[K-1 WGP] 3.27 埼玉：曙×武蔵、張り手OKの特別ルールに

FEG "アルゼ K-1 WORLD GP"　3月27日(土) さいたまスーパーアリーナ　【→カード＆チケット情報】　[→掲示板スレッド]

▼ (3/26 up) 曙の相撲技の張り手（オープンブロー）解禁要求を武蔵が了承し、この試合に限り「K-1特別ルール」として採用されることが26日の大会前日記者会見で発表された。
　この試合を裁く角田信朗K-1競技統括プロデューサーは25日夜武蔵と会談。のど輪、ぶちかまし、かち上げ、張り手といった相撲技と現行のK-1ルールを照らし合わせ、バッティング、肘打ち、サミング（目に指が入る状態）、後頭部への打撃といった発生しうる反則を厳しくチェックするという条件付きで、一部の相撲技の解禁を決めた。角田Pは「僕の立場としては認めたくなかったが、一番大事なのは選手同士が承認していること。ルールを杓子定規に守るのではなく、最大限に活かしてあげるのが僕らの仕事だと思っている。相手を傷つけるスポーツなので、もちろん安全面には厳重な配慮をする」と語った。
　当日券は14時より全席種発売。大会の模様はフジテレビ系列で当日19:00-21:24、CSのフジテレビ721で16:30-21:30に放送される。（井原芳徳）

ボンヤスキー欠場。ホーストはバイラミと対戦

▼ (3/25 up) アーネスト・ホーストとの新旧GP王者対決を予定していたレミー・ボンヤスキーが、背筋部分断裂および右足アキレス腱損傷により全治1カ月と診断され、惜しくも欠場となってしまった。
　ボンヤスキーは3週間前にインフルエンザにかかり体調を崩した。完治するとすぐにトレーニングを再開したが、先週末のトレーニング中、昨年ワールドGP決勝大会で痛めていた背筋を部分断裂。さらに右足アキレス腱も損傷してしまった。ボンヤスキーは怪我が治り次第ホーストと戦う意向で、6/6名古屋か7月の韓国大会(予定)で実現される模様だ。
　代わってセコンドとして来日しているジャビット・バイラミがホーストと対戦する。両者は99年10月のGP開幕戦と01年3月のオランダの2HOT2HANDLEで対戦し、いずれもホーストが判定勝ちをおさめている。

サップ、KOTCヘビー級1位選手と対戦

▼ (3/23 up) ボブ・サップの対戦相手が、カリフォルニアの金網MMA大会・キング・オブ・ザ・ケージ（KOTC）ヘビー級1位・セス・ペトルゼリ（Seth Petruzelli）に決まった。ペトルゼリは79年12月3日生まれ、183cm、111kg。「シルバーバック（マウンテンゴリラのボス）」の異名を持つ。州王者にもなったレスリングと空手をベースに、MMA戦績5勝2敗。デビュー直後の01年6月にはガン・マッギーにヒールホールドで敗れたが、以降5連勝中。1月のKOTCではダン・スバーンに判定3-0で勝利している。今回はK-1ルールだが、キックボクシングのキャリアは不明。

サップ急遽出場。セフォー負傷欠場

▼ (3/18 up) ボブ・サップがK-1ルールで出場することが急遽決定した。K-1マッチをしばらく封印する予定だったサップだが、14日の新潟大会のMMAが、スミヤバザルの負傷リタイヤにより不完全燃焼に終ったため連続出場を志願したという。相手は未定。
　レイ・セフォーが練習中に右前腕部を負傷し全治2カ月と診断されたため欠場する。セフォーと対戦予定だったアジス・カトゥは、フランソワ・ボタと対戦する。他にもシャノン・ブリッグス vs. トム・エリクソン、シリル・アビディ vs. 堀啓が追加された。アビディかブリッグスと対戦で調整中だったマーク・ハントはラインナップから消えている。
　試合順も発表され、ボンヤスキー vs. ホーストの新旧王者対決の後に、イグナショフ vs. ウィリアムス、サップ戦、武蔵 vs. 曙が続く。全試合3分3R、最大延長2Rで行われることも決定。
　なお、曙が武蔵戦で張り手を使わせて欲しいと語っていることについて、谷川貞治イベントプロデューサーは「目潰しが偶然起こる恐れもある」としながらも、「100歩譲って武蔵が合意すれば特別ルールでやってもいい」と語っており、今後武蔵も交えたルールミーティングで調整される。

曙×武蔵が実現。レミー×ホースト正式決定

▼ (2/19 up) K-1を主催するFEGは19日、東京のフジテレビで会見を行い、さいたま大会の全8試合のうち6試合を発表した。

武蔵 vs. 曙
アーネスト・ホースト vs. レミー・ボンヤスキー
アレクセイ・イグナショフ vs. カーター・ウィリアムス
レイ・セフォー vs. アジス・カトゥー
マイク・ベルナルド vs. ヤン・“ザ・ジャイアント”・ノルキヤ
ジェレル・ヴェネチアン vs. セルゲイ・グール
シリル・アビディ vs. 未定
シャノン・ブリッグス vs. 未定
（マーク・ハントはアビディかブリッグスと対戦で調整中）

　昨年大みそかのDynamite!!でK-1デビューを果たした元大相撲横綱・曙の第2戦の相手は、K-1日本人エースの武蔵に決定。サップ戦は瞬間最高視聴率43%を記録したが、今回は裏に紅白歌合戦のような人気番組がなく、サップ同様お茶の間の知名度の高い武蔵が相手ということで、前回並の視聴率をはじき出してもおかしくはない。
　会見で曙は「去年のGPで準優勝した武蔵選手と当たれて光栄です。自分は元横綱ですが、チャレンジャーとして、武蔵選手に胸を借りるつもりで一生懸命やりたいと思います」と謙虚に意気込みを語った。受けて立つ武蔵は「沖縄の試合が終ったばかりで、作戦はまだ考えていない」としながらも、「体重差をかわす、武蔵流を使うだけ」「沖縄のガムリン戦では闘牛士ファイトを見せたんで、今回は“ハイパー闘牛士”として戦いますよ」と宣言した。だが谷川貞治K-1イベントプロデューサーは「武蔵選手はいつものローを蹴る武蔵流を貫くのではなく、面白い試合をして、最後はハイキックで倒して欲しい」と語り、試合内容に注文を付けた。

　武蔵×曙をボーナストラックと考えれば、“純K-1”のメインはレミー×ホーストの新旧王者対決だろう。11日の会見の時点で既に谷川プロデューサーはこのカードの構想を示していたが、レミーが沖縄での中迫戦を難無くクリアしたことで正式発表となった。この日今年のGPのスケジュールも発表した谷川Pは「ホーストがレミーに勝ったら、ホーストは開幕戦確定でしょう」と発言。今年のGP戦線を占う上で重要な試合となる。
　イグナショフ×カーターも谷川Pが「将来のGP決勝対決」と自信を持って組んだカード。セフォー×カトゥーは迫力あるパンチ戦となりそう。ベルナルド×ノルキヤはスティーブスジムの元同門対決。現時点揃った6試合で既に、K-1の持つエンターテイメント性と競技性の両方が十分発揮されており、11日の時点で谷川Pが語ったとおり、「K-1の現時点の底力」の感じられる大会となりそうだ。曙が目当ての視聴者にも、レミー×ホーストを筆頭とした“純K-1”の魅力が伝われば、格闘技のスポーツとしての認知度向上が期待できる。
　チケットは21日(土)より一斉発売。大会の模様はフジテレビ系列で当日19:00-21:24、衛星波のフジテレビ721で16:30-21:30に放送される。（井原芳徳）


レミー×ホースト実現か？純K-1色濃い大会に

▼ (2/11 up) 谷川貞治K-1イベントプロデューサーは11日都内で記者会見を行い、今年初のK-1ワールドGPシリーズの大会を3/27(土)さいたまスーパーアリーナで開催することを発表した。
　現時点の出場予定選手はレミー・ボンヤスキー、アレクセイ・イグナショフ、シリル・アビディ、アーネスト・ホースト、マーク・ハント、レイ・セフォー、ジェレル・ヴェネチアン、マイク・ベルナルド、ヤン・“ザ・ジャイアント”・ノルキヤ、カーター・ウィリアムス、シャノン・ブリッグス、アジス・カトゥー、ピーター・ボンドラチェックの豪華メンバー。
　ボンヤスキーが2/15のK-1 JAPAN沖縄大会の中迫戦を問題なくクリアした場合、谷川Pはホーストとの新旧王者対決を組みたいという考えを示している。「いわばK-1のリアルチャンピオンのベルトを賭けるような試合」と谷川Pもこの試合を位置付けており、実現すれば大きな話題を呼ぶだろう。さいたまスーパーアリーナの座席配置は、K-1では初の35,000人規模のスタジアムバージョンを採用。谷川Pは「マッチメイクは勝負論にこだわる。今やったらどっちが強い？というカードを組みたい。K-1の現時点の底力を出せる大会にする」と語っており、いわゆる“純K-1”色の濃い興行となりそうだ。
　谷川Pは曙にも正式出場オファーを出す意向を表明。ボブ・サップはMMAでの頂点を目指す考えで、全試合K-1ルールの今大会は欠場の方向だ。
　カード及び今年のワールドGPシリーズのスケジュール等は来週発表を予定。
　チケット先行発売は2/15(日)10:00- K-1オフィシャルサイト（ケータイ端末含む）にて。一般発売は2/21(土)10:00- 各種プレイガイドにて。（井原芳徳）

FEG "アルゼ K-1 WORLD GP 2004 in SAITAMA"
2004年3月27日(土) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ
（JR京浜東北・高崎・宇都宮線「さいたま新都心」すぐ／JR埼京線「北与野」7分）
開場・14:30　開始・16:30


第9試合　K-1特別ルール (張り手OK)　3分3R(最大延長2R)
武蔵（日本／正道会館）
曙（日本／チーム・ヨコヅナ）

第8試合　K-1ルール　3分3R(最大延長2R)
アーネスト・ホースト（オランダ／ボスジム）
ジャビット・バイラミ（スイス／チーム・アンディ）

第7試合　K-1ルール　3分3R(最大延長2R)
アレクセイ・イグナショフ（ベラルーシ／チヌックジム）
カーター・ウィリアムス（米国／チーム・ブードゥーUSA）

第6試合　K-1ルール　3分3R(最大延長2R)
ボブ・サップ（米国／チーム・ビースト）
セス・ペトルゼリ（米国）

第5試合　K-1ルール　3分3R(最大延長2R)
シャノン・ブリッグス（米国）
トム・エリクソン（米国／フリー）

第4試合　K-1ルール　3分3R(最大延長2R)
フランソワ・“ザ・ホワイトバッファロー”・ボタ（南アフリカ／スティーブスジム）
アジス・カトゥ（ベルギー／センタージム）

第3試合　K-1ルール　3分3R(最大延長2R)
マイク・ベルナルド（南アフリカ／クリボジム）
ヤン・“ザ・ジャイアント”・ノルキヤ（南アフリカ／スティーブスジム）

第2試合　K-1ルール　3分3R(最大延長2R)
ジェレル・ヴェネチアン（オランダ／ボスジム）
セルゲイ・グール（ベラルーシ／SWA掣圏道協会）

第1試合　K-1ルール　3分3R(最大延長2R)
シリル・アビディ（フランス／チャレンジ・ボクシング・マルセイユ）
堀　啓（日本／チームドラゴン）



＜入場料金＞　※当日券は14時より発売
SRS席 32,000円　RS席 20,000円　S席10,000円　A席6,000円

＜チケット販売所＞
◆2月15日(日) AM10:00〜　先行発売
K-1オフィシャルサイト（Web/i-mode/EZweb/Vodafone Live!）

◆2月21日(土) AM10:00〜　一斉発売
チケットぴあ【特電】0570-02-9994
CNプレイガイド【特電】03-5802-9933
ローソンチケット【特電】0570-06-3036
キョードー東京 【特電】TEL：03-5720-9922
※0570から始まる番号は1部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可となります。

◆2月22日(日) AM10:00〜　一斉発売
チケットぴあ TEL：0570-02-9977
CNプレイガイド TEL：03-5802-9999
ローソンチケット TEL：0570-06-300
キョードー東京 TEL：03-3498-9999
※0570から始まる番号は1部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可となります。

◆チケットに関するお問い合わせ先： キョードー東京 �TEL：03-3498-9999

◆大会に関するお問い合わせ先：
　(株)FEG　 TEL：03-3796-5060／FAX03-3796-2978

Last Update : 03/26