K-1 3.22 さいたまスーパーアリーナ:極真と伝統派の“ハイブリッド空手”寺島輝「楽しんで戦って山崎秀晃選手に勝ちたい」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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2月27日(木)東京・足立区のJOKER GYMにて、3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)で開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」の[スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]で山崎秀晃と対戦する寺島輝が公開練習を行った。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)K-1)
昨年4月のプロデビューから3連続KO、11月には国際戦でクォン・ギソプに勝利して4連勝を飾り、瞬く間にK’FESTAの舞台まで駆け上がった寺島。この日はTANG TANG FIGHT CLUB時代から慕い続ける先輩の大沢文也がオープンしたばかりのJOKER GYMで公開練習を行い、2分1Rのミット打ちではスピーディかつ軽快なパンチのコンビネーションミットを披露した。
「いつも通りコンディションもバッチリで減量も順調なんで、良い感じで試合まで進めている」と寺島。大沢が「輝のためにも」と設立したJOKER GYMという“我が家”を得て「文也くんにマンツーマンで練習を見てもらって、練習環境ももちろん良くなってますし、2人で色々と作戦を話し合って練習できています」と充実した日々を送っている。
寺島の次戦がJOKER GYMとしての初陣ということもあって「JOKER GYMの最初の試合を自分が任されてるんで、文也くんのためにも負けちゃいけない試合だと思ってますし、負けられないなと思います」と勝利へのモチベーションにもなっている。
K-1 JAPAN GROUPでは新星の如く現れた印象のある寺島だが、幼少期から極真空手で数々の実績を残し、高校3年間は父親の勧めもあって伝統派空手の道へ。当時からプロやK-1での戦いを見据えて、オリンピック代表候補も輩出している強豪校で伝統派空手を学んだバックボーンを持っている。
「僕が通っていた高校は偉大な先輩方がいる高校なんですね。言ってしまえば…ちょっと弱い公立高校で3年間過ごしても良い経験にはならないなと思って、全国の強い高校に入ろうと思いました。伝統派空手を始めたのはK-1やキックボクシングで勝つためで、同期からすれば迷惑な話かもしれなかったですけど、僕はキックボクシング式の蹴り方でやってました。そのおかげで空手からキックに行く時にあまり不自由なく行けたってのはありますね。
(極真と伝統派を)両方とも経験してるんで、キックに転向した時にあんまり怖さがなかったというのもありますね。空手から始めた人はやっぱり顔面パンチを怖がったりというのがあるみたいなんですけど、僕は最初からあんまり怖くなかったです。僕みたいに(極真と伝統派の)バックボーンを持った選手は自分ぐらいだと思うんで『こいつ面白い選手だな』って言われるぐらい、ガンガンいい成績を残していければなと思います」
高校を卒業した寺島はTANG TANG FIGHT CLUBに入門。TANG TANG FIGHT CLUBを選んだのは「文也くんと“狂拳”(竹内裕二)選手との試合を見て、この人カッコイイなと思ったのが一番」という寺島だが、「文也くんは自分のスタイルを崩さないように教えてくれた」と、大沢の指導方針も寺島のスタイルに合っていたと語る。
「最初から文也くんは僕のスタイルを崩さないように教えてくれたんです。自分のやりやすいように、アマチュアの時から今のファイトスタイルをそのまま築けるように。だからTANG TANG FIGHT CLUBに入ってアマチュアで教わってる時から、全然型にハマった教え方はされなかったんですごくありがたいですね。僕はけっこう我流が多いんですけど、その我流を突き進めた感じですね」
極真と伝統派のハイブリッド。「自分が求めている唯一無二の形を創りたい」という寺島だが、思い描く完成形は遥かなる高みにある。
「僕の中だと本当にまだ半分ぐらい。自分の中での完成形としては半分も行ってないと思います。自分が今求めている形としては唯一無二の形にしたいですし、そういう形を創りたい。全然まだまだ、出来上がるとか言葉にもなってないぐらいの状態かなと思っています。
伝統派空手を活かせば遠い距離が得意になると思いますし、極真空手を活かせば出来るだけ近距離の戦いも出来る。僕は近距離でも長距離でも、ミドルレンジの中距離でも、どの距離でも圧倒出来るような、自分が当てて相手に当てさせないような戦い方が理想ですね。(デビューしてから4戦も)どの距離でも戦えるようにやってるんで、その形が少しずつ試合で出てきてるのかなとは思います」
対戦相手の山崎も寺島と同じ伝統派空手をバックボーンに持っている。「アマチュアの時から見てた選手なんで拳を合わさせてもらえるのは素晴らしいことだと思いますし、山崎選手から『拳で伝える』と言われて“重み”も感じます」と山崎へのリスペクトを示す寺島だが、「相手が山崎選手だからって特別なことはなく、いつも通りの追い込みをして、いつも通りのメンタルでやろうと思ってます。今回の『K’FESTA』に出る選手の中で、一番楽しんで試合が出来たらいい。僕は変わらず楽しんでくだけかなって思ってます」と平常心で試合に臨み、山崎との試合を楽しみたいと笑顔を見せる。
会見では「絶対に負けないという断固たる決意を試合までに固める」と語っていたが、現在は負けないというメンタルだけでなく、勝利への確信に近いイメージも出来上がっている。
「記者会見の時から日にちも経って、大分僕の中では固まっているものがあります。山崎選手と僕を比べて、僕が勝っているところで勝負すれば、自ずと僕に勝ちが傾いてくると思う。そういう戦い方が出来れば面白いんじゃないかなと思ってます。
(具体的にそれを挙げるとすれば?)スピードなんかは基本的には僕が勝ってるんじゃないかなと思います。ハンドスピードの話ではなくて、ステップワークや出入り、外すといった動きのスピードは僕の方が勝ってるかな、と。まあ全部は言わないですけど(笑)、そんな感じで自分の中で色々と文也くんと作戦練ってます。(スピードで翻弄する?)色々作戦を練って翻弄するまではいかないかもしれないですけど、翻弄する部分は翻弄してって形で出来ればやっていきたいですね」
また埼玉出身の寺島にとって「K’FESTA.3」は地元・埼玉で迎える大一番でもある。そんな一戦を前に「僕は埼玉出身ということもあって、さいたまスーパーアリーナはすごい思い入れの深いところです。小学生の時に空手で試合したこともあるし、その場所に戻ってきたという印象もあります。だから自分が一番リングの中を、お客さんよりも楽しみたい。そんな楽しんでる姿を見せられればお客さんも楽しめるのかなと思います」と、改めて“試合を楽しむこと”をテーマに掲げた寺島。
寺島はこれまで数々の新星を跳ね返してきた山崎の壁を乗り越え、唯一無二のファイトスタイルでK-1のリングで駆け上がることが出来るか?
対戦カード
K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)&ISKAオリエンタルルール世界ライト級(61kg) ダブルタイトルマッチ K-1ルール 60kg契約 3分3R(延長1R)
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WGPスーパー・フェザー級王者)※2度目の防衛戦
アダム・ブアフフ[Adam Bouarourou](モロッコ/Multi Fight Boxing Academy/Team Samchaoui/ISKAオリエンタルルール世界ライト級王者、WKU世界&TAKEDOWN FCスーパーフェザー級王者)
K-1 WORLD GP ウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
久保優太(サラバニアファミリー/王者)※K-1ジム五反田チームキングスから所属変更 ※3度目の防衛戦
ジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム/挑戦者)
K-1 WORLD GP スーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
安保瑠輝也(team ALL-WIN/王者)※2度目の防衛戦
不可思(クロスポイント吉祥寺/挑戦者、元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM/王者)※ウィラサクレック・フェアテックス・イランから所属変更 ※2度目の防衛戦
愛鷹 亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、Bigbangヘビー級王者)
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント一回戦(1) 3分3R(延長1R)
海斗(ポゴナ・クラブジム)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/Krushウェルター級(67.5kg)王者)
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント一回戦(2) 3分3R(延長1R)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
エダー・ロープス[Eder Lopes](ポルトガル/ジャジー・ファイト・クラブK.Oチーム/ISKA欧州同級王者、WKA世界72kg級王者)
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント一回戦(3) 3分3R(延長1R)
城戸康裕(谷山ジム/K-1 WGP第2代王座決定トーナメント準優勝、元Krush王者)
ミラン・ペイルス[Milan Pales](スロバキア/ダイヤモンドジム・ジリナ/FKO-PROウェルター級王者)
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント一回戦(4) 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍)
ニコラス・ラーセン[Niclas Larsen](デンマーク/チーム・ラーセン/WKU世界同級王者)
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント リザーブファイト 3分3R(延長1R)
藤村大輔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
小鉄(K-1ジム琉球チーム琉神)※K-1ジム目黒TEAM TIGERから所属変更
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者 vs. 一回戦(2)勝者
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント準決勝(2) 3分3R(延長1R)
一回戦(3)勝者 vs. 一回戦(4)勝者
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者 vs. 準決勝(2)勝者
スーパー・バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WGP王者)
デンサヤーム・アユタヤファイトジム[Dansiam Ayothaya Fight Gym](タイ/アユタヤファイトジム/タイTrue4U CPトーナメント バンタム級 2018-2019優勝)
フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
江川優生(POWER OF DREAM/K-1 WGP王者、元Krush王者)
ファク・スアレス[Facu Suarez](アルゼンチン/ピカンテ・ファイトクラブ/WGPキックボクシング世界60kg級王者)
ライト級(62.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
林 健太(FLYSLY GYM/K-1 WGP王者)
キム・フォーク[Kim Falk](スウェーデン/Drakstadens Kampsport/WBCムエタイ・スカンジナビア&WMCスウェーデン王者)
女子フライ級(52kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WGP女子フライ級(52kg)王者)
グロリア・ペリトーレ[Gloria Peritore](イタリア/ライニ・クラン/ISKA女子世界53.5kg級王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1 WGPフェザー級(57.5kg)王者、元RISEバンタム級(55kg)王者)
レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/Krushスーパー・フェザー級王者、中国英雄伝説アジア60kg級トーナメント2016優勝)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WGPスーパー・ライト級王者)
ダビド・メヒア[David Mejia](スペイン/ヒムナシオ・フォルマス/ISKAフリースタイルルール世界ウェルター級(67kg)王者)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/Krush王者)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushバンタム級(53kg)王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krush王者)
ジャオスアヤイ・ソー・デッチャパン[Jawsuayai Sor.Dechaphan](タイ/アユタヤファイトジム/K-1 WGP第3代フェザー級王座決定トーナメント準優勝、タイBBTV 8位)※ジャオスアヤイ・アユタヤファイトジム 改め
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushスーパー・ライト級&ライト級(62.5kg)王者)
寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
61kg契約 3分3R(延長1R)
SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
川原誠也(パンクラスイズム横浜)
クルーザー級(90kg) 3分3R
植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者)
谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/真正会全日本ウェイト制重量級2017優勝、正道会館同2016準優勝、極真会館同2016 4位)※真正会から所属変更
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)
龍斗(K-1 GYM横浜infinity)
ライト級(62.5kg) 3分3R
東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
“狂拳”迅 (WIZARDキックボクシングジム)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~
日時 2020年3月22日(日) 開場・11:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・13:00
会場 さいたまスーパーアリーナ
中継 AbemaTV(全試合生中継)、GAORA(生中継 16:30~21:30)(録画放送 3/24(火)24:30~翌朝8:00) テレビ東京系6局ネット(3/29(日)16:00~17:15)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 55,000円 アリーナRS席 35,000円(前売り完売) スイートバルコニー 20,000円(前売り完売) アリーナS 15,000円(前売り完売) スタンドS 15,000円(前売り完売) スタンドA 9,000円 スタンドB 7,000円 ※武尊応援シート スタンドAをK-1.SHOPで販売 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、ディスクガレージ、フィットネスショップ水道橋本店、後楽園ホール5F事務所、K-1.SHOP グッドルーザー(Tel.03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー Tel.03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/