BoutReview
記事検索 by Google

(レポ&写真) [J-NETWORK] 9.21 後楽園:西山&寒川が王座奪取

J-NETWORK "GO! GO! J-NET '05 〜SKY HIGH〜"
2005年9月21日(水) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
  ◆スカイ・Aにて9/26(月)23:30〜25:00に放映(再放送9/29(木)20:30〜22:00ほか)

  ※サバイバルマッチ1は3分3R・延長1R。延長Rはマスト判定

第7試合 メインイベント WFCA世界ライト級王座決定戦 3分5R
×カリム・エル・オスロウティ(オランダ/ドージョー・カマクラ)
○西山誠人(アクティブJ/J-NETWORKライト級王者)
5R 1'28" KO (顔面への膝蹴り)

※西山が新王者に
※肘打ち、バックハンドブロー禁止。インターバル90秒

 西山は序盤から右フックをうまく当て、ローもじわじわ効かせ攻勢。だがゴルドーの弟子オスロウティはタフさを発揮し、なかなか倒れない。ジャッジの1人はオランダ人。判定になったらわからない。試合を支配しているのは西山だが、決定的な差のないまま5Rに突入する。
 パンチとローでラッシュした場面、西山は「試合前のシャドーで冴えていた」という首相撲からの膝蹴りをこの日初めて連打。このヒラメキが見事的中し、オスロウティは撃沈。西山は文句無しのKO勝利で世界王座をもぎ取った。
 西山は「他団体『世界』王者狩り」ツアーにも意欲。夢のカードがこれからもどんどん見られそうだ。

第6試合 セミファイナル J-NETWORKミドル級タイトルマッチ 3分5R
×山内哲也(アクティブJ/王者)
○寒川直喜(バンゲリングベイ/1位)
判定0-3 (山中46-50/石川47-50/小川47-50)

※寒川が新王者に

 1Rから山内は左まぶたを切り苦境に。2R寒川は上下左右に蹴りを打ち分け攻勢。3Rもパンチの連打で追い詰める。4Rはやや山内が盛り返したが、5Rには再びパンチの連打で攻勢。ダウンこそ奪えなかったものの、終始試合を支配した寒川が新王者となった。寒川はJ-NETウェルター級王者の我龍真吾との対戦を希望した。

第2試合 ライト級 サバイバルマッチ1
○壮泰[そうた](士道館橋本道場/MA日本ライト級5位)
×梶原龍児(チームドラゴン/J-NETWORKライト級8位)
4R 判定3-0 (少10-9/山中10-9/小川10-9)

3R 判定0-1 (少29-30/山中30-30/小川30-30)

 MA期待のスーパーツインズの兄・壮泰と、今ノリに乗っているチームドラゴンの成長株の梶原の対決は、この日一番の好勝負に。
 元ボクシング東洋太平洋ランカーの梶原は、重みとスピードのある右フック、ストレート、左ボディで壮泰を苦しめる。とはいえパンチだけでなく、コンビでスムーズにローにつなぐことができ、キックへの適応度の高さが感じられる。一方の壮泰は梶原のパンチで一瞬顔をゆがめるが、それでも一歩も退くことなく、左右のミドルをバンバンと蹴り応戦。弟の山本佑機同様、ロー、膝、前蹴り等も使い分け、梶原に負けじとパンチを当てる場面も。
 熱い打ち合いは観客のハートをつかみ、会場は「もう1R見たい」というムード。その期待どおり試合は延長戦に突入する。これまで同様、蹴りとパンチの勝負となりどちらも一歩も引かなかったが、ミドルを蹴りまくりヒット数で勝った壮泰に軍配が上がった。

第5試合 ウェルター級 サバイバルマッチ1
○喜入 衆(ソーチタラダ渋谷/J-NETWORKスーパーライト級王者)
×左 禅丸(レグルス池袋/J-NETWORKウェルター級5位)
1R 2'37" KO (顔面への膝蹴り)


 軽いローの打ち合いの後、喜入が蹴り足をつかんでの左ストレートでダウンを奪取。その後、左がコーナーで倒れたところ、顔面に喜入の膝がヒット。レフェリーは反則を取らず、喜入のKO勝ちとなった。

第4試合 J-NETWORKヘビー級王座決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ1
×長谷川康也(アクティブJ/1位)
○馬場伸孝(山木ジム/2位)
3R 判定 0-3 (少28-30/小川28-30/石川28-30)

第3試合 J-NETWORKヘビー級王座決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ1
×富樫龍一(梁山泊/3位)
○天昇山(フリー)
3R 判定0-2 (石川30-30/少29-30/松本29-30)
※11.6後楽園ホール大会で決勝戦を実施

第1試合 ヘビー級 サバイバルマッチ1
○澤屋敷純一(チームドラゴン)
×池田強宏(烈拳会)
1R 1'42" KO (3ダウン:右パンチ)

 スピード、技術、パワー、全ての面で勝る澤屋敷が、膝と右フックで立て続けにダウンを奪い完勝した。

J-GIRLS第2試合 フライ級 2分3R
○グレイシャア亜紀(ソーチタラダ渋谷/J-NETWORKレディース1位)
×田中佑季(正心会館)
判定3-0 (30-28/30-28/30-29)

 急遽出場の決まった田中は、新空手の選手らしく重みのあるパンチで前に出る。なかなか主導権を握ることができなかったグレイシャアだが、右ローでしっかりと応戦。3Rには組み付いての膝蹴りを何発も当て、勝利をもぎ取った。試合後マイクを持ったグレイシャアは「来年は世界タイトルマッチを組んでもらえるよう、体を作っていきます。ジェット・イズミ選手も戦わないといけない相手だと思っています」とアピールした。

J-GIRLS第1試合 56.5kg契約 2分3R
×佐々木仁子(チームドラゴン)
○せり(SOD女子格闘技道場)
判定0-2 (28-28/28-30/28-30)

 1Rにせりが右ストレートでダウンを奪う。だが2R以降は佐々木がパンチと蹴りの手数で勝り反撃。破れはしたものの、猛威を振るう男子のチームドラゴン勢に引けを取らない熱いファイトを繰り広げた。

Last Update : 11/25 00:06

[ Back (前の画面に戻る)]



TOPPAGE | REPORT | CALENDAR | REVIEW | XX | EXpress | BBS | POLL | TOP10 | SHOP | STAFF

Copyright(c) 1997-2005 MuscleBrain's. All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。