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全日本チーム ミレニアム年越し合宿を取材!
伊豆稲取年越し遠足日記
 
レポート&写真:横森綾

全日本チーム集合写真

■取材交渉は二転三転

▼全日本選手権が終わり、新しいナショナルチームの編成が決まって初めての合宿が始まる。12月13日から、場所は自衛隊朝霞駐屯地。今回もナショナルチームのメンバー全員のプロフィールと顔写真を手中にしようと、協会へ取材申し込みの電話をした。今度のナショナルチームは各階級1位と2位がそろうから、30人にはなる予定。手際よくやらないととても集まらない。早速、電話すると「ナショナルチームのことは、強化部の土方に直接連絡を取ってください。」との返事。土方さんというのは強化部の主務(要するにマネージャー役)の人。ということで、土方さんの携帯に電話。通じた電話で土方さんからは「自衛隊で合宿だから、自衛隊のレスリング班に連絡とってください。」今度は自衛隊に電話すると、自衛隊体育学校レスリング班の大久保さんが電話口で「来てもいいけど、日体大の人が5人来ないよ。」なんですって〜〜?!全日本選手権の当日から、今度の合宿の取材は、ナショナルチームの1位と2位、全員の顔写真とプロフィールがほしいと言っておいたじゃないかあ。なんで、土方さん「全員そろってない」と先に教えてくれないんだよぉ。大久保さんからは冗談交じりに「稲取に来る?」と言われる。

▼年末年始、静岡県の伊豆稲取で全日本チームは年越し合宿をする。それに行けば、必ず全員がそろっているというのだ。泊まるところが今から確保できるのか不安だと答えると「体育館に泊まればいいよ。」と明るいお返事。ごもっともです。(^-^;とにかく、どこに泊まることになろうとも、顔写真とプロフィールを確保することが優先だから、もう一度全日本代表が勢揃いする合宿について土方さんに問い合わせ。全員そろっていないと困る、と言えば「日体大へ行って(プロフィールと写真を)とってくればいいですよ。」自衛隊の朝霞と、日体大の健志台と、両方いけというのですか?片道2時間くらいかかるところ二カ所も行けません。そんな時間を割くほどこっちだって暇じゃないぞ。なーんて、半ば腹を立てながら、もう自棄で伊豆稲取へ行くことを決定。合宿先の詳細については、のちほど土方さんから教えてもらうことにしてこの日のやりとりは終了。どうして、いつもいつも、こちらからしつこく聞いて回らないと事態が把握できないようにできているんだろう?謎の組織だぞ>日本レスリング協会。

▼その後、合宿先について再三、土方さんに連絡を入れるが判明しないまま取材予定日十日前となる。行こうとしているのは年末の伊豆。うかうかしていたら、本当に泊まるところが無くなって、冗談でなく体育館に泊まらなくてはならない。業を煮やして、レスリング協会の事務局に電話する。合宿するところの連絡先くらい把握しているだろう。事情を説明し、合宿先のユニティ伊豆の連絡先を聞き出す。そしてまた電話。「1500円高い部屋しかないんですが、いいですか?」もっと早く連絡先等がわかっていれば、どうにかなったのにと思いつつ、高いと言われる部屋に予約を取る。これでなんとか顔写真とプロフィールを確保する算段はついた。あとは、当日勝負だ!



伊豆稲取年越し遠足日記 目次
 
「桜が狂い咲きしそうに暖かい伊豆稲取〜くたびれ果てて午後練習」
「プロフィール写真はかわいく写ろう?!」
「疲労困憊ゲーム大会」
「風光明媚なクロスカントリーコース〜1900年代最後の夜はボイラー室で」
「ミレニアムは川合のかけ声とともに」


 

レポート&写真:横森綾