RISE 5.19 後楽園ホール:田丸辰「初防衛に成功したら、やりたい選手がいる」、政所仁「圧勝し続けている田丸選手に圧勝したい」
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中野トイカツ道場
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RISE 132(5月19日(日) 後楽園ホール)のメインイベント、RISEスーパーフライ級(53kg)タイトルマッチで対戦する田丸辰(平井道場/王者)と政所仁(魁塾/2位)の直前インタビューがRISEクリエーションから届いた。
田丸辰『初防衛戦を天心に相談したら「負けたら引退だよ」と言われました』
昨年11月、金子梓を判定で下して初代RISEスーパーフライ級王者となった田丸辰(平井道場)。戴冠後の第1戦となったRISE 130での一樹戦でもセンチャイキックを繰り出すなど如何なく持ち味を発揮し、KOで締めくくった。9戦全勝と無敗の快進撃を続ける17歳の怪物は次の大一番も見据えている。(聞き手・布施鋼治)
――今回は初防衛戦。初めて追われる立場になりました。
田丸 そこまでは意識していないですね。今まで通りやっていこうかなと思います。
――試合順は大トリ。大会ポスターでもセンターを占めています。
田丸 「注目されているのかな?」というのはありますね。僕が初めてRISEに出始めの頃は第4試合とか第5試合だった。それでモチベーションがないわけではなかったけど、「早くメインで試合をしたい」と思っていました。
――現在9連勝中。会場では声をかけられる機会も多くなってきたのでは?
田丸 そうですね。7戦目で林佑弥選手と闘った(18年9月16日・判定勝ち)直後くらいから、ほかの階級の選手からも「強いね」と声をかけられるようになりました。
――ところで挑戦者の政所仁選手はいつくらいから挑戦者として想定していた?
田丸 僕がRISEデビューを果たす大会のひとつ前の大会に政所選手が出ていたんですよ。その試合を僕は会場で見ていたけど、「メチャクチャ強くて、いい選手がいる」という感想を持ちました。パンフを見たら自分と同じ階級だったので、「もしかしたらやるかも」という予感はありました。
――運命の糸で結ばれていた?
田丸 いや、そこまで意識はしていなかったけど、ランキング表を見たら、「挑戦者は政所選手(2位)か栄井大進選手(6位)だろう」という予想は立てていました。
――政所選手は3.23 RISE 131で瀧谷渉太選手と次期挑戦者決定戦を行い、ヒザ蹴りでダウンを一度奪った末に判定勝ちを収めています。
田丸 その一戦も会場で見ていました。最初は「早くて爆発力がある」と思っていたけど、瀧谷戦に関していえば別にそんなに・・・。正直、全然負ける相手ではないと思いました。
――政所選手は今回の一戦について聞かれると、「打ち合ったら負けない」「気持ちでは俺の方が絶対強い」と宣言しています。
田丸 そんなことを言うなら、逆に打ち合いしか勝てないのかと言いたいですね。
――打ち合いになっても、あるいは他の展開になっても勝てる可能性がある?
田丸 あります(キッパリ)。そうでなければ、チャンピオンではない。
――どんな試合展開をイメージする?
田丸 そうですね。僕も結構まわりから同じことを言われる方だけど、政所選手は後半になるにつれペースが落ちてくる。なので、結構早い段階での決着を狙ってくるんじゃないですかね。僕も5ラウンドはやりたくないので、早く倒したいです。
――周囲からのゲキは?
田丸 今回の試合に関していえば、特にないですね。政所vs瀧谷の時、会場で(仲のいい)那須川天心に「自分は大丈夫ですかね?」と訊いたら、「負けたら引退だよ」と返されました(微笑)。
――そこまで言いますか。
田丸 もちろん政所選手も強いからタイトルマッチになったわけだけど、僕の相手ではない。倒し方はすでに頭の中に入っています。
――ファンは2.3 RISE 130でMA日本スーパーフライ級王者の一樹から先制のダウンを奪ったセンチャイキックが再び炸裂することを期待していると思います。
田丸 あれはやろうと思って出したのではない。練習も一回もしていない。何年か前に「こういう技もあるよ」と教えてもらったので、やってみただけ。別に出してもいいけど、それで倒すのはあまり期待しないでほしい(苦笑)。僕や天心は練習云々ではなく、感覚で出すタイプなので。
――初防衛に成功したら、以前から発言していた通りひとつ上の55kg級を狙う?
田丸 まだ何も決まっていないけど、そうなるかもしれない。53kg級でもお客さんが見て「どっちが勝つんだろう?」という試合であれば全然やりますよ。
――相手次第ということですね。
田丸 初防衛に成功したら、なんとなく(マイクで)アピールすることも決まっています。やりたい選手がいるんですよ。
――それは楽しみです。
田丸 今回しっかり政所選手を倒して、しっかりとそっちの方に意識を向けられるようにしたい。ここで負けたら、話にならないです。
政所仁『気持ちは僕の方が絶対強い。打ち合ったら勝てます!』
3.23 RISE 131で組まれた瀧谷渉太(KSS健生館)との次期挑戦者決定戦を制してビッグチャンスを手にした政所仁(魁塾)。かつて石井一成を撃破したこともあるJ-NETWORKフライ級王者は「打ち合ったら勝てる」と自信満々に言い放つ。(文・布施鋼治)
――3.23 RISE 131で組まれた瀧谷渉太との次期挑戦者決定戦では3Rに右ヒザ蹴りと左ボディでダウンを奪い快勝しました。
政所「あっ、入ったな」という感じでダウンを奪ったシーンは覚えています。気持ち良かった。試合前からああいうふうに倒したいというイメージは持っていました。でも、瀧谷選手も気持ちが強かった。もう少し僕も冷静に行けたら良かったかなと思いますね。
――それから約2ヶ月という短いインターバルでタイトル挑戦のチャンスを得ました。
政所 少し休みたいという思いがあるのも確かだけど、それよりタイトルマッチの方が大事。モチベーションは高いままです。
――田丸辰選手のイメージは?
政所 正直初めは知らなかったけど、僕がRISEに出た1~2戦目の頃、同じ計量会場で挨拶くらいは普通にしていました。
――そうだったんですか。
政所 ウチの両親は「同じ階級やから」と言う理由で田丸選手の試合も見て「速い」という感想を漏らしていました。それで僕もちゃんと田丸選手の試合を見るようになりました。確かに速いけど、「やったら勝てる」と思いましたね。
――過去に田丸選手くらいスピードのある選手と当たった経験は?
政所 (RIZINとKNOC KOUTで闘った)石井一成選手も速かったけど、それもそんなに速いとは思わなかった。自分もスピードがある方だと思う。田丸選手は一度攻撃をヒットさせたらそれからの畳みかけが速いイメージがあるけど、もらわなかったら大丈夫でしょう。
――田丸対策は?
政所 同じサウスポーなので修正するところは見えている。練習はしやすいですよ。
――今回はサウスポー同士の一戦ということになります。
政所 (所属する)魁塾ではオーソドックスの選手にサウスポーになってもらったり、サウスポーの選手のいるジムに出稽古に行かせてもらっているので、苦手意識はないですね。
――政所選手は現在20歳ですが、田丸選手はもっと若く17歳です。
政所 そうなんですよね。年齢的には3歳下なので(タイトルマッチでなければ)やりたくない。過去に年下とやったのは1歳年下の選手と一回だけです。
――年下に負けたら、何を言われるかわからない?
政所 僕がプロになった時、田丸選手はまだ体の小さなアマチュアだったわけですからね。僕がアマチュアの頃には絡むことがないほどの年齢差があった。でも気がついたら向こうの方が先にタイトルマッチをやってチャンピオンになっていた。余計負けられない。もっというと、田丸選手は2つ下の弟(アマチュアボクサーとして活躍中の椋)よりも年下なんですよ!
――田丸選手はセンチャイキックなどの奇襲を仕掛けることでも有名です。2.3 RISE 130ではMA日本スーパーフライ級王者の一樹からこの蹴りで先制のダウンを奪い、場内をどよめかせました。
政所 実をいうと、あの蹴りは僕も練習していたんですよ。でも、那須川選手も田丸選手も使ってしまったので封印しました。
――二番煎じはイヤだと。
政所 瀧谷戦でも使いたかったけど、あえて使いませんでした。その代わり今は過去に誰もやったことのない新しい技を考えています。
――客観的に見て、自分が田丸選手より上回っている部分は?
政所 打ち合ったら絶対勝てる。気持ちも僕の方が絶対強い。僕らの世代はジュニアの競技人口が一番多い時代だった。その証拠にいまプロで活躍している同世代はいっぱいいます。向こうもジュニアからやっているのでテクニックはあるけど、僕もジュニア上がり。テクニックは僕の方が一枚上手でしょう。田丸選手はこのところ圧勝し続けているけど、そういう選手に圧勝したい。
対戦カード
第9試合 メインイベント RISEスーパーフライ級(53kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
田丸 辰(平井道場/王者)※初防衛戦
政所 仁(魁塾/2位、J-NETWORKスーパーフライ級王者)
第8試合 セミファイナル 58kg契約 3分3R(延長1R)
工藤政英(新宿レフティージム/RISEフェザー級王者)
タリック・トッツ(イタリア/B&Dジェノバ/WKUオリエンタルルール世界王者)
第7試合 61kg契約 3分3R(延長1R)
梅野源治(PHOENIX/元ラジャダムナン認定ライト級王者、元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
イ・ギュドン(韓国/Younsu Samsan Gym/IKMFフェザー級王者)
~休憩~
第6試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
北井智大(チームドラゴン/2位)
原口健飛(Kick Lab/聖武会館/Road to RIZIN KICK Tournament(58kg)2018優勝、RISEスーパーフェザー級(60kg)10位)
第5試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
渡部太基(TEAM TEPPEN/2位、元Krush&WPMF日本王者)
中島将志(新潟誠道館/ミドル級(70kg)5位、2017年RISING ROOKIES CUP同級優勝)
第4試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
一馬(MONSTAR GYM/5位)
竹内皇貴(チームドラゴン/8位)
第3試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
佐藤九里虎(PHOENIX/12位)
池田進人(トイカツ道場/2016年RISING ROOKIES CUPバンタム級準優勝)
第2試合 58.5kg契約 3分3R
YUU(リアルディール/2017年RISIN ROOKIES CUPフェザー級優勝)※加藤 雄 改め
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/2018年RISING ROOKIES CUPフェザー級準優勝)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラAKK/2位)
篠塚辰樹(TEAM TEPPEN/5位)
オープニングファイト第2試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
Delgermuru拳信王[デリゲルムルン・ケンシンハン](モンゴル/FLAT-UP)
TAE KEUN[テクン](FIGHT CLUB 428/2017年KAMINARIMON全日本大会-65kg級優勝)
オープニングファイト第1試合 RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級(60kg)一回戦 3分3R(延長1R)
仙一(チームドラゴン)
成尾拓輝(究道会館/JAPAN CUP 2018 -63kg優勝・大会MVP)
概要
大会名 RISE 132(ライズ ハンドレッドサーティツー)
日時 2019年5月19日(日) 開場17時/本戦開始18時 ※開場後オープニングファイト予定
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円 S席 6,000円(完売) A席 5,000円(完売) スタンディング 4,000円(ぴあのみ発売) ※当日券は各500円アップ ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス 後楽園ホール RISEオフィシャルショップ RISEクリエーション(電話)
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860 http://www.rise-rc.com/