K-1 WORLD GP 8.24 エディオンアリーナ大阪:大和哲也、近藤拳成との一戦で「今後の自分の可能性も自分自身に試したい」
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愛知・名古屋のGRATINESS(グラティネス)にて、8月24日(土)エディオンアリーナ大阪(第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイトin大阪~」の[スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]で近藤拳成と対戦する大和哲也が公開練習を行った。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)M-1 Sports Media)
昨年11月の第3代K-1スーパー・ライト級王座決定トーナメントでゲーオ・ウィラサクレックにKO負けを喫して以来の再起戦を迎える大和。この日は7月にオープンしたばかりの自らのジム「GRATINESS」で公開練習を行った。公開練習で大和はパンチと蹴りをバランス良く織り交ぜたミット打ちを2分30秒みっちりと披露。約9カ月ぶりの試合、しかも連日猛暑が続いているが「体調はいつも通りかなと。名古屋も暑いんで体調管理は気をつけながら調整はしてますね」とコンディションに不安はない。
昨年のゲーオ戦の敗因について、大和は「あの試合は本当に自分のミスがあったと思う」と敗因を分析。“K-1のゲーオ”を必要以上に大きく見すぎていた故に油断が生じたと振り返る。
「あの試合は本当に自分のミスがあったと思います。自分は過去にムエタイのレジェンドと呼ばれる選手たちとも戦ってきたのですが、K-1でのゲーオのブランド価値というか、どこかで“ゲーオ最強伝説”というものがあったと思います。もちろんゲーオも凄い実績ある選手ですし過大評価したわけじゃないですけど、ゲーオ=最強というイメージを持ちすぎたのかもしれません。今まで僕も色んなタイ人選手とやって感じた部分もあるんですけど、ここまでリベンジしたいと思った選手はゲーオぐらいかもしれないですね。次やる機会があればきっちりと気を抜かずに勝ちに行きたいというのもあるし、今回も含めて一個一個クリアして、きっちり勝って(ゲーオへのリベンジに)つないでいきたいです」
ゲーオに敗れた後、大和はルールや周りの環境、様々な面で葛藤し、悩みぬいた上にK-1への参戦継続を決めた。「対戦カード発表会見でも言わしてもらったんですけど、改めてK-1への参戦を決めた理由は『やっぱりK-1だな!』という意思が強かったからです。去年2回ベルトに絡むチャンスがあって、どちらもこけましたけど、それで諦める必要はないかなって。やっぱり自分にはK-1の舞台が合っていると思うし、僕はK-1に魅せられた1人です。今はK-1を魅せる側の位置にいると思うんで、またK-1の舞台上がりたいと思って決意しました」と語る。
K-1への復帰を決め、自身が代表を務める「GRATINESS」もオープンした。この「GRATINESS」(グラティネス)は大和による造語で、大和曰く「僕の入場曲には『感謝を込めていざ参らん』という言葉があって、それは僕がいつも言っている言葉です。その常日頃自分が持ってる感謝の想いを英語にすると『GRATITUDE』(グラティテュード)と言うんですね。その感謝の気持ちをキックボクシングとフィットネスに変えて、たくさんの人にここで健康になってほしい、楽しい一日になってほしいという想いを込めて、グラティテュードとフィットネスを掛け合わせてGRATINESS(グラティネス)という言葉を作りました」。現在も練習の拠点は大和ジムで「大和ジムがなければ今の僕はない」と原点である大和ジムへの感謝の気持ちも忘れない。
そういった様々な変化を経て、今回の試合にはどういった覚悟で臨むのか。大和は「前回ああやって散ってしまったんで、自分としても『本当に大和哲也は強いのか?』と自分の中で試したい気持ちがあります。その中で拳成選手という若い選手と自分がどういう試合をできるのか。前回はしっかり自信を持った試合でああいう結果になってしまったんで、今回どういう試合を見せられるかを自分自身でも自分に問いたいですし、自分でも今後の自分の可能性も含めて自分を試したいです。そのぐらい一瞬も気を抜かずに、一瞬で仕留める試合を見せたいですね」と、自らの強さ・可能性を問う一戦だと位置づける。
対戦相手の拳成については「戦い方がきれいだなという印象と、若いんで勢いもあって気持ちで入ってくる強さもある印象です。それは自分が若い頃に自分自身が経験してきたことなんで、そこはちょっと気を抜けないなと思いますし、何をしてくるか分からない部分もあるんで不気味なところもありますね」と、若さからくる勢いを警戒する。
拳成は大和と卜部功也を好きな選手として挙げ、大和がSNS等で発言している“全て必然”という言葉など、精神面でも尊敬していると発言していた。それを聞いた大和は「今はトラッシュトークが盛り上がってますけど、僕も若い頃から特に試合前にそういうことをせずに戦ってきた人間なんで、同じ部分もあるのかなと思います。そうやって自分と近い部分があるからこそ、怖い部分もやっぱありますよね。精神的な強さは見た目で分かります」と拳成に対する警戒も強めた。
今大会のスーパーファイトでは青コーナー選手の下克上という面もクローズアップされている。「あまりそこは深く自分は捉えてなくて、若い選手に対してしっかり自分がどういう試合をできるのかが自分の中のテーマ」と特に意識はしないと話す大和は「僕自身、大阪で試合するのは初めてなんで、大阪のファンの方の印象に残る試合をしたい。切って落とすような一瞬で決まる試合を見せたいですね」と自分らしい一瞬のKO劇を見せたいと意気込んだ。
安保瑠輝也がゲーオからベルトを奪い、親交のある不可思が参戦するなど、スーパー・ライト級は激流の最中にあるが「僕が目指すゴールはK-1スーパー・ライト級の山のてっぺん。そこまでのルートが変わることはあっても、今までそういうことはあったし、僕が目指すものはぶれることなくベルトです。これからも変わらずベルトだけ見据えて、目の前の山を1つ1つ越えて上り詰めたいと思います」と大和が見据える頂上は変わらない。
最後にファンに向けて「8月24日、K-1大阪大会は僕自身初の大阪の試合になるんで、ファンの方々にも印象に残るきれいなKOをお見せしますので楽しみにしていてください」とメッセージを送った大和。文字通り“一撃必倒”でK-1王座への道を再び歩みだすことができるか?
対戦カード
第12試合 メインイベント スペシャル・スーパーファイトin大阪 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
皇治(TEAM ONE/ISKA K-1ルール世界ライト級王者)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第11試合 日本vs世界・5対5 ライト級(62.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
林 健太(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG/K-1 WORLD GP王者)
デニス・デミルカプ[Deniz Demirkapu](ベルギー/エリート・トレーニング・センター/IFMA欧州ライト級王者)
第10試合 日本vs世界・5対5 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)王者、元K-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者)
サミ・ラミリ[Sami Lamiri](スイス/メジロジム・アムステルダム)
第9試合 日本vs世界・5対5 68kg契約 3分3R(延長1R)
大泉 翔(昇龍會)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/K-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者)
第8試合 日本vs世界・5対5 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
城戸康裕(谷山ジム/元K-1 KRUSH FIGHT王者)
カルロ・ドンヤシュフィリ[Karlo Doinjashvili](ジョージア/メジロジム・ワールドワイド/WMC世界王者)
第7試合 日本vs世界・5対5 クルーザー級(90kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/ウィラサクレック・フェアテックス・イラン/K-1 WORLD GP王者)
愛鷹 亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangヘビー級王者)
~休憩~
第6試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 KRUSH FIGHTライト級&スーパー・ライト級王者)
平山 迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
第5試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
大和哲也(大和ジム/K-1 WORLD MAX 2010 -63kg日本T優勝、元WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
近藤拳成(大成会館/K-1甲子園2016 -65kg優勝)
第4試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
篠原悠人(DURGA/元K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級(65kg)王者)
川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)
第3試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス)
近藤魁成(大成会館/K-1甲子園2017・2018 -65kg優勝)
第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
椿原龍矢(月心会チーム侍/K-1甲子園2017 -55kg優勝)
蒼士(昇龍會)
第1試合 女子52kg契約 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 KRUSH FIGHT女子フライ級(50kg)王者)
真優(月心会チーム侍)
◆プレリミナリーファイト
第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
新美貴士(名古屋JKファクトリー)
斗麗[とうま](WIZARDキックボクシングジム)
第2試合 バンタム級(53kg) 3分3R
黒田斗真(隆拳塾)
野田 蒼(月心会チーム侍)
第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
SEIYA(MAD MAX GYM)
鈴輝勇太(team ALL-WIN)
概要
大会名 K-1 WORLD GP JAPAN 2019 ~ 日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイト in 大阪
日時 2019年8月24日(土) 開場・13:00 プレリミナリーファイト開始・14:00 本戦開始・15:00
会場 エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場
中継 AbemaTV(生中継)、GAORA(生中継)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 50,000円 アリーナRS 30,000円 アリーナS席 15,000円 スタンドS席 15,000円 アリーナA席 9,000円 スタンドA席 9,000円 スタンドB席 7,000円 ※前売り券は完売 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要となります。
チケット販売所 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー(Tel.03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー Tel.03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/