BOM 8.2 横浜大さん橋ホール:WBCムエタイ世界王座懸け再戦 王者 藤原乃愛「前回負けた次の日、泣きながら練習してました」×挑戦者 カナ・ウォーワンチャイ「ベルトへのモチベーションは高いけど、藤原選手に2回勝つことの方が重要」
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BOM 51(8月2日(日)横浜大さん橋ホール)でのWBCムエタイ世界女子ミニフライ級タイトルマッチで対戦する藤原乃愛(王者) とカナ・ウォーワンチャイ(挑戦者)のインタビューがBOMプロモーションから届いた。
第15試合 WBCムエタイ世界女子ミニフライ級(47.62kg)タイトルマッチ 3分5R
藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム/王者)
カナ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション/挑戦者)
両者は今年4月に対戦し、17連勝中だった藤原をカナが僅差ながらも判定で破る大金星を上げた。2カ月ぶりの再戦で勝利するのは。
藤原乃愛
――カナ選手との再戦が決まり、心境はいかがですか。
藤原 こんなに早く再戦を組んでいただいたことに感謝をしないといけないなと思っています。
――今振り返ると、敗因は何でしたか。
藤原 相手をナメていたわけじゃないんですけど、カナ選手がもちろん強いことも分かってましたし。私は17連勝をしていて、自分の中でずっと頑張っていたつもりでしたけど、今振り返るとカナ戦に向けては練習に身が入っていなかったというか、うまく気持ちを作れておらず練習からダメだったなという気はしますね。言い訳になってしまうのであまり言いたくはないんですけど、ONEでの試合が2月27日にあって、カナ選手との試合まで1カ月ぐらいしか準備期間もありませんでした。ONEでは初のオープンフィンガーグローブでの試合だったのでダメージがすごく、休む期間もなく、試合間隔が短かったなと。例えそういう状況でも、試合が決まっているからには自分が作り上げなきゃいけなかったので、そこが自分の甘いところだったなと思いました。
――実際にカナ選手と対戦してどういう印象がありますか。
藤原 思っていたより大きかった感じがしました。同じくらいの身長かなと思っていたんですけど、意外と結構背も高く、体もガッチリしていたので、ちょっとそこは想定外でした。組んだ時に力強さは感じなかったですけど、やっぱり体が大きい分、腕や足も長いし、少しやりにくさはありました。
――これまでタイ人選手との連戦でしたが、今まで戦った選手とは違う感覚もありました?
藤原 モンクットペット選手も大きくて手も長かったのですが、OFG2戦目で日本人選手とやるのは初めてだったので、そこが初めての感覚だったかもしれないです。背が高い上に、OFGで組まれた時に不利になる状況ではあったんですけど、組まれる前に自分は結構パンチをもらって、そこから組まれたので相手のペースになってしまいました。首相撲をやりあってもカナ選手に負けるわけはないんですけど、その前の段階が悪かったので結果的に悪い印象になっちゃったかなと思います。
――ONEのOFG初戦で見せたような、相手のパンチをもらっても前に出る勝ち気な姿が見せられなかったかと思うんですけど、そこはどう感じていますか。
藤原 そうですね。やっぱりそこは気持ちが甘かったのかなと思います。カナ選手はパンチは上手でしたし、OFGなのでガードの隙間からパンチが入ってくるので結構もらっちゃって焦りが出ちゃったなと。自分が想定していたよりもいろいろもらって劣勢になってしまいました。
――試合後はかなり落ち込んだんですか?
藤原 かなり落ち込みましたね。悔やんでも悔やんでも悔やみきれないぐらい悔しくて。次の日からもういてもたってもいられなくて、泣きながら練習してました(苦笑)。もう後悔しかないというか、もうなんであんな試合をしてしまったんだと。
――ちなみに、負けた後、控え室に怒鳴りに来ることで有名なお母さんは前回も控え室に来られたんですか?
藤原 今回来なかったので良かった……と思いました(苦笑)。でもマジでママに会うのが怖くて、意外と会ったらブチ切れてなくて「お前がちゃんと練習しないからだろ? これも経験だから次に活かせ」と。
――試合後はタイに練習に行かれたそうですね。
藤原 その後、5月17日にムエロークの試合を控えていたので、それに合わせてタイに2週間1人で勝手に行きました。タイに行けば誰でも強くなれるわけじゃないし、たったの2週間で何が変わるの!? という話なんですけど、日本にいてこのままでは絶対に強くなれない、自分の中で何かを変えないと強くなれないと思った時に、練習に対する意欲だったり、気持ちが重要だなと。タイに行くと、朝にまずランニング10キロからスタートして、そこからダッシュして、それからミットして。また夜も練習するという、もう練習しかない環境だと、すごく気合が入るので、そのために行きました。結果的にムエロークで結果を出せたので、良い修行だったなと思います。
――そのムエロークでは韓国の長身選手のチョン・アヨンが相手でしたが、カナ選手との再戦を意識した戦い方をされたんですか。
藤原 そうですね。アヨン選手は大きくてガツガツ来る選手だったので、そこは意識しました。でも、あまり意識しすぎてムエロークで負けたらもったいないので、しっかりアヨン選手の対策をしながらも、一応カナ選手のことは意識はしてましたね。
――イメージ通りの戦い方はできたんですか?
藤原 結構、再起戦の相手としてはきつい相手を用意されて、恐怖心はありましたけど、思ったとおりの試合はできたなと。そういう強い相手とやらないと、上には行けないのでやれて良かったと思います。
――次の再戦に向けての調整具合はどうですか。
藤原 めっちゃ練習していて、今はジムのある八王子に住み込みで練習しています。同じ失敗は許されないというのは、自分でももう分かっているので、次は絶対に勝たなきゃいけないですね。人生を懸けてでも勝ちに行かないといけないと思っています。これだけやっていたら、もうやることはないというくらい練習をやれば、自ずと自信が付いてくるのかなと思って頑張っています。
――タイトル防衛に成功したら、その先はどういったことを考えていますか。
藤原 本当に命を懸けて獲ったWBCの世界ベルトなんで、まずはそれを絶対に守りたい気持ちがあります。そこから先は、もう流れに身を任せるというか、オファーが来た試合に応えていきたいし、世界の舞台で戦っていきたいと思います。
――ではONEの2戦目も視野に?
藤原 そうですね。ONEにもやっぱり出たいのでONEのベルトを目指します。
――では最後に試合を楽しみしているファンにメッセージを。
藤原 こんなに早く再戦が決まって、みんなはどっちが勝つのか予想していると思いますけど、自分は人生を懸けて戦いに行くのでぜひ応援よろしくお願いします。
カナ・ウォーワンチャイ
――藤原選手との再戦が決まって心境はいかがですか。
カナ 最初は前回と同じくオープンフィンガーグローブ(以下OFG)での再戦と聞いていたのですが、WBCムエタイの世界タイトルが懸かった試合になり、すごくラッキーだなと思いました。WBCムエタイの世界ベルトは私が所属しているエクシンディコンジムの先輩方の中でも(石井)一成君しか巻いておらず、日本の女子でも獲っている選手は少ないですし、権威のあるベルトなのでモチベーションは高いです。でも、自分はベルトより藤原選手に2回勝つことの方が重要だと思っています。
――4カ月ぶりに藤原選手とダイレクトリマッチすることに関してはどう思いますか。
カナ 前回、自分が負けたら再戦はないだろうけど、自分が勝ったら再戦はあるだろうと思っていたので、そうだろうなという感じです(笑)。
――実際、藤原選手と手を合わせてどういった印象がありますか。
カナ 藤原選手は顔面前蹴りがすごく得意でSNSでバズっていたので警戒して練習はしてたんですけど、思ったよりやりやすかったとは思いました。パワーに関しては、普段から私は男子選手と一緒に練習しているので、強いなとは思わなかったんですけど、藤原選手はムエタイの試合経験が豊富だけにヒザを入れるタイミングやヤッサイはすごく上手で経験がある印象を受けました。
――カナ選手と対戦した選手は「カナ選手は手足が長く、身長が高いのでやりにくい」とよく言われていますが、ご自身もそこが強みだと思いますか?
カナ そうなんですね(笑)。実は私の手足はそんなに長くなく、タイで測ったので正確なのかは分からないですけど、身長は164cmでもリーチは藤原選手の身長と同じく158cmしかなく、そこが強みになっているのかは分からないです。なので実況席でもよく「リーチがある」と言われているのを聞くと、ちょっと恥ずかしいんです(苦笑)。
――その藤原選手との一戦では初のOFGでしたが、そこに関してはどうでした?
カナ OFGを着けると首相撲はすごくやりやすかったのですが、別にそんなにグローブと変わらなかった感じがしました。パンチをもらってもそこまで痛くはなかったですし。次はグローブ着用なので、今の練習で首相撲をやる時もグローブを付けてやるようにしています。
――前回はどのあたりで勝った手応えはあったんですか。
カナ 1R目から意外といけるかもと感覚を掴んでいて、3Rに行く前に一成君から「ここで明確に差を付けられたら勝ちだから」と言われて、それぐらいの時から自分が勝っているんだろうなと思いました。
――次やっても勝てるという自信もありましたか。
カナ 前回やった時は、藤原選手は自分に対してそこまで警戒心がなかったと思うんです。自分が去年はあんまりいい結果を残せていなかったのですが、藤原選手はラジャダムナンでランキング1位にいて、ONEに上がったりとずっと上のステージで試合をして活躍していて、自分のことはそんなに意識していなくて試合したと思うのですが、今回は絶対リベンジするためにめちゃめちゃ練習してくると思うし、藤原選手の先輩の伊藤紗弥選手も練習に復帰して私の対策をしてくると思うので、もう一回再戦しても勝てるように練習はもちろんしているんですけど、もっとレベルアップしてくるんだろうなと思います。
――前回以上に厳しい試合になると?
カナ そうですね。今回は5R制ですし、厳しい試合になるんだろうなと思っています。
――ジムでの周りの評価もそうですか?
カナ ジムの仲間は前回の試合の方が負けるんじゃないかと思っていたと思うんですけど、石井会長も「今回も絶対いけるよ」と後押ししてくださっています。自分の中では、今回の方がちょっともう一頑張りしないといけないと思っています。
――勝ってその先に見えているものはありますか。
カナ 1戦1戦しっかり勝つことが大事なので明確な目標があるわけではないですけど、日本の女子ムエタイの選手は数人しかいないし、世界のベルトを獲ることで世界のもっと強い人たちとやっていきたいです。
――藤原選手の試合前には、ムエタイ路線のカナ選手が3月のKPKBでキックボクシングのルールの試合にチャレンジしていましたが、どういう理由からだったんですか?
カナ 地元・福岡の試合でしたし、ここで勝ったら7月20日のK-1福岡大会に出られるという話もあったんです。これからもう一回RWSでベルトを目指すのか、OFGをはめてONEに行くのか、キックルールのK-1に行くのかと今後について3つ候補があり、その確認としてKPKBにまず出て勝ったのでK-1福岡に出るのかなと思ったのですが、その次の4月に藤原選手とのOFGでの試合で勝ったことで、石井会長は「グローブよりOFGの方がカナは向いてるんじゃないか」と言ってくださり、K-1の話は消滅しました。自分的には首相撲が苦手なのですが、高校受験で休んでいた期間に徐々にRWSのランキングが落ちていってランキングから外された感じなので、RWSのランキングにもう一度戻りたいという気持ちが強いです。
――実際、初のキックルールはどうでした?
カナ 自分としてもキックの試合だと組む展開がないので、試合をしていても面白みは正直なかったです(苦笑)。やっぱりヒジありで藤原選手と試合をしていた方がめちゃめちゃ楽しかったのですが、KPKBに出たことで地元のみんなの前で試合ができたり、たくさん応援してくださったので、いい経験の場にはなったと思います。
――RWSに戻りたいということですが、2024年7月のRWS JAPANで初黒星を付けてくれたパヤーフォン・バンチャメーク選手は4月のRISEで現王者・宮本芽依選手に圧勝、RWSでは現在ミニマム級5位で活躍していますが、意識はしていますか。
カナ 最近になってようやくパヤーフォン選手と自分との試合映像を見られるようになったんです。負けたから見たくないとかじゃなくて、圧倒された試合だったので自分がかわいそうでしたし、顔の傷が痛そうなのでなかなか試合を見られずだったんです。やっと試合を見て、もう一回パヤーフォン選手と試合したいと思いましたけど、前回のRWSでパヤーフォン選手は凄い試合をしていたのを見て、私とはちょっとレベルが違いすぎて、まだやるのは早いんじゃないかと思いました。
――ご自身の試合映像を見てどうでした?
カナ なんか残酷な気持ちになりました。痛そうだし、めっちゃ試合後に泣いてめっちゃブスになってるやんって(苦笑)。ここから焦らず一戦一戦勝てたらと思います。
――では、試合を楽しみにしているファンにメッセージを。
カナ 今、自分が苦手としているところをめちゃめちゃ練習していて、めっちゃ強くなっている自信が過去一あるので、注目してくださったら嬉しいです。頑張ります!
対戦カード
第16試合 タイ国プロムエタイ協会ライトフライ級(48.97kg)タイトルマッチ 3分5R
ペットムアンカン・チョーハーパヤック[Phetmuangkan Chor.Hapayak](タイ/王者、オームノーイ同級王者)
安部 焰[ほむら](エイワスポーツジム/挑戦者、WBCムエタイ世界ミニマム級(47.62kg)王者)
第15試合 WBCムエタイ世界女子ミニフライ級(47.62kg)タイトルマッチ 3分5R
藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム/王者)
カナ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション/挑戦者)
第14試合 WBCムエタイ日本ライト級王者決定戦 3分5R
レンタ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション/1位)
羅向(ZERO/5位)
第13試合 BOMバンタム級タイトルマッチ 3分5R
キリョウ・シリラック(シリラックジャパンムエタイジム/王者)
小林凜太朗(サクシードジム/挑戦者)
第12試合 58kg契約 3分5R
駿太(谷山ジム)
パルコ・レンジャージム(レンジャージム)
第11試合 OFG ウェルター級 3分3R
与儀竜也(START GYM)
立喜ウィラサクレック(ウィラサクレック)
第10試合 BOMキックボクシング スーパーライト級初代王者決定トーナメント 3分3R
林 京平(湘南格闘クラブ)
JAY-Z fellow gym(FELLOW GYM)
第9試合 BOMキックボクシング スーパーライト級初代王者決定トーナメント 3分3R
佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
宮本雅大(ハーデスワークアウト)
第8試合 70kg契約 3分3R
小野寺楓珂(エイワスポーツジム)
村木太樹(京都野口ジム)
第7試合 OFG スーパーフライ級 3分3R
飛翼フォワードジム(FORWARD GYM)
れい(湘南格闘クラブ)
第6試合 フェザー級 3分3R
篠崎竜之介(ONE’S GOAL)
BANKI(治政館)
第5試合 スーパーライト級 3分3R
宇宙・フライスカイジム(FLYSKY GYM)
生野逸晟(ウィラサクレック三ノ輪)
第4試合 ウェルター級 3分3R
アキト・オーチャロンチャイ(TEAM KUNTAP/アキトムエタイジム)
石橋昇也(GT GYM)
第3試合 フェザー級 3分3R
コウキ・レンジャージム(レンジャージム/TEAM KUNTAP)
ミサイル雄(ONE’S GOAL)
第2試合 肘無し 女子アトム級(46.26kg) 2分3R
世利JSK(治政館)
BONNIE(MSJキックボクシングジム)
第1試合 ウェルター級 3分3R
淳平・レンジャージム(レンジャージム)
加藤 蓮(湘南格闘クラブ)
概要
大会名 Shimizu presents BOM 51
日時 2026年8月2日(日)開場14:30 開始15:00
会場 神奈川・横浜大さん橋ホール
中継 U-NEXT
チケット料金 VIP席50,000円 SRS席15,000円 A席10,000円 B席6,000円
チケット販売 イープラス:https://eplus.jp/sf/word/0000083770
お問い合わせ BOMプロモーション https://bom.tokyo/






