MuayThai Super Fight 9.24 名古屋国際会議場:元ルンピニー2階級王者、日本戦績25戦20勝、38歳で引退のマキ・ピンサヤーム インタビュー「日本人選手はまだまだテクニックが必要」
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Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.5(9月24日(月/祝)名古屋国際会議場)でのtatsu魅(TEAM武心會/NJKFフェザー級王者)との試合をもって引退するマキ・ピンサヤーム(タイ)のインタビューが主催者から届いた。ピンサヤームはルンピニーでバンタム級&スーパーバンタム級の2階級を制覇後、09年に初来日し、日本での成績は25戦20勝3敗2分。森井洋介、不可思、山口侑馬、小宮山工介、一刀、中嶋平八、悠矢ら多数の日本王者クラスを下してきた。その秘訣を聞かれての答えはシンプルながら重みがある。
―ピンサヤーム選手は今、いくつになりましたか?
ピンサヤーム いきなりその質問ですか(笑)、今38歳になりました。でも、顔はまだ若く見えるでしょ??
―そうですね(苦笑)、やっぱりアラフォーには見えませんね。ムエタイを始めて何年になりますか?
ピンサヤーム 11歳で始めましたから、もうかれこれ30年近くムエタイで生活していることになりますね…。
―ずっと伺いたかったんですが、そもそもなぜその頃にムエタイをはじめたんですか??
ピンサヤーム まだガキのころは結構ヤンチャ坊主で、よく田舎(タイ東北部スリン県)で喧嘩してたんですよ、毎日のように。で、ある時学校で喧嘩してたら、先生に「そんなに喧嘩するなら、そのままムエタイやれ!」と言われて。そんな感じで始めました。
―なんともタイらしいですね・・・。はじめての試合は覚えていますか??
ピンサヤーム う~ん、確かファイトマネーは250バーツ(800円程度)だったかな。痛かったのは覚えていますよ(笑)。でも、やっぱり元々戦うのが好きだったんでしょうね、そこからムエタイにのめり込んでいきました。
―その後、地元スリンからバンコクのジムに移ってきたわけですね。
ピンサヤーム はい、そうです。でも、最初のうちはまだ体が小さかったのでラジャダムナンスタジアムのようなメジャーなところでの試合じゃなくて、サラブリーとか地方都市での試合でしたね。お祭りの会場でもよく試合しましたよ。
―そうなんですか!意外ですね。ピンサヤーム選手は最初から有名選手でずっとメジャースタジアムで試合してきたと思っていました。では初めてメジャースタジアムで試合したのは?
ピンサヤーム 確か16歳か17歳くらいだったかな、ルンピニースタジアムでの「スック ワンソンチャイ」に出場しました。もちろんメイン後の試合でしたが、ちゃんと勝ちましたよ。
―そこからトップ選手に上り詰めてきたわけですが、途中でムエタイを辞めようとか、辞めたいとか思うことは無かったのですか??
ピンサヤーム それはよく思っていましたよ(苦笑)。痛いし、試合で負けたり練習でよく怒られたりした時に「もう嫌だ!」って思いましたね。たぶん、選手はみんなそんな感じだと思いますよ。
―ではなぜ続けてこれた??
ピンサヤーム それが自分の選んだ道だったからね、続けるしかなかったし途中で逃げ出すのはイヤだったから。
―2009年に初来日したわけですが、初めての日本はどんな印象でしたか?
ピンサヤーム 街も綺麗でやっぱりタイとは全然違うので、ビックリしました。だから最初のうちは寂しかったですよ。
―タイへ帰りたかった?
ピンサヤーム そうですね(苦笑)。でもジムの方達が親切で、日本語がちょっとわかるようになってからは楽しくなりました。それに、彼女(その後ご結婚)も出来て遊びに行ったりしていくうちにタイへ帰ろうとは思わなくなりましたね。
―日本での戦績は25戦20勝3敗2分、4年間負けなしという圧倒的な強さを見せつけていますが、その強さと秘訣は何だと思いますか?
ピンサヤーム 日本の選手と戦ってきて思うことは、彼らはみんなパンチとローキックは上手だけれど、それだけしかない。タイ人からすると戦いやすい。タイ人選手はみんないろんなテクニックを持っていて、38歳という年齢では勝てないけれど、日本人選手はまだまだテクニックが必要だと思う。日本に来てから、自分ではまだまだイケると思っていましたから、日本人選手や海外選手が相手なら勝てると考えていました。
―今回の試合が引退試合ということですが、さっきのトレーニングを見ていたらまだまだやれるんじゃないかと思いますが…。
ピンサヤーム ハハハ、ありがとうござます。でももう年齢が年齢ですからねぇ。ただ、タイの選手たちは引退したら、仕事も目標も失って生活ができなくなってしまうことがよくありますが、自分はそうじゃなくて、第2の人生でもメジャーにビックになりたいと思っています。
―そういえば、ご結婚されてもうお子さんもお生まれになったんですね?練習や日々の生活の励みになりますか?
ピンサヤーム (ニッコリ笑って)そりゃもちろん!結婚して子供が生まれて、ジムでの指導や自分の練習で疲れて帰っても、子供がいて奥さんがいると元気が出て来ますよね、やっぱり。今回の試合が終わったらリングで子供と一緒に写真が撮れればいいなって思っています。
―今回の対戦相手、tatsu魅選手のことはご存知ですか?
ピンサヤーム はい、彼の試合映像を見ました。サウスポーのいい選手ですが問題ない。絶対勝ちますよ。この日一番面白い試合をお見せしたいと思います。
―では最後に、ファンの皆様へメッセージをお願いします。
ピンサヤーム 9月24日、ぜひ会場に足を運んで応援に来てもらえたら嬉しいです。ピンサヤームの最後の試合、自分のムエタイ人生で一番良い試合をお見せします。決して期待を裏切るような事はしませんよ、楽しみにしていてください!!
対戦カード
メインイベント ピンサヤーム引退試合 59kg契約 3分5R
マキ・ピンサヤーム(タイ/真樹ジムAICHI/元ルンピニー認定バンタム級&スーパーバンタム級王者、MA日本スーパーバンタム級王者)
tatsu魅(TEAM武心會/NJKFフェザー級王者)
True 4U スックムエマンワンスック スーパーフライ級王座決定戦 3分5R
福田海斗[カイト・ウォーワンチャイ](キング・ムエ/ラジャダムナン認定スーパーフライ級6位、元プロムエタイ協会フライ級王者)
タナデー・トープラン49(タイ)
53kg契約 3分5R
石川直樹(治政館ジム/新日本キック日本フライ級王者)
山田航暉(キング・ムエ/元WMC日本スーパーフライ級王者)
73kg契約 3分5R
マッドTS(タイ/TSジム/元ルンピニー認定バンタム級9位、元WPMF世界ライト級&スーパーライト級王者)※カノンスック・ウィラサクレック 改め
匡志YAMATO(大和ジム/NJKFスーパーウェルター級王者)
59kg契約 3分5R
ダウサヤーム・ウォーワンチャイ(タイ/ノーナクシンムエタイジム東京/元ラジャダムナン認定スーパーフライ級9位)
大輔(TRASH/NJKFスーパーフェザー級2位)
スーパーウェルター級 3分5R
真樹親太郎(真樹ジムAICHI/MA日本スーパーウェルター級王者)
小原俊之(キング・ムエ/J-NETWORKミドル級6位)
女子49kg契約 3分3R
Ayaka(健心塾)
IMARI(LEGENDジム)
スーパーフェザー級 3分3R
作田良典(GETOVER/DBSスーパーフェザー級王者)
HIRO yamato(大和ジム/MAX MUAYTHAI Global Fight 62kg級王者)
56kg契約 3分3R
松本龍斗(京都野口ジム)
新美貴士(名古屋JKF)
60kg契約 3分3R
河野匡彦(キック塾)
TOSHI(BLITZ)
概要
大会名 Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.5
日時 2018年9月24日(月/祝)13:00オープニングファイト開始 15:30本戦開始(予定)
会場 名古屋国際会議場イベントホール
チケット料金 VIP席 30,000円(完売)、SRS席 15,000円(完売)、RS席 6,000円(完売)、アリーナ席 5,500円(完売)、階段席 5,500円、自由席 3,000円(階段席後方、出場各ジムで販売) ※当日券は1,000円アップ
チケット販売 チケットぴあ(Pコード 839-927)、出場各ジム
お問い合わせ キング・ムエ 052-504-9005 info@kingmuay.com