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[パンクラス] 8.27 横浜文体:北岡&アライと対戦の外国人が公開練習

パンクラス "2006 BLOW TOUR" 8月27日(日) 横浜文化体育館 【→カード&チケット】  [→掲示板]

(8/25 up) 北岡悟と対戦するケージレイジ英国王者のポール・デイリー(写真)、アライケンジと対戦するロバート・エマーソンが来日。東京・広尾のP's LAB東京で25日、公開練習を行った。
 初来日のデイリーは、開始いきなりバック転を披露し、サンドバッグに飛び膝一撃。だがそんな派手な一面だけでなく、ミット打ちではトータルな打撃技術の高さも見せつける。東洋文化に憧れ、7歳の頃から空手とムエタイを練習。かつて日本で活躍したオランダのキックボクサー、ロブ・カーマンの孫弟子にあたり、直接指導を受けたこともあるという。
 寝技の経験は浅いが、総合を始めたきっかけは、フロリダのアメリカン・トップチームへの出稽古。以降たびたびATTに長期滞在し、アウレリオやカルバンら日本でもおなじみの強豪から寝技の手ほどきを受けた。「北岡の柔術の巧さは認めるが、僕はもっと強い選手と練習しているから、北岡は面食らうんじゃないか?」と発言。立ち技・寝技とも、質の高い技術を吸収した、23歳のホープのポテンシャルに注目して欲しい。

 エマーソンは5月の伊藤崇文戦の後、右膝の関節ネズミを除去する手術をしたという。この日は立ち技でミドルやハイ、寝技で三角絞めやオモプラッタ等を普通に出し、右足の状態は問題無さそう。「伊藤戦とは比較にならない試合になる」と本人も自信たっぷり。「アライも私も打撃がアグレッシブなので、きっといい試合になる」と約束した。(井原芳徳)

近藤「本来の飛び膝の切れ味が戻って来た」

(8/22 up) 近藤有己が21日、東京・広尾のP's LAB東京にてライトヘビー級王座防衛戦に向けての意気込みを語った。
 近年のパンクラスとPRIDEのリングを行き来している近藤。パンクラスでは全勝だが、PRIDEでは5連敗と苦境に立たされている。「スランプもあった」「前にできたことができなくなったことも、ないことはない」と、遠回しながらも不調を認める。
 だが4/2のPRIDE武士道でフィル・バローニに秒殺KO負けしてから約5か月。「リセットできた」「飛び膝の本来の切れ味が戻って来た。本来の自分はこうだったという感覚がある」と、復調の手応えを感じている。「今にして思えば、最近は明るさが足りないというか、元気が無かったかも」と以前の自分を振り返る余裕も出て来た。特別な練習はしていないが、バローニ戦の前よりも質の高い練習ができた手応えがあるという。
 「月1位で試合をしていきたい」とも話し、モチベーションはピーク。松井大二郎との防衛戦をきっかけに、近藤の逆襲が始まるのか?(井原芳徳)

竹内、光留戦は「普通のランキング戦」

(8/18 up) 佐藤光留との因縁対決を来週に控えた竹内出が17日、東京・新宿のスポーツ会館での練習後に記者会見。「普通のランキング戦。普通にやって普通に勝つだけ」「1年前は全力で逃げておいて、今になってやりたいって、わけがわかんない。思い入れは何も無い」「秋葉原でのパフォーマンス? 知らない。必死なんだな、実力以上に目立とうとして」と冷たくあしらった。
 竹内が所属するSKアブソリュートの松本天心総帥(写真左端)も「佐藤選手を舐めているわけじゃないが、同じミドルのランカーを倒すのは当たり前」とクール。さらに「そろそろ竹内もベルトに再挑戦していいのでは? 最近、パンクラスのランキングって何なんだろうと考えている。知らない下の奴がベルトに挑戦したりとか。うちの選手は命がけで戦っているのに」と不満を漏らした。
 ミドル級に限らず、パンクラスのランキングには1年以上試合をしていない選手が数多く名を連ねている。パンクラス側も今大会の4階級タイトル戦以降のランキング制度の改正を視野に入れている。竹内やウェルター級王座に挑む石毛大蔵ら、常連の外部選手の努力が報われる改正を期待したい。
 石毛も会見に応じ「コンディションは最高。自分がベルトを巻くだけ」とコメント。9月16日のディファ大会でウェルター級3位の強豪・カーロス・コンディットに挑む7位の和田拓也は「相手が相手なんで命がけで戦う。秘策は練っている」と語った。(井原芳徳)

光留、秋葉原でメイド服姿の公開スパー

(8/15 up) ミドル級1位・竹内出との対決を控えた6位の佐藤光留が14日、東京・秋葉原の公園にて、メイド服姿で公開スパーリングを行った。
 赤いゴスロリ風衣装を着込んだパートナーは、P's LABの会員で探偵ファイルのスタッフの山木陽介氏。光留とは長年共に練習し、横文大会と同じ日に別のイベントで試合をすることから、この企画が実現した。
 シチュエーションは奇抜だが、動き自体のスピードとパワーは“市街地型実戦武道”さながらの本格派。ハイキック、投げ技、マウントパンチの迫力に、多数の見物人からはどよめきが起こる。ドントムーブで光留の猫耳の位置を戻す川村亮レフェリーは終始真顔だ。

 単なる悪ふざけではない。光留の目的は、「見失った自分を取り戻すため」と中田英寿のように真剣だ。強敵との対戦を前に、ウェイトトレーニングを取入れ、これまで拒んでいた出稽古に行く等、練習の中身を濃くしている。だが「みんながやってることをなぞるのは俺らしくない」とここでヒネくれるのが光留流。「せっかくの公開練習なんで溜まった分を吐き出したら、公園の砂を飲み込んだ。千代田区の砂は辛いなあ」と、砂まみれのメイド服姿で苦笑いを浮かべる。

 今回の竹内戦は光留の方から志願して組まれた。光留は「早く無差別に戻りたい。ミドル級を卒業したい」が、そのためにも竹内は避けて通れない壁だ。1年前の因縁は「双方の誤解」が発端だったといい、当事者と関係者が直接話し合い解決。今の光留は竹内に対し「格闘技に対して非常に真剣。偉大さを感じる」「岡見選手にD.O.Gでやられた後に僕との試合を受けてくれて非常に嬉しい」と敬意を表する。奇抜な公開練習を敢行したもう一つの目的は、この試合の注目度を少しでもアップするため。光留なりの竹内への尊敬表現ともいえよう。

 ちなみに今回の試合の裏テーマは「岡山最強決定戦」。光留はこう話す。「互いに岡山最強を名乗ってますから。これで勝ったら次は松井大二郎選手と田村潔司選手。高い壁だなあ。目指すは世界最強より岡山最強。そんなこだわりが周りに通用しないのが岡山県人の特徴ですね」。(井原芳徳)
 

吉朗とDJ、秘策は2人とも“DJロック”?


(8/12 up) フェザー級とウェルター級のタイトルマッチの調印式が11日、東京・広尾のP's LAB東京で行われた。
 フェザー級は前田吉朗とDJ.taikiのリマッチに。3月の対戦でまさかの黒星を喫した前田は「相手を倒すことしか考えていない」とリベンジに燃える。「前の対戦の時のことは記憶にない。浮かれとった。いつもどおり行ったら勝てる」「6月の山本篤戦(準決勝)の時までは切羽詰まった感じやった。今はいい感じで動けてる」「タイトルマッチと騒がれるけど、僕の中では一つの試合」といい、この一戦を何としても落とさないという覚悟と勝利への自信が静かに伝わって来た。
 対するDJは「正直やっぱり砂辺選手(リザーバー)とやりたい。殺されないように頑張る」「3月勝ったのはマグレ」とこれまでのコメントを繰り返す。さらには最近の吉朗について「3月の試合ではスタンドでKOされたので、6月の試合では徹底したグラウンドと思いきや、スタンドで勝負した。なのでもし僕がファンだったら、次の僕との試合でグラウンドをやったらガッカリする」とヒネくれた批評を繰り広げる。
 そんなDJの“揺動サウンド”に対し、吉朗は「発言も含めてしたたかな選手」とクール。前回の試合前、DJの打撃戦を求めるサウンドに“踊らされた”反省もふまえてのものだろうか? 「どのような勝ちパターンを考えているか」という問いに、DJが「『DJロック4』という新技を編み出した」と話すと、吉朗は「僕も偶然にも『DJロック』という極め技を考えていた」とお返し。嘘か誠か定かではないが、カウンター口撃にはひとまず成功したようだ。ちなみにDJのDJロックは「1は3月の前田戦、2と3は志田戦の前に思いついた」が、試合では出せなかったとのこと。

ウェルター級暫定王者・井上「ジャーマンを狙う」

 ウェルター級は井上克也(暫定王者)と石毛大蔵(1位)の間で正式な王座が争われる。
 井上は「2回も暫定王座を防衛しちゃったんで、そろそろ2代目王者になりたいと思います」と挨拶。昨年、ウェルター級王者決定トーナメントを勝ち上がり、5月の横浜大会で決勝戦を行う予定だったが、相手の北岡悟が負傷欠場。暫定王座という扱いで、アライケンジを下し初防衛に成功した。そして今年1月、北岡と仕切り直しの一戦を繰り広げたが引分で終わり、暫定王座は防衛したものの正王座はお預けという形になってしまっていた。
 「これまでは土壇場で減量していたけど、今回は痛めた所も無いし、調子がいい。最初から行く」と話す井上。2代目王座に向け、万全の態勢を整えつつある。「最近ジャーマン(後方への投げ)を出せてないので狙いたい」とも話し、精神面での余裕も感じられた。
 5月大会での次期挑戦者決定戦で北岡を下した石毛は「自分がベルトを巻くだけ」「パンクラスの王者が修斗の王者より弱いと思われてしまったので、価値を上げるためにもどんどん外に出て行きたい」と意気込みを語った。(井原芳徳)

近藤、松井と防衛戦。全試合揃う

(8/10 up) パンクラス・ライトヘビー級(90kg)タイトルマッチ・近藤有己(王者) vs. 松井大二郎(5位)の調印式が9日、東京・広尾のP's LAB東京にて行われた。
 近藤は「心も体も強い最高のチャレンジャー。いい試合をして勝ちたい」、松井は「敵は己の中に有り。自分に勝てばおのずと勝利はついてくる」と抱負を語った。
 近藤は4/2のPRIDE武士道でフィル・バローニに秒殺KO負け。その試合のことは「引きずっていない。普段通りでいるつもり」と話す。現在の体重は86kgぐらいとのことだ。
 松井は高田道場を退団しフリーとなったが、現在も高田道場で練習しているという。(井原芳徳)

近藤、松井と防衛戦。全試合揃う

(8/7 up) パンクラスのライトヘビー級(90kg)王者・近藤有己が、松井大二郎(5位)相手に初防衛戦を行うことが決まった。近藤のタイトル戦は03年11月の両国大会で菊田早苗から王座を奪取して以来。松井のパンクラス参戦は昨年8月の渡辺大介戦に続き2度目。その試合で勝利しランク入りした。これで全カードが揃い、4階級でタイトル戦が行われることに。試合順は下記一覧参照

北岡、ケージレイジ英国王者と対戦

(8/2 up) 北岡悟の対戦相手が、イギリスのケージレイジの英国ウェルター級王者・ポール・デイリー(Paul Daley:写真)に決まった。デイリーは1983年2月21日生まれの23歳。キックで9戦6勝(6KO)3敗の成績を残すストライカーで、総合戦績17戦11勝(1KO)4敗2分 。ケージレイジでは10戦8勝1敗1分。4月にはデイブ・ストラッサーに判定勝ちし、7月の試合では同王座を奪取している。

チーム玉海力・小椋、戦闘竜と元関取対決

(7/29 up) スーパーヘビー級2R・小椋誠志 vs. 戦闘竜の元関取対決が決まった。PRIDEを主戦場としてきた戦闘竜はパンクラス初参戦。

近藤出場。光留×竹内、アライ×エマーソン決定

(7/18 up) 出場予定選手として新たに近藤有己と北岡悟が加わった。近藤は4/2のPRIDE武士道でフィル・バローニに秒殺KOされて以来の試合。北岡は5月のパンクラス後楽園大会で石毛大蔵とのウェルター級タイトルマッチ次期挑戦者決定戦で敗れて以来の試合。二人とも相手は未定。ホームリングの大舞台で再起を目指す。
 ミドル級3R・佐藤光留(6位) vs. 竹内出(1位)、ウェルター級3R・アライケンジ vs. ロバート・エマーソン(10位)が新たに決定した。
 竹内は所属のSKアブソリュートの総帥・松本天心が昨年9月に光留に敗れたことをきっかけに、光留に対戦を要求していたが、光留が消極的だったこともあり、対戦が実現しなかった。その後、光留は無差別級路線から本来のミドル級路線に復帰。両者の気持ちがどう変化し、対戦が実現することになったかは定かではないが、試合までの心理戦からも目が離せない。
 アライも近藤同じく4月のPRIDE武士道以来の試合。敗れたものの、ジェンス・パルバーとの打撃戦で多くの格闘技ファンにその名を印象づけた。最近パンクラスではライト級で試合をしていたが、ウェルター級に戻り、5月の後楽園大会で伊藤崇文に完勝したエマーソンに挑む。(井原芳徳)

吉朗、DJとタイトル賭けリベンジ戦

(6/7 up) 6/6後楽園大会の結果を受け、フェザー級初代王者決定トーナメント決勝戦は前田吉朗(稲垣組) vs. DJ.taiki(K.I.B.A.)に、ヘビー級第2代王者決定トーナメント決勝戦はポアイ菅沼(アメリカ/TWIST) vs. アルボーシャス・タイガー(リトアニア/ラトビア士道館)に決まった。

3階級タイトルマッチが決定

(5/3 up) パンクラスの横浜文化体育館大会が8/27(日)に開催される。ヘビー級(100kg)、ウェルター級(75kg)、フェザー級(64kg)のタイトルマッチが早くも決定。ヘビー級は2日の後楽園大会で桜木裕司を下したポアイ菅沼(TWIST)と、6/6後楽園大会のアルボーシャス・タイガー(ラトビア士道館) vs. 野地竜太(GARO)の勝者が激突。ウェルター級では暫定王者・井上克也(慧舟會RJW)と、2日の後楽園大会で北岡悟を下した石毛大蔵(SKアブソリュート)が対戦する。フェザー級は6/6後楽園大会から王者決定トーナメントが始まり、同大会の勝者2名が横文で王座を争う。
 チケットは6/6後楽園で先行発売が行われ、6/25より一般発売がスタートする。

 

パンクラス "SEGA SAMMY Presents PANCRASE 2006 BLOW TOUR"
2006年8月27日(日) 神奈川・横浜文化体育館
開場・16:00 開始・17:00


第8試合 メインイベント ライトヘビー級 タイトルマッチ 5分3R
近藤有己(パンクラスism/王者)
松井大二郎(フリー/5位)

第7試合 セミファイナル フェザー級 初代王者決定トーナメント決勝戦 5分3R
前田吉朗(パンクラス稲垣組)
DJ.taiki(K.I.B.A.)

第6試合 ウェルター級 第2代王者決定戦 5分3R
井上克也(和術慧舟會RJW/暫定王者)
石毛大蔵(SKアブソリュート/1位)

第5試合 ヘビー級 第2代王者決定トーナメント決勝戦 5分3R
ポアイ菅沼(アメリカ/TWIST/1位)
アルボーシャス・タイガー(リトアニア/ラトビア士道館/ライトヘビー級4位)

第4試合 ミドル級 5分3R
佐藤光留(パンクラスism/6位)
竹内 出(SKアブソリュート/1位)

第3試合 ウェルター級 5分3R
北岡 悟(パンクラスism/2位)        
ポール・デイリー(イギリス/チーム・ラフハウス)

第2試合 ウェルター級 5分3R
アライケンジ(パンクラス)
ロバート・エマーソン(アメリカ/ノーリミッツ&チーム・オーヤマ/10位)

第1試合 スーパーヘビー級 5分2R
小椋誠志(パンクラス チーム玉海力)
戦闘竜(アメリカ/ファイティング・ドラゴン)


■ 入場料金:
SS ¥13,000- RS-A ¥8,000- RS-B ¥6,500-
2F-A ¥9,000- 2F-B ¥6,000- 3F ¥5,000-
※ 当日券は15時より販売。一律500円増し。
※ VIP(最前列のみ)¥16,000-完売

■ 先行チケット発売日:6月6日(火)後楽園ホール大会
■ 一般チケット発売日:6月25日(日)

■ チケット発売所:
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード594-040)
ローソンチケット 0570-00-0403(Lコード39969)
イープラス http://eee.eplus.co.jp/(パソコンもケータイも同じアドレス)
後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
大山アメリカン 03-3962-6443
レッスル池袋 03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン 03-3221-6237
ファイター 03-3354-1903
フィットネスショップ水道橋 03-3265-4646
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館 03-3512-2080
プロレスショップ・アンビション 03-5213-8681
バトルロイヤル 03-3556-3223
パンクラス 03-5792-0815

※ぴあ(ファミリーマート・サンクス)、ローソンチケット、イープラス(セブンイレブン)は全国各地の窓口でお買い求め頂けます。

■ お問い合せ:パンクラス 03-5792-0815

Last Update : 08/25 21:09

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