元修斗世界王者・田村彰敏が引退式「これからも受け継がれる修斗魂を応援してください」
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中野トイカツ道場
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田村彰敏(総合格闘技津田沼道場/第6代修斗世界ライト級(-65kg・現フェザー級)王者)の引退式がプロ修斗 3月25日 後楽園ホール大会で行われた。
田村は柔道をベースとし、20歳の01年4月にプロ修斗デビュー。04年7月にはミャンマーに乗り込み、頭突き・グローブ無しのラウェイに出場し、ミャンマー人選手を膝蹴りでKOする。07年2月、不死身夜天慶に判定勝ちし修斗環太平洋ライト級王者、同年5月にリオン武に判定勝ちし同世界王者に。08年3月28日に門脇英基に判定負けし世界王座の初防衛に失敗する。
08~10年にWEC(のちにUFCに吸収)に参戦し、10年10月のSRCバンタム級ASIAトーナメント準々決勝では現修斗世界王者の佐藤将光に判定勝ちする。11~13年は修斗に戻り、矢地祐介ら相手に3連敗する時期もあった。14年から17年はパンクラスに参戦し4勝4敗。ランキング入りもしたが、17年2月の中原由貴戦でKO負けした直後、急性硬膜下血腫のため手術し、引退を余儀なくされた。現在37歳。MMA通算戦績は41戦21勝18敗2分。
引退セレモニーにはデビュー前から苦楽を共にした先輩の高谷裕之も登場。田村は「1年前、僕は病院にいました。試合後、右半身の麻痺、目・耳・言葉の障害を持ちましたが、奇跡的に生還できたのは、仲間、家族、病院スタッフの皆さんのおかげです。16年間のMMA生活を駆け抜け、7つの団体で戦い、修斗では半数以上の25戦をしました。たくさん勝ってたくさん負けました。チャンピオンにもならせてもらい、1試合1試合が思い出に残っています。キャリア後半は他団体に上がっていたのに、引退セレモニーの場を与えてくれて光栄です。修斗はいつでも暖かく迎えてくれる、故郷のような団体です。これからも受け継がれる修斗魂を応援してください。これからの人生は道場、格闘技、ファンの皆さん、支えてくれた家族、そしてそばで支えてくれた妻に感謝を返せればと思います」とメッセージを残し、夫人と共に10カウントゴングを聞き、ケージを後にした。