シュートボクシング 6.15 後楽園ホール：都木航佑、タイ人選手と初対決「海人選手に少しでも近づきたい」

　SHOOT BOXING 2024 act.（6月15日（土）後楽園ホール）の追加対戦カードが発表された。出場が決定していたSB日本スーパーウェルター級1位・都木航佑［たかぎ こうすけ］（キャピタルレイズ fighting GlaNz）の相手はヨークディーゼル・ルーチヤァオメーサイトン（タイ）に決定。（記事提供：シュートボクシング協会）

　　

　ヨークディーゼルはタイのビッグマッチ『MAX MUAYTHAI』から分離した団体『LWC Super Champ (Lumpinee World Championship Super Champ）』を主戦場にし、国際色の強いイベントだけに海外勢との試合経験が豊富な選手だという。オーソドックススタイルで185cmの長身から繰り出される右ミドル、一度掴んだら放さない首相撲からのヒザ蹴りを得意としており、海人の首を狙いにSB初参戦を果たす。
　現在SBで2連勝中の都木は過去最強の相手を倒し、年内に噂されている現在空位のSB日本スーパーウェルター級王座決定戦に向けアピールなるか。
　そのほか、5月26日の『SHOOT BOXING 2024 ヤングシーザー杯 act.2』で行われる予定だった3カードが今大会にスライドすることも決定。今大会でプロデビューする和田修虎（橋本道場）の対戦相手は現在調整中。

都木航佑「海人選手も巻いたSBの日本王者のベルトを巻きたい」

――　今回はタイ人選手との対戦が決まりました。

都木　キャリア初のタイ人選手との対戦になります。なかなか相手が決まらず、スイッチが入ったり入らなかったりする中、しっかり強い選手を用意していただき、試合までにさらに充実した時間を過ごせると思うので凄くワクワクしています。

――　ムエタイの選手に関してはどういう印象がありますか。

都木　ヒザ蹴りが一番印象強く、SBでは首相撲が無制限にできることでしっかり対策しないといけないなと。あとキックボクサーとは違う、ムエタイならではの独特なリズムも気をつけないといけないと思います。タイ人のリズムに合わせず、最初から自分のリズムで戦えば勝ちが見えてくると思います。

――　今回対戦する相手の映像は見ました？

都木　映像を見たところ結構攻めて来るタイプの選手で、自分よりも10㎝身長が高くて手足も長いので、そこをどう入っていくかが鍵になるかなと。自分は蹴りが得意なのでムエタイにはない変則系の蹴り技を出して蹴り勝ちたいと思います。

――　得意な蹴り技は何種類あります？

都木　数えたことはないですが、数十種類はあるのでその中でどの蹴り技を出そうかこれから考えていきます。蹴りのスピード、威力に関しては自分の方が完全に上回っています。

――　相手は首相撲が得意ということなのですが、警戒はしますか。

都木　首相撲に関してもやはり警戒はしないといけないので、そこもちゃんと対策してやっています。組ませない戦い方も考えてますが、SBでは投げ技もありなので、そういう展開に持っていくこともあるかなと。

――　対策としてムエタイジムに出稽古に行ったりは？

都木　先日相手が決まったばかりなので、そこまで対策はできないので出稽古は考えていません。自分のジムでいつも通りの練習をして技を磨いてます。

――　今一番磨いている技は？

都木　全体的にレベルアップすることを考えています。

――　どういう勝ち方をイメージしてます？

都木　やはりKOは狙っていきたいですね。かといって気持ちが前になり過ぎて自分の形を崩さないように、あくまでも自分の戦いを貫くことを考えています。他の選手とは違うスタイルを見せるのでぜひ僕の試合を楽しんでもらいですね。

――　前回2月のインタビューでは「機会があれば70kgでも67.5kgでも戦っていくイメージ」と言われていましたが、今も二階級でタイトルを狙っていますか？

都木　2月にRYOTARO戦の結果を踏まえて今後は70kgで戦っていくことを決めました。

――　67.5kgから一階級上げることで動きは問題なかったですか。

都木　前回戦って特に違和感はなく、減量も楽になってパフォーマンスは良くなっているのを感じています。ただ、普段の自分の体重は74.0kgで他の70.0kgの選手と比べると軽い方だと思うので、これからそういうことも気にしながら調整していきベルトを狙っていきたいと思います。

――　4月大会で風間大輝選手を倒したGRACHANのロクク・ダリ選手や今大会に参戦する岸本篤史選手も70.0kgのタイトルを狙っています。

都木　他団体の選手がベルトを狙いに来るのは面白い展開だと思います。空手時代に国際戦は全くなく、SBで外国人選手と戦う経験もしていきたいですし、日本とは違う筋肉の付き方だと思うので、ロクク選手ともぜひやって、そういうのを体感してみたいですね。まずは、今回、自分がレベルアップできる相手を用意していただいたのでしっかりクリアーしたいと思います。70kgは海人選手がSBの頂点にいて、GLORYのベルトや世界のトップを目指していて、まだ自分とは大きな差があると思います。でも海人選手に少しでも近づきたいと思うし、そのためにも海人選手も巻いたSBの日本王者のベルトを巻きたいです。

対戦カード

第9試合　メインイベント　スーパーウェルター級（70kg）　3分3R（無制限延長R）
海人（TEAM F.O.D／SB世界スーパーウェルター級（70kg）王者、KNOCK OUT-BLACK同級王者、RISEミドル級（70kg）王者、元SB日本スーパーライト級（65kg）王者）
アルマン・ハンバリアン［Arman Hambaryan］（アルメニア／元GLORYライト級9位＆元ISKA世界ライトミドル級（72.5kg）王者）

第8試合　オープンフィンガーグローブマッチ　56.5kg契約　3分3R（無制限延長R）
山田虎矢太（シーザージム／SB日本スーパーバンタム級（55kg）王者、RISEバンタム級（55kg）7位）
森岡悠樹（北流会君津ジム／スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者）

第7試合　スーパーウェルター級（70kg）　3分3R（無制限延長R）
都木航佑［たかぎ こうすけ］（キャピタルレイズ fighting GlaNz／SB日本ウェルター級（67.5kg）1位）
ヨークディーゼル・ルーチヤァオメーサイトン（タイ）

第6試合　オープンフィンガーグローブマッチ　スーパーフェザー級（60kg）　3分3R（無制限延長R）
アリ・ザ・シーザー（イラン／クンルンファイト61kgトーナメント2023優勝）
笹木一磨（理心塾／PKF達人 日本バンタム級（58.5kg）王者、NJKFフェザー級3位）

第5試合　オープンフィンガーグローブマッチ　スーパーウェルター級（70kg）　3分3R（無制限延長R）
RYOTARO（龍生塾／SB日本スーパーウェルター級1位）
岸本篤史（BRAVE／GRACHANライト級（70.3kg）3位）

第4試合　オープンフィンガーグローブマッチ　ヘビー級　3分3R（無制限延長R）
坂本優起（シーザージム／SB日本ヘビー級3位、元SB日本スーパーウェルター級（70kg）王者）
ステファン“スマッシュ”（フランス／チーム怪獣キラー／GRACHAN無差別級5位）

第3試合　オープンフィンガーグローブマッチ　スーパーライト級（65kg）　3分3R（無制限延長R）
有馬伶弍（龍生塾）
樋沼朝光（RIKIGYM）

第1試合　オープンフィンガーグローブマッチ　62kg契約　3分3R（無制限延長R）
野口貴大（シーザージム新小岩）
関根　累（roots）

第2試合　女子46kg契約　3分3R（無制限延長R）
風羽［ふう］（龍生塾ファントム道場）
MIYU（DFC Team LEOS）

オープニングマッチ第3試合　54kg契約　3分3R（無制限延長R）
野元清史（龍生塾）
獅子丸（ONE LINK）

オープニングマッチ第2試合　女子53.5kg契約　2分3R（延長1R）
小桐冬華（TEAM FOREST）
松田沙和奈（拳之会）

オープニングマッチ第1試合　
和田修虎（橋本道場）
未定

概要

大会名　SHOOT BOXING 2024 act.3
日時　2024年6月15日（土）開場・17:00　開始・17:30
会場　後楽園ホール
中継　U-NEXT（2,189円/月）
チケット料金　VIP席20,000円　SRS席15,000円　RS席10,000円　S席7,000円　※当日券は各500円UP
チケット販売　SB公式ネットショップ　チケットぴあ　イープラス　出場選手・所属ジム
お問い合わせ　シュートボクシング協会　03-3843-1212　http://www.shootboxing.org/