚は1RKO負けを喫した。あれから約1年半年…。リベンジ&ベルトを懸けて再戦に臨む。
――タイトルマッチが近づいてますが、調整はどうでしょう?
「減量もうまくいっています。前回9月大会で本来タイトルマッチが行われる予定でしたが、モチベーションは下がることなく集中力を維持したまま、いい練習ができたと思います。9月の時よりも仕上がりは良くなっています」
――試合に向けて一番強化してきたところは何でしょう?
「パンチのテクニックを強化したり、今回RISEの志朗選手とも練習させてもらっていて色んなテクニックを学びました」
――志朗選手とは!? 意外な接点ですね。
「うちのジムの会長と志朗選手のジム関係者が知り合いで、2年前に一緒に練習させていたただきそこからずっと交流があります。今年の夏ぐらいから志朗選手のBeWELLジムに出稽古に行き、今回の試合に向けてボクシングテクニックを教えてもらったり、対サウスポーを考えていたたきました。9月の時よりも何パターンも作戦を用意しているので試合が楽しみで仕方ないですね」
――笠原選手とは今年7月に那須川天心選手と対戦していますが、見ていました?
「1Rに天心選手の左ストレートに右ストレートを合わせたシーンがありましたよね。そこが凄いなと思いました。僕は天心選手とやれる自信はないのですが、笠原選手は天心選手の相手に名乗りを上げたのはカッコいいなと思います。結果は負けてしまいましたが、同じシュートボクサーとして笠原選手には頑張って欲しいという気持ちがあったので、試合前にダイレクトメッセージで『同じ団体の選手として応援しているよ』と送りました」
――いいお話ですね。
「笠原選手は天心戦を経験したことは大きいでしょうし、かなり知名度も上がったのでここで食ってやろうかなと。昨年4月に対戦した時、笠原選手はSBのタイトルマッチまで行っている選手だったので、正直勝てる自信がなくその時点で負けていた部分がありましたが、今回は天心選手とライバルの志朗選手と練習しているので自信はあります」
――今回タイトルを獲ったら来年はどういう試合をしていきたいですか?
「SBのチャンピオンになったらベルトの価値を高めていき、他団体の選手にも負けないような強い選手になりたいと思います」
――ではファンにメッセージをお願いします。
「前回大会が流れてしまい、試合は10カ月ぶりになります。コロナウイルス感染対策で会場では声を出せないのですが、心の中で叫べるような試合をするので応援よろしくお願いします」
山田彪太朗の対戦相手が再び変更、二冠王・田渕と激突
11月28日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『SHOOT BOXING 2020 act.2』の一部対戦カードの変更が発表された。
第1試合(58.0kg契約)で山田彪太朗(シーザージム)と対戦することが決定していた西田勝行(TEAM TOPKING 西田道場)が体調不良で欠場となったために代替選手として、田渕神太(国際空手道 拳聖塾)が出場する。
田渕は西田と同じく様々な空手の大会で優勝の実績があり、プロ転向後は関西のリングを主戦場にABW、アクセルの二団体でバンタム級タイトルを獲得している。過去には、SB日本スーパーバンタム級1位・竹野元稀と2度対戦体験がありいずれも敗れているが、重戦車のような突進力で竹野を大いに苦戦させた。
これで2度目の相手変更となった山田。選手レベルがどんどん上がっており、山田はこの高い牙城を崩すことができるか。
対戦カード
第7試合 メインイベント 70kg契約(肘有り) 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB日本スーパーライト級(65kg)王者、S-cup 65kg世界トーナメント2018優勝)
喜多村誠(ホライズン・キックボクシングジム/元新日本キック・ミドル級王者)※伊原道場新潟支部から所属先名称変更
第6試合 SB日本フェザー級(57.5kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
笠原友希(シーザージム/1位)
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/4位)
第5試合 62kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者、元フェザー級(57.5kg)王者)
ハルク大城(ボスジムジャパン/パンクラス・ネオブラッド・トーナメント2013フェザー級(65.8kg)優勝、TRIBELATEキック・ライト級王者)
第4試合 SB日本女子ライト級(62.5kg)初代王座決定戦 3分3R(無制限延長R)
未奈(秀晃道場/1位)
溝口孝湖(WATANABE GYM/HOOST CUP女子スーパーライト級王者)
第3試合 63kg契約 3分3R(無制限延長R)
村田聖明(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)2位)
般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺/元グラディエーター武士道キックフェザー級王者)
第2試合 69kg契約 3分3R(無制限延長R)
村田義光(シーザージム/SB日本ウェルター級(67.5kg)4位)
璃久(志真會舘/SB日本スーパーウェルター級(70kg)5位)
第1試合 58kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田彪太朗(シーザージム)
田渕神太(国際空手道 拳聖塾/ACCELバンタム級王者)
概要
大会名 SHOOT BOXING 2020 act.2
日時 2020年11月28日(土)開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ローチケ LIVE STREAMING(生中継/3,500円+手数料385円) FIGHTING TV サムライ(放送日未定)
チケット料金 SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 A席5,000円 ※チケット完売 ※当日券は各500円UP ※新型コロナウイルス感染対策により観客動員数に制限があります。
チケット販売 チケットぴあ イープラス 後楽園ホール シュートボクシング協会
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://www.shootboxing.org/