BRAVE FIGHT×GRACHAN 3.10 大田区産業プラザPIO:宮田和幸の一番弟子・芦田崇宏、BRAVE 10周年のメインで再起戦
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
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BRAVE FIGHT 18×GRACHAN 39(3月10日(日) 東京・大田区産業プラザPIO)の開催発表会見が1月14日、渋谷のTokyo Fight Club Bar & Show Restaurantで行われた。昨年大晦日のRIZINでの山本アーセン戦で有終の美を飾った宮田和幸氏率いるBRAVE GYMの設立10周年記念大会として行われ、宮田氏の引退セレモニーも実施する。メインイベンターは宮田氏の一番弟子の元DEEPフェザー級王者・芦田崇宏が務め、崎山勲(マッハ道場)と対戦する。
宮田氏は「東京・北千住にBRAVEの最初の道場を作ってから、2月で10年になります。これまで5人のチャンピオンを出しましたが、これからも色んな団体のチャンピオンベルトを取らせたいです。これまでも年に1回冬にGRACHANさんと組んで都内で大きいイベントをやってきましたが、今年も開催し、あとは三郷のジムで原点に戻って大会を開催し、アマチュアの選手を育成したいです」と、ジムと大会の方針について語る。
芦田は17年12月に上迫博仁に勝利しDEEPフェザー級王座を獲得したが、昨年6月、弥益ドミネーター聡志とのノンタイトル戦で95秒一本負け。10月のDEEP大田区総合体育館大会でベルトを賭けて再戦したが、判定負けに終わった。宮田氏は「僕が引退した後釜でRIZINに推薦したいプランだった」が、それが崩れ、原点であるBRAVE FIGHTから再浮上を図る。
GRACHANの岩崎ヒロユキ代表は芦田の相手の崎山について「DEEPのフューチャーキングトーナメント優勝経験者ですが、膝の怪我で2~3年休んでいました。復帰してからはいい勝ち方をしていて、12月の(拓MAX戦で)KO勝ちの後ののマイクで『時間が無いので早々に上を目指したい』と言っていたので、芦田選手との試合を組みました」と説明した。
芦田は「前回の負けもその前の負けも、かなり精神的なダメージはあって、格闘技を続けて行こうかどうか迷うぐらいでした。でも少し休んで考えて、もう一回頑張っていこうと思いました。19歳でBRAVEに入って10年が経って、練習のやり方をもう1回見直してみて、手応えがあって、まだやれると思いました」「宮田先生の一番弟子として、10周年大会には僕がいないといけない思いもあります」「RIZINという舞台で宮田先生のセコンドとして1日過ごし、刺激を受けました。周りからも言われましたけど、凄い試合でした。僕もこの舞台を目指したいという気持ちが芽生えました」「僕はPRIDEを見て育った世代で、PRIDEの遺伝子を継いでいるのはあの大会しかないと思っています。でもまだまだ自分はどこに出たいと強く言える立場じゃない。ビッグイベントから声がかかればそれに出たいです」と、再起にあたっての決意を語った。
崎山については「パワフルで打撃も思い切りがいい選手なので、打撃戦ならいい試合になると思いますし、組みも好きそうな選手という印象にあります。マイクで『上を目指したい』と言っていましたけど、そう簡単には超えさせない気持ちで、しっかり力の差を見せたいです」と語った。
他にもフライ級・坂巻魁斗(BRAVE)vs. 山本聖悟(ZOOMER)、ストロー級・大貴(BRAVE)vs. 早坂優瑠(CORE QUEST KUSHIRO/パンクラス8位)、フライ級・本田光樹(BRAVE)vs. 吉田哲之(パラエストラ町田)の3試合が決まった。岩崎氏は「坂巻選手はフライ級に落とします。山本選手と大貴選手は12月大会で勝って連続出場です。早坂選手はGRACHANの北海道大会にも出場していて、パンクラスさんからも許可を得て、GRACHANでも頑張ることになりました。本田選手はアウトサイダーの1位の選手です。吉田選手はDEEPのフューチャーで優勝した後、他団体で結果を残し調子を上げています」と説明した。
これらの試合は「BRAVE FIGHT×GRACHAN」という枠組み。今回はBRAVE 10周年大会のため、BRAVE勢を赤コーナーに置くBRAVE FIGHT主体の興行となる。岩崎氏は「今回のGRACHANはアマチュア部門をメインに考えています。今回に限らずですけど、今の日本の各プロモーションは海外のビッグイベントの育成場所になりつつあるので、3年から5年かけて育成し、世界に羽ばたく選手を出したいです」と展望を語った。プロに関しても3Rの試合はユニファイドルール式のラウンドマスト裁定を取り入れるが、2Rの試合は引き続き試合全体で判定し、世界のMMAの2潮流に対応できる選手を育てる方針だ。
GRACHANは関西を拠点とするGLADIATORとの連携を強め、統一王座の「GRAND」を作り、12月大会でウェルター級タイトルマッチを実施したが、今年もその路線を継続・拡大する。1月27日の修斗後楽園大会には阪本洋平(T-BLOOD/GRACHANフェザー級王者、元同ライト級王者)が参戦し、修斗世界フェザー級3位の山本健斗デリカット(総合格闘技道場コブラ会)と対戦。国内老舗プロモーターとの連携も強めている。鈴木隼人(BRAVE/元GRACHANフライ級王者)がONE Championshipで活躍中で、アジア圏の他の新興プロモーションとの交流もプランにあるという。
会見では2月28日にシンガポールで行われるONEのトライアウト「ONE Warrior Series」に鈴木祐子(BRAVE)が参戦することも発表された。旧姓は桐生で、鈴木隼人と昨年結婚。最近はYuko.SというリングネームでDEEP JEWELSに出ていたが、今後は鈴木祐子の名で戦う。夫のセコンドとしてONEに帯同したことで「一緒に旦那と同じ舞台に立ちたいと思うようになった」といい、今回トライアウトに挑戦することになった。
対戦カード
メインイベント BRAVE FIGHT×GRACHAN フェザー級 5分2R
芦田崇宏(BRAVE/元DEEP王者)
崎山 勲(マッハ道場)
BRAVE FIGHT×GRACHAN フライ級 5分2R
坂巻魁斗(BRAVE)
山本聖悟(ZOOMER)
BRAVE FIGHT×GRACHAN ストロー級 5分2R
大貴(BRAVE)
早坂優瑠(CORE QUEST KUSHIRO/パンクラス8位)
BRAVE FIGHT×GRACHAN フライ級 5分2R
本田光樹(BRAVE)
吉田哲之(パラエストラ町田)
※宮田和幸引退セレモニーも実施
出場予定選手
岸本篤史(BRAVE)・エドモンド金子(BRAVE)・AYA(BRAVE)・ダンプりょうこ(BRAVE)・山下竜一(BRAVE)・小山拓見(BRAVE) 他
概要
大会名 BRAVE FIGHT 18×GRACHAN 39
日時 2019年3月10日(日) 開場・12:30 開始・13:00
会場 大田区産業プラザPIO http://www.pio-ota.net/access/ 京急蒲田駅東口から徒歩3分
チケット料金 VIP席:20,000円 RS席:10,000円 S席:8,000円 指定:6,000円 ※当日券1,000円UP ※入場時にドリンク代別途500円が必要です ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ GRACHAN実行委員会 http://www.grachan.jp/ BRAVE 03-5244-0780 http://www.brave-gym.com/