XSTREAM 1 3.1 大森ゴールドジム(レポ):大久保琉唯「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」歴代最高123回達成。伊藤紗弥も初挑戦

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【XSTREAM 1からのプレスリリース】
総勢260名が参加、白熱の全150試合!
立ち技総合格闘技 第10回「XSTREAM 1」 大会レポート
K-1大久保琉唯、圧巻のパフォーマンスで歴代最高記録更新
伊藤紗弥が魅せたムエタイの実力
2026年3月1日(日)、ゴールドジムサウス東京アネックスにて、第10回「進化系立ち技アマチュア大会 XSTREAM 1」を開催しました。今大会は総勢260名が参加し、全150試合の熱戦が繰り広げられました。
豪華ゲストによる「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」では、K-1ファイター・大久保琉唯選手が歴代最高記録123回をマーク。 ムエタイ“四冠”王者・伊藤紗弥選手も完成度の高い蹴りを披露し、プロの技術と姿勢を示しました。 さらに、XSTREAM 1オリジナル競技SMMA(スタンディング・ミックスド・マーシャルアーツ)では志賀野真人選手(TSK japan)が鮮やかな一本勝ちでMVPに選出されるなど、立ち技の可能性が広がる瞬間が数多く生まれました。
また、2.5kg刻みの新階級導入やユース王座創設により、世代やキャリアを超えて挑戦できる環境をさらに整えました。 トップ選手の存在が刺激となり、「挑戦することに挑戦する」という大会テーマのもと、若手やアマチュア選手が次の目標を見つけていく――そんな挑戦の循環が生まれる場となりつつあります。 第10回大会は、その歩みが確かな広がりを見せた一日となりました。
大久保琉唯選手――歴代最高「123回」、新記録誕生
「最高記録しか狙っていないので頑張ります。目標は120回です」。 そう力強く宣言してリングに立った大久保琉唯選手。 オファーを受けた当初は「連打は嫌だなと思いました。試合前の練習を思い出すので」と本音も明かしていましたが、「やるとなったら最高記録を目指したい」と覚悟を決めてリングインしました。
試合直後で怪我も抱える中、本格的な練習は前日が初めて。30秒間試しに蹴って約60回という数字を出し、「いけるんじゃないかなと思っています」と手応えを口にしていました。
大久保選手のパフォーマンスが始まると会場の空気は一変しました。 そのスピード、ブレない体幹、無駄のないフォームは、まるで精密機械のように正確無比な蹴りを刻んでいきました。
30秒を過ぎたあたりで一瞬苦しさが表情に浮かびますが、すぐに立て直し、最後までリズムを崩しません。 そして告げられた結果は歴代最高記録の「123回」。 大﨑孔稀選手(OISHI GYM)が保持していた120回の記録を上回り、会場からは歓声が沸き起こりました。
大久保選手は「30秒くらいで疲れて終わりたいなと思いましたが、とりあえずよかったです」と振り返りました。 「初めて1分間蹴りましたが、すごくいいトレーニングになると思いました」と語り、「また参加する機会があれば130回超えを狙います」とさらなる更新を宣言しました。
先日2月に開催された『K-1 WORLD GP 2026』K-1スーパー・バンタム級タイトルマッチでは、体重超過により王者・金子晃大選手との一戦がノンタイトルへと変更。 試合は大久保選手が判定で優勢となりましたが、規定により無効試合となっています。 次戦の予定を聞かれると、「この前の試合でやらかしてしまって。でも、そろそろ皆さんにいいお知らせができると思うので、楽しみにしてください」と次戦へ向けて期待を抱かせるコメントを残しました。
伊藤紗弥選手――強さと美しさを両立した完成度の高い1分間
ムエタイ“四冠”王者の伊藤紗弥選手(尚武会)は、「前回の藤原乃愛選手(尚武会)のチャレンジを見て、ミットに記された規定線の上を正確に蹴ることの大切さが分かりました。しっかり蹴っていきたいです」とコメント。 事前に30秒だけ練習した際は55回を記録したそうです。 「私はムエタイ選手なので、回数だけでなく強くてきれいな蹴りを蹴りたいです」と語りました。
ゴングと同時に放たれたミドルキックは、重厚でありながら美しいフォーム。 一撃一撃のキック音が会場中に響きました。
着実に回数を重ねていきましたが、後半はややスピードが落ち始めましたが、それでも表情を変えることなく、最後まで蹴り抜きました。 記録は68回。 審判の判定により規定線に届かなかった蹴りがあり、それらが有効と認められれば103回となり、辻井和花選手(BRING IT ONパラエストラAKK)が保持する104回の最高記録に肉薄する結果。それだけに、悔しさがにじむ表情を見せました。
終了後は「結構きつかったです」と吐露。 「強く蹴ろうとして腰が入ってしまいました」と振り返り、「ムエタイを盛り上げたい気持ちは変わりません」と前向きな言葉で締めくくりました。
挑戦の先にドラマがある!「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」、チームバトルX-1名物「高速ミドルキック鬼3連」
3人1組のチーム制でミドルキックの回数を競う、チームバトルX-1名物「高速ミドルキック鬼3連」も大いに盛り上がりました。 過去最高292回を誇る“ちびドラゴン”は、軽やかな蹴りとスムーズな入れ替わりで記録更新が期待されましたが、惜しくも286回。 前田代表から「次回は最高記録を狙おうね」の声がけに、元気よく「うん!」と応え、悔しさを次への力に変えていました。
大人チームも、盛り上げました。 最高記録241回を持つポジティブ・フェニックスと、チーム町田ドラゴンズによる“王者対決”が実現。 先行したポジティブ・フェニックスは気迫あふれるスタートを見せましたが、後半に失速し212回。 対するチーム町田ドラゴンズは安定したペースで回数を積み重ねるも、196回にとどまりました。 両チームとも記録更新はなりませんでしたが、互いを称え合う姿が印象的で、ポジティブフェニックスが新チャンピオンに輝きました。
これぞ進化系立ち技!――MVP獲得選手が体現したSMMAとマーシャルアーツの魅力
今大会よりマーシャルアーツ競技は、競技性向上を目的としてルールの一部改正を実施。 新たにローキックを有効技として採用し、さらに足払い後の「残心(ざんしん)」を評価対象に加え、試合の組み立てと武道的要素をより明確化しました。
さらに、SMMA(スタンディング・ミックスド・マーシャルアーツ)の試合も行われました。 SMMAは寝技を除き、打撃と投げ、関節技、タックルを融合させた“立ち技総合格闘技”ルールです。 XSTREAM 1では、立ち技の枠を広げ、競技者の可能性を拡張することを目的に本ルールを導入しました。
そのSMMAに、昨年キックボクシング65kg王者・志賀野真人選手(TSK japan)が参戦。 対するは総合格闘技ジムに所属する加藤祐一選手(GRABAKA)。
ゴング開始直後から、加藤選手がタックルを仕掛ける交戦的な展開。 両者は間合いを測りながらパンチとキックを繰り出す緊張感あふれる攻防を繰り広げました。 加藤選手が距離を詰めた瞬間、志賀野選手が首元をすかさずキャッチ。 巧みにポジションを変えながら素早くチョークの体勢へ移行し、ロックが完全に極まったところでレフェリーが試合をストップしました。 SMMA初挑戦の志賀野選手でしたが、1ラウンド早々の鮮烈な一本決着となりました。
この試合ぶりが高く評価され、志賀野真人選手は今大会MVPに選出。 前田総合プロデューサーは、「SMMAに果敢に挑戦し、相手のタックルを交わした場面で見事なチョークを決めてくれました。立ち技選手が総合的な戦いに適応する姿を体現してくれました」とコメント。
志賀野選手は、「SMMAを意識して練習すると、練習の仕方も考え方も変わって面白かった。とても良い経験になりました」と語り、練習方法は主にネットやYouTubeを参考にしたそうです。 最後に「これからは僕がSMMAの顔になれるよう頑張ります」と力強く再挑戦を宣言しました。
2.5kg刻み新階級導入とユース王座創設― 挑戦の裾野を広げる新たな取り組み
今大会では、新たな取り組みとして体重階級を2.5kg刻みに細分化しました。より挑戦しやすい環境を整えることで階級挑戦のハードルを下げ、幅広い選手層の参戦につなげることを目的としています。その流れの中で、未来の原石がさらに輝く舞台を目指し、特設ユース王座も設けました。
精度の高い攻撃力を発揮し、ユース王座・ムエタイ57.5kg級で王者に輝いたのは、16歳の駒木根稔和選手(TSK japan)です。王座獲得の喜びをにじませながらも、MVPを受賞した先輩・志賀野真人選手の姿に刺激を受け、「次回はSMMAにも参加してみたいです。志賀野選手の練習相手もしていたので、今度は僕も挑戦したいと思います」と、目を輝かせながら語ってくれました。
立ち技を主戦場とする若き王者が、新たなルールへの挑戦に意欲を示したことは、競技の広がりを感じさせる瞬間でもありました。立ち技の魅力を体現してくれたことはもちろん、一つの競技にとどまらない若い世代の意欲と可能性を示す、堂々たる王者の姿でした。
夜の部・ジェントルマンファイト― 新階級で刻まれた、それぞれの覚悟
今大会では、より公平で拮抗した試合を実現するため、ジェントルマンファイトにも2.5kg刻みの新階級を設けました。体重差をより細かく設定することで、実力がより近い選手同士が向き合える環境づくりを目指しました。
その新階級で行われたのが、セミファイナル72.5kg王者決定戦。対戦したのは、杉野恭信選手(X-NEX GYM)と磯崎祐磨選手(チームドラゴンジム)。杉野選手は自身のジムをオープンさせたばかりで、「負けられない」という思いを胸にリングへ。一方の磯崎選手は、バドミントンで神奈川県代表としてインターハイに出場した経歴を持つ異色のファイターです
試合は、それぞれの持ち味が際立つ展開となりました。杉野選手は距離を詰め、大きなパンチで勝負を仕掛けます。対する磯崎選手は前蹴りやローキックを巧みに使い、冷静に間合いをコントロール。しかし、距離が詰まった瞬間、杉野選手の放ったフックが磯崎選手をとらえ、ダウンを奪います。ゴングに救われる形でラウンドは終了。流れは徐々に杉野選手へ。続くラウンドでも杉野選手の力強い攻撃が光り、TKO勝利。新設階級の初代王者に輝きました。
実力がぶつかり合う緊張感ある一戦。ジェントルマン世代ならではの落ち着きと闘志が感じられるタイトルマッチとなりました。
一方でこのタイトルマッチに限らず、ジェントルマン世代の選手たちは、それぞれの仕事や家庭などがあり、限られた時間の中で挑戦を続けています。その姿こそが、この舞台の価値を物語る一夜となり、大会を締めくくるのにふさわしいジェントルマンファイトになりました。
XSTREAM 1総合プロデューサー総括 前田 憲作「あらゆる世代&あらゆる立ち技競技に挑戦している方が挑戦できる大会へ」
今大会も多くの方にご参加いただきました。大会を重ねるごとに新しいジムの選手も増え、XSTREAM 1の広がりを実感しています。
「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」では、大久保琉唯選手が123回という圧倒的な記録を更新しました。日頃から厳しい練習を重ねているからこそ、本番であの数字を出せたのだと思います。一方、伊藤紗弥選手もフォームの美しさと蹴りの強さが際立つ内容で、再戦への期待が高まるチャレンジでした。
また、MVPに輝いた志賀野真人選手が参戦したSMMAやマーシャルアーツルールを通じて、今後さらに多様な競技バックボーンの選手が集まる可能性を感じました。世界的にも、 元GLORY世界ライト級王者ティジャニ・ベスタティ選手(オランダ)など、競技の垣根を越えて活躍する選手が増えており、XSTREAM 1でもアマチュアの段階から、立ち技を軸に総合的な対応力を育む場を目指しています。
さらに今回は2.5kg刻みの新階級を導入し、より多くの選手が挑戦しやすい環境を整えました。年齢やキャリア、競技を問わず、「挑戦することに挑戦する」選手たちを応援する大会として、次回大会も開催してまいります。
次回 第11回「XSTREAM 1」開催予定
日程:2026年 6月7日(日) 場所:GENスポーツパレス(東京都新宿区)
https://xstream-1.com/










