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[シュートボクシング] 7.7 後楽園:ブーヌン、強烈なミドル披露

シュートボクシング "NEO OPΘPOZ(オルトロス)" 7月7日(金) 後楽園ホール 【→カード&チケット】 [→掲示板]

(7/7 up) 土井広之と対戦するムエタイ現2冠王者・ブーヌン・サックホームシンと、緒形健一と激突するライアン・ディアスが25日、東京・浅草のシーザージムで公開練習を行った。
 質疑応答では最低限の受け答えしかしない寡黙なブーヌン。SBの試合のビデオも見ておらず、土井はおろかアンディ・サワーのことも知らないという。だがスパーリングで見せた右ミドルを主体とした蹴りは圧巻。言葉もルールも超越した、ムエタイ現役王者の恐ろしさを試合では見せつけてくれそうだ。
 アメリカから来たディアスは実の弟にミットを持たせ、パンチのコンビネーション、ジャンピングハイキック、さらには飛びつき腕十字を披露。そのままマットに倒れるとブレイクがかかるが、映画俳優もやっているというディアスは、「いろんな技を出したい。判定を待つような戦いをしたい」とエンターテイナー魂をアピールする。最近は総合の試合中心だが「総合もキックも同じようなもの」とルールの違いはお構いなし。緒形のことは10代の頃からビデオで見て知っているといい、「久々の日本で、昔とは違う俺を見せる」と気合いたっぷりだった。(井原芳徳)

チーム・サワーのデンデレ公開練習

(7/6 up) 大野崇と対戦するヤン・デンデレが来日し、東京・浅草のシーザージムで公開スパーリングを行った。
 デンデレはアンディ・サワーに誘われ、1年前から共に練習するように。その半年前にはドラゴに判定負けする等、仕事の都合で十分な練習ができていなかったが、今は格闘技に専念できるようになり、実力をめきめきと上げているという。
 今回の試合は3週間前に決まりやや急だったが、1Rのスパーリングでは金井に重みのあるローやボディブローを叩き込み、充実ぶりをアピール。コンビネーションの動きの良さもサワーを彷彿とさせるものがあり、「兄弟ゲンカで使っていた」というチョークも試み、SBルール対策もある程度できている様子だった。
 5月大会のサワーと大野の一戦は見ていないが、大野は他の試合でチェック済み。「東京の皆さんに私の爆発力とエンターテイナーぶりを見せたい」と意気込んでいた。
 なお、SBルールに初挑戦する漆谷康宏の相手が、ファントム進也(龍生塾)に変更となっている。(井原芳徳)

初参戦のSHINOBU「チャンスがあれば絞めちゃう」

(7/5 up) SBに初参戦し、菊地浩一と対戦するSHINOBU・ツグト・アマラの直前コメントがSB協会から届いた。

−−SB初参戦を決めた理由は?
SHINOBU「シーザージムに通い始めて1年半になるんですけど、みんなと一緒に練習していても同じ大会に出ることはなかった。是非みんなで試合に出たかったんです」

−−最近は総合格闘技の高谷裕之選手と練習もしてるんですか?
SHINOBU「千葉でTEAM HARDCOREとして、一緒に総合格闘技とキックの練習をやってます。僕はあまり総合の練習はしてなかったんですが、今回の試合に備えて投げ技と関節技の練習をしてます」

−−モンゴル出身ですが、モンゴル相撲の経験はありますか?
SHINOBU「小学校のサークルでやってました。昔は学校の授業でモンゴル相撲があったんですよ。でもその経験がSBで活きるかと言われれば分かりません。今回はパンチと蹴りで勝負しようと思ってます」

−−闘い方はこれまで通りですか?
SHINOBU「そうですね。投げや絞めは自分がやられないように気を付けるだけ。でもチャンスがあったら絞めちゃうかもしれない(笑)。許されてることはやる」

−−4月に行われたK-1MAX開幕戦で、先日のK-1MAX決勝大会で準優勝したアンディ・サワーと激戦を展開しましたが、SBは彼のホームグラウンドですね。
SHINOBU「そうですね。これから勝ち進んでS-cupに出られたら、もう一度アンディとやってみたいです。勝てない相手じゃないと思っています。強いですけどね」

−−その第一歩が今回の菊地選手ですね。
SHINOBU宍戸選手との試合を見たんですけど、ガンガン前に出てきてしつこい選手ですね。ローキックが強いけどパンチも結構重い」

−−デビューから13連勝して宍戸選手とタイトルを争った選手です。S-cupを視野に入れて、菊地選手もかなり意気込んでいると思いますが
SHINOBU「僕はこの前17連勝目で負けちゃった(笑)。だけど、何勝したとかどういう選手とかはあまり意識してないです。今、階級を上げて闘い方が分かってきたし、菊地選手には悪いですけど今回は確実に勝って、出来ればKOで勝ってS-cupにつなげたいです」◆◆◆

ブーヌン、ブアカーオのMAX優勝に刺激受ける

(7/2 up) メインイベントで土井広之と対戦するムエタイ2冠王ブーヌン・サックホームシンの直前情報がSB協会から届いた。
 ブーヌンはSBルール対策として、日本の総合格闘技ジムへ派遣されていた経験のある大柄な選手をトレーナーとして招へいし、投げ、立関節などの技を把握した。柔道経験者のタイ人トレーナーもディフェンスの仕方を2時間以上に渡って伝授。元々首相撲などの組み技も強いムエタイ選手は順応能力も高いようだ。
 先日のK-1 MAXの世界一決定トーナメントではブアカーオが2度目の優勝を果たし、ムエタイの強さを改めて世間にアピールすることとなった。ブーヌンもブアカーオの活躍に刺激されてか「彼も強かったが、俺は怖さを見せ付けて勝つ。そしてS-cupに出場して、日本のトーナメントはムエタイ王者が制覇する」と意気込んでいるという。

緒形、総合で絶好調のライアン・ディアスと対戦

(6/23 up) 緒形健一の対戦相手が、修斗の試合等で来日経験もあるライアン・ディアスに決まった。カナダのムエタイ王者だったディアスは、まだ19歳だった98年にK-Uに参戦し小林聡に2R TKO負け。その後、総合主体の選手となるも、植松直哉(99年6月のスーパーブロウル)、マモル勝村周一朗に敗れる等、負けが込んでいた。ところが地元カナダ最大の総合大会「TKO」を主戦場にし始めた03年あたりからは、三角絞めも得意とするトータルファイターに成長。UFC参戦経験もある実力者・マーク・ホーミニックに2敗した以外は8戦全勝と絶好調だ。S-CUP参戦を目指し、7月のKOTCのオファーを断り緒形戦に集中。「チャンピオンの首はいくらだ?」と、打倒・緒形に絶対の自信を持っているという。今27歳でファイターとしては絶好調な時期。立ち技がどれほど進化しているかはっきりしないが、前回来日時とは別人と考えたほうが良さそうだ。
 他にも60s契約・歌川暁文 vs. 梅下湧暉、えなりのりゆき vs. 大原清和(J-NETバンタム級2位)等が決まり全カードが揃った。試合順は下記一覧のとおり。(井原芳徳)

土井、武田を下したムエタイ2冠王ブーヌンと対戦

(6/20 up) 土井広之の対戦相手が、現ラジャダムナン・WMCスーパーライト級2冠王者のブーヌン・サックホームシンに決定した。ブーヌンは1月にMAキックで武藤孝行を1R 44秒で下して以来の来日。過去にも武田幸三を下し、米田克盛とも引き分けている強豪だ。今回の結果によってはブーヌンがS-cupに出場する可能性が出てくるといい、SBにとっても土井にとっても重要な一戦となる。

修斗ランカーの漆谷がSB初挑戦

(6/19 up) 修斗世界バンタム級(56kg)3位の漆谷康宏がSBルールに初挑戦する。漆谷は打撃をRIKIXで習い、今年1月にはJ-NETでキックの試合も初経験し、ランカー相手に延長戦まで持ち込み、惜しくも判定で敗れている。今回の対戦相手の中西卓也(大阪ジム)は投げ技を得意とする選手だ。

チーム・サワーの新鋭が初参戦

(6/16 up) アンディ・サワーがオランダで主催するチーム・サワーのヤン・デンデレ(左写真)が日本に初上陸し、今大会で大野崇と対戦する。デンデレはWPKLベルギー・ミドル級王者の23歳。過去にはドラゴやサムゴーとも対戦経験があり、パンチを主力としたラッシングパワーはサワーも太鼓判を押すという。大野は前回大会でサワーにKO負けしており、デンデレ戦をリベンジに向けての足がかりにしたいところだ。

SHINOBU、超新星・菊地と激突

(6/14 up) SHINOBU・ツグト・アマラの対戦相手が菊地浩一(寝屋川ジム/SB日本ウェルター級3位)に決定した。菊地はデビューから破竹の13連勝を重ね、無敗のままR.I.S.E. DoAトーナメント2004を制覇し、“超新星”として宍戸大野と激戦を繰り広げてきたウェルター級のトップファイター。SHINOBUとはシーザージムでの合同練習で肌を合わせたこともある。

SHINOBU参戦

(6/10 up) SHINOBU・ツグト・アマラの参戦が決定した。全日本キックの前ライト級王者のSHINOBUは、4月のK-1 MAXでアンディ・サワーと延長戦に及ぶ接戦を繰り広げた。日頃からシーザージムに出稽古に通い、11月開催のS-cup出場も視野に入れ気合満々の様子だという。既に出場が決まっている緒形健一、土井広之同様、対戦相手はS-cupに絡んでくるであろう選手が予定されている。

 

シュートボクシング協会 "NEO OPΘPOZ(ネオ・オルトロス)Series 4th"
2006年7月7日(金) 東京・後楽園ホール
開場・17:00 スターティングファイト開始・17:30 本戦開始・18:00


第9試合 Wメインイベント(2) エキスパートクラスルール 70kg契約 3分5R
緒形健一(シーザージム/SB日本Sウェルター級王者)
ライアン・ディアス(アメリカ/ギブソン・パンクレイション)
       
第8試合 Wメインイベント(1) エキスパートクラスルール 70kg契約 3分5R
土井広之(シーザージム/SB日本ウェルター級王者)
ブーヌン・サックホームシン(タイ/ラジャダムナン&WMCスーパーライト級王者)

第7試合 エキスパートクラスルール 68kg契約 3分5R
SHINOBU・ツグト・アマラ(モンゴル/チーム・ハードコア/前全日本キック・ライト級王者)
菊地浩一(寝屋川ジム/SB日本ウェルター級2位)

第6試合 エキスパートクラスルール 72kg契約 3分5R
大野 崇(正道会館/ISKA世界ミドル級王者)
ヤン・デンデレ(ベルギー/シーザージム・オランダ・チーム・サワー/WPKLベルギー・ミドル級王者)

第5試合 エキスパートクラス特別ルール 60s契約 3分3R
歌川暁文(UWFスネークピットジャパン/SB日本スーパーフェザー級2位)
梅下湧暉(湘南ジム/元全日本キック・フェザー級1位)
       
第4試合 エキスパートクラス特別ルール 56s契約 3分3R
漆谷康宏(和術慧舟會RJW/修斗世界バンタム級3位)
ファントム進也(龍生塾)

第3試合 エキスパートクラス特別ルール 55kg契約 3分3R
えなりのりゆき(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級4位)
大原清和(レグルス池袋/J-NETバンタム級2位)       

第2試合 フレッシュマンクラスルール ヘビー級 3分3R
岩下雅大(龍生塾)
濱田純史(チームドラゴン)            

第1試合 フレッシュマンクラスルール 67kg契約 3分3R
関戸一智(湘南ジム)
野畑圭介(風吹ジム)


◆チケット料金
RS ¥10,000 S ¥6,000 A ¥5,000 B ¥4,000
※SS ¥7,000は完売
※当日券各¥500増

◆チケット一般発売スタート 6月10日(土)

◆チケット販売所
e+(イープラス)
チケットぴあ 0570-02-9999
ローソンチケット 0570-00-0403
CNプレイガイド
フィットネスショップ 03-3265-4646
レッスル渋谷 03-3464-0078
板橋大山アメリカン 03-3962-6443
チャンピオン 03-3221-6237
書泉ブックマート 03-3294-0011
後楽園ホール 03-5800-9999
シュートボクシング協会 03-3843-1212
バウトレビュー(7/3(月)午前10時振込締切)

◆お問い合わせ
シュートボクシング協会 03-3843-1212

Last Update : 07/07 11:46

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