「RISE WORLD SERIES 2019」2階級トーナメント開催。那須川天心・ロッタン・スアキム・志朗・大雅参戦。天心「全員KOして優勝します」「大晦日はメイウェザーを本気にさせたい」
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RISEは「RISE WORLD SERIES 2019」と題した2階級でのトーナメントを2019年に開催する。「Cygaems presents RISE 129」11月17日 両国国技館大会から一夜明けての18日、東京・両国での会見で発表された。
階級は57kg付近、61kg付近を予定。各階級8選手が参加。1DAYではなく1大会1試合で、一回戦は3~4月、準決勝は6~7月、決勝は8~9月で、決勝は幕張メッセか両国クラスの大会場となる。両階級とも賞金は優勝1千万円、準優勝200万円を予定(ファイトマネーは別途)。ベルトを保持する王者を決める目的のトーナメントではない。
57kg付近のトーナメントには前日の大会での「RISE WORLD SERIES」と銘打たれたワンマッチで勝利した那須川天心、ロッタン・ジットムアンノン、スアキム・PKセンチャイムエタイジム、志朗が出場。61kg付近のトーナメントには大雅の参戦が決まった。伊藤隆RISEクリエーション代表によると、ONE Championshipやクンルンファイトといった海外のプロモーターとも交渉中とのことで、引き続き国内外の強豪選手を募集する。
また、来年は女子に関しても「RISE QUEEN」王座を復活し、階級を分け、46kg級を手始めに、50kg等でも王座を設立していくという。会見では各選手がコメントした。
◆大雅(TRY HARD GYM/元K-1 WROLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
来年の世界トーナメントに強い選手が出ると思うので楽しみです。一回戦から一番強い選手とやらせてもらいたいです。(目標だった天心戦は?)さすがに57kgには落ちないので、また違う機会にやりたいです。(初参戦のRISEで何を表現したい?)自分みたいなスタイルの選手はRISEにいなかったと思うので、とりあえず勝って自分を見せたいです。
第13試合 メインイベント RISE World Series 57kg契約 3分3R(延長1R)
○那須川天心(TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級(57.15kg)王者、ISKAオリエンタルルール世界バンタム級(55kg)王者/56.95kg)
×内藤大樹(ストライキングジムAres/RISE DoA -57kgトーナメント2017優勝、元シュートボクシング日本スーパーバンタム級(55kg)王者/56.80kg)
1R 1’59” KO (3ダウン:左ストレート)
◆那須川
昨日は3年前に一度対戦した内藤選手と対戦し、3年前と比べられると思って、KOするつもりで練習してきたので、KOで勝てて良かったです。
(RISE WORLD SERIESトーナメントについて)ずっと望んでいた世界最強を決めるトーナメントが開催されてうれしいです。自分が一番になります。強い選手がたくさんいると思いますが、全員KOして優勝します。
(対戦可能性のある志朗について)昔からずっと見ていますし、本当に強い選手で、RISEに来てくれてうれしいです。昨日の試合はまだ見ていないですけど、これまでの試合を見ていても、RISEルールでも強いだろうなと思いましたので、出場が決まってワクワクしています。
(昨日の試合では昔のスタイルを思い起こしました。左ストレートが伸びていましたが、打ち方は変えましたか?)打ち方を変えたというより、最近KOができなかったので、昔の迫力を取り戻すために、チャンスあれば最初から倒しに行くつもりでした。強い相手との試合が続いて、そういう気持ちじゃないと、どんな敵でも倒せないと思いました。絶対1Rで倒そうとして、いきんだんですけど、いきみがちょうどいい具合になった感じです。
(3年前よりは長い秒数(18秒)でしたが、同じ短時間決着にこだわった?)秒まではこだわっていないですけど、1Rで倒すことにはこだわりました。父親(弘幸氏)には「1R終わってコーナーに戻ってくるようじゃ負けだ」と言われていました。
(大晦日のRIZINで戦うフロイド・メイウェザーも、ひょっとすると昨日の試合を見ると思いますから、いいアピールになったのでは?)どんなに僕がいい試合をしても、向こうはナメてくると思いますし、皆さんも僕がやられると思っているでしょうけど、年末までにその可能性を引っ繰り返せるように一生懸命練習して、メイウェザーを本気にさせたいです。
(練習プランは?)どうすればいいですかね?日本での練習も考えていますし、海外で見てもらうのもありますし 近いうちにどういう方向で練習するか決めたいです。年末に向けて全力を尽くします。
第12試合 セミファイナル RISE World Series 59kg契約 3分3R(延長1R)
×裕樹(ANCHOR GYM/RISEスーパーフェザー級(60kg)2位、元同級・ライト級・スーパーライト級王者/58.75kg)
○ロッタン・ジットムアンノン(タイ/ルンピニー認定スーパーフェザー級1位、ラジャダムナン同級1位/58.3kg)
判定0-3 (小川26-30/大澤27-29/長瀬26-29)
◆ロッタン
日本での2回目の試合も勝ててうれしかったです。来年のトーナメントは全力で戦います。(天心の昨日の再戦要求を聞いて)私ももう一度天心と試合をしたいです。
第10試合 RISE World Series 57.5kg契約 3分3R(延長1R)
×工藤政英(新宿レフティージム/RISEフェザー級(57.5kg)王者/57.5kg)
○志朗(BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級(55kg)王者/57.2kg)※KICK REVOLUTIONから所属表記変更
判定0-3 (和田29-30/秋谷29-30/小川29-30)
◆志朗
RISEデビュー戦は綺麗にKOで勝ちたかったですが、工藤選手がしつこかった上、RISEルールに完全適応できなかったので、最低限判定で勝てた感じです。次はルールがわかったので、綺麗に倒せると思うので期待してください。トーナメントのメンバーで一番自分不利だとは思いますが、楽しみにしてください。強い選手と戦いたいです。(スアキムやロッタンとRISEルールで戦ったとしたら?)パンチでの戦いなら勝てる自信があります。フェザー級のボクシングのランカーとスパーリングをやっても負けないぐらいです。(昨日の天心の試合を見た感想)やっぱりパンチのスピードは世界トップクラスだと感じました。強い選手だと再確認できました。
第6試合 RISE World Series フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×イグナシオ・カプロンチ(アルゼンチン/ドージョー・セルピエンテ/RISEフェザー級(57.5kg)2位、WKN世界57kg級王者/57.5kg)
○スアキム・PKセンチャイムエタイジム(タイ/PKセンチャイジム/プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者、元ルンピニー&7ch王者/57.3kg)
判定0-3 (長瀬28-30/小川27-30/秋谷27-30)
◆スアキム
昨日勝ててうれしかったです。トーナメントではもっといい試合をします。
第8試合 第7代RISEバンタム級(55kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
○鈴木真彦(山口道場/RISE 1位、WBCムエタイ日本バンタム級王者&ホーストカップ日本バンタム級(55kg)王者/54.6kg)
×結城将人(TEAM TEPPEN/RISE 3位/55.0kg)
3R 1’15” TKO (レフェリーストップ:左飛び膝蹴り→パンチ連打)
※鈴木が王者に
◆鈴木
昨日は大阪からも応援に来ていただいて、めっちゃパワーになりました。超満員の中で試合できて幸せでした。結城選手の気持ちの強さも感じましたし、正面からガンガン打ち合ってくれたので、いい結果が出せたと思います。これからも強豪との試合が続くと思いますけど、勝ち続けて、最終的には那須川天心選手とやりたいです。
(上写真:鈴木のバンタム級王座を以前保持していたのは天心。天心が鈴木のベルトを見て何かを指摘し、2人が談笑していた。3年前のBLADEのトーナメント一回戦で対戦し、天心が1R KO勝ちしているが、以降は気持ちの通じ合う間柄となっているようだ)
第7試合 第2代RISEウェルター級(67.5kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
○“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/RISEウェルター級(67.5kg)2位、J-NETWORKウェルター級王者、極真会館2018全日本ウェイト制軽量級(70kg)優勝/67.2kg)
×渡部太基(TEAM TEPPEN/元WPMF日本ウェルター級&Krush -67kg王者/67.45kg)※ゴールデングローブから所属変更
判定3-0 (長瀬50-45/大澤50-44/小川50-44)
※ベイノアが王者に
◆ベイノア
昨日は勝った後、20~30分喋りたかったんですけど、緊張しました。KOしたかったんですけど、渡部選手がタフでした。三日月蹴りをもらって、ウーッって声が出てしまって、渡部選手に聞こえていたと思います。いつの日かのボブ・サップみたいに倒れて、ブラックパンサーとは違ったビースト感が危うく出そうなところでした。
第4試合 66.5kg契約 3分3R
○HIROYA(TRY HARD GYM/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者/66.5kg)
×内村洋次郎(イングラム/パンクラス・フェザー級(65.8kg)12位/66.6kg→66.5kg)
3R 0’12” KO (累計5ダウン:左フック)
◆HIROYA
高谷選手に続いて総合から選手が出てくれて、対戦してくれて感謝しています。伊藤さんからも言っていただけたように、次は勝負論のある試合をしたいです。
(2回参戦し、RISEの選手もそろそろ覚えて来る頃だと思いますが、ベイノア選手なんかはどうですか?)昨日のベイノア選手と渡部選手の試合を見て、僕とベイノア選手がやったら、客観的に見ても面白いと思います。
(※これを聞いたベイノアも「HIROYA選手と内村選手の試合を見て、僕もHIROYA選手とやったら客観的に見て面白いと思った」とHIROYAを真似てコメント。まだ対戦決定ではないが、最後の撮影タイムにはツーショット撮影を求められ、2人とも苦笑していた)
第3試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
×北井智大(チームドラゴン/RISE 3位/62.7kg)
○白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISE 4位、元WPMF日本スーパーフェザー級王者/62.95kg)
判定0-3 (小川26-30/佐藤26-30/和田26-30)
◆白鳥
階級を上げての挑戦でしたが、想像以上にやり辛くて、反省点の多い試合でした。インパクトが薄かったですけど、まだまだこんなもんじゃないと次の試合で見せます。(今後戦いたい相手は?)63kgに上げたので(同級王者の)不可思選手と戦いたいと前に言っていたんですけど、秀樹選手ともやれたらなと思っています。
第5試合 RISE World Series 64kg契約 3分3R(延長1R)
○秀樹(新宿レフティージム/RISEライト級(63kg)2位、K-1 ULTIMATE VICTOR REVOLUTION FINAL -65kgトーナメント2017優勝/64.0kg)
×パン・ジャユン[Pan Jiayun](中国/星輝ファイトクラブ/63.8kg)
判定3-0 (小川30-28/和田30-29/秋谷30-28)
◆秀樹
昨日はKOで勝てず悔いが残っています。次はKOできるようもっと練習します。不可思選手にはKNOCK OUTで負けているのでリベンジしたいです。白鳥選手とも、僕もやってやる気持ちでいます。
第9試合 59kg契約 3分3R(延長1R)
×イ・ジェジン(韓国/ソンナムKHANジム/2018 IKMFジュニアフェザー級王者/58.3kg)
○篠塚辰樹(TEAM TEPPEN/RISEフェザー級(57.5kg)4位/58.95kg)
1R 1’34” KO (パンチ連打)
◆篠塚
昨日は一発目の飛び膝が当たらなかったんですか、1R KOできて良かったです。とりあえず(今回元々戦う予定だった森本)狂犬とやって、工藤(政英)さんにリベンジしたいです。
第2試合 女子46kg契約 3分3R
○百花(魁塾/ミネルヴァ・アトム級王者/45.8kg)
×那須川梨々(TEAM TEPPEN/45.8kg)
判定2-0 (秋谷29-29/小川30-29/和田30-29)
◆百花
那須川梨々選手が相手ということでプレッシャーを感じていましたが、皆さんの応援のおかげで勝てました。平岡選手に私のことを言ってもらえましたけど、相手は誰でもいいです。(RISE QUEENについて)せっかくRISEに出ているからにはベルトが欲しいので取りに行きたいです。
第1試合 女子47kg契約 3分3R
○平岡 琴(TRY HARD GYM/極真会館2014全日本女子選手権軽量級優勝/46.9kg)
×樋田智子(リアルディール/46.7kg)
判定3-0 (大澤30-28/秋谷30-28/小川29-28)
◆平岡
昨日はKO勝ちができなくて悔しかったんですけど、あのような大きい舞台で試合ができて幸せでした。梨々選手と百花選手がいい試合をしていたので、階級も同じなのでいつかやりたいです。(RISE QUEENについて)プロになってからの目標がずっとチャンピオンなので、必ず取ります。