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[J-NET] 1.9 後楽園:山本雅美「西山選手、ドンドン言ってください!」

J-NETWORK "Light my fire!" 2006年1月9日(月/祝) 後楽園ホール 【→カード&チケット情報】 [→掲示板]

(1/3 up) J-NETWORKから正月興行のメインを務める山本雅美のインタビューが届いた。今回の西山誠人戦に賭ける思いは?(聞き手、文 矢鴨志太/2005年12月21日収録)

――まずは西山誠人選手の印象から。
山本 やっぱり強いし上手い選手ですよね。生で観戦したことはなかったんですが、ビデオでは見させていただいています。木村允戦なんて「凄いな」って思います。パンチも蹴りも肘もチャンピオンだけあってなんでもできるし、身体が頑丈そうな感じがします。やはり、「J-NETWORKさん=西山誠人」というイメージなので、そういう選手と試合ができるのは、とても嬉しいですね。
――そんな西山選手の対策は?
山本 僕は対戦相手に合わせた対策というのをあまりやらないんです。相手に合わせるよりも「いかに自分を高めるか」の方を優先するタイプです。トレーナーのダーキーと相沢吉彦さんを信頼していますから、言われたことをやるだけです。
――西山選手は「王者狩りツアー」を標榜して、実際、結果を出しています。今回、勝利すれば強豪ひしめくライト級戦線のトップグループに躍り出ることになりますが、その後の展望などは?
山本 それはないことはないですけれども、獲るもの獲ってからでないと発言権はありませんから。
――「獲るもの」とは、ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)のエース、桜井洋平選手が持つNJKFライト級チャンピオンシップのベルトですね?
山本 とにかくうちの大将に勝ってからでないと大きな口は叩けません。
――西山選手は山本選手に勝つことの先をすでに睨んでいる発言が目立ちます。
山本 もうドンドン言ってほしいですね! そうすればするほど僕の勝利が大きくなりますから。
――ご自分の「ここに注目してほしい」という点は?
山本 僕は特別なパワーもスピードもテクニックもありませんが、絶対に「心」だけは負けません。この武器ががあれば、どんなに強い相手でも勝利を引き寄せることができるんです。
――今年7月23日のNJKFライト級タイトルマッチ、桜井戦の大激闘を見れば、それも納得です。
山本 今回も世界チャンピオンと日本ランカーの試合なわけですから、格の違いは明白。でも、勝負に絶対、100%はありません。ギャンブラーの皆さんには「俺に賭けてくれ!」と言いたいです!(笑)。■■■

西山「小林選手とは2007年1月4日にやりたい」

(12/29 up) J-NETWORKから正月興行のメインを務める西山誠人のインタビューが届いた。今回の山本雅美戦、将来の野望について語っている。(聞き手、文 矢鴨志太/2005年12月20日収録)

――まずは山本雅美選手の印象から。
西山 勝負強い選手ですよね。打たれ強いところも厄介。
――かなりの強敵なのでは?
西山 確かにいい選手ですけれど……。
――つまりは通過点?
西山 山本選手を見下しているわけではなく、そういうことですね。
――WFCA世界スーパーライト級王者のサトルヴァシコバ選手に勝ち、ニュージャパンキックボクシング連盟の大看板、NJKFライト級王者の桜井洋平選手に肉薄した相手だけに、勝敗や試合内容で三段論法(例:山本に完勝すれば桜井より強い?)の材料を提供することになりそうです。
西山 当然、それを狙っていますからモチベーションは高いですよ。
――どんな試合展開になりそうですか?
西山 序盤で倒してしまうよりも折角の5回戦ですから、フルラウンドじっくり戦っ
た上でしっかりとKOしたいですね。今秋(9月21日)の世界戦(カリム・エル・オスロウティに5RKO勝ち)がそうでしたが、あれは気持ち良かった。僕はどうもスタミナがないと思われている節があるので、そこを覆したかったのもあります。
――と言われますと、それだけの根拠がある?
西山 ええ、「格闘クリニック」の二重作拓也先生(スポーツ医学を研究し「選手を強くするトレーニング」を追求する医師)と取り組んでいるプロジェクトで驚くほどの成果を得ています。正直、スタミナには不安がありましたが、先生の指導でコンディションを整えた世界タイトルマッチはしっかり5R戦って結果を出しました。あの試合、勝って世界のベルトを手に入れたことは大きいですが、それとは別にライト級でもフルラウンド動ける身体を作れた事実が収穫でした。今回、更に進化していますよ。
――狙っている技なども?
西山 武器は増えています。単体の技だけではなく、バリエーションの変化であるとか精度を高めるといったことでもありますし……これ以上はシークレットで(笑)。
――この試合に勝てば、否応でも桜井選手などライト級前後のトップ選手たちから注目されることになります。
西山 えっ、まだ注目されてないんですか? 桜井戦良いですねぇ。こちらから向こう(NJKF)に乗り込んで行ってやりますよ!
――今年3月13日、2ラウンドTKOで激勝した木村允(マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟のエースと目されているMA日本ライト級王者)戦の再現ですね?
西山 相手のホームに乗り込んでKOすれば、これ以上ない完勝ですからね。桜井戦も同様に。
――その他で狙っている選手は?
西山 大月晴明選手(WPKC世界ムエタイ・ライト級王者)、石井宏樹選手(新日本ライト級王者)、その他、団体の看板を背負うベルトを巻いている選手は全て。そして小林聡選手。
――小林選手だけ別枠の言われ方ですね。
西山 ステータス云々は関係なく、あの人とはやりたい。怖いですよ、あの殺気。それをリング上で相対して感じ取れば、今まで自分にはないアビリティ(能力)が手に入る気がするんです。自分としては2007年1月4日にやりたいです。
――そして、最終目標は?
西山 まだ見えないですね。あえて言えばメジャーデビュー。K-1 WORLD MAXなどで活躍する選手以上に有名になりたい。それと世界のベルトをあと三本くらいはコレクションするのもいいかな(笑)。
――ところで、同じ日、ダブルメインとして白鳥忍選手が参戦することが決まりました。
西山 えっ!……初耳です。マジですか?……それは穏やかじゃないですね……(※西山は6月に白鳥に敗れている)。山本選手、危ないですよ。
――それは白鳥戦と並ぶことでよりモチベーションが高まり、山本選手を痛烈に倒してのけるということですか?
西山 ご想像におまかせします……。■■■

2006年ラウンドガールコンテスト予選結果

 インターネット投票で行われた2006年ラウンドガールコンテスト予選となる人気投票が12月25日に締め切られ、上位10名が1月9日興行で行われる最終予選に進出することとなった。投票結果は公式サイトに掲載されている。

白鳥忍参戦。Sライト級王者・喜入が迎撃

(12/21 up) J-NETWORKスーパーライト級王者・喜入衆の相手が、前全日本ライト級王者の白鳥忍に決定した。
 白鳥は大月晴明と並ぶ全日本キックのライト級強豪。6月には古巣・MAキックでJ-NETのエース・西山誠人を5R圧倒し判定で下している。現在、全日本王座は返上し、ウェルター級の頂点、さらにはK-1 MAX進出を視野に入れる。
 対する喜入は次代のJ-NETエースとして期待され、05年は強豪タイ人との連戦で経験を積んだ。11月の大阪大会でシュートボクシングの関本宏に判定0-2で敗れる失態を犯してしまったが、怪物・白鳥を破れば、汚名挽回どころかJ-NETのエースの称号さえ手に入る大チャンスだ。

ラウンドガール人気投票で現金3万円ゲット! (終了)

 新春興行を1月9日に控えたJ-NETでは現金3万円が当たるクリスマスプレゼントキャンペーンを実施中。2006年採用のラウンドガールを決定するコンテストが同興行で行われるが、第1次予選をインターネット投票で行う。キレイ系、カワイイ系、ナイスバディ系、選り取り見取りの20名から1名を選んで投票。1月9日に10名に絞られたラウンドガールをお披露目して、観客投票で2名を決定する。人気ナンバー1に輝いた娘に投票された方の中から抽選で1名に現金3万円を進呈!
 応募はJ-NET公式サイトより。締め切りは12月25日。お一人様一票のみ。当選者は厳正な抽選の上、同ホームページで発表する。

修斗世界バンタム級2位・漆谷がキック初挑戦

(12/16 up) プロ修斗世界バンタム級(56kg)2位の漆谷康宏(和術慧舟會RJW:写真)がJ-NETのリングでキックボクシングに初挑戦することが決まった。総合での実績が考慮され、肘有りのサバイバルマッチ1(3分3R+延長1R)で、いきなりランカーの大原清和(レグルス池袋/J-NETバンタム級4位)と対戦する。契約体重は55kg。

梶原の相手決定

(12/14 up) 追加7試合が下記一覧のとおり発表された。ライト級では梶原龍児(チームドラゴン/3位) vs. 黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/4位)が決定。梶原はボクシングで東洋太平洋ランク入りした実力者だが、キック転向後は3回戦から地道に経験を積み、今年6月にJ-NETライト級新人王決定トーナメントを制覇。9月大会ではMAキックの新鋭・壮泰に敗れたものの、好勝負で会場を湧かせた注目株だ。

MAX宮沢キックデビュー

 今回の3回戦ではDEEPなどで活躍中のプロレスラー、MAX宮沢のキックデビュー戦が実現。「男なら思い切り殴る蹴るだけで戦ってみたいじゃないですか!」という思いからキック挑戦を決意。相手はDEEPで引き分けたことのある鬼木貴典の弟分、たけむら光一に決まっている。プロボクシング2戦2勝など打撃の下地で一歩リードしているたけむらに対し、宮沢が総合の豊富な経験をどう活かすか

スカイ・A中継が2時間に拡大

 スカイ・A「J-KICK」での録画中継が好評につき、2006年より1時間半から2時間枠に増強される。第1回は1月14日(土)16:30〜18:30、リピートは1月19日(木)23:00〜25:00ほか。

西山、NJKF山本とテクニシャン対決

(11/24 up) J-NETの新年第1弾興行で、WFCA世界&J-NETWORKライト級王者の西山誠人が、NJKFライト級1位の山本雅美と対戦することが決まった。2005年のキックボクシング・ライト級戦線で話題を振りまいた選手同士による旬な一戦だ。大会名もライト級対決に引っかけ、60年代のロックバンド・ドアーズのヒット曲「Light my fire」を引用している。
 西山は3月、MAの木村允との王者対決でTKO勝利。6月には全日本王者(当時)白鳥忍相手に判定負けを喫したが、9月のJ-NET興行では念願の世界タイトル奪取に成功した。当初ぶち上げた「他団体王者狩りツアー」も「他団体世界王者狩りツアー」にグレードアップ。その前に無冠の相手との対戦だが、西山は意外な曲者を迎え撃つこととなる。
 山本は今年から火ぶたを切った全日本とNJKFの対抗戦をきっかけにブレイクした選手。5月に全日本1位のサトルヴァシコバと対戦し、下馬評を覆し見事TKO勝利をおさめた。7月には桜井洋平の持つNJKF王座に挑戦し、2-0で惜敗しながらも桜井を何度も追いつめ大いに株を上げた。
 両者とも得意技は肘。山本の方がムエタイ寄りでスタイルは少し違うが、パンチに頼らず、蹴りや膝を駆使する点は似ている。単なるトップ選手同士の対決に留まらず、新年らしく、おせち料理のようにキックボクシングの多彩な味が楽しめる一戦となりそうだ。(井原芳徳)

 

J-NETWORK "GO! GO! J-NET '06 〜Light my fire!〜"
2006年1月9日(月/祝) 東京・後楽園ホール
開場・17:00 開始・17:15
(スカイ・A「J-KICK」にて録画中継。第1回放映 06年1月14日(土)16:30〜18:30)

■決定カード

第13試合 ダブルメインイベント2 62.5kg契約 3分5R
西山誠人(アクティブJ/WFCA世界&J-NETライト級王者)
山本雅美(北流会君津ジム/NJKFライト級1位)

第12試合 ダブルメインイベント1 66kg契約 3分5R
白鳥 忍(高橋道場/前全日本ライト級王者)
喜入 衆(ソーチタラダ渋谷/J-NETスーパーライト級王者)

第11試合 ライト級 サバイバルマッチ1(3分3R+延長1R)
梶原龍児(チームドラゴン/J-NETライト級3位)
黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETライト級4位)

第10試合 55kg契約 サバイバルマッチ1(3分3R+延長1R)
中西志東(アクティブJ/J-NETバンタム級3位)
長崎秀哉(ウィラサクレック・フェアテックス・ジム/J-NETバンタム級5位)

第9試合 55kg契約 サバイバルマッチ1(3分3R+延長1R)
大原清和(レグルス池袋/J-NETWORKバンタム級4位)
漆谷康宏(和術慧舟會RJW/修斗世界バンタム級(56kg)2位)

第8試合 ウェルター級 3分3R
塩野剛司(ウィラサクレック・フェアテックス・ジム)
渡辺雅和(チームドラゴン)

第7試合 ウェルター級 3分3R
ISAO(ティダマンディ八王子)
田中秀弥(POWER-X)

第6試合 ヘビー級 3分3R
MAX宮沢(荒武者総合格闘術)
たけむら光一(チーム・バルボーザ・ジャパン)

第5試合 58kg契約 3分3R
木村孝明(レグルス池袋)
細川裕太(OGKF烈拳会)

第4試合 フライ級 3分3R
弘中雅人(ウィラサクレック・フェアテックス・ジム)
鈴木将之(アクティブJ)

第3試合 ライト級 3回戦
濱島康大(はまっこムエタイジム)
瀬尾高晃(ブリザードジム)

第2試合 フェザー級 3分3R
炎出丸[ひでまる](スクランブル渋谷)
小泉智史(ブリザードジム)

第1試合 75kg契約 3分3R
竹本雄一(山木ジム)
小澤和樹(ブリザードジム)

※選手の怪我などによりカードの変更や中止が余儀なくされる場合がございますのでご了承ください。

◆チケット料金(カッコ内は当日料金)
SRS席 ¥9,000(¥10,000)
RS席 ¥7,000(¥8,000)
S席 ¥5,000(¥6,000)
A席 ¥4,000(¥5,000)
立見(当日のみ販売)¥3,500
※当日券は16:00より発売

◆チケット販売所
チケットぴあ
J-NETWORK各ジム
J-NETWORK興行部(下記)& 公式ホームページ

◆お問い合わせ
J-NETWORK株式会社 興行部
〒154-0024 東京都世田谷区三軒茶屋2-14-12 三元ビル5F
TEL 03-3419-0536 FAX 03-3410-1420
公式ウェブサイト http://www.kickboxing.co.jp/

Last Update : 01/03 14:30

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