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[パンクラス] 7.28 後楽園:沖縄のランデルマン・熊澤「調子は50%」

パンクラス "2006 BLOW TOUR" 7月28日(金) 後楽園ホール 【→カード&チケット】  [→掲示板]

(7/27 up) ネオブラッド・トーナメント決勝戦に出場する熊澤伸哉(ウェルター級:右2人目)、曹竜也(フェザー級:左2人目)ら、沖縄の闘心の一団が26日、東京に到着。P's LAB東京で最終調整を行った。
 4戦連続一本勝利の“沖縄のランデルマン”熊澤は本田朝樹(パンクラスP's LAB横浜)と対戦。調子はどうかと聞くと、「50%。100%の仕上がりにまで持って行くと、バランスが崩れる」と意表を突くコメント。「自分には50%がいい。残り50%は追いこまれた時に出す。ここ4試合は50%以内で極められた。今回も50%で勝ちたい。本田選手のことは知っているし、いい男だとは思うけど、残りの50%を出すほどではない」と持論を展開した。
 だが相手を受け流すような戦いをする気はさらさら無い。「本田選手はイノシシみたいに力で押す選手。闘牛士みたくいなせば楽だろうけど、イノシシとイノシシがぶつかり合うのが格闘技。潰し合いで勝つ」と真っ向勝負を約束した。
 曹は友人で練習もしたことがあるという植村“ジャック”龍介(パンクラスP's LAB東京)が相手だが、「練習では凄く強い選手だけど、試合は何があるかわからないので楽しみ」と話した。
 ライト級決勝の松田恵理也(フリー)も沖縄出身。互いに連絡を取り合っているといい、沖縄出身者で4階級中3階級制覇を目指す。

コンディット「大石戦はただの1試合」

 ウェルター級4位の大石幸史と対戦するカーロス・コンディットがアメリカから来日。ミット打ちと寝技のスパーリングを公開し、好調ぶりをアピールした。
 昨年10月の横浜文体大会で北岡悟に一本負け。だがその試合で見つけた課題を元に練習を積み、ランブル・オン・ザ・ロックのトーナメントで、強豪のヘナート・ベヒーシモ(1月の一回戦)とフランク・トリッグ(4月の準決勝)を秒殺し、自信をつけた。
 とはいえ決勝でジェイク・シールズに判定で敗れ、6月のカリフォルニアでのパット・ヒーリーという中堅選手との一戦で3Rチョークで一本負けを喫し、現在2連敗。今、猛烈に勝ちに飢えているといい、「大石戦はただの1試合としか考えていない。大石はKOされる覚悟をしてほしい」と挑発的なコメント。最後は大石の顔写真に、リーチを活かした膝蹴りやバックブローをお見舞いしていた。(井原芳徳)

全日本キック吉本、総合初挑戦の動機は?

(7/26 up) 総合ルールに初挑戦する全日本キックの吉本光志が24日、東京・広尾のP's LAB東京で3分2Rのスパーリングを披露した。スパーリングパートナーはパンクラスismの伊藤崇文。伊藤は吉本が所属するAJジムでキックを習い、吉本はismで総合を習う間柄。吉本は今年に入ってから総合の練習を始め、「今年は組技の練習のほうが多いぐらい」と語るだけあり、タックルを切る動きもだいぶ慣れてきている。
 総合に挑む契機となったのは伊藤の上がっているパンクラスの試合を見たこと。だが、それ以前から総合は見ており、一ファイターとして、「キックのルールに救われている」と感じていたという。キックの試合も続けたいが「格闘技のルールなら何でも戦ってやるぞというチャレンジ精神」が一番の動機。タックルで倒してからのアキレス腱固めも披露し、「いつかは寝技で極めてみたい」と話した。
 伊藤は「吉本さんの練習熱心さに僕らも引っ張られる」「僕も次の相手がキックの選手なんで、現役のチャンピオンとの練習は力になる」とコメント。横浜文体大会と同じ日に、全日本キックが開催するスーパーウェルター級の大会「S.W.S」への参戦も意欲的だった。(井原芳徳)

ライトヘビー級初戦の桜木、目標は近藤

(7/18 up) ヘビー級(100kg)からライトヘビー級(90kg)に階級を下げて試合をする桜木裕司が、ライトヘビー級王者・近藤有己との対戦を熱望した。
 桜木は5月大会でポアイ菅沼に破れ、ヘビー級王者決定トーナメント準決勝敗退。ヘビー級でも90kg台前半で戦っていたため、ライトヘビー級に転向という意識はない。ヘビー級、さらに無差別級でも頂点を目指したいというのが桜木の価値観だ。既に体重はリミットの90kgまで落ちたという。
 逆に今回の相手・福田力はミドル級(82kg)から階級を上げてくるが、「彼の本来の体格ならライトヘビー級でもやれる」と桜木は見ている。むしろ意識するのは桜木が苦手とするレスリングベースの選手である点。「今まで僕はアマレス出身の高橋選手セハク選手(李 世学)、ポアイ選手に負けてるんですよ。福田選手は『ちょっと細くなったポアイ選手』という印象。ポアイ戦の続きって感覚ですね」と桜木は語る。
 同門の瓜田幸造が1月大会で福田にKO勝ちしているが、桜木は「僕と彼はタイプが違うのであまり参考にならない」と話し、同じ考えの瓜田のアドバイスも「練習で伝えたので特に言うことは無い。福田選手は勢いがある。桜木君は相手を見る癖があるので気を付けたほうがいい」という内容だった。
 福田戦の先に見据えるのは近藤の持つ王座への挑戦。「近藤選手は旧UWFのいい血筋を持つ選手。佐山聡の遺伝子を持つ者として共鳴できる。戦いを生業にするものとしても通じるものがある。トップクラスの近藤選手に勝てないとメジャーの舞台は遠い」と話す。早ければ8月27日の横浜文体大会で対戦したいぐらいの気持ちだが、「まずは福田戦で『桜木とならやってもいい』と思われるような試合をしないと」と気を引き締めていた。(井原芳徳)
(写真:公開練習では膝十字固めを多様した桜木。ポーズ写真を求められると、膝十字にいくかと思わせつつステップオーバーしてサソリ固め。かつて長州力が率いていたプロレス団体・WJに、福田が在籍していたことに引っ掛けたパフォーマンスだった)

大石「体を動かし続け、心を止めない」

(7/16 up) 公開練習が一転UNOのガチンコ勝負に? 後楽園ホール大会での試合を2週間後に控えたパンクラスismの大石幸史と川村亮が14日、P's LAB東京で公開練習。3分間のグラップリングスパーの後、なぜかUNOアタックというオモチャを取り出し、リング上で勝負を始めた。35度を超える猛暑に頭がヤラれてしまったかと思いきや二人は真顔。結果は先輩・大石が勝利。大石が5月31日に誕生日プレゼントでこれをもらい、寮で同室の川村と日夜、勝負勘を鍛えていると主張する。
 普通に短時間のスパーを披露しても面白みが無い。二人のサービス精神の現れであり、公開練習で奇抜なことをした分、試合で凄いものを見せなくてはいけないという、彼らなりのプレッシャーの掛け方とも解釈できる。公開していない練習の積み重ねへの自信の裏返しともいえよう。

 大石は1月大会でSKの石毛大蔵に打撃戦の末判定負けして以来の試合。その後石毛は北岡悟も破り、8月の横文大会ではパンクラシストを差し置いてウェルター級王座へ挑戦する。大石は以前の自分について「タイトル取りの気持ちが強く無かった」と振り返る。さらに「体が動かなくても気持ちが止まらなければいい、という考えから、体を動かし続けることで心の回転を止めないという考えに変わった」という興味深い発言も。走り込み等を増やし体力強化を努めたといい、「中途半端じゃ勝てない」と評するカーロス・コンディット相手に、大石がどういう変化を見せるか注目だ。
 川村は今回勝てばパンクラス本隊の選手としては99年以来のネオブラッド・トーナメント優勝となる。本人は「先輩である伊藤さん、近藤さんが取ったものですから興味はある」としつつも、「あくまで一つの通過点。何年ぶりとか気にしていない」とクールだ。実際、デビュー戦で判定勝ちをしている小谷野澄雄が相手だけに、どういう勝ち方をするかのほうが課題になってくる。「相手どうこうより、自分がどれだけ必死になれるかが大事」とも話す川村。大石同様、リング上での心の現れ方に着目したい。(井原芳徳)

次回チケット購入者にグッズ商品券1000円分プレゼント

 当日会場の前売りチケット販売コーナーにて8/27 横浜文体大会、9/16ディファ有明大会のチケットを販売。購入された方にはパンクラスグッズの商品券1000円分がプレゼントされる。7/28後楽園大会の会場でのみ有効で、3000円以上お買い上げ時に利用できる。

ネオブラッド記念Tシャツを発売

(7/10 up) ネオブラッド・トーナメント決勝戦記念Tシャツが発売される。会場では数量限定のLサイズのみの販売だが、大会前の7月21日(金)までに注文すれば、会場受け渡しにてXS、M、XLサイズも用意される。当日会場に来られない方もTシャツ代+発送手数料¥630で8/11(金)まで通信販売で購入できる。価格は¥3,675(会場受け渡しの場合は本体価格¥3,500)。事前注文&通販は郵便振替にて。通信欄に商品名・サイズ・数量・会場受け渡しor通信販売のどちらを希望かをご記入の上、合計金額の送金を。購入金額が¥10,000以上の場合は発送手数料が無料となる。〔払込先〕00160-4-417605〔加入者名〕パンクラス

伊藤、ライト級でDr.Yoshimuraと対戦

(6/22 up) ライト級 2R・伊藤崇文(ism) vs. Dr.Yoshimura(K.I.B.A.)が追加された。伊藤は一階級落としての試合。Dr.Yoshimuraは吉村直記のリングネーム。同門のDJ.taikiに感化されたか? これで全カードが決定。大会後半にネオブラッド・トーナメント決勝戦がまとめて行われ、ismのホープ・川村亮が後楽園では初のメインを務める。

桜木と福田、ライトヘビー級で激突

(6/20 up) ライトヘビー級2R・桜木裕司(掣圏会館) vs. 福田力(KILLER BEE)が決定した。桜木は5月大会の第2代ヘビー級王者決定トーナメント準決勝でポアイ菅沼にTKO負け。福田は1月大会で桜木と同門の瓜田幸造とミドル級で戦いKO負け。両者ともライトヘビー級に移行し、どう戦いが変化するかが見物だ。

大石、ROTRで急上昇のコンディットと対戦

(6/19 up) ウェルター級3R・大石幸史(ism/4位) vs. カーロス・コンディット(米国/ファイターズ・イン・トレーニング)が決定した。大石は1月大会で石毛大蔵に打撃戦の末判定負けして以来の試合出場。コンディットは昨年10月の横浜文体大会でパンクラスに初参戦し北岡悟相手に一本負けを喫した選手。だがその後、ハワイのランブル・オン・ザ・ロック(ROTR)で行われたトーナメントで、ヘナート・ベヒーシモ(1月の一回戦)とフランク・トリッグ(4月の準決勝)を秒殺し、一気に評価を上げた。

吉本&WINDY、全日本キックで決意表明

(6/12 up) パンクラスで総合格闘技デビュー戦を行うキックボクサーの吉本光志が11日、ホームリングである全日本キックの後楽園ホール大会で出陣表明。「強さに対する好奇心から上がることを直訴しました。ルールは違いますが、格闘家としての闘争本能なら誰にも負けません」と話した。
 なお、総合ではパンクラスism所属、キックでは全日本キックのAJジム所属のWINDY智美も、スマックガール6/30後楽園大会での辻結花との大一番に向けて抱負。「寝ても立ってもWINDYが一番強いこと、辻の時代が終わったことを証明します」と宣言した。

全日本キックの吉本光志が総合デビュー

(5/31 up) 全日本キック・ライト級1位、IKMF東洋ライト級王者の吉本光志(AJジム)が今大会で総合デビューする。吉本はキック戦績21戦11勝(1KO)8敗2分。日焼けした姿から“黒豹”のニックネームが付けられ、気迫を全面に押し出したファイトで全日本キックのリングでは高い評価を得ている。総合デビュー戦の相手となる裕希斗(U-FILE CAMP.com)は2月に行われたネオブラッド・トーナメント・フェザー級一回戦で敗れた選手。R.I.S.E.にも出場経験があるストライカータイプだ。

ネオブラ決勝戦。残った8選手が抱負語る

(4/4 up) 7月の後楽園大会では、毎年恒例、ネオブラッド・トーナメントの決勝戦が行われる。今年は4階級で争われ、2月の大森大会で開幕。4月2日の大森大会の準決勝戦が行われた。決勝進出が決まった8選手は2日の大森大会の最後に決勝への意気込みを語っている。

◆ライトヘビー級
川村 亮(パンクラスism)「見ていただければ分かると思いますけど、僕はパンクラシストです。パンクラスismの川村亮です。よろしくお願いします。」
小谷野澄雄(烏合会)「間違って勝ってしまった小谷野です。最初のラッシュで負けると思って、負けたら俺は辞めようと思ったんですけど、なぜかここでやると負けないんですよね。」

◆ウェルター級
本田朝樹(パンクラスP's LAB横浜)「相手は7月28日後楽園ホールに、わざわざ遠い沖縄から来るんですけど、今日みたいに秒殺したいと思いますんで、よろしくお願いします。」
熊澤伸哉(闘心)「今回は2月からやっているんですけど、もう1試合あって。今日はしょっぱい試合だったんですけど、30パーセントぐらいの力で全部1Rで勝ち上がってきたので、決勝もそんなに大したことのない相手なんで、勝ちます。」

◆ライト級
西内太志朗(U-FILE CAMP.com)「パンクラスのネオブラッド・トーナメントに出させていただいて、決勝までいけてとても嬉しいです。次の試合も、緊張しないで楽しんでやれるように、一生懸命練習してきますので、どうか見に来てください。よろしくお願いします。」
松田恵理也(フリー)「次回は昔の後輩の太志朗君と試合ということで、先輩の意地で何とか勝ちたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。次に精進します。」

◆フェザー級
植村“ジャック”龍介(パンクラスP's LAB東京)「いつも一緒に練習している柳澤さんが曹君に負けてしまったので、柳澤さんとしっかり対策を立てて、曹君にしっかりと勝ちたいと思います。」
曹 竜也(闘心)「今日は自分のジムが全員勝ったんで幸せです。ジャックさんとは結構友達なので、やりにくいんですけど、頑張って倒したいと思います。」
 

 

パンクラス "SEGA SAMMY Presents PANCRASE 2006 BLOW TOUR"
2006年7月28日(金) 東京・後楽園ホール
開場・18:00 開始・19:00

第8試合 ライトヘビー級 第12回ネオブラッド・トーナメント決勝 5分2R
川村 亮(パンクラスism)
小谷野澄雄(烏合会)

第7試合 ウェルター級 第12回ネオブラッド・トーナメント決勝 5分2R
本田朝樹(パンクラスP's LAB横浜)
熊澤伸哉(闘心)

第6試合 ライト級 第12回ネオブラッド・トーナメント決勝 5分2R
西内太志朗(U-FILE CAMP.com)
松田恵理也(フリー)

第5試合 フェザー級 第12回ネオブラッド・トーナメント決勝 5分2R
植村“ジャック”龍介(パンクラスP's LAB東京)
曹 竜也(闘心)

第4試合 ウェルター級 5分3R
大石幸史(パンクラスism/4位)
カーロス・コンディット(アメリカ/ファイターズ・イン・トレーニング)

第3試合 ライト級  5分2R
伊藤崇文(パンクラスism)
Dr.Yoshimura(K.I.B.A.)※吉村直記から改名

第2試合 ライトヘビー級 5分2R
桜木裕司(掣圏会館)
福田 力(KILLER BEE)

第1試合 フェザー級 5分2R
裕希斗(U-FILE CAMP.com)
吉本光志(AJジム)

◆ パンクラスゲート

第3試合 ヘビー級 5分2R
水野竜也(U-FILE CAMP登戸)
忍田憲明(フリー)
          
第2試合 ライトヘビー級 5分2R
人見友和(ハイブリッドレスリング山田道場)
藤井陸平(和術慧舟會RJW)

第1試合 フェザー級 5分2R
山澤勇紀(スタンド)
宮川武明(P's LAB横浜)


■ 入場料金:
SS ¥12,000- A ¥8,000- B ¥6,500- C ¥5,000- D ¥4,000-
※ 当日券は一律500円増しとなります。

■ 先行発売日:5月2日(火)後楽園ホール大会
■ 一般チケット発売日:5月28日(日)

■ チケット発売所:
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード594-040)
ローソンチケット 0570-000-777(Lコード36916)
CNプレイガイド 0570-08-9999 http://www.cnplayguide.com/
イープラス http://eee.eplus.co.jp/(パソコンもケータイも同じアドレス)
楽天チケット http://ticket.rakuten.co.jp/pancrase/
後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
大山アメリカン 03-3962-6443
レッスル池袋 03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン 03-3221-6237
ファイター 03-3354-1903
フィットネスショップ水道橋 03-3265-4646
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778
格闘技・プロレス図書館 闘道館 03-3512-2080
プロレスショップ・アンビション 03-5213-8681
バトルロイヤル 03-3556-3223
パンクラス 03-5792-0815
※ぴあ(セブンイレブン・ファミリーマート・サンクス)、ローソンチケット、CNプレイガイド(am/pm)は全国各地の窓口でお買い求め頂けます。

■ お問い合せ:パンクラス 03-5792-0815

Last Update : 07/27 13:20

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