K-1 5.18 後楽園ホール:木村“フィリップ”ミノル「もうやる前から既に思い出ですよ」、近藤魁成「『近藤ヤバイんちゃう?』って思ってもらえるんじゃないか」
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K-1 KRUSH FIGHT.101(5月18日(土)後楽園ホール)のK-1 KRUSH FIGHTウェルター級(67.5kg)タイトルマッチで対戦する木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/王者)と近藤魁成(大成会館/挑戦者、K-1甲子園2017・2018 -65kg優勝)の公開練習のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いた。(写真:(C)M-1 Sports Media)
王者・木村“フィリップ”ミノル、挑戦者・近藤魁成に胸を貸すつもりは一切ない!
「同じ時代を走っていて、それが重なり合うなら蹴落とすだけ。もうこの試合は既に思い出です」
5月11日(土)東京・K-1ジム五反田にて、5月18日(土)に東京・後楽園ホール「K-1 KRUSH FIGHT.101」の[K-1 KRUSH FIGHTウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・近藤 魁成と対戦する王者・木村“フィリップ”ミノルが公開練習を行った。
K-1甲子園二連覇の近藤を相手に初防衛戦を行う木村。公開練習では小倉トレーナーを相手に3分1Rの軽快なマススパーを披露し「バッチリで良い仕上がりです」とコンディションにも抜かりはない。
木村は昨年11月のジョーダン・ピケオー戦の敗戦後、世界と対等に戦うために徹底したフィジカルトレーニングに励んできた。「数字的なところを、単に体脂肪だけじゃなく、身体のバランスも細かいところまで見てトレーニングしました。ピケオー戦から3月の和島大海戦までに筋肉量を3kg増やしたし、逆に今回はバランスを取って抜くところは抜くことを意識したぐらい食事もトレーニングもストイックに徹底してやってきました」。
トレーニングの中でも重点を置いたのがアジリティ(敏捷性)の強化で「アジリティであったり、ハイパワーであったり、スタミナであったり…そういった色々な強度の負荷をつけたトレーニングで身体を鍛えて、スポーツ選手としてレベルアップ出来るように考えてやってます」とトップアスリートに負けない身体作りを目指している。
さらにかつて師事を受けていた矢口トレーナーとの練習も再開してフィジカル・トレーニングの両面で追い込んでくれる存在を得た。木村は「やっぱりチームはそういうもんだと思うし、一人の選手をどれだけみんなでサポート出来るかが勝敗に関わってくる。チームキングスのトレーナー陣も僕をサポートしてくれていて、最高のチームになっていることを実感しています」と現在のチームに絶大な信頼を寄せる。
また徹底したフィジカルトレーニングが生んだ効果は身体の部分だけではない。「試合までコンディションに波がないと、ブレることなく絶好調のまま試合に臨める。コンディションが練習でも絶好調という状況は、試合においても素晴らしい・一番有利な状況に持っていける」と語る木村は「気持ちの乱れは身体にも出るし、コンディションを維持できていたら良い具合に気持ちを保つことが出来る。フィジカルトレーニングは両方の効果を発揮したと思います」と精神的にも大きなプラスになった。
対戦相手の近藤については「今のところの印象は凄い強い選手で、強い武器も一杯持っている選手だと思うけど、リング上で試合が終わった時に『感想は?』って聞かれたらどうなんだろうなって思います。あんまり印象に残らないぐらいの結果になると思いますよ」と断言。余裕を感じさせつつ「すごく気合が入っているし、毎日ちゃんと不安と緊張を感じながらやっています」と油断は一切ない。
リング上での対戦カード発表や記者会見でのフェイスオフでは「覚悟が決まっていた目をしていた」と近藤を評した木村だが「昔の自分に似ているかどうかは分からないけど、ギラギラしたものは感じましたし、彼なりに覚悟が決まった顔はしてました。でも僕は決して彼に何かを教えてやるとも思わないし、同じ時代・格闘技界を走っていて、それが重なり合うんだったら蹴落とすしかない。それぐらいの意識でしかないですね。申し訳ないけど胸を貸すつもりは全くない」と容赦なし。
「今の自分は自分の道を走っているだけで、たまたまその道で彼と一緒になっただけ。だから彼も僕とやることで良い経験出来るんじゃないですか? もうやる前から既に思い出ですよ」と近藤に格の違いを見せるという意志は変わらない。
また木村はこの試合に向けて「歴史を創る」と再三発言していた。「K-1のレガシー(※後世に語り継がれる選手)になりたいか?」と問われると「子供の頃からそれしか考えてないし、一回もそれがブレたことはない。魔裟斗さん、ピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、ジェロム・レ・バンナ……K-1にはそんな選手たちがたくさんいますよね。でも僕はそれより一個上の存在になりたい。過去のK-1のレガシーたちより一個上に行きたい」と過去の名選手を超えた存在になりたいと熱く語った。
「過去のK-1はそういった選手たちが歴史を創ってきたけど、これからは自分が歴史を創っていきたい。それが一番の夢ですね。来世僕が生まれ変わった時に、その世界では僕が超有名人で自分が自分に憧れるようなことが起きたら面白いなと思いますね。これから何世紀にも渡って地球が発展していくと思うけど、ずっと僕の名前が残ったら幸せですね」
あくまでこの試合を次のステップのための通過点と捉える木村は今後の展望とK-1のベルトに対する想いを改めてこう語った。
「4年前に同じようなシチュエーションの試合で1RKOを宣言して出来なかった。今回1RKOという課題を自分に課したのは、もちろん4年前のことがあるから。その時に言ったことを達成できなかった悔しさもあるし、そこにもしっかり自分の中でリベンジできたらと思います。今年は一年を通して戦い続けたいと言っていた通り、連続で試合を組んでもらえるようになった。6月のK-1両国大会にも出たいし、今年はダメージがない限りどんどん戦って行きたいですね。
(これから思い描いているストーリーは?)K-1のチャンピオンには絶対なりたい。K-1で見る夢はそれぐらいかな。今、そのあとのストーリーを築いても面白くないすからね。(以前は階級を上げてトップファイターをK-1に呼び込みたいと発言していたが?)それもその時の自分がそこにモチベーションを感じたら、ぜひやりたいです。そうやって色んな強い選手を呼んで、それがビッグマッチになるような状況になってくれるならやりたいです。とりあえず今はK-1のベルトですね。それを獲らないと始まらないです」
令和最初のK-1 KRUSH FIGHTのタイトルマッチ、木村が王座防衛を果たして新時代のK-1を作り上げていくか?
挑戦者・近藤魁成、王者・木村”フィリップ”ミノルを倒してビッグサプライズを起こす!
「憧れの存在でも、試合をする以上は倒さないといけない。木村選手を超えて世界一を目指す」
5月13日(月)大阪・西成の大成会館にて、5月18日(土)に東京・後楽園ホールで開催される「K-1 KRUSH FIGHT.101」の[K-1 KRUSH FIGHTウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・木村“フィリップ”ミノルと対戦する挑戦者・近藤魁成が公開練習を行った。
K-1甲子園二連覇を達成し、プロキャリア4戦目で木村というビッグネームのチャレンジャーに大抜擢された近藤。公開練習では2分1Rでパンチのみのミット打ちを行い「減量は今日から軽く調整という感じで感覚は良い感じですね」と順調に仕上がっている。
3月の瑠久戦がウェルター級での初陣となったが「2.5kg違うと減量も全然違って、パワーもスピードも落とさずに試合に挑めたかなって思います」と手応えは十分。17歳ということもあって身体はまだ成長途上で「身長もちょっとなんですけど、まだ伸びてますね。なのでウェルター級を獲った後は70kgでやりたいです」と将来的にはスーパー・ウェルター級との二階級制覇も見据えている。
その3月の「K’FESTA.2」ではプロ無敗の瑠久相手に圧巻のKO勝利でファンを唸らせ、あの試合結果・内容がタイトルマッチに抜擢される一因にもなった。以前のインタビューで“距離を感じる能力”が伸びたと語っていた近藤は「距離は大事なんで、その能力を上げるためのトレーニングをずっとやってきて、今回の試合も距離が特に重要かなと思います。そこを伸ばすことによって自分の体格やリーチも活きてくると思うし、前回の試合でも活かせられると思います」とその重要性を語る。
順風満帆にスターへの道を突き進んでいるように見える近藤だが、昨年6月のK-1さいたま大会では鈴木勇人に苦戦を強いられるなど、プロの厳しさを教えられる結果になった。「減量やコンディションの整え方など、試合に向けての姿勢がどうあるべきかを学んだ時間でした。トップの選手と直接触れて感じたこともあったし、それが今年に入って活きてきたのかなと思います」とプロで味わった悔しさが糧になり更なる覚醒を促した。
記者会見では木村のことを「ずっと憧れの選手だった」と語っていた近藤だが、現在は「仮に憧れの存在でも、試合をする以上は倒さないといけない。木村選手を超えてやろうという気持ちです」とキッパリ。普段はあまり相手を研究しない近藤だが、今回は木村の動きを研究し尽くしている。すでにKOのイメージも作り上げ「試合を見てもらえれば『近藤ヤバイんちゃう?』って思ってもらえるんじゃないかなと思います」と前回以上に底知れない強さを見せると断言した。
近藤は幼少の頃に難病を患い、Krushの初代王座トーナメントを見たことがきっかけでこのリングを目指し、難病を克服した。その経緯もあって「K-1のベルトも凄いと思うんですけど、僕はKRUSHを獲ってからじゃないとK-1には行けないと思ってました。僕の中ではKRUSHのベルトを獲ってスタートという感じです」とKRUSHのベルトに対する思い入れも強い。
また近藤が戦うウェルター級は選手層が厚くなり、K-1・KRUSHでも大きな盛り上がりを見せている階級だ。近藤はそのウェルター級でトップに立つことに闘志を燃やす。
「やっぱりやるからには一番盛り上がってる階級でベルトを獲った方が良い。あとは身体的にもベストな階級で、一番強い人が集まってる階級で一番になりたい。K-1でチャンピオンになったら世界で一番だと思うし、そのK-1の中で一番目立ってる階級で一番になりたいです。(そのための重要な一歩だが)挑戦者なんで別に失うものないんで。1Rで倒そうかなと思ってます」。
「1R KOが今回の課題」と宣言していた木村を逆に1Rで倒すと宣言する近藤は「今までで一番良い状態で試合を迎えられそうなんで、試合当日みなさんをビックリさせられるように頑張ります。応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。近藤はこのビッグマッチで下馬評を引っ繰り返し、新たな時代の幕を開けることが出来るか?
対戦カード
第8試合 K-1 KRUSH FIGHTウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/王者)※初防衛戦
近藤魁成(大成会館/挑戦者、K-1甲子園2017・2018 -65kg優勝)
第7試合 第2代K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級(45kg)王座決定戦 3分3R(延長1R)
C-ZUKA(T-GYM/元NJKFミネルヴァ・アトム級王者)
高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)
第6試合 スーパー・フェザー級 3分3R(延長1R)
郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス/元K-1 KRUSH FIGHT王者)
友尊(TEAM K/元NJKF王者)
~休憩~
第5試合 初代K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)
杉本 仁(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
第4試合 初代K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
RUI(K-1ジム蒲田チームキングス)
植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者)
第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
朝久泰央(朝久道場)
山本直樹(優弥道場)
第2試合 ライト級 3分3R(延長1R)
明戸仁志(K-1 GYM EBISU FREE HAWK)
林 将多(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG)
第1試合 フェザー級 3分3R(延長1R)
倉崎昌史(GET OVER)
森坂 陸(エスジム)
プレリミナリーファイト第3試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
安田学登(K-1ジム蒲田チームキングス/第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス-65kg優勝)
中島千博(POWER OF DREAM/極真会館2017全日本ウェイト制軽重量級(90kg)優勝、2018 USウェイト制同級優勝)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
内田 晶(チーム・タイガーホーク/拳聖空手)
晃弘(K-1 GYM横浜infinity)
プレリミナリーファイト第1試合 女子アトム級(45kg) 2分3R
MOE(若獅子会館)
豊嶋里美(TEAM OJ)
概要
大会名 K-1 KRUSH FIGHT.101
日時 2019年5月18日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:15 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 AbemaTV(生放送)、GAORA(5月25日(土)24:00~深夜4:30)
チケット料金 SRS席18,000円(前売分完売) RS席10,000円(前売分完売) S席8,000円(前売分完売) A席6,000円(前売分完売) ※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 K-1.SHOP
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/