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(レポ&写真) [J-NET] 1.9 後楽園:西山圧勝。NJKF桜井に「逃げるなよ」

J-NETWORK "GO! GO! J-NET '06 〜Light my fire!〜"
2006年1月9日(月/祝) 東京・後楽園ホール
(スカイ・A「J-KICK」にて録画中継。1月14日(土)16:30〜18:30初回放送)

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
 

第12試合 ダブルメインイベント2 62.5kg契約 3分5R
○西山誠人(アクティブJ/WFCA世界&J-NETライト級王者)
×山本雅美(北流会君津ジム/NJKFライト級1位)
判定3-0 (石川50-47/小川50-46/少50-46)


 西山が2R以降、左フック、右ストレート、右肘、左ハイ等を何発も当て続け圧勝。タフな山本を倒しきれず内容には不満を示したが、「今年も他団体の強い有名な日本人(とやりたい)。例えば今日はNJKFの1位の人を倒したんで、次は向こうに乗り込んで、向こうの大将と。逃げるなよ」とアピール。NJKFライト級王者・桜井洋平との王者対決を熱望した。

◆西山「攻めが単調になってしまいました。意外性のある技を絡めないと。いくら強いのを当てても、相手がアゴを引いているので倒れないですね。パンチが当たるからといって調子に乗って打ち過ぎました。(桜井戦の時期は?)お互い賭けるものが大きいんで、じっくり準備できるタイミングでやりたいですね。できれば熱のあるうち、今年前半のうちにやりたいですけど。」
 

第11試合 ダブルメインイベント1 66kg契約 3分5R
○白鳥 忍(高橋道場/前全日本ライト級王者)
×喜入 衆(ソーチタラダ渋谷/J-NETスーパーライト級王者)
5R 1'19" TKO (ドクターストップ:左肘打ちによる鼻柱のカット)


 2R途中まで喜入の右ローに苦しんだ白鳥だが、コーナー際の攻防で強引にパンチラッシュに持ち込むと形勢逆転。3Rに左膝蹴り、4Rに右肘打ちでダウンを1度ずつ奪い、最後は強烈な左肘打ちで喜入の鼻柱を切り裂き完勝した。2006年はウェルター級での活躍とK-1 MAX参戦が目標だ。
 

我龍と寒川が火花

 ダブルメインの前には、J-NET所属の主力選手と、去年J-NETのリングに上がった他団体&フリーの選手が勢揃い。今年の抱負を語った。
 J-NETウェルター級王者・我龍真吾は、ミドル級王者・寒川直喜への挑戦を希望。J-NETでの目標に2階級制覇を掲げた。寒川は「年に1回タイトルマッチをやらないといけないということですけど、今年は楽な相手で良かったです。普段の自分はライトヘビー級ぐらいの体格なので、ウェルター級の選手には負けません」と逆挑発してみせた。記念撮影では写真のとおり我龍が恒例のガン飛ばしポーズ。
 

第10試合 ライト級 サバイバルマッチ1(3分3R+延長1R)
○梶原龍児(チームドラゴン/J-NETライト級3位)
×黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETライト級4位)
4R 判定3-0 (少10-9/松本10-9/山中10-9)

3R 判定1-0 (少30-29/松本30-30/山中29-29)

 元ボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級7位の梶原が、2Rまでコンビネーションからの左ボディを当て続け攻勢。時折バック肘を当てる場面も。3Rに黒田が左右のローで反撃しポイントを奪い返し延長戦にもつれ込んだが、再び梶原が左ボディを何発も当て勝利をもぎ取った。
 梶原は試合後マイクを持つと「今年はライト級トップ戦線に食い込みたい。ボクシング出身のキックボクサーが増えてるけど、俺が一番の自信があります」とアピールした。

第9試合 55kg契約 サバイバルマッチ1(3分3R+延長1R)
○中西志東(アクティブJ/J-NETバンタム級3位)
×長崎秀哉(ウィラサクレック・フェアテックス・ジム/J-NETバンタム級5位)
判定3-0 (石川30-26/少30-26/山中30-25)


 サウスポーの中西が1R、2Rに左フックで1ダウンずつ奪い完勝した。

第8試合 55kg契約 サバイバルマッチ1(3分3R+延長1R)
○大原清和(レグルス池袋/J-NETWORKバンタム級4位)
×漆谷康宏(和術慧舟會RJW/修斗バンタム級(56kg)世界2位)
4R 判定2-1 (小川9-10/石川10-9/少10-9)

3R 判定1-1 (小川29-30/石川30-29/少29-29)

 漆谷はサウスポーの構えからロー、アッパーを当てる。2Rには膝蹴りで大原の右目尻を切り裂く。だが3R終盤に大原の右ストレート、右ミドル、右ロー等の連打を浴び反撃を許し延長に。漆谷はバックブローで大原を2度スリップさせるが、大原のローの方が評価され惜しくも敗れた。
 控室で漆谷は「修斗のデビュー戦の時のように緊張しました。まだコンビネーションがバラバラですね」と反省。今後については「メインは修斗ですけど、声をかけていただければキックの試合もやりたいです」と話した。
 

※第7試合後の休憩時間明けにはラウンドガールコンテストが実施された。上位2名が3月3日の後楽園ホール興行から2006年のラウンドガールを務める。


第7試合 ウェルター級 3分3R
×塩野剛司(ウィラサクレック・フェアテックス・ジム)
○渡辺雅和(チームドラゴン)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第6試合 ウェルター級 3分3R
×ISAO(ティダマンディ八王子)
○田中秀弥(POWER-X)
判定1-2 (29-30/30-29/29-30)

第5試合 58kg契約 3分3R
×木村孝明(レグルス池袋)
○細川裕太(OGKF烈拳会)
判定0-3 (27-29/27-29/27-28)

第4試合 フライ級 3分3R
×弘中雅人(ウィラサクレック・フェアテックス・ジム)
○鈴木将之(アクティブJ)
判定0-2 (30-30/29-30/29-30)

第3試合 ライト級 3分3R
○濱島康大(はまっこムエタイジム)
×瀬尾高晃(ブリザードジム)
判定3-0 (30-28/30-28/29-28)

第2試合 フェザー級 3分3R
○炎出丸[ひでまる](スクランブル渋谷)
×小泉智史(ブリザードジム)
1R 2'32" KO (3ダウン:右ハイキック)

第1試合 75kg契約 3分3R
×竹本雄一(山木ジム)
○小澤和樹(ブリザードジム)
1R 1'53" KO

※第6試合に予定されていたMAX宮沢(荒武者総合格闘術) vs. たけむら光一(チーム・バルボーザ・ジャパン)は、宮沢のインフルエンザにより3/3後楽園大会に延期となった。

Last Update : 01/10 00:45

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