Road to ONE 全カード揃う。HIROYUKI緊急出場。ABEMA 格闘チャンネルで4.17(金)夜生中継。各カード見所紹介
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Road to ONE:2nd sponsored by ABEMA(4月17日(金)19:00よりABEMA 格闘チャンネルで生中継)の全カードと試合順が発表された。
第6試合 メインイベント グラップリング(判定無し) ライト級(77.1kg) 10分1R
青木真也(EVOLVE MMA/元ONEライト級王者)
世羅智茂(CARPE DIEM/IBJJFアジア柔術選手権2017黒帯フェザー級準優勝)
第5試合 ムエタイ 72.5kg契約 3分3R
緑川 創(Monster Guns/WKBA世界スーパーウェルター級王者、元新日本キックウェルター級王者)※藤本ジムから所属変更
西川大和(西川道場)
第4試合 MMA バンタム級(65.8kg) 5分3R
祖根寿麻(ZOOMER/元修斗環太平洋バンタム級王者)
後藤丈治(TRIBE TOKYO M.M.A)
第3試合 MMA フェザー級(70.3kg) 5分3R
工藤諒司(TRIBE TOKYO M.M.A)
椿 飛鳥(トライデントジム)
第2試合 グラップリング(判定無し) フェザー級(70.3kg) 10分1R
宮田和幸(BRAVE)
田中路教(フリー/元PXCバンタム級王者)※チーム・アルファメール・ジャパンから所属変更
第1試合 ムエタイ ストロー級(56.7kg) 3分3R
HIROYUKI(Monster Guns/新日本キックバンタム級王者)※藤本ジムから所属変更
ポン・ピットジム(タイ/PITジム/元オームノーイ・フライ級8位)
4月3日の記事でお伝えした通り、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、開催日は12日から17日に変わり、無観客大会に変更。その時点でMMAルールの鈴木祐子の欠場が発表されたが、対戦予定だったSARAMIの相手が決まらず、SARAMIの出場も無くなった。
また、キックルールで出場予定だった基山幹太と田淵神太も欠場し、基山の相手の山川賢誠、田渕の相手の内藤啓人の対戦相手も見つからず、欠場となった。
そんな中、新たに決まったのはムエタイルールでのHIROYUKIとポン・ピットジムの一戦。HIROYUKIは3月8日の新日本キック後楽園大会で岩浪悠弥と対戦予定だったが、コロナの影響で大会が中止となっていた。HIROYUKIは新日本キックの軽量級の主力。昨年11月のKNOCK OUTでは壱・センチャイジムに判定負けするも好勝負を繰り広げ(下動画)、3月の岩浪戦もテクニカルな攻防が期待されていた。サウスポーの素早い蹴り技が持ち味で、タイ人との対戦経験も豊富で、第1試合から大会に火をつけてくれるだろう。
メインイベントは青木真也と、QUINTETでも活躍する柔術黒帯・世羅智茂のグラップリングマッチ。青木は昨日公開されたABEMAのインタビュー番組「Fighter’s Diary」で「(今、試合を)やっていいのか?笑止千万だよ」と主張。今回の試合は彼のポリシーを体現し、広くアピールする絶好の機会となる。
セミファイナルの緑川創 vs. 西川大和は、中量級の日本人トップクラスと若手注目株の顔合わせ。緑川はアンディー・サワーにも勝った実績があり、3月20日のRISEでは、過去に日菜太、城戸康裕を下しているサモ・ペティと戦う予定だったが、大会が中止となっていた。デビュー時から在籍した目黒の藤本ジムが1月で閉鎖し、2月から後輩のHIROYUKIと共に「Monster Guns」の新チームを立ち上げており、揃って白星を飾りたいところだろう。
対する西川は札幌で山本喧一が主催するPFCで育ったMMA選手。16歳ながら昨年9月のシュートボクシングでは元SB日本スーパーウェルター級王者・坂本優起に判定勝ちし、知名度を上げた(上動画)。父との二人三脚での独特なトレーニングが人気テレビ番組「探偵ナイトスクープ」でも紹介されたことがある異色ファイターだ。
MMAは2試合。祖根寿麻は修斗で環太平洋王座を獲得し、RIZINに2度参戦したが、18年8月の元谷友貴戦、19年8月のジャスティン・スコッギンス戦といずれも敗れており、ONEへの道の初戦ではしっかり勝ちたいところ。対する後藤は北海道大学経済学部を昨年春に卒業後、上京しTRIBEに入門後、パンクラスで4連続一本・KO勝ち。祖根戦は約1年の成果を示す絶好の機会だ。
工藤諒司(上動画)は修斗で頭角を現し、昨年10月、今年2月のONE Warrior Seriesで外国人選手相手に2連勝。椿飛鳥はABEMA「格闘代理戦争2nd」で青木真也から指導を受け、18年10月から上がったONE Warrior Seriesでは1敗のあと2勝。両者ともまさしく大会名通り「Road to ONE」にいる選手で、勝ったほうがONE本戦に大きく近づくだろう。
グラップリングマッチは青木×世羅だけではない。宮田和幸は18年大晦日のRIZINでの山本アーセン戦で引退し、下からの変形のアームロックで一本を取り、有終の美を飾った。現在44歳だが、BRAVEの代表として、日ごろ鈴木隼人、武田光司ら実力者の相手を務めており、技は錆びていないだろう。田中は14~17年に出場していたUFC復帰を目指し、米国のLFAでの再浮上を目指している。グラップリングマッチは今回が初。米国でも大会再開の目途が立たない今、宮田戦も今後の糧にしたいところだ。