UFC 8.15 フィラデルフィア(レポ):元ライト級王者マカチェフ、マシャド・ギャリーとの体格差に手を焼くも判定勝ちしウェルター級王座初防衛。ダーン、ロバートソンに判定勝ちし女子ストロー級王座初防衛

GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
センチャイムエタイジム中野
本場のムエタイ、教えます。初心者、ダイエット目的の方も大歓迎!まずは見学・体験を!

GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
センチャイムエタイジム錦糸町
最強のムエタイで最高の“美Body”を目指す!初心者の方、女性の方、大歓迎。見学無料!
UFC 330: Makhachev vs. Machado Garry
2026年8月15日(土/現地時間)米国ペンシルベニア州フィラデルフィア:エクスフィニティ・モバイル・アリーナ
レポート:井原芳徳
第12試合 UFCウェルター級チャンピオンシップ 5分5R
○イスラム・マカチェフ[マハチェフ](王者、元ライト級王者)
×イアン・マシャド・ギャリー[ガリー](2位)
判定3-0 (49-46/49-46/48-47)
※マカチェフが初防衛
マカチェフは34歳。ダゲスタン出身でハビブ・ヌルマゴメドフの幼馴染。15年からUFCに上がり、2戦目でプロ初黒星を喫したが、その後は16連勝。22年10月のアブダビ大会でチャールズ・オリベイラに2R肩固めで一本勝ちしライト級王者となる。23年2月の初防衛戦でアレキサンダー・ヴォルカノフスキーに判定勝ち。10月の2度目の防衛戦でもヴォルカノフスキーに1R左ハイでKO勝ち。24年6月にダスティン・ポワリエに5Rダースチョークで一本勝ちし3度目の防衛。25年1月、ヘナート・モイカノに1R一本勝ちし4度目の防衛。ライト級王座を返上し、11月、ウェルター級王者のジャック・デラ・マダレナに判定勝ちし2階級制覇を果たした。
ギャリーは28歳。アイルランド人でプロ7連勝で英国のCage Warriorでウェルター級王者となる。その次の21年11月の試合からUFCに参戦。24年6月にマイケル・ペイジ戦まで8連勝し、同年12月にシャフカト・ラフモノフに判定負けしたが、昨年4月、カルロス・プラテス、11月にベラル・ムハマッドに判定勝ちし、今回王座に初挑戦する。UFCで5Rフルの戦いはラフモノフ戦、プラテス戦の2度経験済だ。

PHILADELPHIA, PENNSYLVANIA – AUGUST 15: (R-L) Islam Makhachev of Russia punches Ian Machado Garry of Ireland in the UFC welterweight championship fight during the UFC 330 event at Xfinity Mobile Arena on August 15, 2026 in Philadelphia, Pennsylvania. (Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)
試合はマカチェフが強さを見せたものの、体格の壁にぶつかることに。1R、マカチェフがサウスポー、ギャリーがオーソドックスで構え、お互い前手を突いて距離を探り合う。すると1分のタイミングでマカチェフが片足タックルを仕掛け、早速テイクダウンに成功する。ギャリーは体を起こすが、マカチェフは背後から押さえ、立たれても金網際でサイドバックからしがみつき、執拗にテイクダウンを狙う。マカチェフは倒せず膠着するがが、時折ボディに膝を当てつつ、コントロールを続けて終える。記者採点はマカチェフ。
2R、一旦金網際で組んだ状態となるが、離れると、マカチェフが右ストレートを当て、真っすぐ下がったギャリーに左ハイをアゴにクリーンヒットする。不意を打たれたギャリーはダウンし、すぐ立つが、マカチェフは首投げで倒し、サイドで押さえる。マカチェフはサイドから鉄槌を時折当て、残り1分。膝立ちのギャリーをがぶって押さえる。マカチェフがバックを狙うとギャリーは立つが、マカチェフは背後からしがみついて終える。記者採点はマカチェフ。

PHILADELPHIA, PENNSYLVANIA – AUGUST 15: (L-R) Ian Machado Garry of Ireland punches Islam Makhachev of Russia in the UFC welterweight championship fight during the UFC 330 event at Xfinity Mobile Arena on August 15, 2026 in Philadelphia, Pennsylvania. (Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)
3R、両者前手を突いて見合う状態が続く。劣勢のギャリーだが、なかなか攻撃が出ない。中盤過ぎ、またもマカチェフが片足タックルで倒す。ギャリーはすぐ立つ。終盤、ギャリーが右ハイを放つと、マカチェフは下がりつつブロックするが、マカチェフは左まぶたを少し切られる。マカチェフはタックルを仕掛けようとするが、ギャリーは組ませず離れる。その後もギャリーが右ミドルをヒット。攻撃はどちらも少ないが、ギャリーの積極性が若干目立つ。記者採点はギャリーだが割れる可能性はある。
4R、お見合いが続いた後、マカチェフが片足タックルを仕掛けて倒す。ギャリーが立ち、マカチェフは引き続きサイドバックからしがみつく。立たれても引き続きマカチェフが押し込む、マカチェフはパウンドは打てず、ギャリーは耐えてボディに細かい鉄槌を当て続ける。ヒット数の統計ではギャリーが上になるため、ジャッジは割れ、2者がマカチェフ、1者がギャリーにつける。記者採点はマカチェフとした。とはいえライト級から階級を上げたマカチェフは、疲労の溜まって来た4Rになると、なかなか寝かせることができず。体格の壁にぶち当たった感がある。
5R、お見合いの後、またも中盤に入り、マカチェフが片足タックルを仕掛けるが、ギャリーは金網を背にして耐える。マカチェフは足を掛けて倒し、すぐさまバックマウントを奪い、4Rよりは明確に優位な状態に。マカチェフは足4の字ロックで捕獲し、コツコツとパウンドを当て、最後はヒットを増やし、差を示して終える。記者採点はマカチェフ。合計49-46でマカチェフ。ジャッジは49-46・49-46・48-47とつけ、3者ともマカチェフを支持し、マカチェフが判定勝ちした。マカチェフはこれで17連勝で、アンデウソン・シウバを抜いてUFC史上最長となった。

PHILADELPHIA, PENNSYLVANIA – AUGUST 15: Islam Makhachev of Russia reacts after a victory against Ian Machado Garry of Ireland in the UFC welterweight championship fight during the UFC 330 event at Xfinity Mobile Arena on August 15, 2026 in Philadelphia, Pennsylvania. (Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)
ダーン、ロバートソンに判定勝ちし女子ストロー級王座初防衛
第11試合 UFC女子ストロー級チャンピオンシップ 5分5R
○マッケンジー・ダーン(王者)
×ジリアン・ロバートソン(5位)
判定3-0 (49-46/49-46/48-47)
※ダーンが初防衛
ダーンは33歳。両親がブラジル人で米国で生まれ、ブラジリアン柔術のトップ戦線で活躍後、18年からUFCに参戦。21~24年は負けが込み、一時は2連敗したこともあったが、現在3連勝中で、昨年10月、ビルナ・ジャンジロバとの女子ストロー級王座決定戦で判定勝ちし王者となった。
ロバートソンはカナダ出身の31歳。17年からUFCに上がり、20~23年は負けが込んだが、24年1月にポリアナ・ヴィアナに勝利後は5連勝。今年3月、アマンダ・レモスに判定勝ちし、今回王座に初挑戦する。

PHILADELPHIA, PENNSYLVANIA – AUGUST 15: (L-R) Mackenzie Dern punches Gillian Robertson of Canada in the UFC strawweight championship fight during the UFC 330 event at Xfinity Mobile Arena on August 15, 2026 in Philadelphia, Pennsylvania. (Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)
1R、序盤に両者タックルを仕掛けるが切り合う。ダーンは回って距離を取りながら、右カーフキックを的確に2発当てる。早くもロバートソンはステップがぎこちなくなる。中盤過ぎ、ダーンは左右のパンチを振って前に詰め、タックルで仕掛けてテイクダウンを奪う。ダーンは一旦立ち、ハーフガードに移る。終盤、ダーンはハーフからアームロック、肩固めのプレッシャーをかけ、ロバートソンが背中を上げたタイミングでバックマウントを奪う。残り30秒、ダーンは両足でロバートソンの体を伸ばし、裸絞めを仕掛ける。アゴの下に入るがわずかにずれて絞まりきらず、ロバートソンが耐えて終える。記者採点はダーン。
2R、既に疲れ気味のロバートソンに対し、ダーンは左ミドルを当ててから、タックルを仕掛け、1分足らずでテイクダウンに成功する。ダーンはまたもハーフで押さえ、肩固めを狙いながらパスガードし、さらにバックを奪う。中盤、ダーンは裸絞めを狙うが、バックマウントのバランスが悪く絞まりが緩く、ロバートソンは外して上になる。ダーンは下から足をつかみ関節技を狙うが、ロバートソンは足を伸ばさせず防御する。残り1分から、ロバートソンは相手に背中を向けてのハーフガードの状態で膠着する。最後、ロバートソンが向き直してハーフで押さえるが、反撃に持ち込めず終わる。記者採点はダーン。
3R、ダーンは左ジャブを突いて距離を取りつつ、右ロー、左ミドル、ストレートを当てる。ロバートソンもパンチを返すと、ダーンはタックルを仕掛けるが、ロバートソンは切り、クリンチアッパーと首相撲からの膝蹴りを当て、中盤には突き放す。ロバートソンは前に出て、随所で右ストレート等を当てるが、ダーンはステップとジャブで距離を取り、連打は許さない。ダーンは攻撃が減り、若干ロバートソン優位となったが、残り1分、ダーンはタックルで倒して上になり、バックを取るが、押さえてボディに膝を当てるだけで、攻撃が減る。4R以降に備えて休んだか?記者採点はダーン。
4R、ダーンは開始すぐからパンチを振って前に出て、タックルを仕掛けて倒しハーフで押さえる。すると1分でバックを奪う。ダーンはバックキープして時折パウンドを当てて、裸絞めの機会も伺う。終盤、ロバートソンは体をひねって上になるが、すぐに下からダーンは腕十字を狙う。最後、ダーンは足を取りに行き、ロバートソンが軽めのパウンドを当てながら抵抗して終わる。記者採点はダーン。ジャッジは意外にも割れ、2者がダーンにつけたが、リチャード・ウィンター氏のみロバートソンにつける。
5R、後の無いロバートソンは自ら組みに行き、ダーンを金網に押し込み、片足タックルで倒す。ダーンは金網際で足を効かせたり、腕をつかんだりして抵抗し、ロバートソンに重いパウンドを打たせない。残り30秒、ようやくロバートソンは強めのパウンドを当てられるようになるが、ダーンを追い詰めるほどにはならず終わる。記者採点はロバートソン。合計49-46でダーン。ジャッジ3者もダーンを支持し、ダーンが判定勝ちした。ダーンは「タックルの練習成果が出た。一本勝ちしたかった。3Rから足が疲れ、相手もスタミナがあるので難しかった」と試合を振り返った。

PHILADELPHIA, PENNSYLVANIA – AUGUST 15: Mackenzie Dern reacts after a victory against Gillian Robertson of Canada in the UFC strawweight championship fight during the UFC 330 event at Xfinity Mobile Arena on August 15, 2026 in Philadelphia, Pennsylvania. (Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)
第10試合 ライト級 5分3R
○ジェイリン・ターナー
×カウエ・フェルナンデス
1R 0’39” KO
第9試合 ミドル級 5分3R
×マンスール・アブドゥル・マリク
○ダスティン・ストルツフス
2R 4’25” 裸絞め
第8試合 ライト級 5分3R
×エドソン・バルボーザ
○エステバン・リボヴィクス
2R 1’32” TKO
第7試合 ウェルター級 5分3R
○チディ・ンジョクアニ[エンジョクアニ]
×ヨエル・アルバレス
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)
第6試合 130ポンド契約 5分3R
○チャールズ・ジョンソン
×エドゥアルド・シャポリン
3R 1’36” ツイスター
第5試合 ミドル級 5分3R
○ドンテ・ジョンソン
×エリック・マコーニコ
1R 1’38” KO
第4試合 ミドル級 5分3R
×ヴィセンテ・ルーケ
○トレーシャン・ゴア
判定0-3 (27-30/27-30/28-29)
第3試合 ライトヘビー級 5分3R
×ハファエル・トビアス
○ルーカシュ・フェルナンド
3R 1’10” TKO
第2試合 ウェルター級 5分3R
○ニール・マグニー
×ラミズ・ブラヒマイ
2R 3’20” TKO
第1試合 ウェルター級 5分3R
○ジェレマイア・ウェルズ
×ムフトベク・オロルバイ
3R 1’24” ニンジャチョーク

