ムエタイ 8.11 タイ:岩城悠介と田中“暴君”藍がWPMF世界王座獲得
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム中野
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2019年8月11日(日) タイ・チョンブリ県パタヤJF BOXING STADIUM
記事提供:イングラム・スポーツ
1部 第1試合
■WPMF世界スーパーフェザー級王座決定戦
( 3分5R / 130lbs)
○岩城 悠介 (日本/PCK連闘会)
VS 1R KO
×グリアングライ・ゲーオサムリット(タイ)
7月7日の聖域興行にて入野田大成をKOに下し、名門ゲーオサムリットジムのグリアングライとのスーパーフェザー級王座決定戦に挑んだ岩城悠介は、初回開始早々からパンチやローキックなどで積極的に前へ出る。同じく積極的に攻めていたグリアングライは、打ち合いは不利とみたのか左右の強力なミドルキックに切り替える。タイミングよく岩城の腕に蹴り込まれ、長期戦になるとムエタイ独特のペースに巻き込まれる恐れが出てくる。
ミドルを蹴り込まれても怯むことなく前に出る岩城のパンチがグリアングライの顔面を擦り始め、打ち合いに挑もうと前に出たグリアングライの顎を岩城の右の被せたパンチがドンピシャでカウンターで入り、大木が倒れるようにダウン。
もう立ってこれないだろうとわかる強烈な一発で完全KO。
グリアングライは担架で運ばれるほどのダメージを負っていた。
岩城は初挑戦にして世界のベルトをタイで奪取することに成功。
勝ち名乗りを上げベルトを腰に巻かれた岩城はたまらず男泣き。涙の戴冠となった。
2部 第2試合
■WPMF世界女子ピン級王座決定戦
( 2分5R / 100lbs)
○田中“暴君”藍 (日本/PCK亘理)
VS 判定3-0
×メイジ・ウムカットーンチェンマイジム(タイ)
今年の3月16日アユタヤでWPMF世界戦に挑んだものの、試合前の負傷で動けず涙を飲んだ田中“暴君”藍が、王座決定戦で再びWPMF王座に挑戦。6月9日のNJKF興行で祥子 (JSK)を2R KOで破り、勢いをつけた状態でタイに乗り込んできた。
ファイタータイプのメイジがガンガン前に出て激しい蹴り合い打ち合いに。頑丈なメイジは田中の攻撃をもらながらも前へ前へと出てくるので、そのやり辛さからかラウンドが進むごとに田中も消耗してくる。首相撲からヒザに持ち込みたいメイジだか、対策も充分な田中が逆に有利な体勢に持ち込みヒザを返す。
互いに一歩も引かず消耗戦となるも判定を制したのは田中。
二度目の挑戦にしてWPMF世界王座を獲得した。
宮城県名取市の本部を拠点に宮城県全域や福島にも支部を持つ PCK連闘会(鈴木芳喜代表)。
聖域(サンクチュアリ)興行を定期開催して選手育成を積極的に行なってきた努力が実を結び、ついにメジャーのムエタイ世界王者を同時に2人も輩出する快挙を成し遂げた。