Krush 2.12 後楽園ホール:一夜明け談話 塚越仁志「ここで行くしかないんだって、気合でしたね」、小澤海斗「作戦は無く、絶対ぶっ倒してやろう、自由に行こうと思いました」
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Krush.85 2月12日 後楽園ホール大会の一夜明け会見が13日行われ、Krush -67kg王座の3度目の防衛に成功した塚越仁志、-58kg王座陥落後初戦を49秒KO勝ちで飾った小澤海斗らが登場した。
第8試合 メインイベント Krush -67kgタイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○塚越仁志(K-1ジム・シルバーウルフ/王者/67.0kg)
×牧平圭太(HALEO TOP TEAM/挑戦者、元王者/67.0kg)
2R 1’57” KO (3ダウン:右フック)
※塚越が2度目の防衛
◆塚越「『ここでもし負けたら明日はベルト無いんだ。ここで行くしかないんだ』って。気合でしたね」
(勝った直後、「怪我して、ほとんど練習できなかった」と明かした件について)12月中旬ぐらいに右足のふくらはぎの肉離れを起こしました。重くは無かったんですけど、かばって練習をやっているうちに再発しました。それでも練習しようとしたら大宮司(進・シルバーウルフ会長)さんから「帰れ。それどころじゃないだろ」って止められ、「勝つためにできることは他にもいっぱいあるだろう?それだけ考えて試合まで過ごせ」ってメッセージをもらいました。その後はイメージトレーニングだったり、相手の映像を見て研究したり、プールに行ってビート板を挟んで泳いだり、自分との戦いでした。毎朝大宮司さんのメッセージを見ていましたね。対人練習は試合まで1か月半ぐらいやっていなかったですし、ミットも5日前しかやっていなかったです。
(牧平の印象)リングで向き合った時の、覚悟している目が印象に焼き付いていて、それで僕も引き出されたと思います。頭の中はシンプルで、やれることは一つしかなかったんで。前に出て思いっきり殴るっていう。試合の時はそういう意味ではスッキリしていました。
(2R、劣勢になりかけた状況から一気に倒しに行けた要因は?)牧平選手の気持ちも強いので、押される場面もあったんですけど あそこで思ったのが「ここでもし負けたら明日はベルト無いんだ。ここで行くしかないんだ」って。気合でしたね。
(試合後はお子さんをリングに上げていました)本当、それだけでしたね。周りのおかげでした。家族、大宮司さん、ジムの仲間、応援してくれる人たち、周りの力で勝った感じですね。
(今後について)Krushチャンピオンが世界一だというのを見てもらいたい。K-1でも負けているので、舞台はどこでもいいですし、Krushのベルトを賭けてもいいですし、世界一の選手とやりたいです。Krushをもっと大きくするため今後も戦っていきます。
第6試合 -58kg Fight 3分3R(延長1R)
○小澤海斗(K-1ジムEBISU/元王者/57.9kg)※K-1ジムEBISU小比類巻道場 から所属表記変更
×里見柚己(K-1 GYM横浜infinity/57.9kg)※K-1 GYM YOKOHAMA TEAM TORNADO から所属表記変更
1R 0’49” KO (左ミドルキック)
◆小澤「リングを自由に使おう、絶対に暴れてやろう、小澤海斗はこうだと見せたかった」
昨日はサポートしてくれた仲間とか、色んな人のおかげでの勝利で、感謝の気持ちとうれしい気持ちを噛み締めています。
(左ミドルでの秒殺KO勝ちは狙っていた?)作戦は無く、絶対ぶっ倒してやろう、自由に行こうと思いました。蹴り込みは相当やってきたんで、蹴りは自信がありましたね。
(-58kg王座を西京春馬に奪われてからの初戦で、何を考えてリングに上がりましたか?)リングを自由に使おう、絶対に暴れてやろう、小澤海斗はこうだと見せたかったので、自由にやれた感じです。
(試合後もマイクでは3月21日のK-1さいたまスーパーアリーナ大会参戦と、山本“KID”徳郁と戦いたいというアピールをしました)KID選手はリスペクトしているんで、いつか必ずやりたいです。
(今後について)K-1のフェザー級のベルトが(武尊の返上で)空位になるんで、俺しかいないっしょ。俺が取ります。
(ファンへメッセージを)お待たせしてすみませんでした。今後はばく進します。
◆宮田充K-1プロデューサー
KID選手とはK-1ジムとしては以前から接点がありますが、選手としてはAbemaTVさんの「格闘代理戦争」で接点ができただけですので、どう動けばいいか、わからないですね。3月21日のK-1に関しては、僕のSNSにも直接「小澤海斗を起用すべきだ」と命令に近い形でメッセージが来ているんですけど、試合数が既に多いので、遠方のファンの方からは帰る時間を心配して「これ以上試合を増やすのやめてくれ」とも言われています(苦笑)。運営サイドとも話し合って検討します。でもお祭りですからね。そこに小澤選手が加わればより大きな祭りになりますね。小澤選手からのアピールうれしいですし、今年の小澤海斗は本当に楽しみです。
第5試合 -58kg Fight 3分3R(延長1R)
○桝本“ゴリ”翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/57.4kg)※桝本翔也 改め
×江川優生(POWER OF DREAM/58.0kg)
判定2-0 (豊永29-28/梅木28-28/朝武29-28)
◆桝本「下の階級を狙ってみるのもいいですね」
内容的にはギリギリで紙一重だったんですけど、勝ちと負けじゃ全然違うので、勝てて良かったです。1R、パンチが強いのはわかっていたんで、蹴り多めに出していたんですけど、終盤に中途半端によけようとしたところをもらってしまって、結構効きましたね。2Rは僕のローが効いていたのかなって思って、3Rの最後に相打ちみたいになって、自分が踏ん張って、相手が倒れてくれてよかったです。当たった所は見ていなくて、手を伸ばしたら相手が倒れていた感じです。SNSでも「会場が爆発した」とか書かれていたんで凄く良かったです。
(桝本選手の後、休憩明けに同じ-58kgの小澤海斗が秒殺KO勝ちして会場を盛り上げたのは悔しかったですか?)自分も休憩明けにすぐ上(バルコニー)で見ていたんですけど、「ああ、やられた」って感じでしたね。ちょっと悔しいです。
(宮田氏は「4連勝なので今後チャンスを考えたい」と話したのを受け)Krush -58kgは同門の西京春馬が王者なので、K-1のフェザー級王座決定トーナメントがあればリザーブでも本戦でもいいですから出たいです。
あと、減量が楽になったので、下の階級(-55kg)を狙ってみるのもいいですね。以前は練習前後に米を食べていたんですけど、バナナを食べるようになったら、普段の体重が3~4kg減りましたし、調子も良くなりました。いつもバナナ食ってたら「ゴリちゃん」って呼ばれるようになって、リングネームに入れたんですけど、これからもバナナ食って勝ち続けて、もっとたくさんの人に「ゴリちゃん」と呼ばれて有名になりたいです。
第4試合 -63kg Fight 3分3R(延長1R)
○林 健太(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangスーパーライト級王者/63.0kg)
×泰斗(チーム泰斗/62.8kg)
1R 0’45” KO (右フック)
◆林「ゴンナパーの勝ち方見たら、今年まだ早いかな、って」
11月にゴンナパー選手にあんな風にKOでやられて、自分も応援している人もヘコんだので、まだKOできる選手、いける選手とアピールできて良かったです。
(速攻はプラン通り?)考えていなかったんですけど、行ったらKOになった感じです。
(ゴンナパー戦で負けた後の練習成果が出た?)パンチの打ち方もそうですし、真正面にいるとパンチもらうので、ちょっとズラして打つ練習をしたのが、少しは出てたかなと思いますね。
(相手の泰斗のセコンドが佐藤嘉洋、大和哲也、梅野源治と豪華な顔ぶれだったことは気付いた?)控室にいる時からうちのセコンドが『梅野来とるやん。うちのセコンド、ボロ負けやん』言うてましたね(笑)。でも泰斗選手は豪華な人たちをセコンドにつけたのにああなってしまって、申し訳ないと思ったんちゃうかなと思いましたね。
(今後について)ゴンナパーにはやり返すと言ったので、ゴンナパーとまたやるまでKOで勝ち進むつもりやったんですけど、昨日の石田(勝希)選手との試合の勝ち方見たら、今年まだ早いかな、って思ったんで(苦笑)、来年にはゴンナパー選手にリベンジします。もうちょっと待っといてください。