RIZIN 5.4 東京ドーム:鈴木千裕 敗戦後インタビュー「時間かかってても最後に勝つのは俺」「体をちゃんと戻していい環境を作る」
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RIZIN男祭り 5月4日 東京ドーム大会で朝倉未来に敗れた鈴木千裕が試合後、マスコミのインタビューに応じた。
第15試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
○朝倉未来(JAPAN TOP TEAM/元THE OUTSIDER 60-65kg級 65-70kg級王者)
×鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺/元RIZINフェザー級(66kg)王者、KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級(65kg)王者)
3R 2’56” TKO (ドクターストップ:左まぶたのカット)
◆鈴木千裕
(今の率直な感想を)そうですね。最後に勝ちますよ。もう一回。
(未来の印象は?)印象ですか?今回は自分との戦いだったんで、そんな覚えてないですね。
(短期間での試合だったり、いろいろなプレッシャーだったりとの戦い?)うーん、まあ、常に自分との戦いですけど、今回は特に自分を信じましたね。でもダメだったんで。やることわかってるんで、今日は負け、そういう日ですよ。
(声援は耳に入った?)もちろん入ってますよ。応援してくれる人たちにもっともっと勇気と感動を渡すはずなんですけど、それが俺の使命なんですけど、ちょっとできなかったですね。
(今後の展望は?)分かってます、やること。(今日未来の後輩の秋元強真に負けた高木)凌と俺がもっともっとコミュニケーションを取って(パラエストラ)八王子とクロスポイント(吉祥寺)でもっとチーム力を上げなきゃいけないんで。チーム力が足りないんだなと思って。環境整えて、もっともっと強くなれるんですよ。だから気持ちが折れてないんで。もう一回チャンピオン戻るのが当然ですけど、そのためにはちょっと休みますね。ちょっとというか、しっかり休みます。体をちゃんと戻していい環境を作って。であれば負けないですよ。
(左まぶたの裂傷について)かすったんですかね。爪かグローブの先端が分からないですけど、多分かすったやつなんで、骨じゃないですね。表面的に切れたっていう感じかなと思います。
(未来にまたやり返したい?)連勝重ねて、もう一回、いずれ当たるんじゃないですか。その時はぶっ飛ばしますよ。もう一回強い鈴木千裕を戻しますよ。
(この試合で得られたものは?)応援してくれる人たちがこんなにたくさんいてくれて、本当に嬉しかったんですよ。すげえ俺、幸せなもんだなと思って。デビューした時は本当に10人いなかったですし、どんどん試合重ねるにつれて1人2人ってどんどん増えていって、ドームに行った時には僕の名前をコールしてくる人たちがいて、子供も応援してくれて、そういうところまで登ってきたんだなと思って、すごい感謝してます。応援してくれる人たちとチームと家族に感謝してて、だからこそベストな試合を見せられなかったっていうのが心残りです。しっかり回復して恩返しをしたいです。
(今年最初、できるだけ最短で王者に戻ると話していたが。その予定は多少ずれ込んだ?)最短で戻りたいのが一番ですけど、やっぱり人生、うまくいかないこともあるんで、そういう壁にぶち当たってるんで、どう崩していくか考えていけないんで。時間かかってても最後に勝つのは俺なんで。だから遅かれ早かれ関係ないですよ。そういうのよりも、むしろしっかり(怪我を)治す、しっかりチームの体制を整えるみたいなのが、より最短で近づくあれなのかなというところでしょうか。何かを得るには何かを犠牲を払わなきゃいけないのは付き物で、これは多分試されてるんだなって。人生はうまくいきすぎない。だから面白いんですけど、こういう時にどう突破するかを考えなきゃいけないんで。俺はまだ25っすよ。まだまだ全然強くなれるし、もっともっと高い目指せるし、俺の心が折れない限り、真の負けじゃないんで。だから大丈夫っす。
(未来のテイクダウン能力は想定以上だった?)ないですね。いろいろあったんですけど、まあしょうがない。やられたんだからそういうのはなかったですね。
(調子が悪かった?)勝負の世界なんでうまくいかないことがあればうまくいく時もあるんで、今日は天が味方しなかったです。
(3Rに未来がテイクダウンに来た時、引き込んだように見えたが?)ちょっと技狙おうとしたんですけど、浅くて取り切れなかっただけですね。
(フェザー級タイトルマッチで挑戦者のシェイドゥラエフが王者のクレベル・コイケをKOしたことについて)素直に悔しかったですね。僕はリスペクトしてるんで、クレベルを。これもクレベルが心が折れてなかったらまたやります。格闘技って全員敵なんですけど同士なんですよね。お互いの思想とかが合致すればそれは敵から仲間になりますし、チームになるんで、もしまたクレベルがOKしてくれるんだったら学びに行きたいですし、僕もできることあったら協力したいんで。だからノープロブレムですね。問題ない。
(クレベルとは共闘みたいな感じになっている?)そうですね。クレベルがホームパーティーに呼んでくれて、あなたはファミリーだよって言ってくれて、僕も家族だと思っているんで、だから家族は助け合いますよ。
(3月のダウントベック戦から間隔が短く、コンディションは100%とは言えない状態だった?)みんなそれなりに(怪我があって)100%じゃないですよ。みんなそれぞれいろいろ背負ってやってるんで、それ含めて勝負じゃないですか。土俵に上がった時点でもう言い訳ないんですよ。だから今回は負け。できるだけ100%の状態に持っていって勝負に挑んでるんで、しょうがないじゃないですか。