RISE 4.21 後楽園ホール:良星「トリッキーさでは負けない」×京谷祐希「2人でしかできない“RISE”を見せたい」|試合順発表
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RISE 177(4月21日(日)後楽園ホール)で対戦する良星と京谷祐希のインタビューがRISEクリエーションから届いた。良星は22年4月のRISEに大森隆之介にKO負けして以来2年ぶりの試合。京谷は昨年7月の大阪大会で翔磨に判定勝ちして以来の試合。
第10試合 セミファイナル バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
良星[らすた](KSR GYM/5位、元Bigbangスーパーバンタム級王者)※FIGHT CLUB 428/Team Bullから所属変更
京谷祐希(TEAM TEPPEN/6位)
良星『僕がずっと動いていれば捉えられない。その中で打ち合いに持っていきたい』
―― 今年1月18日で27歳になったんですね。
良星 イエーイ!なりました。(笑)
―― 27歳になった感想は?
良星 若干の衰えを感じます。
―― キャリアでその衰えはカバーできますか?
良星 キックボクシング的な衰えは全くないです。今がピークです。
―― 頼もしい発言ですね。
良星 ありがとうございます。
―― 今回の試合は前回の大森戦以来、約2年ぶりの試合になりますが、復帰までに2年を要した最大の理由は何になりますか?
良星 特に理由があったわけではないんですけど、1番の要因は自分でジムを出したことで忙しくて試合に出れませんでした。
―― 今回はKSRジム所属としての1戦になりますが、このKSRジムはどんなジムなのか簡潔に教えていただけますか?
良星 僕の地元のジムなんですよ。普段練習を見てもらっているので、今回はそこ所属で出ようと思いKSRジムで出ることになりました。
―― ここには先日K-1との対抗戦に出場した戸井田大輝選手も練習されていますよね?
良星 所属ではないですけど沢山の選手が来るんですよ。大輝くん含めて昔の平井道場の仲間がみんないるので、田丸辰も来るし今週は梅井泰成と松本天志も出稽古に来ます。
―― MMAでは色んなジムの人が集まって合同練習をすることが多いですけど、キックボクシングでは珍しいですね。
良星 みんな仲良しというか、奥平将太と僕が発信源になって色々な人を集めてるので、将太は泰成くんとか寺山遼冴とか天志と仲が良いのでちょこちょこ来ますし、僕は辰だったり大輝くんだったりを呼んで一緒に練習しています。
―― KSRジムの場所は?
良星 KSRジムは西巣鴨にあるんですよ。
―― じゃあ本当に良星選手の地元ですね。
良星 地元付近でめちゃくちゃ良いジムです。オーナーの前原とトレーナーの吉田っていうのが格闘技を教えるのが上手いので、それに乗っかって日々追い込んでもらっています。
―― 今回、京谷祐希戦を迎えますがマッチメイクについてはいかがですか?
良星 同じ階級で京谷選手とはいつか当たると思っていたので、それがこんなに遅くなったんだなっていうくらいですね。
―― 5位と6位のランキング戦でもあります。
良星 僕は6位より上のランカーたちはあまり大差がないと思っていて、もちろん1位、2位、3位が強いのは分かるんですけど、RISEは良い選手ばかりなのでそこら辺のランク差はないと思っているので、どんな試合展開になるかもやってみなきゃ分からない部分はあります。ただ京谷選手と僕では相性は僕の方がいいと思っているので、狙ってパンチをどんどん打ってきてほしいです。
―― どんどん打ってきてほしいんですね。
良星 狙って強めのパンチを打ってきてもらえれば、いなして僕らしく戦えたら負けないです。
―― キックマニア的な目線でこの1戦を見たら、どちらのフェイントやトリックが上手いのかという風に見る人もいると思うのですが、その辺はいかがですか?
良星 京谷選手はフェイントというより、中間距離のワンツーだったり右フックだったり咄嗟に出る左のミドルや膝が上手いイメージなので、トリッキーさでは負けないですね。
―― トリッキーさで上回りますか?
良星 僕がずっと動いていれば捉えられないんじゃないかなと思っているので、その中で打ち合いに持っていきたいです。
―― 京谷選手のフェイントに引っかかることはない?
良星 フェイントを引っかけてくるのかな?予想外な質問にあたふたしています(笑)。でもフェイントを引っかけられても止まって打ち合う気はないので、かき乱しながら京谷選手が止まってきてくれたら打ち合ってやろうかなくらいです。
―― 先ほども少し話に出ましたが、同門の戸井田選手が先日K-1の対抗戦に出まして激闘を繰り広げました。何か刺激を得ることはありましたか?
良星 あの試合めちゃくちゃ感動しちゃいました。実は戸井田が試合前に足の骨を折ってしまって減量も捗らなかったのですが、あんな気持ちで打ち合う試合を見せられたら感動するしかないですよね。4月は俺がやってやろうぐらいの気持ちでいます。
―― 今回の良星選手の試合に関して戸井田選手から何か言われていることはありますか?
良星 「良星くんなら余裕でしょ」ぐらいで言ってくれているので、選手としてのアドバイスというよりセコンドにも入ってもらうのでメンタル的なサポートの方が大きいです。
―― かつて平井道場で頼もしい後輩だった田丸辰選手はこの間の試合は残念な結果に終わってしまいましたけど、去年1年間の活躍は凄かったですが、こちらからも刺激は受けていますか?
良星 辰の成長は目まぐるしいものだと思っていますし、直で下の後輩なので刺激になります。まあ頼もしい後輩かと言われたらそうでもないんですけどね(笑)
―― 田丸選手が躍進できた理由というのはかつての先輩としてどういう風に捉えていますか?
良星 今所属しているTRY HARD GYMが素敵だということも聞いていますし、あとは自分で目指している目標設定が上手くて、小さな目標をクリアしつつ大きな夢を掴んだんじゃないかなと思います。今後もまだまだ伸びると思うので、今後の彼に期待をしています。
―― これから良星選手は先輩としての背中をまだ田丸選手に見せたいんじゃないですか?
良星 そうですね。個人的にプライベートで殴り合いをしておきます(笑)
―― 今回の試合はどういう試合になるか、注目してほしいポイントを教えてください。
良星 2年ぶりなので元気いっぱいな良星を皆さん見てください。試合展開は一方的に僕が完膚なきまでに圧倒するので、京谷選手覚悟してろよ。
―― 最後に良星選手の復帰を待ち侘びていたファンの方々、そしてRISEファンの方々に熱いメッセージをお願いいたします。
良星 2年ぶりの復帰戦になります。KSRジム所属の良星です。京谷選手を倒して新たなキックボクシングライフを再開するので皆さん応援よろしくお願いします。
京谷祐希『僕と良星は2人ともRISEでやってきた選手なので、2人でしかできない2人の“RISE”を見せたい』
―― 去年の7月以来、約9ヶ月ぶりの試合が決定しましたが、試合間隔が空いた理由は?
京谷 去年の7月の試合で左の拳が折れてしまったので間隔が空きました。
―― 現在の拳の怪我の状況はいかがですか?
京谷 今は完全に握れて、人のことを殴れるようになりました。
―― 今は練習も生活も拠点は大阪ですか?
京谷 大阪のTEPPEN GYMです。
―― 基本的にはジムで指導してご自身も練習してという生活ですか?
京谷 練習して指導もしてという感じで毎日送らせてもらっています。
―― 他の大阪で練習しているプロ選手たちの練習を見たりする事もありますか?
京谷 選手とは一緒に練習をしていて、トレーナーとしてスアレック先生と西岡蓮太トレーナーが見てくれています。
―― トレーナー陣が非常に心強いですね。
京谷 心強いし作戦も立ててくれてみんなで一丸となってやっています。
―― TEPPEN GYMではELDORADOに出た那須川龍心選手やRIZINに出た松山瞬選手など、活躍している選手が多いですが刺激になっていますか?
京谷 先日のRIZINに松山が出た時にセコンドについていて、めちゃくちゃ刺激になりました。
―― 衝撃的な勝ち方でしたね。
京谷 「京谷さん繋ぎましたよ。」ってすごいバトンの渡し方をされたのでプレッシャーがありますね。(笑)
―― 今回の対戦相手は良星選手になりましたが、試合のオファーが来た時はどんな心境でしたか?
京谷 コロナの前にアジアの-55kgシリーズをやるかもしれないと話があった時に、リザーブで良星と決まっていたんですよ。その後も良星との試合の話が何回かあったんですけど、怪我とかの理由でお互いの都合がつかなくて3、4回流れていました。
―― 2人ともキャリアも長くて同じ階級なのに戦っていないというのが不思議ですよね。
京谷 ずっとやりたいなと思っていました。
―― 良星選手にはどんな印象を持っていますか?
京谷 スタミナとか体も強いですし、弱い相手ではないので嫌な相手を連れてきたなと思いました。
―― やりづらさはありますか?
京谷 何回か戦う流れはあったので、その度に対策をしていたので全然問題ないです。
―― ある程度頭の中では想定してあったんですね。
京谷 本当に4~5回くらい話が流れているんですよね。
―― 良星選手は足を使ってステップをして出入りをする印象がありますが、どういう形で攻略していきますか?
京谷 今は色々なことを試している中で、新しい攻め方に挑戦したいです。いつもはカウンターを突いていたんですけど、今回は前にガンガン出ていく攻め方を練習していてそれを出したいです。試合になったら元の通りにするのか分からないですけど。
―― 試合をやってみてそれが出せるかどうかということですね。
京谷 それを出すつもりではいるんですけど、相手あってのことなので実際にやってみてどうなのかは楽しみな部分です。カウンターも前に出る攻め方も両方できた方がいいと思うので練習はしていきます。
―― 良星選手と何回も試合の話があったという事で、どんな試合展開をイメージしていましたか?
京谷 今までは良星が前に出てきて僕がそれを迎え撃つと思っていましたが、今練習でやっていることは良星が後ろに下がった場合とか色々なパターンを想定してやっているので、その時の動き次第になると思います。
―― ズバリ何ラウンドで倒すとかKOを狙っていたりしますか?
京谷 狙っている技は4つ5つあるんですけど、その中で何か当たれば良いかなって、自ずと倒れるんちゃうかって、どのパターンでも倒す用意はしています。KOするなら早ければ早い方がいいですけどね。RISEには大会毎にベストKO賞があるので印象に残るKOができるように狙っていきたいです。今回出場する選手的には僕と良星は2人とも頑張ってきた選手というかRISEでやってきた選手なので、2人でしかできない2人の“RISE”を見せたいです。
―― ずっとRISEを見てきたファンの方はすごく注目している試合だと思います。
京谷 最近は若い選手も出てきて俺らもいるぞってところを見せないとダメなので、そう言った意味では良星もそうだと思います。
―― 同門だった鈴木真彦選手が負けてしまって、今は大﨑孔稀選手がチャンピオンですけど、今回の試合を皮切りに勢いに乗って大﨑選手を追っていきたい気持ちは強いですか?
京谷 それはもちろんRISEでやっているからにはRISEのチャンピオンにならないと意味がないですからね。RISEのランキングって負けても下がるし勝っても下がるし、チャンピオン以下は全て一緒なんだなと思っています。ただの数字かもしれないし、青コーナーか赤コーナーかだけの違いかなと。そのバンタム級の中では大﨑が1番なので、そこを目指さないとやっている意味がないし選手として終わりになっちゃうので、そこは目指しています。
―― 京谷選手は今年の7月で36歳になりますが、衰えを感じることはありますか?
京谷 やっぱり疲れが取れないですね。それこそ眠りも浅いしちょっとした事で目が覚めたり、歳をとると寝れないですね。疲れているのになんでこんな時間に目が覚めるんだろうって思います。
―― その辺は衰えを感じているんですね。
京谷 格闘技の面では反射神経は確かに若い時に比べたら衰えているかもしれないですけど、その分TEPPENに来てからテクニックは上がっています。那須川会長に教えてもらったこととか、スアレックや西岡トレーナーに教えてもらっていることとか、全部合わせたら今の方が若い時より余裕で強いですね。
―― 環境が変わって吸収しているものも増えているということですね。
京谷 今までにない自分の格闘技の考え方とか、戦い方やパンチのしかた、蹴り方とか3人の先生がいるので、自分に合うやり方でこんな考え方があるのかと今更ながら思いますし勉強になっています。
―― そのレベルアップした京谷選手をRISE177で見れますね。
京谷 今は本当にしんどくて疲れを抜くだけですが、当日は体調も合わせていきます。
―― 減量だったりコンディション的にはどうですか?
京谷 減量はあと23kgくらいあるんですけど。。。冗談です。まだ減量をしていないです。普段からすぐ落とせるようにしているので、ラスト1週間で減量をします。歳なのでスタミナと疲れの回復を考えて食事をしています。あと2週間で体調を整えて疲労を抜いたら驚くような姿を見せられます。
―― 最後にいつも応援してくれる皆様にメッセージをお願いします。
京谷 TEPPEN GYMの京谷です。4月21日は後楽園ホールで怪我からの9ヶ月ぶりの試合をします。故障していた左の拳も治ったので後楽園に来てくれる皆様に復活した姿を見せるので、応援をよろしくお願いします。絶対に倒しますのでよろしくお願いします。
対戦カード
第11試合 メインイベント スーパーフェザー級(60kg)漢気トーナメント決勝 3分3R(最大延長2R)
第10試合 セミファイナル バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
良星[らすた](KSR GYM/5位、元Bigbangスーパーバンタム級王者)※FIGHT CLUB 428/Team Bullから所属変更
京谷祐希(TEAM TEPPEN/6位)
第9試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
宮崎就斗(TARGET/8位、元DEEP☆KICK -57.5kg王者)
山元剣心(PHOENIX/12位)
第8試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
田中陸登(拳狼会/ACCELライト級王者)
塩川琉斗(TOP STAR GYM/RISEライト級5位)
第7試合 ライト級(63kg) 3分3R
岩城悠介(RIKIX/元WPMF世界&聖域統一スーパーフェザー級王者)
奥山雅仁(OISHI GYM/CKC2023 -63kgトーナメント優勝、S-BATTLEライト級王者)
第6試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
彪司[ひゅうが](TEAM TEPPEN/11位)
夏目竜雅[りゅうが](TRY HARD GYM)
第5試合 スーパーフェザー級(60kg)漢気トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
髙橋 亮(TRIANGLE/元NKBフェザー級&バンタム級王者)
パヌワット・TGT(タイ/TARGET/PPTV 60kg王者)
第4試合 スーパーフェザー級(60kg)漢気トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
勝次(TEAM TEPPEN/WKBA世界スーパーライト級王者、元新日本ライト級王者)
岩郷泰成(EX ARES/RISEスーパーフェザー級7位、AJKN同級王者)
第3試合 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R(延長1R)
宮﨑若菜(TRY HARD GYM/3位)
宮本芽依(KRAZY BEE)
第2試合 女子アトム級(46kg) 3分3R
辻井和花[ほのか](BRING IT ONパラエストラAKK/KROSS×OVER GIRLS-KICK アトム級王者)
坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)
第1試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R
将太(KSS健生館)
HENMI 9(東北AVANTI/第40回K-1アマチュア K-1チャレンジ Aクラス -70㎏トーナメント優勝)
概要
大会名 RISE 177(ライズ ハンドレッドセブンティセブン)
日時 2024年4月21日(日)開場・17:00 開始・17:15
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円 S席 6,000円 A席4,000円(完売) 小中高生シート 2,000円(当日販売のみ予定) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/