極真会館 4.27 東京体育館:荒田昇毅、12年ぶり2度目の全世界重量級制覇目指し最後の挑戦。コバレンコと西村界人も荒田との最後の戦いに意欲
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極真会館(松井章奎館長)「2025第7回全世界体重別空手道選手権大会」(4月27日(日)東京体育館)の記者会見が4月9日、東京の総本部代官山道場で行われた。
「全世界体重別空手道選手権大会」は4年に1度開催される体重別の世界トーナメントで、2021年はコロナ禍の影響で中止となり、今回は17年以来8年ぶりに開催される。男子4階級、女子3階級に分かれ、女子重量級が10名参加となるが、他の6階級は16名が参加する。
特に注目されるのは男子重量級。体重無差別で争われた23年の世界大会、24年の全日本大会の上位入賞選手が多数参加する上、両大会よりも優勝までの試合数が少ないため、序盤戦から激しい試合が続く可能性がある。2013年重量級優勝者の38歳のベテラン・荒田昇毅は今大会をもって引退を表明しており、強豪揃いのトーナメントでどこまで勝ち上がれるか注目される。
トーナメント表は極真会館公式サイトのPDFファイル参照。(男子/女子)
以下は会見に参加した選手のコメント抜粋。
男子
重量級(+90kg)
◆コンスタンティン・コバレンコ(ロシア/総本部道場/2024全日本優勝、2023全世界6位、2022(秋)全日本2位、2022全日本ウェイト制重量級優勝、2020全日本優勝)
僕は日本代表じゃないですけど、今回は自分の国(=ロシア)と総本部の代表をします。今までにロシアから世界チャンピオン2人しかいなかったので、僕は今回、次の世界チャンピオン目指します。応援よろしくお願いします。
(今大会で引退すると表明した荒田について)今までに荒田さんと一緒に練習したことがあるんですけど、経験としてはみんなよりレベルが高いと思います。今回は決勝戦でしか会わないので、会ったら、荒田さんと熱い試合見せます。
◆荒田昇毅(千葉海浜支部/2024全日本2位、2024全日本ウェイト制重量級優勝、2023全世界ベスト16、2022(秋)全日本4位、2019全世界8位、2013世界ウェイト制重量級優勝)
2013年の第5回で初めて優勝させていただいて、その4年後は3位、そのまた4年後はコロナで開催されず、2025年・第7回で出場させていただくことになりました。12年と長い道のりでしたが、今大会をもって自分は現役を引退させていただきます。ただ、引退試合というよりは、自分がチャンピオンになって辞めると、そういった強い気持ちを持って最後、試合場に上がりますので、最後、見届けていただければと思います。
(今回のテーマ)不惜身命です。チャンピオンなるために、どんなことでもやり通す気持ちです。
(今回で引退する理由)今回は前回の無差別の世界大会のベスト8の入賞者が5人いて、年齢や立場だったりをふまえても、自分が最大限出し尽くせるのがこの大会だと思いました。散り際を大事にしていたんですけど、その中で自分が後悔なく戦えるのがこの大会だと思ったので、ここに賭けることにしました。
(西村界人が荒田と準決勝で挑戦者として挑みたいと話したのを聞いて)2020年から道場を出して、試合に出ない時期があったんですけど、その時にコバレンコ選手と西村選手がしのぎを削っている姿を見て、自分もこの2人と試合したらどうなるのか、そういった思いから最後の戦いに挑戦した経緯があり、この2人のおかげでここに戻ってくれたというのもあります。その2人が重量級に出てくれるというのが、自分にとっても辞めるきっかけというか。最後に2人に挑戦できるという、勝ち上がらないといけないんですけど、そういった強い思いを持って挑んでいきたいと思います。
◆西村界人(東京城北支部/2023全世界2位、2022(秋)(春)全日本優勝)
1年半ぶりの復帰戦ということで、現役の続行を決断して、自分にとって新たな挑戦の幕開けです。今大会は、どんなに泥臭くても自分らしく、そして最後は這いつくばってでも重量級の頂点に立ちます。皆様、応援のほどよろしくお願いします。
(復帰の経緯)本来、デビュー当初から2023年の世界大会を集大成ということで考えていて、優勝することをずっと考えてやっていました。準優勝という結果に終わって満足した日は一日もなかったですし、最後のイエロメンコ選手との試合を忘れる日は一日もなかった、というのが正直なところです。世界大会が終わった直後は、本当に何も考えられない状況にはあったんですけど、やっぱり日が経つに連れて、いろんな気持ちがこみ上げてきて、このままでは終われない、ここで終わってしまうと一生後悔すると思ったのと、あとは自分の組手はまだ本当に未完成で、幸いにも大きな怪我もこれまでしてこなかったので、もう一度世界を目指す条件は揃っていると考えて、改めて現役復帰しました。
(今回のテーマ)重量級らしさがあってない組手です。自分が初めて小学校5年生の時に、第3回世界ウェイト戦を会場で生で見てまして、重量級の迫力ある組手にすごい憧れの気持ちを持っていました。今大会は自分がその重量級らしい迫力ある組手を見せつつ、自分の持ち味である軽量級選手にも負けないスピードやスタミナ、そういった部分を存分に発揮したいと思っています。
(今大会での引退を表明した荒田への思い)荒田選手は自分が会場で見ていた時からずっと活躍されている選手です。歴代の世界チャンピオンとたくさん対戦していたり、どの選手とも一通り対戦を経験され、経験値では荒田選手の方が上であるんですけど、ずっと自分自身は対戦してみたかった選手の一人でありますので、ぜひ今大会は荒田選手、(勝ち上がれば)準決勝で対戦することになるんですけど、自分が挑戦者の気持ちで全力でぶつかっていきたいなという思いでいます。
◆西村大河(東京城北支部/2024全日本ベスト16、2024全日本ウェイト制重量級3位、2023全日本ウェイト制軽重量級4位、2022全日本ウェイト制軽重量級3位)
前回の大会も現地で観戦させていただいて、一番迫力があったなと感じた重量級で、自分が代表になって出場できます。1回戦からも強豪選手との試合が予想されます。去年は悔しい結果で終わってしまったので、一皮むけるような試合をして、最後は自分が立っているという強い気持ちを持って試合に臨みたいと思います。
(今回のテーマ))シンプルなんですけど、勝ち抜くということです。去年1年間、外国選手に競った試合で負けることが多かったので、惜しかったとか、そういうことを言われないように、競って、何が何でも勝ちに食らいついていくつもりでやっていきたいと思います。
軽重量級(-90kg)
◆大秦零司(京都支部/2024全日本ベスト16、2024全日本ウェイト制軽重量級2位)
今大会は世界各国から強豪が集まるトーナメントですが、一戦一戦集中して戦い、結果を残したいと思います。当日は皆様の応援の力が必要になるので、応援のほどよろしくお願いいたします。
男子中量級(-80kg)
◆大秦稜司(京都支部/2024全日本ベスト16、2024全日本ウェイト制中量級4位、2022(秋)全日本3位、2022全日本ウェイト制中量級優勝)
今回は補欠という形から選出いただき、関係者各位の皆様に心より感謝申し上げます。そのご期待に添えられる結果は優勝しかないと思っています。優勝目指して頑張ります。応援のほどよろしくお願いいたします。
◆谷川蒼哉(総本部道場/2024全日本7位、2024全日本ウェイト制中量級2位)
今大会に向けて、日本代表としての自覚と責任を持って稽古に励んできました。今大会はその自覚と責任を見ていただきたいと思います。普段より僕のことを応援、稽古のサポートをしていただいている方々のためにも、そして今後の自分のためにも優勝し、総本部が一番強いことを証明します。当日は会場または極真オンラインでの応援よろしくお願いします
軽量級(-70kg)
◆樋口知春(総本部道場/2024全日本ベスト16、2024全日本ウェイト制軽量級優勝、2018全日本ウェイト制中量級優勝)
今大会は1日4試合という短期決戦の試合になります。後先を考えず一戦一戦全力を尽くして優勝を目指したいと思います。
◆金子雄大(東京城西支部/2024全日本ウェイト制軽量級3位、2023全日本ウェイト制軽量級3位)
4年ごとに行われるこの大会ですが、前回大会はコロナ禍により中止となり、約8年ぶりの開催となります。自分は世界の舞台が今大会初めてにはなるんですが、過去に開催された大会はこの試合も見応えのある試合が多くありました。今回は自分が名勝負を生ませるべく頑張りたいと思います。
女子
重量級(+65kg)
◆田崎佑麻(広島支部/2024全日本ベスト8、2024全日本ウェイト制重量級2位、2014・2012・2011全日本優勝)
昨年復帰させていただいて1年でこのような大会の代表に選んでいただいたことにまずは感謝しております。応援してくださっている方に恥じぬようしっかりと正々堂々と戦い挑んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆岡田冴月(東京城西世田谷東支部/2024全日本ウェイト制重量級3位)
8年前に開催された前回大会では同じ道場の大澤佳心先輩や永吉美優先輩が優勝した姿を会場で見ていてすごく憧れでもありますし、夢に思っていた舞台なので、その舞台に立つことができて、すごく嬉しく思っています。同時にすごくドキドキしているという気持ちはあるんですけど、それよりも楽しみに思っているワクワクした気持ちの方が大きいので、それを試合でもしっかり見せれるように頑張りたいと思っています。応援のほどよろしくお願いいたします。
中量級(-65kg)
◆小城みなみ(千葉北支部/2024全日本4位、2024全日本ウェイト制中量級優勝)
前回の世界体重別選手権は観客席で見る側でした。そのような大きな舞台に日本代表として立てることに感謝の気持ちを持ち、前回の無差別の経験を自信に変えて、全日本体重別の中量級のチャンピオンとして自覚と責任を持って精一杯戦います。
◆本村愛花(東京城東北千住支部/2024全日本ベスト8、2023全日本ウェイト制重量級優勝、2022(春)全日本4位)
これまでベテラン選手と言われてきましたが、他の選手よりも世界大会に出場した経験は自分の強みであると思っています。今大会では小よく大を制すを体現するとともに、自分の強みを生かし世界体重別大会を2階級制覇するというのが自分の目標です。会場での応援よろしくお願いいたします。
軽量級(-55kg)
◆鈴木千凌(東京城南池上支部/2024全日本ウェイト制軽量級2位)
今大会は小さい頃からずっと憧れていた舞台なので、その舞台に立てることに誇りと自信を持ち、自分の全てを出し切り、戦いたいと思います。お会い、よろしくお願いします。
概要
大会名 日本赤十字社 災害義援金チャリティー 2025第7回全世界体重別空手道選手権大会
日時 2025年4月27日(日)
会場 東京体育館(JR総武線千駄ケ谷駅、都営大江戸線国立競技場駅A4出口徒歩1分)
チケット料金 RRS席40,000円 アリーナSS席17,000円(完売) 2階SS席17,000円(完売) S席14,000円 A席11,000円 ※4歳からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ(S席・A席) 極真会館各支部・道場
お問い合わせ 極真会館 大会ページ→ https://www.kyokushinkaikan.org/ja/news/2025/02/06/7th_wwk_05/