K-1 両国 一夜明け会見 レオナ・ペタス「KRUSHのベルトを獲って、万全の武尊選手と戦いたい」。大岩龍矢「早く皇治選手と戦いたい」。小澤海斗、試合中に左拳骨折していた
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K-1 WORLD GP JAPAN 6月30日 両国国技館大会の一夜明け会見が7月1日、東京・飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモントで行われた。K-1 JAPAN GROUPから届いた選手コメントのうち、西京春馬、大岩龍矢、レオナ・ペタス、大沢文也、小澤海斗の談話をお届けする。(会見写真 (C)M-1 Sports Media)
西京春馬、強豪ホルヘ・バレラをKOして完全復活&再浮上をアピール!「ここで負けたら選手として終わりだと思っていた。負けた相手には必ずリベンジしたい」
自身初の2連敗・崖っぷちの西京春馬はフェザー級で猛威を振るうホルヘ・バレラと対戦。数々の日本人選手を沈めてきた強打を誇るバレラに対し、終始試合を支配すると3Rにヒザ蹴りで鮮やかなKO勝利を収め、完全復活を印象付けた。
一夜明け会見では「3連敗したら正直選手として終わりだと思っていた。でもそういうプレッシャーがあったからこそ、相手を迎え撃って僕も下がらずに戦えた」と人生初の連敗を喫した状況が発奮材料になったと明かし、今年1月にKRUSHのベルトを奪われた江川優生へのリベンジ、そして村越優汰の持つタイトル挑戦を目標に掲げた。
◆西京春馬
「腹と足を効かせて最後に顔で決める作戦通り、見事にはまって良かったです。ホッとしてます。
(持ち味のスピードを活かしながらもプレッシャーをかけていたが変化は実感できた?)そうですね。バレラ選手は映像見る限り蹴りはあまりなくて、パンチのモーションも大きい選手なんで、1R前半から上手くカウンターを合わせられて、相手を冷静に見て戦えたかなって感じでした。
(力強くなっていたようにも感じたが?)意識はしてなかったですけど、でもやっぱタイに2週間練習行ってから身体が大きくなって、自分自身もパワーがついて身体がでかくなったって感じがあります。
(試合後にはリベンジ、K-1横浜大会で村越選手のベルトに挑戦したいと発言していたが?)負けた相手には必ずリベンジしたいんで。村越選手のベルトの機会はいつでもいいんですけど、江川選手とはすぐやりたいなって感じですね。
(連敗を喫した時はどんな心境だった?)人生で初めての連敗だったんで気持ちも落ちちゃって。3連敗したら正直選手として終わりだなと思っていました。それで必死に練習して必死に試合に取り組みました。
(それが逆に今回の試合でプレッシャーになったところは?)ありましたね。でも逆にそういうプレッシャーがあったからこそ、ああやって相手を迎え撃って、僕も下がらずに出来たんで良かったと思います」
大岩龍矢、芦澤竜誠から2度のダウンを奪って返り討ち!一夜明け会見で改めて皇治戦を熱望「芦澤選手は意志が強くて最高の選手でした。大阪でも名古屋でもいいから早く皇治選手と戦いたい」
スーパーファイトで芦澤竜誠との再戦に臨んだ大岩龍矢。合計2度のダウンを奪っての判定勝利で芦澤を返り討ちにした。一夜明け会見では2度のダウンはいずれも狙っていた得意技であることを明かし、以前から希望していた皇治との対戦を改めてアピールした。
◆大岩龍矢
「最高な両国の舞台で最高な対戦相手で、試合で勝利することができてありがとうございます。幸せです。試合内容的にはイメージ通りでした。最後ちょっと倒したかったんですけど芦澤選手はこれが最後の試合という気持ちで、長い間リングにいさせてあげたいなと思ってああいう形になりました……それはちょっと冗談ですけど、芦澤選手は気持ちがめちゃくちゃ強くて、意志を感じて最高な選手でした。
1発目のダウンはメッチャ狙っていました。あのダウンは自分の中で得意技というか狙っていました。2回目のダウンのバックハンドブローなんですけど、あれは僕の超必殺技です。初めて出しました(笑)。あれはこの日のために取っておきました。
(芦澤と対戦して)全然打たれ弱くはないと思います。結構いい感触あったんですけど立ってきたので。バックプローもメッチャいい感触があって、でも立ってきたので、全然打たれ弱くはないと思います。
(希望している皇治との対戦は?)自分は地元が名古屋なので、K-1の名古屋大会でメインでやることを目標にやっていますし、K-1大阪大会も決まりました。どちらでもいいので早く皇治選手とやりたいですね。早くしてほしいです、怪我もないので」
レオナ・ペタス、小宮山工介との超・実力派対決で圧巻のKO勝利!「KRUSHのベルトを獲って、最高の武尊選手とK-1のタイトルマッチをやりたい」
超・実力派対決と銘打たれた一戦でレオナ・ペタスは小宮山工介と激突。レオナは終始プレッシャーをかけ続け、最後は小宮山をストレートに近い左ジャブでマットに沈めた。試合後にはスーパー・フェザー級王者・武尊との対戦もアピールしていたが、一夜明け会見では手術明けの武尊ではなく、最高のコンディションの武尊と戦いたいと発言。その間にKRUSHのベルトを手にし、確固たる挑戦者の地位を築きたいと今後の展望を語った。
◆レオナ・ペタス
「昨日は久しぶりにK-1に出させていただいて、そこでKO勝ちしてインパクトを残すことが出来て、とても良かったと思います。ありがとうございました。
(試合内容は?)試合の内容は自分がトレーニングしてきたことが6割ぐらい出せたのは良かったかなって思います。
(宣言通りのKO勝利だったが、昨日の試合で1つ上のレベルに行けた?)小宮山選手は本当に凄い強い選手だと思っていて、試合中にバックスピンキックを見て『とても綺麗だな』と思ったり、やっぱりこの選手凄い強いなと思いました。その中でもきっちりKOすることが出来たんで、2月に試合をやった時よりも着実に強くなってるんだなと自分で感じることが出来ました。
(右ローをカットせずにあえてカウンターの左ジャブを狙っていた?)蹴りのカットなんですけど、僕、ローキックが効いたことないんで(笑)。いくら蹴っても全然効かないんで、カットするよりも蹴らせててカウンター取った方が早いと思ってます。昨日もファーストコンタクトでローを蹴られた時に『これなら大丈夫』だと思ったんで、どっかで蹴り終わりを狙おうと思っていました。
(武尊との対戦について)今の武尊選手は手術をした後で、練習もちゃんと出来てないと思うので、そうじゃなくて万全の武尊選手と戦いたいです。K-1に再登場するまでずっと僕が目指していたのがKRUSHのベルトだったんで、そのベルトを獲って、最高の武尊選手とK-1のタイトルマッチをやりたいです。今の状態だとまだ僕が武尊選手の挑戦者にふさわしいとはならないんで。武尊選手が休んでいる間に僕がしっかりと獲るべきものを獲って、挑戦者にふさわしいという形にして挑みたいと思っています。
(闘病中のお母さんに勝利は伝えた?)はい。試合が終わって、すぐに電話で勝ったことのを伝えました。試合は見ていてくれたんですけど、やっぱ自分の言葉で伝えないといけないなって思って電話しました。そしたら本当に泣いて喜んでくれて『そういうことが力になる』と言ってくれたんで、これからも頑張ろうって思いました。
(武尊選手と戦うために上位にいる皇治選手を倒したいという気持ちは?)皇治選手は小宮山選手に負けてるんで……別にやる必要はないんじゃないんですかね。昨日の試合を見てもらえば分かるように、皇治選手はやられましたけど、僕は何もさせないで勝ったんで。そしたら見ている人は直で僕っていう風になるんじゃないですかね。
(フィニッシュシーンはかなり軽く当たって倒したようだったが手応えは?)やっぱ効くパンチは抜けてるって感覚だと思うんですよ。あのジャブも凄い抜けていました。でもまさか倒れると思わなくてスリップしたのかなと思って、映像を見ると分かるんですけど、ジャブのあとにもう一発右をぶち込もうとしてました。何かあんまり手応えはなく、でも倒れてた。そんな感じです。ただちゃんとトレーニングしてきて左のジャブと左のストレートをやってきたので、そこをちゃんと出すことが出来たんで良かったかなと思います。
(今回は6割ぐらい練習したことを出せたと言っていたが?)小宮山選手は捉えるのがとても難しい選手なんで、どう捉えるかの位置取りを練習してきました。あとは左のジャブですね。そこを試合で見せることができたんで、残りの4割は次回以降お見せします(笑)」
大沢文也、里見柚己に気迫の勝利!「僕の最終目標は卜部功也選手。実力じゃまだまだダメだと思うので、もっともっと頑張って功也選手に近づきたい」
里見柚己との一戦に向けて、試合内容によっては引退すると不退転の覚悟を語っていた大沢文也。昨日の試合では前に出てボディを攻める気迫のファイトで里見に判定勝ちし「今は選手としてやりたいことができた」と晴れやかな表情を見せた。そして今後の目標として自身が目指している選手である卜部功也の名を上げつつ、その対戦を実現するためにかつて僅差で敗れたゴンナパー・ウィラサクレックと再び戦いたいとも語った。
◆大沢文也
「TANG TANG FIGHT CLUB の大沢です。昨日はちょっと作戦通りにやりすぎちゃいました。あとでブログにも書こうと思うんですけど、こないだの3月の試合でセコンドの指示を1ミリも聞かないで試合をしちゃって。今回はボディ攻めが作戦だったんですけど、そしたら作戦通りというか言われたことだけをやってしまって、ずっとボディだけ狙っていたら逆に空回りしたなっていう試合をしてしまいました(苦笑)。
3月(K’FESTA.2)は何もしないで終わっちゃったんですけど、今回はやりたいことを絶対にやるというのをずっとセコンドと話していて、それは一応できたかなと思っています。だからボディで攻めるという作戦もちょっと空回りしてしまったんですけど、ちゃんとやりたいことをやることができていたので、それに関してはよかったかなとは思います。試合の内容どうのこうのというよりもやりたいことができました。
(今後については?)ファンの人たちが見たいならどんな試合でもやりたいと思いますけど、やっぱり昔から言っているように、僕の最終目標は卜部功也選手です。実力じゃまだまだダメだなと思うので、もっともっと頑張って近づけるようにしたいと思います。
(功也も引退を悩んでいるが)引退してほしくないですね。ずっとずっと追いかけてずっと目標にしている、選手として1番リスペクト…リスペクトとはまた別ですかね。本当に目指している選手で刺激は受けますね、はい。例えば僕みたいな選手が『11月の横浜大会で功也選手とやらせろ』と言える選手じゃないことは自分でも分かっています。よく会見やTwitterで選手たちは『誰々とやらせろ』とか言いますけど、そうやって言葉の意味をはき違えたようなことは僕は言いません。自分の実力が伴って自分の実力をちゃんと分かって発言したいと思っているので、僕がやりたい選手は功也選手ですけどで、今すぐやらせろはと思わないです。実力がもっと伴って追いついたらいつか絶対戦いたいと思っています。
(ほかに戦いたい相手はいない?)今は難しいですね。僕が今どのレベルにいるかは自分で把握し切れていないんですけど……でもいるな、ゴンナパー選手、やりたいですね。KRUSHのタイトルマッチでも負けちゃっているので、ゴンナパー選手はそこまで実力差はなかったかなと。おこがましいですかね(笑)。だからやりたいですね」
小澤海斗、相手よりも先に自分の拳がまさかのバチコーン!?「2R終盤のラッシュで相手じゃなくて自分の拳がバチコーン!いった。しっかり拳を治して卜部弘嵩選手と戦いたい」
左ミドルと強打を意識したファイトスタイルで鷹大から判定勝利を収めた小澤海斗。2R終盤には左のオーバーフックからの猛ラッシュで鷹大をダウン寸前まで追い詰めたが、一夜明け会見ではこのラッシュで左拳を骨折していたことを告白。セコンドに黙ったまま戦って怒られたという仰天のエピソードで笑いを誘い、卜部弘嵩との対戦をアピールした。
◆小澤海斗
「昨日はバチコーン!と倒してやろうと思ったんですけど、2Rに自分の拳がバチコーン!いっちゃいました(苦笑)。(具体的には?)2Rの最後に左のオーバーフックを当てた時に折れました。3Rのインターバルにセコンドに『折れました』と伝えようかなと思ったんですけど、それを伝えたら負けかなと思って、その時は黙ってたんです。で、試合が終わってから『折れました』と言ったら『もっと早く言えよ』って怒られました(苦笑)。(全治どのくらい?)全治3時間ぐらいじゃないですか? ……まあもうちょっとかかると思うんですけど、そこはしっかり治します。
(拳が折れても冷静に戦えていたように見えたが?)そうっすね。最高でKO勝ち、最低でも勝ちだったんで、まあ冷静といえば冷静だったのかなと思います。でも本当はKOが欲しかったっすね。そこはちょっと、次また左でバチコーン!入れていこうかなって思います。(試合後には卜部弘嵩選手と対戦したいと発言していたが?)自分が初めてKrushを見た時に弘嵩選手がメインで試合をやっていて『あー、コイツかっけえな!』と思ったんですよ。今はそういう気持ちはないんで、弘嵩選手と試合をして世代交代してやりたいですね。
(理想とするファイトスタイルの完成度は?)それは全然まだまだです。自分としては山本“KID”徳郁選手みたいな出入りの速いスピードだったり、野性味溢れるファイトだったりを意識してるんですけど、完成にはまだ全然近づけてません。その中で冷静さも保って試合を繰り広げていこうかなって思ってます」
K-1 両国 一夜明け会見 武居由樹、全試合KO優勝も古川会長の評価は「20点」。安保瑠輝也、ゲーオとの再戦は「いつでもやります」