UFC 2.18 ラスベガス(レポ):フライ級10位のエリン・ブランチフィールド、元ストロー級王者のアンドラージに裸絞めで一本勝ちし一気に上位へ。シェフチェンコの王座挑戦熱望
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UFC Fight Night: Andrade vs. Blanchfield
2023年2月18日(土/現地時間)米国ネバダ州ラスベガス:UFC APEX
レポート:井原芳徳
第11試合 メインイベント 女子フライ級 5分5R
×ジェシカ・アンドラージ(3位、ストロー級6位・元王者)
○エリン・ブランチフィールド(10位)
2R 1’37” 裸絞め
アンドラージは19年にUFCストロー級王者となり、同年の初防衛戦で王座陥落。20年からはフライ級に階級を上げて戦い、ワレンチナ・シェフチェンコのフライ級王座にも挑んだが敗れた。その後はストロー級での1試合含め3連勝中。1月21日のUFC 283でローレン・マーフィーに判定勝ちしたばかりだが、今大会をフライ級1位のタイラ・サントスが欠場することになり、1週間前に急きょアンドラージの出場が発表された。
ブランチフィールドは柔術を7歳から習い黒帯を持つ寝業師で現在23歳。女子MMA大会のインヴィクタで活躍後、21年9月からUFCに上がり、UFC 4連勝、2連続一本勝ちと勢いに乗っており、今回は準備・対策が不十分だったであろうアンドラージを、見事な寝技で攻略する。
向き合った印象では、ブランチフィールドの方が一回り大きく見える。1R、開始すぐから中央でお互い距離を詰めパンチを当てるが、ブランチフィールドは右フックを振りながら詰めて組み付く。ブランチフィールドは押し込んだ後、テイクダウンに固執せず離れるが、打撃戦に戻っても的確に右ストレート等のパンチを当て続ける。アンドラージはプレッシャーをかけるが、ブランチフィールドのパンチに反応できていない様子。自身のパンチも振りが大きく、軽々とブランチフィールドにステップでかわされてしまう。終盤、ブランチフィールドは右ストレートをもらう場面もあるが、最後は組み付いてテイクダウンを狙って終える。記者採点はブランチフィールド。ジャッジは割れたが、2者が順当にブランチフィールドにつける。
2R、アンドラージがプレッシャーをかけ続けるが、ブランチフィールドがステップでかわし続けると、アンドラージがパンチを振ったタイミングで組み付き、両脇を差した状態から足を掛けてテイクダウンに成功する。ブランチフィールドはトップを取ると、休まず素早くハーフガード、サイドポジションと足を動かす。ブランチフィールドはサイドで押さえた状態から、アンドラージの首を抱えて背中を向けさせると、すぐさま背後から裸絞めを仕掛ける。バックマウントになってアンドラージの体を伸ばして完璧に極めると、アンドラージは落ち、ブランチフィールドの一本勝ちとなった。
今後、女子フライ級はどんな展開に#UFCVegas69 pic.twitter.com/W7ZGADtlpv
— UFC Japan (@ufc_jp) February 19, 2023
見事ビッグネームのアンドラージに完勝したブランチフィールドはインタビューで、フライ級王座挑戦を希望した。現王者・シェフチェンコは、18年12月に王座に君臨してから昨年6月までで、UFC女子史上最多連続防衛記録となる7度の防衛を果たしている。3月4日(現地時間)のラスベガスでのUFC 285でのアレクサ・グラッソとの8度目の防衛戦を控えており、1月末から3週間、日本で練習し、ちょうど昨日のDEEP JEWELS新宿大会でも、メインイベントで勝利した中井りんが対戦を希望したことでも話題になっていた。
第10試合 セミメインイベント ライトヘビー級 5分3R
×ジョーダン・ライト
○ザック・パウガ
判定0-3 (27-30/27-30/28-29)
第9試合 ヘビー級 5分3R
×ジョシュ・パリジアン
○ジャマール・ポーグス
判定0-3 (27-30/27-30/28-29)
第8試合 ライトヘビー級 5分3R
×ウィリアム・ナイト
○マルチン・プラフニオ
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
第7試合 ライト級 5分3R
×ジム・ミラー
○アレクサンダー・ヘルナンデス
判定0-3 (27-30/27-30/28-29)
第6試合 ライト級 5分3R
○ナジム・サディコフ
×エヴァン・エルダー
3R 0’38” TKO
第5試合 女子バンタム級 5分3R
×リナ・ランズバーグ(2位)
○マイラ・ブエノ・シウバ(14位)
2R 4’46” 膝十字固め
第4試合 フェザー級 5分3R
○ジャマル・エマース
×フセイン・アスカボフ
判定3-0 (30–27/30–27/30–27)
第3試合 ライトヘビー級 5分3R
×オヴィンス・サン・プルー
○フィリペ・リンス
1R 0’49” KO
第2試合 ウェルター級 5分3R
○A.J.フレッチャー
×テンバ・ゴリンボ
2R 1’37” フロントチョーク
第1試合 フライ級 5分3R
○クレイトン・カーペンター
×フアンカミロ・ロンデロス
1R 3’13” 裸絞め