K-1 KRUSH 10.13 後楽園ホール 一夜明け会見:高梨knuckle美穂「次は“倒せる女子”を見せる」、軍司泰斗「上に行ってどんどん倒していく」、不可思「テーマはボクシング」
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10月14日(月・祝)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて「K-1 KRUSH FIGHT.106」の一夜明け会見が行われた。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真: (C)M-1 Sports Media)
女子アトム級王者・高梨knuckle美穂、強敵パヤーフォンを下して初防衛に成功も悔しさを露わ
「昨日の試合には自分でも納得がいかない。次は必ずKOで倒して、“倒せる女子”を見せる」
昨夜のメインイベントでムエタイの強豪パヤーフォン・アユタヤファイトジムを挑戦者に迎え、初防衛戦に臨んだK-1 KRUSH FIGHT女子アトム級王者の高梨knuckle美穂。試合はパヤーフォンが1R開始すぐから攻めの姿勢を見て、右ストレート・ミドルの連打で高梨を脅かす。
先手をとられた形も高梨もそこから徐々に盛り返し、3Rには距離を詰めてのパンチもヒットさせて勝負の行方は延長戦へ。延長はサウスポーにスイッチして左ミドルに徹するパヤーフォンに高梨がパンチで攻勢をかけて判定勝ち。試合が終わると両者が悔し涙を流すという光景の中で初防衛を果たした。
一夜明け会見で高梨は「昨日は不甲斐ない試合をしてしまったと思います。家に帰ってからも悔しい思いがあって色々考えてました」と一晩過ごしても試合の悔しさは晴れていない様子。「私はKRUSH王者として一番でいたいので、昨日のような試合をしていたら駄目だと思います」と王者として圧倒的な強さを見せられなかったことを反省しきりだった。
そんな接戦もパヤーフォンの強さがあったからこそ。高梨も「もちろんパヤーフォンとは再戦したいし、その時には判定じゃなくて倒せるぐらいの力をつけて戦いたい」と更なるレベルアップをはかった上で、パヤーフォンとの再戦を望んだ。
また昨日の試合を皮切り、11月・12月の後楽園大会で女子アトム級の試合が続く。高梨は王者として「特に意識している選手はいないですが、勝ち上がってきた選手が私とやることになると思うんで、そういう選手をぶっ倒せるように私もまたガンガン練習していきたい」とコメント。「ベルトを守っていくというよりは挑戦していく感じで、自分らしさを前に出して倒す試合をして行きたい。次は必ずKOで倒して“倒せる女子”を見せて行きたい」と自ら目標に掲げる“倒せるチャンピオン”になることを誓った。
◆高梨knuckle美穂
「昨日はお足元が悪い中ご来場いただき、ありがとうございます。昨日は不甲斐ない試合をしてしまったなと自分でも思うので、家に帰ってからも悔しい思いがあって色々考えてました。(序盤は苦しい展開だったが挽回できた要因は?)ほとんど気持ちですね。もっと強引に行けたと思うんで……もっと行きたかったです。
(自分から行けなかったのはパヤーフォンの強さが理由?)パヤーフォン選手の強さもそうですけど、ずっと自分が課題にしてるところもあったんで。今までのプロ4試合の中で、自分らしさがどんどん戦績を重ねていく度になくなっていってるなと思うんで…そこが次の課題ですね。
(試合後には両者共に悔し涙を流す珍しい光景もあったが?)危ない試合もあったし、自分的に納得いってない部分は大きいです。でも延長で前に行けたことは大きかったと思います。
(試合後にはセコンドからも『相手が強かったから仕方ない』と声をかけられていたが?)そうですね。でも私はやっぱり一番でいたいんで、こんな感じの試合をしていたら(チャンピオンとして)駄目だなと思います。
(パヤーフォンとはまたいつか再戦したい?)もちろんです。その時には倒せるぐらいの力をつけて再戦したいですね。
(11月・12月と女子アトム級の試合が続くが、意識している試合や選手は?)特に意識してる選手はいないですけど、勝ち上がってきた選手が私とやることになると思うんで、そういう選手をぶっ倒せるように、私も、1日日休んでまた明後日からガンガン練習してきたいと思います。
(KRUSH王者としての今後の目標は?)私自身そんなに戦績がないんで、ベルトを守っていくというよりは挑戦していく感じで、自分らしさを前に出して倒す試合をして行きたいなって思ってます。
(ファンの皆さんにメッセージは?)次は昨日のような試合にならないように必ずKOで倒して、“倒せる女子”を見せて行きたいと思うので、また応援よろしくお願いします」
軍司泰斗、怪我からの復帰戦で玖村修平を撃破!
「今の目標は組まれた相手にちゃんと勝つこと。どんどん倒す試合をして、過去に敗れた相手にリベンジしていく」
セミファイナルでは顎の骨折から8ヵ月ぶりの復帰となった軍司泰斗が玖村修平と対戦。「試合前に恐怖があった」と明かす軍司だが、2Rに左ボディでダウンを奪って判定勝ち。スーパー・バンタム級のサバイバルマッチを制した。
一夜明け会見で軍司は改めて過去に敗れた相手へのリベンジを目標に掲げ「これからもっと上に行って、どんどん組まれた相手を倒していく」とクールながらも闘志を燃やしていた。
◆軍司泰斗
「約8カ月ぶりの試合だったので、試合前からすごく恐怖っていうか怖いっていう感じだったんですけど、1Rが終わってリラックスできて、2R・3Rで結構行けたかなっていうのがあります。
(どんなことを意識して戦った?)バックブローはずっと警戒していたし、(相手が)最初からカウンター狙いというのも分かっていました。自分も逆にカウンター狙いで行こうかな、自分は蹴り中心で行こうかなと思っていたので、そこで作戦勝ちっていうか、そこで差が出たかなっていうのはあります。
(今までとは違う戦い方に見えたが?)自分の良い部分も悪い部分も出たので、そこをまたしっかり研究して、反省点をしっかり直してこれからもっと上に行こうかなと思っています。
(試合後は『タイトルよりも一度負けた相手にやり返したい』と話していたが?)すぐ組まれるかどうか分からないですけど、今やれることは用意された相手にちゃんと勝つことが目標にあります。それでリベンジできるレベルにしておいて、やった時にちゃんと勝てるようにしようかなと思っています。(※軍司が過去に敗れた相手は武居由樹、椿原龍矢、金子晃大、玖村将史)
(ファンの皆さんへのメッセージは?)8カ月ぶりの試合で復帰戦で勝つことができてこれからもっと上に行って、どんどん倒していくので応援よろしくお願いします」
不可思、劇的なKOでK-1 JAPAN GROUP初勝利!
「この試合のためにやってきたことの手応えを感じた。K-1名古屋大会に出て熱い大会にしたい」
6月のK-1両国大会では佐々木大蔵と熱戦を繰り広げるものの、出血によるTKO負けを喫した不可思。今大会ではK-1 JAPAN GROUP初勝利を目指し、KRUSHのリングで“Mr.やりたい放題”堀井翼と対戦した。
試合は1Rに不可思が右ストレートで先制のダウンを奪うと、両者はスリリングな打ち合いを展開。パンチの精度で勝る不可思が堀井の顔面に何度もパンチを叩き込み、最後は試合終了と同時の3R3分ちょうどに右フックでダウンを奪ってレフェリーが試合をストップ。不可思が劇的なKO勝利を収めた。
一夜明け会見には右拳に大きな絆創膏を張っての登場となった不可思だが「裂傷を負っただけで拳も腱も問題なかった」と無事だったことを明かし、試合後同様に12月のK-1名古屋大会への出場をアピールした。
◆不可思
「昨日はやりたいことをずっと練習してきて、1Rのダウンを取るまではそれをいい感じで行けていたんですけど、ダウンを取ったところから無駄な力が入って動きが雑になって、その後の動きはよくなかったです。でも、掴めた手応えもあって、ハッキリした課題も分かったので、そこを次に向けてしっかり練習して、また次の試合に向けてやっていこうという感じです。
(具体的にやりたかったことは?)今回に向けてボクシングをしっかりやってきて、それを試合で使いたかったという気持ちがすごくありました。それを意識し過ぎたせいで、逆に蹴りが少なかったっていう悪い点もあったんですけど、ボクシングをやってきたことの手応えは掴めました。それをまた次の試合にも活かしてボクシング技術ももっと使って、テーマはボクシングですね。
(ボクシングを覚えた分、蹴りが減った?)僕は元々パンチが得意で、それがだんだんローキックから削っていくという長いラウンドでの戦い方に馴染んでいって。そこをほんとに1Rから行くように、得意なボクシング、ジャブを出していくことが1つのテーマでした。蹴りよりどちらかと言うとパンチ、みたいな。
(試合後にはK-1名古屋大会へのアピールもあったが?)自分は地元が名古屋で、東京に来てから名古屋でずっと試合ができていませんでした。シンプルに名古屋で試合をやりたいっていうのもありますし、名古屋で初めてK-1がやることになって、そこには必ず出たいっていう気持ちが強いです。
(絆創膏を張っている右拳の状態は?)昨日グローブを外したら拳からちょっと血が出ていて、ヤバいかなぁと思って焦ったんですけど、すぐ病院へ行って検査をしてもらったら骨とか腱は異常なしで、ただ表面の皮が切れてるだけでした。全然問題ないんで、12月お願いします。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)まだ次は決まってないんですけど、12月K-1名古屋大会に出れば、必ず盛り上げて熱い大会にできるよう頑張るので、楽しみにしていてください」